最終更新日:2026/9/29

品川ファーネス(株)

  • 正社員

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • プラント・エンジニアリング
  • 鉄鋼
  • 金属製品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「築炉?」で当然。社会を陰から支え、これからもなくてはならない技術です

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1,000℃以上の高熱から炉を守る。その仕事内容とやりがいは?

一般になじみがなくても、ニッチな領域で社会に貢献する企業がある。品川ファーネスがその一つ。工業炉を建設し、浸食から守る「築炉」とはどんな仕事なのか。施工管理と採用担当のおふたりにうかがった。

■小倉さん (2011年入社/写真左)
総合技術部 工事エンジニアリング室 施工管理職

■山崎さん (2020年入社/写真右)
業務部 業務室 採用担当

技術職を経て、施工管理職として現場を統括。仕事への誇りを深める日々です

鹿島事業所で14年間、技術職として製鉄所の工業炉の補修・メンテナンスを担当しました。工業炉とは、1,000℃を超える高温で鉄を熱する巨大な「鉄窯」。炉を損傷や浸食から守るためには内側を「耐火物」で覆うことが欠かせず、その施工を手がけているのが当社の技術職です。

現場では、炉の形状や温度の入り方、コストなどさまざまな条件に応じて、炉の内側に沿ってレンガ状の耐火物を積み上げたり、コンクリートのような液状の材料を型に流し込んで固めたり、あるいはノズルで炉の内側に吹き付けたりと、特殊な材料や施工方法を使い分けます。技術職時代にはこれらの施工技術を幅広く磨き、リーダーとして現場を采配する役割も務めました。

そして、現在は本社の工事エンジニアリング室に移り、施工管理職を務めて1年が経ちました。製鉄所やゴミ処理場で稼働する炉の補修工事を担当し、協力会社への手配や準備・段取り、現場の安全・品質・進捗の管理など、工事全体のとりまとめ役を務めています。

施工の流れは理解しているものの、施工管理となると現場全体に気を配る必要があり、当初は戸惑いを隠せませんでした。異動して2カ月目には、私の不注意によって現場に保管した材料を雨で濡らしてしまったこともあります。しかし、上司や技術職、協力会社の皆さんのおかげでリカバーでき、約1カ月間の工事を無事に完了させることができました。やり切ったことで自信になったとともに、準備の徹底や現場の隅々まで気を配ることの大切さを身をもって学んだ経験です。

先輩のもとでゴミ処理場の焼却炉の新築に携わった際には、技術職時代に担当した製鉄会社製の配管を現場で目にし、「こんなところにも役立っているんだ」としみじみ実感することができました。ごみ処理場の焼却炉も、地域の生活に欠かせないもの。炉を守り続けることが社会に役立っていると感じられるからこそ、この仕事に誇りを持って取り組めます。

施工管理職としてはまだまだ至らないことばかりなので、上司・先輩の皆さんから積極的に知見を吸収しているところです。現場を経験しながら知識・スキルを積み上げ、早く皆さんと同じ目線で議論ができるようになりたいですね。
(小倉さん)

「築炉」の魅力は?

「製鉄所やごみ処理場で稼働する炉を守り抜き、社会を支える仕事です。普段見かける自動車にも自ら携わった“鉄”が使われていると思うと、感慨深いですよ」(小倉さん)

ダイナミックにして緻密な仕事。一生モノの築炉技術を習得できます

鉄をドロリと溶かしたり、ゴミを焼却したりする「工業炉」は、身近に例えるならピザ窯の特大サイズ版。ピザ窯の内部をキレイに整えるように、工業炉内も耐火物でキレイに覆い、耐火性能を保持する必要があります。そのための施工技術が、「築炉(ちくろ)」と呼ばれる私たちの専門領域なのです。工業炉は大きいものだと高さ約30m、3階建ビルに相当し、特殊な足場を用いて炉内の底からコツコツと耐火物を積み上げて施工していきます。

入社後、製鉄所の現場を訪れた際には、その規模に圧倒されました。テーマパークがすっぽりと入るくらい広大な製鉄現場に、さまざまな用途・形状の炉が設置され、当社の施工チームが着々と作業を進めていました。技術職の手際の良さに目を奪われ、施工管理職が全体の指揮をとる姿は頼もしく映りました。築炉はダイナミックにして緻密で、少しでも不具合があれば耐熱性能を確保できないため、ミリ単位で精度を追求しているとのこと。現場の仕事ぶりには感嘆するばかりです。

