最終更新日:2026/3/11

日本電波工業(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • その他電子・電気関連
  • 精密機器
  • 自動車・自動車部品
  • 医療用機器・医療関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

水晶デバイスの高品質・小型化を追求。通信の未来に貢献するやりがいは十分

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知識ゼロから後輩をリードする存在へ

水晶デバイスメーカーとして世界をリードする日本電波工業(NDK)。若手から中堅へ成長中のOさんに仕事内容、苦労とやりがい、キャリア、社風まで伺った。先輩にも恵まれ、技術力と対話力を大きく伸ばしている。

Oさん
第二技術部 第一課
2017年入社/工学部電気システム工学科卒

大学の合同企業説明会で日本電波工業と水晶デバイスについて初めて知り、興味津々になって同社を志望。入社後、研修とOJTを通して一から学び、回路・モジュール系の設計技術者として活躍中。趣味はゲーム全般で、オフは同僚や先輩とオンラインゲームやボードゲームなどを楽しむ。

「電子部品に水晶が使われているなんて面白そう!この分野を追究してみたい」との思いで志望

大学は電気システム工学科で、数学や物理を基礎に電気回路を主に学んでいました。回路理論だけでなく、実際に回路を組み立てて検証し、結果をレポートにまとめるなど、電気システムを構築するような実験・研究も行っていました。

大学の合同説明会でいろいろなメーカーを見ていたところ、日本電波工業と出会い、水晶振動子というものが電気回路に使われていることを初めて知りました。人事担当者の話を聞いているうちに「これは面白そう。追究しがいのある分野だ」と興味を持ち、志望を決意。水晶デバイスのみならず、原材料となる人工水晶を自社で製造しており、水晶振動子から水晶発振器、各種センサ、光学製品など、さまざまな製品を作れる点が日本電波工業の強み。自動車からスマートフォン、携帯基地局など、高速大容量通信時代に欠かせないモノづくりに貢献している点で安定感と将来性を感じたことが大きかったです。

入社後は新入社員研修で水晶振動子の特性や、それを応用した水晶発振器などの研究開発から設計、量産、品質管理までの流れを学ぶことができました。新入社員研修を経て現部門へ配属となり、私はいわゆる回路・モジュール系の水晶発振器の設計技術を担当することに。同じ部署の経験豊かな先輩がOJT指導員となり1年間、丁寧にいろいろな業務を教わりました。その先輩は3、4年ほど直属の上司というかたちでしたので、常にそばで何でも聞くことができました。おかげで仕事にはなじみやすかったです。また、部内の違う係ともコミュニケーションをとりやすい環境で助かりました。

水晶デバイスは水晶の持つ圧電効果という特性を利用し、「周波数の制御・選択」を行うための電子部品です。最初は回路がどういう動きをするのかを理解するまで簡単ではありませんでした。時に先輩の助けを借りながら、新しい知識を貪欲に吸収し、最低限の製品知識を習得するまで1年はかかったと思います。また、最初のうちは他部門とのスケジュール調整が大変でした。私の所属部門が設計した回路図を基板に落とし込んでくれるCAD部門や、量産を担う工場の製造部門とのやりとりではスケジュールを調整するのに苦戦しましたが、「良い製品を納期通りに納品する」という目的はみな同じですので、コミュニケーションを密に行い、量産に向けた対応を進めていきました。

職場の様子

実験室での仕事ははんだ付けから電子顕微鏡等による計測作業まで多様。「試行錯誤を重ねてサンプルが認められ、量産化に導けたときは最高にうれしい」とOさん。

お客さまに認められ、製品化に至る喜びはひとしお

水晶デバイスの回路設計は、お客さまの要望に応じて個別に設計することが多い分野。OJT担当の先輩と一緒にお客さま先で要望を聞くなかで、1年目の終わりには直接、取引先となるお客さま(大手電機メーカー)を相手に製品のプレゼンテーションをする機会を得ることができました。その場はとても緊張しましたが、何とかアピールに成功。自分が関わった製品が採用になったことで、仕事の成果と自分の成長を感じられた瞬間でした。その製品は今も量産が継続しているので、大きなモチベーションになっています。

当時の担当はディスクリート製品(一つの素子・単機能で構成されるチップ)が主で、試作実験の際、部品のはんだ付けでは手先の細かさが要求されますが、慣れれば面白くなっていきました。

設計という仕事は常に試行錯誤が必要ですが、お客さまの要望を満たせたというときのやりがいは大きいです。要望を反映したものを設計した後は、サンプルとして試作品を提供するのですが、それがお客さま先で評価されたときは「やった!」といううれしさが込み上げてきます。さらに、その後量産化に成功したという実感はもっと大きなやりがいに。工場の現場で何千という単位で大量に製品がラインを流れているのを見たときは「実際に、社会に貢献できた」という気持ちでいっぱいになりました。私たちが設計する製品は大手電機メーカーのお客さまに納品された後、基地局の通信設備で使われます。「時代は4Gから5Gへ」といったニュースを見たり聞いたりすると、現代社会の進化の先端に自分がいることが誇らしくも感じました。日々多くの人がパソコンやスマートフォンで通信やSNSを利用できる、それを陰で支える充実感は大きいです。

何より私たちが手掛けている高周波を的確にとらえるためのハイエンド(高性能)製品は、周波数が高安定であること、品質がぶれないことが使命です。それが当社製品を搭載する最終製品部品の高精度化と高耐久化につながっていきますので、当社の責任と使命は大きいといえるでしょう。

