最終更新日:2025/6/3

旭サナック(株)

業種

  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械設計
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

私たちの成長が多彩な産業を盛り上げ、暮らしや社会を支えることにつながります。

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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自由度の高い社風も魅力です!

「塗装機械」「圧造機械」「精密洗浄機械」の技術領域において、開発から製造、販売、アフターサービスまで手がける旭サナック。どれも国際社会と密接に関わるだけに、社員は高い意識のもと仕事に取り組んでいます。

(写真左から)
★K.Rさん/ニューコンポーネント事業部 マーケティング部 営業課 半導体システム係/2023年入社/現代社会学部卒
多彩な業界で必要とされる生産機械に可能性を感じて入社を決めた。

★Y.Tさん/圧造機械事業部 営業部 中部営業課/2023年入社/総合政策学部卒
目立たないながら、必要不可欠な製品を手がけている点が入社の決め手。

★S.Yさん/塗装機械事業部 塗装技術部 システム開発課/2023年入社/理工学部卒
メーカーを希望する中、身近なものに色を塗る機械である点に惹かれた。

文系出身ながら、半導体製造を陰で支える役割を果たしています/K.Rさん

私が所属するニューコンポーネント事業部では、当社がこれまで蓄積してきた技術を活用した新しいモノづくりに挑んでいます。例えば半導体や液晶ディスプレイなどの分野で用いられる、水を霧状にして精密洗浄を行う機械や、超薄膜を得意とする精密コーティング装置などです。
お客様の業界はさまざまで、例えば半導体の研磨装置のメーカーを担当することも。研磨装置に当社の洗浄機を付帯し、ICチップの材料となるウエハの表面の平坦化に貢献しています。お客様と一緒にウエハメーカーに出向き、洗浄力の向上や不良品を減らしたいなどの声にお応えする活動をしています。

最初の半年間は、事業部内の各部署を研修の形で体験。その後は上司との同行から始めました。文系出身であり、コーティング方法の種類を知ったのも入社してしばらく経ってから。技術的な話などはもちろんできず、最初はウエハメーカーのこともわからず、上司やお客様の会話の内容を議事録のようにまとめ、仕事の流れなどを学んでいきました。
初めての担当を持ったのは1年目の11月頃。その後、部品の形をイメージできるようになったり、価格の質問に即答できたりするようになるなど、少しずつできることを増やしていき、3年目を迎えた今ではホームページからの問い合わせ案件に関しては、基本的には私にすべて任されるまでに成長しました。

営業職である以上、ゴールはお客様に購入いただくことですが、それに向けて自分なりにプロセスを考え、思い通りに進んだ時にやりがいを感じます。間接的ながら自動車やパソコン、スマートフォンなど、さまざまな製品に不可欠な半導体の製造に関わっている点も大きな誇りです。
もちろん今も勉強は欠かせません。半導体市場の動きなどは社内の勉強会を通じて学んでいますし、今後は海外への出張なども経験することになるはずです。

3年目の目標は、営業活動のプロセス全体を1人でできるようにすることです。まだ技術のメンバーに頼ることも多く、それを自分の知識にできれば、お客様への回答も早くなると思っています。
そして将来的には事業部長を目指します!できれば40代半ばまでに、そのポストに就くくらいの意気込みで頑張っていきます。

私が大切にしていること

積極的に学び、成長しようという姿勢が求められる職場です。そのため臆することなく質問を繰り返していました。そうすることで上司も丁寧に教えてくれました。(K.Rさん)

向上心を持ち、自ら動く中で、自分の成長を実感できる毎日です/Y.Tさん

私たちの事業部では、金属を加熱することなく横方向に圧力を加えてネジやボルト、ギヤなどを生み出す圧造機械と、部品のもとになる金型の設計・製造を手がけています。対象となるお客様は自動車用を始めとするネジやボルトを製造する会社です。営業職の私の業務としては、「こんな製品を売っていきたいけれど、どんな金型や機械が必要か」といったお問い合わせをいただき、そこから機械の仕様を決め、提案をしていきます。
取引先の規模はさまざまで、お会いするのも社長から生産技術、現場の方までケースバイケース。お客様の方から引き合いをいただくこともあれば、イベント(セミナー)を通じて興味を持っていただく場合もあります。当然、売って終わりではなく、不具合が生じた時のアフターフォローも大切な務めです。

配属後の半年間、工場での研修があったのですが、新人のため当時は指示に従って作業をするのみ。営業に移ってからも機械のことや部品の精度など、わからないことばかりで、すべてが難しい状態だったものです。
ただ、私たちの仕事はとてもスパンの長い点が特徴です。機械もオーダーメイドのため、納品までに1年以上かかるケースも少なくありません。その間に追加の注文をいただいたりする中で、設計や工場と連携をしたり、また据付の立ち合いなどの経験もさせてもらい、一連の流れや注意すべきポイントなどが理解できるようになっていきました。
今は社内の調整に関しても上司に頼ることなくできるようになり、自らスケジューリングを組んで仕事を進めています。

仕事のやりがいは、ご注文をいただけた時はもちろんですが、自分の知識が増え、成長を実感できた時という点もあります。特に私のように文系出身の場合は、その感慨もひとしおでしょう。お客様と対等に会話ができるようになるだけでも、格別の達成感を覚えるものです。

もうすぐ研修を終えた後輩が入ってきます。その時には頼りになる先輩になっていたいですし、物怖じせずに質問を投げかけてくれる後輩であれば、丁寧に教えてあげたいと思っています。
個人的には機械を分解して部品を交換したり、道具の使い方なども学び、機械の構造に詳しい営業になることが目標です。そうすることで、より仕事の奥深さを理解でき、楽しみも増すのではと期待しています。

