最終更新日:2025/8/7

三甲(株)

業種

  • 化学
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • リース・レンタル
  • 物流・倉庫
  • プラスチック

基本情報

本社
東京都、岐阜県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

日本の物流を支える<プラスチック物流機器>メーカー

  • 化学系 専攻の先輩

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さまざまなフィールドで活躍する社員を大解剖!

学生の間で知名度は低くても、産業界ではよく知られた企業があります。「サンコー」こと三甲株式会社もそのひとつ。プラスチック物流機器の業界No.1メーカーとして、さまざまなニーズに応えたonly1の製品づくりにチャレンジしている3名の社員に話を伺いました。

2018年入社 商品設計部 T.Sさん
2009年入社 生産技術部 Y.Tさん
2015年入社 東京支店 S.Nさん

【商品設計】お客様の課題に真摯に寄り添い、新しいアイディアを生み出していく。(T.Sさん)

<入社のきっかけ>
大学では環境材料工学という分野を専攻し、金属をはじめとするさまざまな素材について学んでいました。あらゆるモノのベースとなる材料に関する勉強をしていたため、プラスチックという素材を扱う仕事にはかねてから興味があり、入社を決意しました。
<仕事内容>
お客様のニーズ確認、素材選定、製図、評価試験、お客様への提案、金型製作など、製品を開発するフローすべてが自分の仕事です。
<仕事で心がけていること>
新製品の設計に当たる際は、多種多様なプラスチックの中から、素材の個性を見極め、最適なものを選び出すようにしています。しかし、自分の経験だけではまだまだ完璧な見極めは難しく、先輩方の意見を聞きながら知識を蓄えている真っ最中です。幸い私は分からないことを聞くのが苦にならない性格で、なんでもすぐに質問しています。周りの先輩は聞きやすい雰囲気の人ばかりで、とても良い環境です!
<ワークライフバランスへの取り組み>
社員専用のコミュニケーションアプリがあり、チャット形式で気軽に社員間でやり取りができます。社長や部課長とも直接つながることができるので、急いで確認したい案件も、瞬時に連絡が可能に。上司の出張時にも“確認待ち”で時間がムダになることがなく、ITツールの活用でワークライフバランスを最適に保つことができています。

三甲の魅力

従来の考え方では解決できない問題も「素材×素材(複合材料)」で問題解決していきます。自分が設計した製品を手に取ることができるのもやりがいの1つです。(T.Sさん)

【製造技術】業界No.1を支えるメーカーの心臓部です。(Y.Tさん)

<仕事内容>
主に工場内への機器配備や製造ライン設計、新工場の立ち上げなどで、作業効率化・省人化・コストダウンを目指して日々の業務に取り組んでいます。
工場内に新しい製造機械を導入する際は、
1.生産目標個数から最適な規模の機械を選定
2.原材料である樹脂の射出量や金型取り付け部分などについて機器メーカーと打ち合わせ
3.機械が完成した後は工場納入前の検品
4.工場内での試運転への立ち合いを経て任務完了となります。
<仕事で感じる達成感>
新工場の建設決定から生産開始までは1年ほどで、製造ラインの設計や機械の選定作業が集中する前半の数カ月が特に忙しくなります。慌ただしい日々ですが、できたばかりの工場で無事に生産が開始された様子を見ると苦労も吹き飛び、大きな達成感を得ることができます。
<仕事で心がけていること>
上司とのコミュニケーションは、情報を整理してから話を切り出すようにしています。無駄な報告はせず、端的に伝えるのがポイントで、早く、正確に業務を進める上では重要だと考えています。また、私は外注の製造機器メーカーとやり取りする機会も多く、仕入先、発注先に対しても、自分がされて嫌なことはしないようにしています。無理なお願いをする時は謙虚な姿勢で臨み、事後にお礼や感謝の気持ちを必ず伝えるように。人間対人間の血の通ったコミュニケーションを心がけています。
<今後の目標>
製造技術は三甲という会社の根幹を担い、大変やりがいのある仕事です。これからも小さな改善を一つひとつ積み重ね、いつしか数千万円規模のコストダウンができるような大掛かりな改善につなげていきたいですね。製造技術1課としての実績を残し、管理職として課全体を盛り上げていけるよう、今後も仕事に取り組んでいきます。

三甲の魅力

「一つでも新しい工夫を」を合言葉に、改善を積み重ね、日々の業務に取り組んでいます。製造技術は会社の根幹を担い、大変やりがいのある仕事です。(Y.Tさん)