職場の様子

仕様書や設計図面などをCAD設計課や製造部門とやりとりすることも多い。実験やデータづくりに集中することがある一方、コミュニケーション力を生かす場面も豊富にある。

小型化の流れを受けて製品の「IC化」に注力。良き環境のもと後輩をリードできる存在へ

現在は、デジタル製品にせよ携帯基地局にせよ、小型化が進んでおり、水晶デバイスにおいても一層の小型軽量化が求められています。そのため、これまでディスクリート製品は複数のチップとともに基板上に乗せて配線していましたが、一つのICチップの中でそれを完結させて収める「IC化」が進んでいます。外部と共同開発したICや海外から取り寄せたIC製品のサンプル評価を行い、開発に生かしています。
携帯電話の基地局というと大きい施設のイメージがありますが、水晶デバイスの小型化に伴って、街灯の上に設置する基地局も登場しています。このように世の中の技術進化の流れをいち早くキャッチできるのも当社の仕事の面白さで、今後も通信産業の起点になっていけたらと思います。

ちなみに職場は事務的な作業をするオフィス、はんだ付けや実験・測定などを行う実験室があります。実験室は一人一台のワークスペースがあり、快適に仕事ができる環境が用意されています。同僚や先輩との距離も適度に近く、交流しやすい環境です。仕事は集中しますが、休憩時間やお昼には好きなゲームの話をすることもあり、仲の良いざっくばらんな雰囲気があります。

これまでは個別の案件に対応することが多かったのですが、今ではもう少し先を見据えた設計の計画なども任されるようになりました。また後輩を指導したり教えたりする場面も増えてきて、今後は課全体をリードできるよう頑張っていきたいと思っています。

水晶デバイスに関する知識は、入社後に仕事を通じて一から身に付けていくことができます。理工学系の知識をベースに、好奇心と向上心があれば仕事にはなじんでいけるでしょう。またお客さまとの打ち合わせの場も多いので、コミュニケーション力、特に要望をしっかりくみ取る「聞く力」が最も大切だと感じます。お客さまとは直接は関わらない部署でも、研究開発や製造など社内のさまざまな部署との連携で仕事は進んでいきます。分からないことはそのままにしないで、しっかり先輩に聞く、または手の空いたときに教えてもらう姿勢が大切です。このように、技術的好奇心や向上心、またコミュニケーションを大切にできる後輩を迎えられたら幸いです。共に社会に不可欠な製品、さらに未来をリードする製品を作っていきましょう。

職場の様子

Oさんが働く狭山事業所(埼玉県狭山市)。

学生の方へメッセージ

当社が手掛けている水晶デバイスは「産業の塩」「エレクトロニクス製品の心臓部」と称されるほど必要不可欠な製品で、現代の通信技術やエレクトロニクス社会を支える重要な電子部品です。当社は世界でも高いシェアを誇り、特に自動車向け製品では世界1位の企業です。独自技術に特化したいわゆるニッチ企業ではありますが、「技術力」「高い品質」を武器に市場では高い評価を得ています。産業の幅広い分野への貢献度やものづくりの実感は、エンジニアとしての大きなやりがいとなるでしょう。また、水晶デバイスの原材料となる人工水晶を社内で製造している点も強みです。核となる技術拠点は埼玉県狭山市にあり、ここで多くのエンジニアが研究・開発・設計等の業務を行っています。

当社新卒採用においては、水晶デバイスに関する知識があることを必須条件にはしておりません。研究、開発から生産まで全ての工程を自社で手掛けているので、電気・電子を中心に通信や物理、機械、材料、化学、情報など理工系のさまざまなバックグラウンドを生かして活躍することが可能です。新入社員の方には教育研修や先輩が一から教えるOJT体制があるので、水晶デバイスに関する知識の有無を心配せず、前向きな気持ちでご入社いただきたいと思います。皆さんのご応募をお待ちしています。
(採用担当/濱田さん)

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「当社は理系文系問わず仕事を通じて世界に貢献できる企業です」と語る採用の濱田さん。

マイナビ編集部から

日本電波工業(以下NDK)は1948年設立、東証プライム市場上場の電子部品メーカー。創業以来約75年に渡り、周波数の制御と選択、検出をつかさどる「水晶デバイス」の専業メーカーとして、さまざまな周波数を作り出し、エレクトロニクスの発展を内側から支えてきた。人工水晶の育成から製品の設計開発まで一貫して行う高度な技術力、世界9か国24拠点展開のグローバルネットワーク、自動車向け製品では世界シェア50%を超える圧倒的シェアを有するなど、水晶デバイス業界のリーディングカンパニーとして世界で存在感を堅持している。

水晶デバイスは、時計や通信機器分野を主な用途としていたが、今ではデジタル家電、自動車やスマートフォンに至るまで幅広い分野で使用されるようになった。今後は、自動車に搭載されるADAS (先進運転支援システム)機器の増大、高速通信規格「5G」基地局のインフラ整備が進むとともに5G対応のスマートフォンが普及することが見込まれるため、水晶デバイスへの需要はますます拡大することが予想されている。また、通信インフラ、宇宙、医療・ヘルスケアにいたるまで、あらゆるところで水晶デバイスのニーズが増大しており、NDK製品が活躍するフィールドは、更に増えていく見込みである。製品としては非常に小さなものだが、エンジニアとしてのやりがいは大きく、今後のテクノロジーに貢献したい人にはおすすめの企業と言える。

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埼玉県狭山市にある技術拠点では、水晶デバイスの原材料となる「人工水晶」の育成も行う。高純度な人工水晶をベースに、高品質な水晶デバイスが作られている。

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