最終更新日:2026/1/24

(株)スーパーアルプス

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
東京都

取材情報

我が社自慢の制度・社風

社員の着実な成長をバックアップし、末永く快適に働ける環境づくりを推進

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人事担当者に聞いた、制度運用の実態とキャリアステップ

徹底した「人を大切にする」姿勢で、社員の育成と就労環境の整備に取り組む、スーパーアルプス。人事担当のお二人から、教育研修の詳細や産休・育休制度の活用について話を伺った。

榎本 太一郎さん
人事部 人事課/2000年入社

市村 佳奈さん
人事部 人事課/2010年入社

段階を追いながら、着実にスーパー業務の「プロ」を育成。配属にあたっては、個々の希望進路を考慮

当社では、入社してすぐ所属先を決めず、4~5月の1カ月で店舗のいろいろな仕事を経験していただきます。海産、精肉、惣菜など6つの部門を回り、5月に志望調査を実施。「どの部門で働きたいか」をヒアリングし、会社から見た適性と合わせてまずは海産、精肉といった配属部門が決定されます。その後、6~7月の約2カ月で部門別研修を実施。精肉ならお肉の切り方や一日の流れなどを学んでいきます。そして、7月下旬からいよいよ正式配属となり、どの店のどの部門に勤務するかが決まります。 

このように当社で特徴的なのは、本人の希望を聞くという部分です。その上で、適性を踏まえて配属先が決定されていくのですが、入社当初、希望の部門については多くの人が漠然としているようです。1カ月の体験を経て、入社時に希望していた部門から、かなり変わってくる方が多いですね。

7月に正式な配属先が決まった後は、能力開発フレームという仕組みに沿った、教育研修が実施されます。これは3クールで構成されており、業務に必要な知識が段階的に習得できるようになっています。また、各クールの最後にはテストを行って知識・スキルの定着度を確認します。そのため、店舗によって教育に遅れが出ることや、詰め込み教育になることはありません。

第2、3クールでは、売れ筋商品を読むコツや、難易度の高い調理技術、気温変動を読んだ上での発注方法などを学んでいきます。さらに、人の動かし方についても細かく指導しています。なぜなら、スーパーでは社員の割合は1~2割にすぎず、ほとんどがパートスタッフで構成されているからです。そこでの指示の出し方、人に動いてもらう術は、非常に重要となってくるわけです。

2021年、22年の研修では、コロナ禍ということもありアウトドア研修も取り入れました。また、入社後すぐに全員で基礎研修合宿を行うのですが、その時の担当コーチは、その後の研修においても、逐一、新人のフォローをしていくことになります。仕事だけでなく、人間関係の悩みなどにも対応するお兄さん・お姉さん的な存在です。
(榎本さん)

業務の最前線から

新入社員研修の1コマ。業務の基本を学ぶと同時に、グループディスカッションも頻繁に行われる。仲間と共に議論することで、問題意識を持って考える力を養っていく。

女性社員の約1/4が、出産・育児を経てキャリアを継続。末永く、ゆとりを持って働きつづけられる

仕事を続けるなかで、特にありがたいと思っているのは、当社における産休・育休のあり方です。出産となると一度は考えるのが、仕事を続けていくか、それとも辞めるかということだと思います。しかし、出産を経て働きつづけている先輩が各店にたくさんいたので、その不安はすぐに解消されました。ここ5年以上、当社において出産を機に退社した人がゼロだという事実が、その充実ぶりを物語っていると思います。
これまで2015年、20年と、2回にわたり産休・育休を取得してきました。期間は、1回目については約1年、2回目は子どもの保育園が決まるまで手間取ったため、1年4カ月に及びました。さらに、復帰後は子どもが小学校4年生を終えるまで、時短勤務が認められています。

22年9月末時点、当社で働く女性社員は211人、うち育児休暇を取得中の人、時短勤務で働いている人を合わせると47人に達します。さらに、時短勤務を終了しフルタイムで働いている人も10人います。現状、女性社員の約4分の1が、出産と育児を経験しながら働きつづけているわけです。さらに、男性にも育休で1年間休んでいる人もいます。もちろん、管理職も同じで、副店長のポジションで育休を取得した人もいます。

また、制度面だけでなく、職場全体で子育てに対する理解が進んでいる点も、働きやすさにつながっていると思います。店長、副店長という管理職に、子育て中の社員に対する配慮が浸透していることに加え、フォローし合いながら取り組もうという意識がお店全体に根付いていますね。例えば、急に子どもが熱を出した場合など、電話がかかってきたらすぐに帰れるようになっています。

もう一つ、子育てをしていく上でうれしいのは、育休復帰後、配属先の選択肢が数多くあることです。当社は29店舗を展開しているのですが、その中から15~20分で通勤できる店舗を選ぶことができる上、全店で自動車通勤が認められています。余裕を持って保育園の送り迎えができるのはもちろん、職場と自宅、保育園が近いと、いろいろな面で利便性が高いですね。また、スーパーは土日が休みづらいイメージがありますが、冠婚葬祭や運動会などの行事があるときは、適宜、休暇を取ることもできます。
(市村さん)

