最終更新日:2025/6/5

(株)丹波屋

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(建材)

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

111年にわたり北海道の食と住をサポートし続ける専門商社の老舗です。

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大好きな北海道に貢献しながら、大きく自己成長!

1913年(大正2年)創業の専門商社「(株)丹波屋」。「真に北海道に貢献できる企業でありたい」という理念のもと、肥料・飼料・建材・農産の4部門を軸に事業を展開しています。

今回は、肥料・飼料・建材部門で活躍する先輩社員3名にインタビュー。入社の動機、現在の仕事内容とやりがい、仕事で大切にしていること、職場の雰囲気などについて、たっぷり語っていただきました。

●田村 大樹さん(中標津支店 飼料課/2021年入社)
●大村 涼介さん(札幌建材支店 建材2課/2020年入社)
●高橋 巧さん(倶知安支店 肥料課/2015年入社)

営業の枠を超えて、一人の人間として酪農家さんとお付き合いできる仕事です。

企業研究では「北海道で働く」を軸に、業界は絞らず幅広い企業を調べていました。その中で、北海道に根付いた事業を行い転勤はあるが道内のみという当社を知り、興味を惹かれました。説明会や面接に参加した際に感じたことは、人事担当者の人柄の良さと先輩方の明るさです。ここであれば長く働けると感じ、すぐに入社を決心。ただ政治学科出身の私は酪農や農業の知識がなかったため、不安を感じることもありました。しかし入社後1年かけて専門知識を学べる環境や、その後のフォローアップ研修も充実していたため、いま振り返れば不安に感じる必要はありませんでした。

現在は飼料課に所属し、乳牛を飼育する酪農家さんに飼料(エサ)を販売しています。既存のお客さまには供給が滞らないように、新規のお客さまとは信頼関係を構築するのが重要な役割です。その中で大切にしていることは、素早く行動し約束を守ること。私たち営業は多い人で70軒ほどの担当を持つため、仕事や約束を後回しにすると期限前に慌てることになります。学生の頃は苦手なことをよく後回しにしていたため、大きく成長したと感じるポイントでもあります。この仕事を始めて驚いたことは、お客さまとの距離の近さです。お客さまとの会話は商談だけでなく、趣味の話で盛り上がったりと、営業とお客さまの枠を超えて、一人の人間として関わることができるのです。

当社の営業は、目標はあるがノルマがないこと、そして裁量権が大きいことが魅力です。基本的には一日外回りになるのですが、どこで何をするのも自由です。言われたことをやるのではなく、目標達成のために自分の頭で考えて行動する。そんな働き方に大きなやりがいを感じています。例えば、入社1年目の冬には、取引のない酪農家さんのところへ半年間通い続けました。最初のうちは困っていることはないと言われましたが、何度も通ううちに少しずつ本音を話してくれるように。そして私が提案した飼料を購入してくれたときは、本当にうれしかったです。同じ地域の酪農家さんには、横のつながりがあります。そんな酪農家さんたちの間で「丹波屋に田村さんというステキな営業がいるんだよ」とウワサになるよう、これからも日々奮闘し続けたいと思います!
(田村 大樹)

「(株)丹波屋」の魅力

「北海道の牛乳を使用する有名アイスをコンビニで見かけると、アイスができるまでの工程(牛乳→乳牛→飼料)を想像して、ちょっとうれしくなります!」(田村さん)

住宅を支える建材の知識を楽しみながら学び、お客さまに貢献しています。

学生時代、飲食店のアルバイトで接客の面白さを知った私は、人と関わる仕事をめざして企業研究を進めていました。そんなとき、友人との会話から当社のことを知り、何気なくインターネットで事業内容を調べたところ、建築や農業、酪農と幅広い分野で北海道に根付いていることを知りました。さらに111年という長い歴史に惹かれ、当社への入社を決心しました。

入社するまで住宅などの建物がどのように建つのか考えたこともなかった私ですが、いまは建材の問屋としてメーカーと販売店の架け橋となっています。建材の専門知識が求められる仕事ですが、メーカー主催の研修会や展示会に参加することで基礎知識から最新情報まで得られるので、未経験でも安心して仕事に取り組むことができます。身近な住宅の知識を学ぶのは面白く、その中でも個人的にはキッチンやバスルーム、トイレなど水回り製品が好きです。スタイリッシュなキッチン、豪華なバスルーム、機能満載のトイレなどは、生活を豊かにしてくれるもの。ワクワクしながら新製品の情報を収集し、それをお客さまである販売店に提案しています。営業としては、競合他社も入るような規模の大きい案件の契約が決まったときが何よりもうれしいし、モチベーションにつながります。

入社5年目となる私の武器は、スピーディーな対応です。お客さまから質問をいただいた際、私の知識で答えられなければすぐにメーカーに確認。自分自身もよく理解した上で、フィードバックしています。そしてすべてをメモに残すことで、知識の引き出しを増やすよう努力しています。資材の世界は奥が深く、何年経っても勉強中の身であることに変わりはありません。今後は経験を積むだけでなく、会社のサポートを受けて宅建などの資格取得にも挑戦したい。そして新しいスキルを手に入れ、お客さまから信頼される営業として活躍したいと思います。
(大村 涼介)

「(株)丹波屋」の魅力

「当社の営業はチームで目標達成をめざすため、よろこびも悩みも共有することができます。休暇制度や住宅補助などの福利厚生も充実し、働きやすい環境です」(大村さん)

農家さんと協力して質の良い野菜がたくさん収穫できると、本当にうれしい!

