最終更新日:2026/2/12

(株)テツゲン 【日本製鉄グループ】

  • 正社員

業種

  • 鉄鋼
  • 環境・リサイクル
  • プラント・エンジニアリング
  • その他メーカー
  • 商社(その他製品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

日本製鉄のグループ会社として、製鉄所のゼロエミッション化を支えています。

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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再資源化技術で鉄づくりと地球環境に貢献する大きなやりがい!

日本製鉄の製鉄所内において、製鉄プロセスで生じる副産物のリサイクルに取り組んでいる「テツゲン」。限りある資源をリユースすることで、持続可能な未来を描いています。

今回は、工場長や係長として活躍する理系出身の先輩社員3名にインタビュー。入社からこれまでのキャリア、大学の学びがどう仕事に生かされているかなど、たっぷり語っていただきました。

●長嶋 徹さん(原料再生工場 工場長/2010年入社/理学部 物理学科出身/写真右)

●高柳 潤さん(水処理工場 工場長/2012年入社/大学院 工学系研究科 循環物質化学専攻出身/写真左)

●笠野 翔平さん(スラグ加工工場 係長/2018年入社/工学部 情報電子工学科出身/写真中央)

研究開発、設備エンジニアリング、マネジメントと幅広く経験を積んでいます。

入社して最初に配属されたのは、八幡開発センターです。そこでは、酸化鉄の品質向上や、新規事業に向けたさまざまな研究に取り組みました。酸化鉄は主に磁性材の主原料として使用されるため、大学の研究室で学んだ磁性材の知識が役立ちました。ほかにも仕事を通して理論的な仕事の進め方、なぜこうなるのかといった原理原則を習得できたように感じています。

5年目には八幡支店の原料技術課に異動。原料再生工場の古くなった設備を更新したり、新規設備を導入したり、いわゆる設備エンジニアリングとして経験を積みました。機械の知識や経験はなかったため、先輩や協力会社の方々に支えられながら仕事に必要なスキルを一から学びました。実際に設備を扱う現場スタッフから「作業が楽になったよ」「これはいい設備だね」と声をかけてもらえることが、大きなやりがいでした。

10年目に名古屋支店に転勤となり、プラスチックリサイクル設備のメンテナンスに1年間従事。前部署での経験を生かしながら、設備の安定稼働に貢献しました。さらに原料再生工場の係長を3年間務めた後、工場長の内示をいただいた際は、工場とそこで働くすべての人を支える覚悟を決めました。現在は安全第一で働きやすい環境を整えるため、現場スタッフからの意見を拾い上げることを意識。ほかにも「対話・納得・行動」を大切に、一緒に働く仲間と腹を割って話すことで、仕事の理解を促しています。その中で多くのスタッフから「ありがとう」の言葉を聞けるのが、工場長の醍醐味です。

さまざまな企業が日本製鉄の製鉄所を支えていますが、当社のように副産物の再活用から水処理、設備の更新まで、多彩な業務に携われる企業は多くありません。幅広く経験を積みながら視野を広げ、1人の技術者として大きく成長できる環境です。
(長嶋さん)

「テツゲン」の魅力

「おおらかな社員が多く、みんなで協力しながらワイワイ仕事しています。BBQ大会などの社内イベントも豊富で、チームワークも抜群です!」(長嶋さん)

日本製鉄への出向で経験を積み、プロフェッショナルスキルを習得。

最初に配属された名古屋支店では、塊成鉱製造工場で生産補助として経験を積みました。製鉄所から回収された微細な粉(ダスト、スラッジ)からどれだけ製品を製造したか生産量の管理をしたり、設備の劣化状況を把握するため設備へ定規を当てたり、役割は多岐にわたります。入社当時は製造や設備の知識はなかったため、先輩や上司に積極的に質問したのを覚えています。アドバイスをもらった後には、自らヘルメットをかぶって製造現場に足を運び、実際に設備を触りながら理解を深めるよう工夫。少し仕事に慣れてきた頃には、私が集めたデータで工場が回っているという実感が得られ、それが大きなやりがいになりました。

2年目には水処理工場に異動し、設備のメンテナンスを担当。不具合があった設備を修理するだけでなく、将来の保全計画を立てるために修理履歴を残すのも重要な役割でした。常に稼働し続けるポンプや配管は壊れやすく、長く使い続けるためには、適切な保全計画が欠かせません。7年目には日本製鉄のエネルギー技術室に出向し、製鉄所内すべての水施設を担当する機会に恵まれました。守備範囲が広がったことでこれまで以上に課題が山積みでしたが、配管の流量計算、配管抵抗、沈殿処理の原理……高い専門スキルを習得しながら問題解決に奔走。その中で、リスク評価を行った上で優先順位を付け、問題解決の重要性も学びました。どのような設備トラブルも対応できる自信を付け、10年目に水処理工場の係長として帰任。12年目には工場長に就任し、収益やスタッフの管理を行っています。

鉄鋼製品1トンをつくるのに130トンの水が使用されます。当社はこれらの水を回収し、自然沈殿、凝集沈殿、ろ過処理などを施し、90%の循環率に貢献しています。最初は濁っていた水が透明になるのを見ると、地球環境に貢献している実感が得られます。高い技術を有する当社の水処理技術を支える仕事は、やりがいに満ちています。
(高柳さん)

