最終更新日:2025/12/11

(株)桃屋

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 日用品・生活関連機器
  • 農林・水産

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

独自の商品開発へのこだわりが創業100年に及ぶ伝統を築き上げました!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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開発部門で活躍する社員が受け継ぐ商品づくりへのこだわりとは

“良品質主義”の理念のもと、選び抜かれた原料と手間を惜しまない製法による、こだわりの商品づくりに取り組む桃屋。開発の第一線で活躍する社員3名に、商品づくりへの想いや開発業務の面白さを伺いました。

ロングセラーの『ごはんですよ!』をはじめ、数々のヒット商品を生み出してきた開発部で活躍する皆さん。

品田 直明さん
開発部部長 兼 生産調達本部副本部長/1985年入社
入社以来、一貫して開発畑を歩み、現在は開発部門のトップを務める。

佐藤 秀樹さん
開発部/1989年中途入社
調理師から商品開発をするために転身した。『辛そうで辛くない少し辛いラー油』の生みの親でもある。

小林 弓恵さん
開発部/2004年入社
1年目から自分で発案した商品を開発。現在は子育てと両立しながら『かんたんレシピ』の主担当して活躍中。

誰でも作れるモノは作らない、桃屋らしい付加価値のある商品づくりに注力

私は1985年の入社以来、一貫して開発畑を歩んできました。実感しているのは、桃屋が並々ならぬこだわりを持って商品開発に取り組んでいる事です。
例えば、企業理念に掲げている“良品質主義”もその一つです。これは良い素材を厳選して使い、夾雑物除去など、安心・安全であることにもこだわり、その素材の良さを最も生かす製法で作るという桃屋のモノづくりに対する根本的な考え方を示したものになります。その上で、誰でも作れるモノは作らない桃屋らしい付加価値のある商品を開発していこうとしているのです。

開発部門の先達から言われたのは「自分が本当に食べたいモノ、そして家族に食べさせたいモノを作る」という事。こうした考え方で商品開発に取り組めば、必ず安心・安全で、おいしくて健康に良いモノを作ろうとするし、どんなに大変でも決して妥協はしないという訳です。私たち開発部門のスタッフにとって、とても明解で納得できる考え方なので、ずっと受け継がれてきました。

データマーケティングではないモノづくりも桃屋の大きな特長です。データを活用すれば、机上でもお客様ニーズに対応した商品を開発できるかもしれません。でも、そこから本当にお客様が求めている新しい商品が生まれてくるでしょうか。桃屋が大切にしているのは、開発スタッフ自らの足や耳、舌で集めた実体験です。その中に、お客様の本当に欲しいと望んでいる商品が潜んでいると私たち開発スタッフは確信しています。ニーズは体験をもとに掘り起こし、自分が本当に食べたいモノ、家族に食べさせたいモノを開発していく事で、桃屋独自の商品が生まれていくのです。

(品田さん)

先輩社員からのメッセージ

「開発に必要な業務知識は、入社後でも十分に身に付けることができます」(品田さん)

こだわりのモノづくりで、“食べる調味料”という新たな食品文化を創造

私がホテルの厨房から桃屋の開発部門に転身したのは、たくさんの人においしさをお届けできる商品を開発したいと思ったからです。入社して驚いたのは、商品開発へのこだわりがすごかった事と、早くから開発業務を任された事。その為、思ったより早く夢を実現するチャンスをもらうことができました。それが一大ブームを巻き起こした『辛そうで辛くない少し辛いラー油』です。

きっかけは現会長の「ニンニクを使った商品を考えてほしい」という依頼でした。日々の開発業務に取り組むなか、どんな商品がいいか考えを巡らせていましたが、なかなかいいアイデアが浮かびません。そんなとき、素材加工の関係で中国・四川省に出張。あるレストランで、ニンニクなどの具材がたくさん入ったラー油を見かけたのです。「これだ!」と思いました。帰国して、さっそく商品化のアイデアをまとめて商品開発会議でプレゼンテーション。経営陣の承認を得て、開発に取り掛かりました。

でも、本当に大変だったのはそれからです。アイデアは考えついても、実際に商品化に成功するのは10案に1つくらい。この開発でも、何度試作を繰り返したかわかりません。ある程度自信作といえる試作品ができた時点で、トッププレゼンを実施したところ、「辛すぎるのでは」とダメ出しされてしまったのです。そこで、自社でラー油づくりをしている利点を生かしてラー油自体の味を見直すとともに、商品性に合った唐辛子の品種を選定。ニンニクについても、カリカリ感の残る揚げ方を工夫する事になりました。

こうして苦心の末に完成したのが『辛そうで辛くない少し辛いラー油』です。おかげでこの商品は、生産が需要に間に合わず店頭で品薄になるほど爆発的にヒット。その後の食べるラー油ブームの火付け役になっただけでなく、ごはんのお供のみならず、食べる調味料という新しい桃屋ならではの食品のジャンルを開拓する事にもつながったのです。これもすべては、私のアイデアだけではなく、それを後ろから支え、アドバイスしてくれた仲間、そして新しいアイデアの受け入れ体制がきちんと整っている会社であった事が大きいと思います。きっと、トップと社員の距離感を感じさせない桃屋の社風がこの商品を世に生み出してくれたと、私は思います。
(佐藤さん)

先輩社員からのメッセージ

「社会人になると、大変に思うことも少なくありません。それだけに、やりがいがあって誇りを持てる未来を見つける努力を惜しまないでください」(佐藤さん)