一般的には知られることの少ない仕事ですが、製鉄やごみ処理はこれからもなくてはならず、社会を支える「黒子」として誇りをもって取り組める仕事です。ぜひ多くの皆さんに興味をもっていただき、当社のホームページや会社説明会などを通して理解を広げていただけるとうれしく思います。

「築炉?」という方も、入社後にじっくりと学べるので心配いりません。当社には全国的にも珍しい築炉技術に関する企業内技能訓練校を備え、入社後は1年間にわたって同校で学び、並行してOJTによって現場の実務を習得できます。施工管理職としても、築炉技能士をはじめ、玉掛けやクレーン運転士、溶接など、さまざまな資格取得を積み重ねられ、手に職をつけられることも当社の魅力です。もちろん資格取得にかかる費用は会社が全面支援します。

ゆくゆくは現場のスペシャリストとして活躍する道もあれば、マネジメントにチャレンジする道もあります。当社では身近な先輩や同僚、協力会社の皆さんからの他己評価を重視し、フィードバックと改善を重ねることで成長を促しています。じっくりとキャリアを伸ばし、日本の基幹産業を支えていきましょう。
(山崎さん)

「築炉」の魅力は?

「現場は一人では完結しません。なかでも施工管理職は職人の皆さんに依頼し、現場を支える立場。さまざまな人と関わりながら、人として成長できる仕事です」(山崎さん)

学生の方へメッセージ

■現場はバランスの良いチーム
サッカー経験者の私には、現場はサッカーのフォーメーションのように感じます。前線でけん引する人もいれば、中盤で調整役を担う人もいます。最終ラインで品質を守る人も必要です。さまざまな人たちが連携し、ゴール=工事完了をめざします。

施工管理職はチームを取りまとめる役割ですから、現場が動きやすいように、ちょっとした気配りのできる人にピッタリです。そうした素養は入社後に伸ばせますので、興味が沸いたならぜひ検討してみてください。

築炉は、レアな世界。知らない世界に触れられるので、興味が尽きません。しかも、自分の仕事が陰ながらも社会の役に立つのですから、やりがいが大きいですよ。
(小倉さん)

■「築炉?」で当然。私もそうでした
当社は長年培った技術と実績を強みに、大手鉄鋼メーカーや地方自治体から信頼を集め、業界内で確かなポジションを得ています。炉を維持するためには補修・メンテナンスを必要とするため、安定性も将来性も抜群だと自負しています。

ニッチな分野ですから、「築炉?」で当然です。当社の選考は、人柄重視。私が行う面接も、皆さんが拍子抜けするほどフランクで、趣味の話で盛り上がることもあります。相手の話にしっかり耳を傾け、現場と少しずつ関係を築いていける方なら、施工管理として着実に活躍していけると思います。

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「さまざまなキャラクターの人たちが集まった会社。だから面白い。先輩たちが新入社員の皆さんを快く迎え、技術を惜しみなく注いでくれます」と話す小倉さんと山崎さん。

マイナビ編集部から

日本の基幹産業の一つとして発展してきた製鉄業。原料の鉄鉱石から不純物のない鋼をつくる工程では、高炉や転炉と呼ばれる炉で原料を高温に熱して処理・精製される。鉄製の炉に1,000℃以上の熱がかかるため、そのままでは炉自体が溶け出してしまう。ドロリと溶けた鉄を受け止めるためには、炉の内側を耐火物で守る必要があり、そのための施工=築炉には特殊技術が求められる。

1954年創業の品川ファーネスは、築炉のスペシャリスト企業。工業炉の建設・メンテナンスを長年手がけ、大手鉄鋼メーカーの製鉄現場を支え続けている。その技術はごみ処理場でも求められ、各地の地方自治体からの要請で焼却炉の建設・補修を担っている。さらに、築炉に留まらず、現在は工場内の清掃・除塵・脱臭設備などのクリーン事業や、各種設備の機械設計・製作など、製造現場のソリューション全般へ活躍フィールドを広げている。

今回の取材では、施工管理職の小倉さんと採用担当の山崎さんから、仕事内容や意義・やりがいなどについてわかりやすく解説していただいた。炉を守ることで産業や暮らしを力強く支えていることがわかり、仕事・会社に対する誇りが伝わってきた。といっても、おふたりとの会話は堅苦しくなく、フランクでやわらかい印象。人の良さや働きやすさも垣間見られた取材となった。

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築炉のスペシャリストとして安定基盤を築き、創業から70年以上に渡り黒字を継続。東京本社をはじめ、鹿島、京浜、仙台、神戸、坂出などに拠点を構え、日本の炉を守り抜く。

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