「テツゲン」の魅力

「子育て中のため定時で退社するほか、有給も活用しています。育休も取得しやすく私以外にも多くの社員の取得実績があるなど、とても働きやすい環境ですよ」(高柳さん)

若手のうちから幅広く経験を積み、多彩なキャリアパスが描ける環境です。

1年目に配属されたのは、スラグ加工工場です。スラグとは製鉄工程で発生する副産物で、主成分はカルシウムや珪素、アルミニウムなどの酸化物。高温でドロドロに溶けた状態のものを加工して、コンクリート用の骨材や道路の路盤材、肥料などの製品として再利用します。その現場で日本製鉄の出荷計画に合わせ、生産計画を立てスタッフを配置するなど、製造ラインの管理に携わりました。

当初は仕事に必要な技術を習得するため、担当業務以外の話題にも興味を持ち、積極的に関わるように心がけました。幅広く知識を吸収することで、どんなトラブルにも対処できる力が身に付いたと感じています。スラグは土木系の業務になるため大学で学んだ電気系の知識が直結することはありませんが、設備に不具合が発生した際には電気回路を理解するスキルが役立ちます。最終的には、考えを吸収して現場にアウトプットし、生産計画がピタッとはまった瞬間のよろこびを味わえるまでに成長できました。

5年目に係長に就任し、それまで主担当として進めていた業務を引き継ぎ、スタッフや現場のマネジメントに取り組むようになりました。最初は人に任せることに少し抵抗を感じましたが、今では部下を信頼して自由に取り組んでもらうことで成長をサポートしています。自分本位だった私が、仲間のために尽くすことが仕事の原動力となるなど、人間としてひとまわり大きくなったのを実感。係長としてはまだまだ半人前ですが、今後もマネジメントスキルを磨きながら、30代で工場長に就任するのが目標です。

これまで産業廃棄物として処分されていたスラグを、用途に応じて加工して環境製品に再利用する事業には、大きなやりがいが待っています。最近では当社が製造に携わっているスラグ製品を海の藻場づくりや護岸工事などに使用することで、ブルーカーボン事業にも挑戦。地球環境の保全に貢献しながら、技術者として成長できるこの環境に感謝しています。
(笠野さん)

「テツゲン」の魅力

「対話を大切にする当社の社員は、人間味のある人ばかり。少しうるさいと感じることもあるほど明るい職場で、一人ひとりが仕事を楽しんでいます」(笠野さん)

企業研究のポイント

仕事の中でも特に技術系の業務は、仕事をしながら常に学び続ける必要があります。そのため仕事に興味が持てなければ、長く働き続けられません。まずは自己分析を行い、どんなことに興味があるのか明確にしてください。私は研究室のテーマであった磁性材がそのまま仕事になりましたが、今は機械や設備にもおもしろみを感じています。大学での学び以外にも目を向けてみてくださいね!
(長嶋さん)

まずは好きな分野から企業を調べる方が多いかと思いますが、大学の学びと関係ない職種にも目を向けてください。仕事に必要なのは興味を持って調べる力です。理系出身者の多くが習得している「問題や課題に直面した時、自分で分かるまで考える力」は、さまざまな分野で生かされるはずです。
(高柳さん)

企業研究では待遇、福利厚生、将来性などを調べるかと思いますが、そればかりにとらわれないでください。私が大切だと思うのは、社風や職場の雰囲気、一緒に働く先輩社員です。ミスマッチを防ぐためにも、インターンシップなどに参加して、それらを肌で感じてください。当社では、新しいことに挑戦する風土にも注目してくださいね。
(笠野さん)

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以前は廃棄されていた物質をリサイクルし、鉄関連製品はもちろん磁性材料や肥料などさまざまな製品へと再生。再資源化技術で地球環境の負荷を減らす循環型社会に貢献する。

マイナビ編集部から

1939年創業の「(株)テツゲン」は、日本製鉄のグループ会社として製鉄プロセスで発生する副産物の再資源化に取り組んでいる。酸化鉄は磁性材の原料へ、ダストやスラッジは製鉄原料へ、スラグはセメント原料や肥料へとリサイクル。そのノウハウを生かした環境事業、全国のネットワークを生かした販売事業と、多角的に事業を展開しているのが特徴だ。

今回、インタビューに応えてくれた3名が口をそろえたのが「社員の人柄の良さ」。さらに普段から部署間で連携して仕事に取り組むため、誰とでも気軽に話せる環境が整っている。「親しみやすい先輩ばかりで、新入社員もすぐに馴染めますよ」と教えてくれた。近年は4年連続で過去最高収益を更新中。利益を社員に還元するなど、待遇面の良さも際立っていた。福利厚生も充実しており、全国各地に所有している独身寮は新しくきれいであり、社員にも人気が高いようだ。

同社には日本製鉄グループの一員としての安定性に加え、再資源化技術を生かした環境・リサイクル分野での将来性があると感じた。

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社員向けに独身寮とファミリー向けの社宅が完備され、どちらもきれいな上に家賃月額2,500円~利用できる。その分、プライベートを充実させられると好評だ。

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