【企画営業】お客様の課題を解決する企画提案型の営業です!(S.Nさん)

<入社のきっかけ>
就職活動中に東京本社を訪れた際、気持ちの良い挨拶をしてくれました。訪問したどの企業よりも三甲の挨拶が素晴らしく、会社の勢い、職場の良い雰囲気を感じることができました。「これは本物だ!」と直感が働き、すぐに入社を決意しました。入社後も、ギャップはまったく感じていません。
<仕事内容>
三甲製品と言えばパレットやコンテナなどの物流用品を想像すると思いますが、私が取り扱っているのは、工事現場で見かけるカラーコーンや標識、看板、仮設トイレなどの保安用品です。クライアントは土木建築業の会社が中心で、現場資材のレンタル・リース会社に向けた営業活動を行っています。
<仕事の醍醐味>
私が担当する土木建築業界では、一昔前までは関連資材などの扱いも丁寧とは言えず、整理整頓が徹底されていない現場も多くありました。しかし近年の現場作業員の不足により、ムリ・ムダの削減が声高に叫ばれるようになり、今では弊社のパレットコンテナは現場の整理整頓に非常に役に立っています。このように、従来弊社製品のニーズがあまりないとされてきた業界で潜在需要を発掘し新しい販売チャネルを構築することは、営業にとっては最大の喜びであり、この仕事ならではの醍醐味です。
<仕事で心がけていること>
お客様の目線で自社製品を扱うことです。やはり口頭や文章で伺うよりも、自分で体験してみることで改善すべき点が明確になり優先順位もはっきりします。日々の営業活動に追われる中でも、なるべく時間を作って工場や現場を訪れ、自分が売っている製品に直接触れる機会を大切にしていきたいです。
<働く環境>
朝礼や週一回の営業ミーティングを行っています。この目的は、タイムリーな情報共有です。最前線の情報を上司や部下と共有することで、難しい案件も滞ることがありません。困り事があった際も直ぐに、上司に応援してもらえます。

三甲の魅力

お客様の潜在需要を発掘するのが“営業の醍醐味”だと思っています。新しい販売チャンネルを構築することは営業にとって最大の喜びです!(S.Nさん)

企業研究のポイント

企業研究をする際、ネットの情報だけにとらわれず、インターンシップや会社説明会へ参加してみてください。業界でのポジション、社会貢献度の高さ、働く環境、仕事についてなど、その企業で働く社員の声を聞くことで、自分の力が最大限に発揮できる企業を見つけることができますよ。
当社の場合、豊富なアイテム数や全国展開しているネットワークなどをベースに、業界業種を問わず幅広いお客様に製品を提供し、成長を続けています。
多様な業界を見て、知って、考えて、幅広い視野で仕事ができる環境が当社にはあります。
はじめから業界・業種を絞り込まず、色々な企業に足を運んで、企業研究を進めてください。

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学生にとって採用担当は『会社の顔』とも言える存在。誠実な対応を心掛け、学生目線でお伝えするよう意識しています。気になることは、遠慮せずどんどん質問してください!

マイナビ編集部から

プラスチック物流機器の製品シェアは約60%、パレットだけに絞るとシェア約70%にのぼるという三甲株式会社。創業から70年以上の歴史を持ち、なお右肩上がりの成長を続けている。「お客様第一」を掲げ、全国26工場・69営業所のネットワークによって、スピーディにお客様企業の要望に応える体制を整えていることも、成長に拍車をかけているのであろう。
先を見据え、積極的に次の一歩を踏み出すのも同社らしさだ。現在、国内だけでなく東南アジアや欧米にも拠点を設けている。また、物流機器の販売にとどまらず、AI、IoTを活用した物流システムの構築・個体管理にも乗り出している。次世代の物流を担う電波認証技術「RFID」によって物流資材のトレーサビリティを実現。プラスチック物流機器という「モノ」の付加価値として、システム、サービスまでも提供している。
先進性だけではない。社員の意見を大切にする姿勢も同社ならではだ。一般職でも総合職でも自由に意見を出し合うのはもちろん、各種福利厚生制度も充実し、「この会社で働く」ことに誇りを持って各自の業務に取り組んでいる社員たちが印象的な、魅力ある企業だと、取材を通して感じられた。

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多種多様なプラスチック物流機器を世に送り出している三甲。紙、木、金属からリサイクルできるプラスチック製品への切り替えなど、資源環境問題にも貢献しています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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