最終更新日:2025/4/1

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 不動産

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 5年目以内
  • 土木・建築系
  • 企画・マーケティング系
  • 技術・研究系

帰還困難区域を、 再び人が暮らすまちへ

  • 真鍋 耀平
  • 2018年入社
  • 創造理工学研究科建設工学専攻
  • 福島震災復興支援本部 復興支援部 双葉復興支援事務所 工事課
  • 双葉町中野地区・駅西地区における設計協議及び工事の施工調整

会社・仕事について

現在の仕事
  • 部署名福島震災復興支援本部 復興支援部 双葉復興支援事務所 工事課

  • 仕事内容双葉町中野地区・駅西地区における設計協議及び工事の施工調整

現在の仕事内容

2020年3月、双葉駅と、駅へのアクセス道路を含む区域に対する避難指示が解除されました。JR常磐線も全線開通を果たし、それは地元にとって希望の光となりました。そしてほぼ同時期に、URは双葉駅の西側の工事に着手しました。URが手がける領域は、インフラ、住宅、商業・業務施設など多岐にわたりますが、私の担当はインフラと宅地の一体的な基盤整備。2022年秋に予定されている居住開始(まちびらき)に間に合うよう、さまざまな関係者の意見を取りまとめながら、工事の進捗管理や関係者間の調整を行っています。限られた工期の中、全体を俯瞰しながら課題を抽出し、臨機応変に対応することには難しさもありますが、住民の方々が予定通りに生活を取り戻せることを願い、全力で取り組んでいます。


今の仕事のやりがい

現在、私の工事エリアには誰も住んでいません。しかし、工事の作業エリアを確保するために、地権者に事情を説明して土地をお借りすることがあります。既に福島を遠く離れて生活している方も多いのですが、まちが復興すれば再びここで暮らす日が来るかもしれない。そんな方々から聞く「ご苦労さま。ありがとう」の言葉は、仕事の意義を思い起こさせてくれる、かけがえのないものだと感じています。また入社前から分かっていたことですが、「事業全体を俯瞰・調整することがURの役目である」、いざ自分がその立場になるといまだに緊張感を覚えます。ただ、入社直後から様々な経験を積み重ねたおかげで、今の業務にも対処できていると思います。たとえば、1年目に経験した都市再生事業。再開発に向けた建物解体の条件決めや建物解体にあたってのコスト算出を担当した際、多くの発注先との調整に不安を覚えました。そこで始めたのが、丁寧な資料作成。情報を関係者にしっかり共有し、正しく理解してもらえるよう心がけたのです。それだけが理由ではありませんが、業務が無事に完了した時の達成感は格別でした。こうした経験が積み重なって、今の私があるのだと思います。


この会社に決めた理由

都市部の空き家問題が大学院での研究テーマでした。空き家の解消には、暮らしに必要不可欠な医療福祉環境の改善が有効ではないかと考え、研究しました。やがて就活の時期を迎え、私はURの地域医療福祉拠点化への取り組みを知りました。私自身が抱えていた問題意識と重なる部分も多く、非常に共感しました。また、職員の方々にお会いする中で、仕事に対する真摯な姿勢を目の当たりにし、「こういう人たちと一緒に働きたい」と、強く感じたことを覚えています。


当面の目標

もともとは団地と地域医療をつなぐような仕事に関わりたいと思っていました。しかし、都市再生や災害復興を経験した今、分かったのは「事業分野にこだわる必要などない」ということ。どの分野においても、私たちURの仕事は課題解決にほかなりません。課題解決のために必要なのは、多角的な視点と広い視野です。まだ都市再生と震災復興の2部門しか経験していませんが、それぞれの視点から浮かび上がる課題の違いに、日々気付かされているところです。まずは新たなスタートを切る双葉町をしっかりと見届け、その後は視点と視野をさらに鍛えて、よりよい提案ができるように成長したいと思います。


会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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