私が大切にしていること

お困りごとの際などは、できるだけ面と向かってお話をし、信頼関係の構築に努めています。大がかりな対応が必要な時も、迅速に専任者の手配をしていきます。(Y.Tさん)

大きな金額の製品開発ができるのも、メーカーならではの醍醐味です/S.Yさん

私たちの事業部では塗料の供給や回収を行う装置など、自動塗装を行うために必要な塗装システムの設計・開発を行っています。私は設計担当として、主に供給装置の形状などのハード面を任されており、営業からの依頼をもとに仕様や納期を決め、図面の作成から検証、修正までの一連の工程を進めています。

配属されたばかりの頃は、実験や検証のデータ取りといった先輩の補助的業務から始めたのですが、理系出身とはいっても専攻が電気電子だったこともあり、塗装に関する知識はゼロ。専門用語はもちろん、自社製品のことなども1つずつ先輩の指導を受けつつ学んでいきました。先輩も「ここは、こうすると良いよ」など、丁寧にアドバイスをしてくれたものです。

そうした中、2年目には私が担当した装置を社内の技術センターで試運転する機会がありました。装置を動かす制御盤の設置は協力企業に頼んだのですが、その時に電源の短絡により労働災害が発生しかねない事案が起きてしまったのです。幸いなことに大事には至らなかったものの、一歩間違えれば命にも関わるだけに、自分の仕事の仕方を見直す機会となりました。
安全面に関しては研修でも学んだのですが、実際にこうした場面に出会ったことが、この2年間で最も印象深い出来事であり、意識面も含め、私の成長のきっかけになったと思っています。

現在、私は試作段階の設計を中心に任されています。製品自体が高価なものであり、その設計を若手のうちから任せてくれる点にはとてもやりがいを感じています。設計をしている段階ではわからないものの、装置が完成し、見積りなどを見ると、「大きな仕事をしたんだな」という実感が湧いてくるものです。
私たちの仕事も1~2年のスパンであり、複数の案件が同時に進行することも珍しくありません。3年目の目標としては、今抱えている開発案件を、ひと通り終えることです。その時には、新たな成長を実感していることでしょう。

将来的には、楽しく仕事をすることが目標です。今の部署に長くいるのであれば、他の装置も手がけることになると思いますし、例え異動になっても、私自身さまざまなことにチャレンジしたいため、それも楽しみです。マイホームを持つという大きな夢の実現に向けて、しっかりとした結果を出していきたいです。

私が大切にしていること

事故を未然に防げなかったことの反省を踏まえ、安全面には特に留意しています。その意識が欠けると、多くの人に迷惑をかけることになりかねません。(S.Yさん)

企業研究のポイント

私が企業研究をスタートさせたのは、大学3年生の夏頃。自分はどんな仕事がしたいのか、それにはどんな職種があるかを考え、ネットで調べたり、大学の担当者に相談をすることから始めました。
飲食店に料理を食べに行く時に、まずは何を食べるのかを決め、次に店の立地や雰囲気を考慮していくように、目指す分野を固めた後は、勤務地やライフワークバランスなどを見ていこうと思っていたのです。

モノづくりの会社に関しては、製品のラインナップなどが気になり、暮らしに身近な製品を手がけていれば親近感を持ったりもしていました。
コロナ禍で、オンラインが中心ではあったものの、インターンシップにも製造業を中心に4社ほど参加。各社の特徴や雰囲気をつかめたと思っています。

学生のみなさんの中には、まだやりたいことが明確でない方もいるでしょう。その時は、学生時代の学びや趣味を活かせる仕事には何があるかから探してみてください。
その他、この時期にはアルバイトや部活などを通じ、さまざまな人と話す習慣をつけておくことをお勧めします。モノづくりの世界でも社内や取引先の人と会話をする機会は多く、コミュニケーション力は必須となるからです。
(K.Yさん/ニューコンポーネント事業部 マーケティング部 営業課 プロセス技術係/2023年入社/繊維学部 機械・ロボット学科卒)

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製品の実験対応やデモなどを行う部署で活躍するK.Yさん。学生時代には機械を学んだ一方で、仕事では化学や物理に関する知識も必要となり、それらを学ぶのも楽しいそうだ。

マイナビ編集部から

学生時代の専攻にかかわらず、多様な人材が活躍している旭サナック。その背景には80年以上の歴史から成る豊富な人材育成のノウハウと、能動的に動ける人材にはどんどん活躍のチャンスを与えるという方針があるからだというのを、取材を通して確信した。

また、良好な人間関係のもと、若手社員たちがのびのびと仕事をしている印象を受けた。取材に登場した社員たちからも「私の年の同期は16名。そのうち6名ほどが文系出身で心強く感じたものです。福利厚生面では食堂がお気に入り。温かい料理を400円程度で食べることができます」(K.Rさん)「営業の仕事は1人ではできません。機械の仕様打ち合わせを設計としたり、据付時には工場の力も借りたりします。そうした協力を得やすい環境が気に入っています」(Y.Tさん)「アイデアが出ない時には散歩をしたり、気になったことがあれば工場に出向いたりするなど、活動をする上での自由度の高さも魅力です」(S.Yさん)「製造以外はワンフロアで仕事をしており、風通しが良く、さまざまな人に意見を聞くことができます」(K.Yさん)という声が返ってきた。

企業研究を進める際は、ぜひ各社の深掘りをしていくと良いだろう。そうすることで同社のように文理を問わずチャンスがあったり、一方で学生時代の学びや特技、個性などを活かすことのできる会社があることがわかるに違いない。

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出張などで海外に行く機会もあり、グローバルな活躍も可能。社内には今後も本業である機械事業を核に、来るべき100周年に向けた歩みを続けていくという気概が満ちている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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