業務の最前線から

2021年4月、同社が運営する複合商業施設「コピオ」の中にオープンした長房店。ショッピングセンターに併設されているため、街の活性化にも一役買っているとのことだ。

入社動機やキャリア変遷、今後の抱負について

スーパーや飲食店を中心に、接客の仕事ができる企業を訪問しました。当社に惹かれたのは、当時の採用担当者が、私生活の話にも耳を傾けてくれるなど、その話しやすいフランクな雰囲気に好感を持ったからです。
入社後、まずは青果部門に配属となり、4年目でチーフに昇格しました。チーフとして3店舗で勤務しましたが、2つ目のお店では新店のオープンも経験。その後、大型店でもチーフを務めました。8年目にトレーナーの役割に就き、青果部門スタッフの指導を担当。そして、2014年に現在の人事部へ異動となりました。店頭業務に携わる面白さは、リアルタイムで売れ筋を読み、商売を組み立てていくところにあります。
現在、新人には1カ月間かけてさまざまな現場を見てもらっていますが、この期間ややり方など何がベストなのか、今後もさらに検討していく予定です。
(榎本さん)

高校生くらいから、接客業に憧れを持っていました。一度はホテルなど、非日常的な時間を提供する仕事を目指しましたが、実習を通して、より身近な場所でサービスを提供する仕事が向いていると感じました。そこで小売業やスーパーマーケットという方向に進路を変更。当社に決めたのは、面接が堅苦しくなく、自然体の自分でいられる雰囲気に惹かれたからです。フランクに話しかけてもらい、自分の強みなども、のびのびと話すことができました。
1年目は牛乳やパン、ヨーグルトなどを扱うフロア部門を担当。気候や温度などの環境に応じて、売れ筋を読み解く面白さがありました。2年目でその責任者に昇格し、3年目に人事へ異動。人事のやりがいは、病気明けの手続きや産休取得など、社員が社内制度をスムーズに利用できるようお手伝いできる点です。
今後は社員が不安なく産休・育休に入れるように、自分の経験を踏まえてサポートしていきたいですね。また、復帰後のキャリア形成についても、しっかり相談に乗っていきたいと考えています。
(市村さん)

業務の最前線から

同社では、多くの社員が育児休暇を経た後も、再び業務の最前線で活躍している。育児について相談に乗ってもらえる、経験豊富なママ社員も多くいるというから心強い。

企業研究のポイント

私は大学時代に食品の分析などの研究を行っており、食品に関わる仕事に就きたいと考えていました。そこで様々な業界や企業研究を行い、食品製造業や小売業に興味を持ちました。
食品にかかわる多くの企業を見ましたが、その中からスーパーアルプスを選びました。決め手は会社説明会などを通じて、聞きたいことや見たいことを全て包み隠さずオープンにしてくれたことです。店舗を見学する機会があったのですが、「これを見てみたい」とお願いしたら全てを見せてくれたことが印象に残っています。
さらに当社は地域密着型の企業であり、全国への転勤がありません。私は生まれ育った地域に住み続けたいと思っていたので、転勤がないのは嬉しかったです。飲食店でのアルバイト経験を活かし、接客の仕事をしたいという気持ちもあったので、スーパーはまさに希望通りの職場でした。

学生の皆さんは、企業選択で悩むことが多いと思います。その際に大事にして欲しいのは、自分がやりたい、頑張れると思える仕事を探すことです。その会社に入ったら自分はどのような仕事をするのか、何ができるのかを考えてみてください。
それから妥協しないことも大事だと思います。妥協して入った会社では、理想とのギャップがありますし、モチベーション保つことも難しいでしょう。悩んだら何でも会社に質問をして、正直に答えてくれる会社を選ぶことをおすすめします。
(松下さん)

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スーパーの仕事では毎日の食に関わる豊富な知識が身に付くことも大きなポイント。鮮魚や精肉の調理など、一度手に付いた職は一生の宝となる。

マイナビ編集部から

今回、社内教育と産休・育休制度をメインにインタビューを行ったが、強く伝わってきたのは「どうすれば新人に意欲的に取り組んでもらえるか」を追求する姿勢だ。教育プログラムの作成にあたっても「こうすれば面白いから、自主的に取り組めるようになっていくはず」という目線で取り組んでいるという。

一方、人材起用については、経験年数に応じて役職を与えていくことや、個人の奮起に期待し、あえて若手に責任ある仕事を与えるなどということは行っていない。段階的な育成を重んじる同社では、一人ひとりのしっかりとした進化に応じて、役職を与えていくとのことだった。

社風について、特に印象的だったのは「従業員を一番に考えてくれる会社」という市村さんの言葉だ。例えば、お正月はスーパーにとって書き入れ時ではあるが、従業員にも家族と過ごす時間を持ってほしいという思いから、2019年からは元旦、2日とも全店休業となり、2022年には正月三が日の全店休業を実施した。このほか、インフルエンザの予防接種についても、コロナ禍以前から意欲的に取り組んでいたとのこと。医療機関が全店を巡回しながら行い、社員は自己負担ゼロで受けられるようになっている。こうした企業姿勢が、産休・育休制度をはじめとする福利厚生面にも、色濃く反映されているのだろうと感じた。

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2022年の入社式は、コロナ禍も考慮して屋外で実施された。新人社員同志の交流や先輩社員とのコミュニケーションを深める良い機会になったという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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