自分のアイデアが形になり、お客さまに「おいしい」を届ける喜び

私が就職活動で軸にしていた思いは、「商品を開発する仕事がしたい」という事でした。ところが栄養学を専攻していた関係で、学校に来ていた求人票は品質管理がほとんど。面接では、「私は、商品開発の仕事がしたいです」と、自分の想いを熱く伝えた記憶があります。それが功を奏して、開発部門に配属されることになったのです。以来、ずっと商品開発の仕事に携わってきました。

思い出に残っているのは、入社1年目から自分で発案したアイデアがカタチになった事。当社では月1回、商品開発会議が行われていて、社歴に関係なく社長に直接自分の企画をプレゼンテーションできるのです。1年目では開発をどう進めればよいのか、ほとんど知識がなかったので、先輩に助けられてばかり。でも、自分のアイデアが実際に商品になり、店頭に並んだのを見たときは、この仕事を、そして当社を選んで本当によかったと、感慨深い思いに包まれた事を、今でも忘れることはできません。

現在は当社のホームページのコンテンツの一つである『かんたんレシピ』の主担当を任されています。これは当社の商品を使って3工程以内で簡単においしくできる料理のレシピを紹介するもの。多くのお客さまに商品の価値、そしてごはんのお供とは違った新たな活用術を伝える重要な役割を担っています。レシピを考え、わかりやすく伝えるのに苦心する毎日ですが、お客様から直接「おいしかった」といった反響がいただけるので、とてもやりがいがあります。最近の自信作は、当社の『キムチの素』と白菜、豚バラ肉を使う豚キムチです。本当に手軽においしくできるレシピになっています。私自身、仕事をする主婦。アイデアを模索するときは、いつも家族のおいしい顔を想像し、私と同じように仕事をしながら家事をこなしている人たちの気持ちを思い浮かべながら考えています。

また、当社で16年以上にわたりキャリアを積んできて感じているのは、私たちにとって安心して長く働ける職場環境が整備されているという事。私も現在、子育てと仕事を両立しています。当社では、育児休業から職場復帰している先輩も多く、出産しても仕事を続けるのに何の迷いもありませんでした。実際、周囲の皆さんがサポートしてくれるので定時に退社でき学童保育に通う子どもの迎えも無理なくできています。入社前には考慮していなかったことなので、これはうれしい誤算でした。
(小林さん)

先輩社員からのメッセージ

「『かんたんレシピ』で紹介しているのは、誰もが本当に簡単においしくできる料理ばかりです。ぜひホームページを見て、チャレンジしてみてくださいね」(小林さん)

企業研究のポイント

私の専攻は栄養学だったため、卒業すると学校や病院等の管理栄養士になるのが一般的でした。また、学校に来ている民間企業の求人も、食品検査等を行う品質管理の仕事がほとんどでした。でも、私はどうしても商品開発がしたいと思っていたので、前例に倣うつもりはありませんでした。

学校の担当者から桃屋を紹介されたときには、スーパーの店頭に並んでいる当社の商品をチェック。自分ならどんな商品を作りたいかといったアイデアを持って面接に臨み、開発の仕事がしたい想いを、人事担当者に直接伝えました。今、子育てと両立しながらも、やりがいのある毎日が送れているのは、妥協することなく、自分の思いを素直に伝えられたからこそ、やりたいと願った、開発の仕事に就けたのだと思っています。

そうした私の実体験から言えるのは、まずは自分が心から「やりたい!」と思える仕事を見つける事。それが見つかれば、当然、努力を惜しまず前へ進めます。そして、忘れてはいけない事は、自分の気持ちをきちんと伝える勇気。言葉で言うほど簡単ではありません。当社は私の気持ちを、快く受け止めてくれましたが、ほかの会社がそうだとは限りません。妥協すれば、きっと後悔する事になる。そのためには、開発と一緒で、自分の耳や目、手や足をフルに使って、有意義な企業研究をすることが鍵になってくると、私は思います。
(小林さん)

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開発部で活躍する皆さん。自信にあふれた笑顔が、開発業務における満足度の高さを物語っているようだ。

マイナビ編集部から

「会社の寿命30年説」があるのをご存じだろうか。そうしたなかにあって2020年、100年企業の仲間入りを果たした桃屋。商品へのこだわりを聞き、秘密の一端を垣間見た気がする。そこには、ただおいしい笑顔のため、立場や年齢を超え意見し、ひたむきに開発にむかう、開発者の姿があった。すべては人のため。“良品質主義”へのこだわり。言葉で語るのは簡単だが、それを実践するのは難しい。人の意見を取り入れる柔軟さ、一切妥協せず、試行錯誤を繰りかえす粘り強さと根気、そしてすぐ実行する行動力が必要である。例えば、同社の『桃屋の味付ザーサイ』。素材を風干し後、乳酸発酵させ1年間、香辛料と一緒に甕(かめ)に漬け込こむことで製造される。この手間を惜しまない姿勢が、ほかではまねできない豊かな味わいを醸成した。誰もが食すから、安心・安全であるための夾雑物除去とガラス壜・キャップという容器についてのこだわり、そして納得できる味であるか、すべて兼ね備えての良品質=桃屋の商品ということだ。伝統は歴史を重ねるだけでは築けない。同社のように、新しいものとの融合を歓迎し、新たな歴史を築き、継承し、100年に及ぶ桃屋の伝統が築かれてきたのだ。時代がどう変化しようとも、しなやかに波を受け入れ、そして努力を惜しまず、ひたむきに“良品質主義”を追求し、人の思いを大切にして開発し続ける桃屋の伝統が揺らぐことは、きっとないのだろうと感じた。

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お馴染みの桃と矢のロゴマークを掲げる桃屋春日部工場。このロゴマークに、創業100年に及ぶ伝統がしっかり息づき、信頼の証になっている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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