フタムラ化学(株)

醸造用活性炭の改良というテーマに取り組んでいます。活性炭は日本酒の醸造の際に脱色や香味調整を目的として使用されていますが、特に香味調整の度合いについてはお客様によって要求が様々です。その要求を満たすよう、活性炭の試作をし、分析・評価を行います。これらを繰り返して目的の活性炭を作っていきます。ラボレベルでいいものができれば、製品にできるよう実機スケールでの試作に移ります。ラボから実機に移行する際に上手くいかないこともあり、その場合はラボレベルでの試作を改善しています。簡単にはできないことも多いですが、試行錯誤した結果目指すものができた時に喜びを感じています。

私は就職活動を行っているとき、「ものづくりを通じて社会に貢献したい」という一つの信念がありました。大学で化学系を専攻していたこともあり、化学メーカーである”フタムラ化学”に出会いました。フタムラ化学は一般消費者が直接手に取るような製品を作っているわけではありませんが、食品包装フィルムや活性炭など私たちの生活に身近であり、なくてはならない製品を製造しています。世の中における自分たちの役割を全うしている会社ということを知り、魅力を感じました。また、就職活動中に出会った先輩社員の方々の雰囲気の良さを感じ、また、社員の幸せのための会社という経営理念にも共感し、入社を決めました。

仕事に優先順位をつけ、しっかりとスケジューリングをすることです。元々そうしてきたわけではなく、これまでの仕事の中でスケジューリングや段取りの重要性を学びました。仕事の内容は様々で、納期がある仕事、頼まれた仕事、自分の中でやっておくべき仕事などがあります。また、待ち時間が発生する内容も多々あります。時間配分を考え、やるべきことをやるべき時に終わらせる、これが大事だと思います。しかし、急な仕事が入ることや、トラブルが発生することも良くあります。そうした時は、遠慮せず先輩社員や上司の方に相談するということも心掛けています。

風通しの良い職場だと思います。先輩社員や上司の方と打ち合わせをする機会も多くありますが、自分の意見を言える雰囲気があり、また、それを支持してくれ、さらにアドバイスをもらえるということが多いです。頻繁に相談もできる環境であるため、非常に仕事がしやすいと感じています。また、私が働く岐阜工場はとてもアットホームな雰囲気です。部署が違う先輩や後輩とも仕事の相談や、プライベートの話など気軽に話すことができます。仕事は一人ではできませんし、困った時にはお互いを助け合うことができる、そんな職場であることをとても嬉しく思っています。

就職活動の中で沢山の会社を知り、企業について調べると思いますが、自分が社会に出てやりたいこと、仕事を通じて世の中に貢献したいことなど、自分の信念を一つ持っておくと良いと思います。私の場合、ものづくりを行う化学メーカーを中心に見ていました。情報化社会のため、インターネットで少し調べればいろんな情報がたくさん出てきますが、実際に話を聞いた中で、「自分の信念と合っているか」、「会社の理念、考え方に共感できるか」、「人事担当者や先輩社員の雰囲気が良いか」など、自分の肌で感じることが大切だと思います。
世情や就職活動のやり方の変化など、大変な部分も多いと思いますが、少しでもフタムラ化学で働きたいと思っていただけたら嬉しく思います。