学生時代、部活に力を入れていた私は、企業研究でも部活の先輩からの情報を頼りにしていました。そのため業界や業種は絞らず、さまざまな企業を調べていましたが、その中で出会ったのが当社。実際に人事担当者とお話しした時に、その担当者の人柄がよく、言葉遣いから雰囲気まで、すべてが私にとってはしっくりときました。それだけで入社を決心させてしまうほどでした。

現在は肥料課に所属し、水稲や畑作を行う農家のみなさんに肥料や農薬などの農業資材を販売しています。ほかにも1年間の営農計画をサポートするなど、アドバイザーとしての役割も果たしています。農業を営む方々はとても多忙で、アポイントをとるのも大変です。貴重な時間を割いていただくのですから、時間の遅れがないことはもちろん、新しい商品や営農技術の情報をまとめて提供し、有意義な時間となるように心がけています。ほかの業種の営業にはないことかもしれませんが、毎朝天気予報のチェックも欠かせません。特に雨天時には畑作を行う農家さんの作業が中断するため、アポイントが取りやすくなるんです。ほかにも普段から農業に関わる情報にアンテナを張ったり、組合の研修に参加したり、仕入れ先の担当者と情報交換したりして、日々努力を重ねています。当社には高い専門知識を有した技術部門があるため、そこからも最新の情報が得られるんですよ。

担当するエリアのお客さまの多くが、年に一度収穫する野菜を手がけています。そのため、私が提案した農業資材の効果が結果として表れるのも年に一度。ベストな量や質が収穫できると、農家さんとよろこびを分かち合えるのがこの仕事の醍醐味です。これまでジャガイモや豆類など一般畑作を手がけてきた農家さんから、タマネギ栽培に挑戦したいという相談が寄せられたとき。栽培方法や必要な資材などを提案しながら、一年間二人三脚で栽培に取り組んだという経験があります。結果は一年目にして平均値の収穫が実現でき、農家さんのよろこぶ姿を見ながら大きな達成感を味わいました。正解が一つでない農業分野において今まで以上にお客さまに貢献するため、スマート農業などの最新情報を仕入れるだけでなく、農業アドバイザーの資格も取得したい。そしてどんな課題にも対応できるプロとして活躍したいです。
(高橋 巧)

「(株)丹波屋」の魅力

「人事の人柄の良さに惹かれて入社しましたが、一緒に働く先輩方も本当にいい人ばかり。当社の人間関係の良さは、どこにも負けないと自負しています!」(高橋さん)

企業研究のポイント

インターネットで分かる会社の情報は、ほんの一部だと思います。実際に入社してみないと分からないことも多いのが事実です。そんな中、自分に合う会社を探すためには業界を絞らず幅広く企業研究に取り組んでください。インターンシップにも積極的に参加して、職場の雰囲気を感じてください。営業職の場合は、お客さまとの会話にも注目してほしいと思います。商談と聞くと堅苦しく感じますが、酪農家さんとの商談はそんな雰囲気はまったくありません!
(田村 大樹)

私自身、企業研究やインターンシップにはあまり積極的に参加しなかったので、とても後悔しています。早くから企業研究に取りかかり、多くの人からアドバイスをもらっていれば、もっと早く当社と出会えていたかもしれません。みなさんは積極的にインターンシップに参加して、新しい自分の価値観を発見してくださいね。長く働くためには、入社後の環境も大切です。当社は建築未経験でも安心して働ける環境が整っていますよ。
(大村 涼介)

伸び伸びと働くためには、一緒に仕事をする先輩方の人柄や職場の雰囲気が大切です。これらはけっしてインターネットの情報だけでは分からないため、インターンシップに参加するなど職場に足を運んでください。そして営業職の場合は、取引をするお客さまも重要です。私のお客さまは個人事業主の農家さんが多いため、肩肘張らずにお仕事できますよ!
(高橋 巧)

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若い社員も多く活躍する当社には、なんでも話せる風通しのいい環境が整っている。オンとオフの切り替えもばっちりで、ワークライフバランスも実現できる。

マイナビ編集部から

北海道全域を事業エリアに、肥料・飼料・建材・農産の4部門を軸に事業を展開する「(株)丹波屋」。創業は1913年(大正2年)と古く、畑作農家には肥料や農薬を、酪農家や畜産農家には飼料を、全国のスーパーには農産物を出荷。そして建材店には建材を販売することで、北海道の食と住をサポートしている。

今回のインタビューでは、3名が3名とも同社の魅力を「社員の人柄の良さ」と答えてくれた。知識ゼロ&未経験で入社しても、面倒見のいい先輩が指導してくれるのはもちろん、チームで目標達成をめざすため若手が孤立することもない。仕事では頼りになる先輩も、会社の忘年会などイベントでは仕事の話をすることなく盛り上がる仲だという。ほかにもお客さまとの距離の近さなど、働く上で関わる人たちとの関係は良好。社員たちは皆伸び伸び、生き生きと働く様子を垣間見ることができた。

常にお客さまに満足して頂くことを心掛け、111年もの歴史を積み重ねてきた同社は、専門商社のためあまり馴染みのない会社かもしれないが、今や北海道で生活する以上、必ずお世話になっている会社である。農業や酪農、建築に興味のある方、北海道に貢献したい方は、一度同社を調べてみてはいかがだろう。

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肥料や農薬などの農業資材のほか、薬剤散布用のドローンも販売。完全自動航行&完全自動散布を叶える高性能なドローンをデモフライトなどで操縦することもできる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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