最終更新日:2025/6/18

(株)スズキ自販山形

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 専門店(自動車販売・自動車関連)
  • 自動車・自動車部品
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 損害保険

基本情報

本社
山形県

取材情報

企業が取り組むSDGs

お客様のカーライフを支えながら、より良い環境づくりに取り組むスズキ自販山形のSDGs

PHOTO

当社のSDGsの活動をリードする3名の先輩社員にインタビュー

<写真左から>
◆黒田 朱音さん/スズキアリーナ山形北店 直販営業 2017年入社
◆安孫子 茉由さん/スズキアリーナ鶴岡宝田店 直販営業 2018年入社
◆佐藤 みきさん/スズキアリーナ天童店 直販営業 2018年入社

女性スタッフで構成された『女子改(じょしかい)』のメンバーが中心となって取り組む、(株)スズキ自販山形のSDGsの活動。
今回は『女子改』のリーダーを務める安孫子さん、サブリーダーとして活躍する黒田さんと佐藤さんに、具体的な取り組みについて語っていただきました。

【今回紹介するSDGsの目標】

目標3:すべての人に健康と福祉を
目標8:働きがいも経済成長も
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標12:つくる責任つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標14:海の豊かさを守ろう
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

まずは「知ること」が大切!SDGsの勉強会からスタートした取り組み

目標3:すべての人に健康と福祉を
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

全国のスズキの代理店には、女性スタッフで構成された『女子改(じょしかい)』というチームがあります。こちらは各店舗のショールームで働く直販営業スタッフを中心に、他職種の女性スタッフも加わり、毎月1回来場プレゼントや季節のイベントなど様々な内容を取り決める会になっています。私は2023年4月から『女子改』のリーダーを務めており、下記で登壇する黒田さんと佐藤さんにサブリーダーとしてサポートしてもらっています。昨年、全国の『女子改』メンバーが集まる機会があり、そこで話題に上がったのがSDGsに関連するお話。全国のスズキの代理店がSDGsに関わっていくということ、そして、2023年度は「目標3:すべての人に健康と福祉を×スズキの製品」というテーマにそって活動をしていくことが決まっていました。そこから『女子改』メンバーが中心となり、店舗ごとに活動を行っていくという流れになったのです。

当社では、まずスタッフのSDGsの認知度を調査するために、アンケートを実施しました。すると、ほとんどのスタッフがSDGsの存在は知っているものの、どのような活動が当てはまるのか分からない状況だったのです。そのため、SDGsの基礎から学ぶために、2023年7月に外部講師を招いて勉強会を開催しました。そこではカードゲームで楽しくSDGsについて考える機会があり、こんなに身近でできる活動があることを知り、意識も高まったのです。

それから社内で広く知れ渡るように、月1回はSDGs について話し合う機会を設け、2023年度は「目標3:すべての人に健康と福祉を×スズキの製品」というテーマに基づき、ペットボトルキャップの回収やマイバッグの作成を行うことになりました。そして、2024年度からは「目標11:住み続けられるまちづくりを×スズキ代理店」というテーマなので年間計画を立て、今後は自分たちが住んでいるまちにスズキの車ででかけ、車のご紹介も兼ねた地域の魅力発信や、オリジナルのハザードマップの作成、さらに、海開きの前に海のゴミ拾いなども計画中です。今後は当社のブログを活用し情報発信をしながら、SDGsの活動がお客様にとっても大きなプラスになるように活動していきたいです。
(安孫子 茉由さん)

SDGsの取り組みを紹介

「SDGsとは?」を知ることから始めた『女子改』メンバー。初めて行われたSDGs勉強会では、カードゲームを行い、楽しく分かりやすくSDGsを学んでいった。(安孫子さん)

私たちの生活の身近にあるペットボトルキャップが、ワクチンや福祉用具の購入費用に!

目標3:すべての人に健康と福祉を
目標8:働きがいも経済成長も
目標12:つくる責任つかう責任

◆全店舗が一丸となって取り組むペットボトルキャップの回収
2023年度は「目標3:すべての人に健康と福祉を×スズキの製品」というテーマに基づき、2023年8月からスタートしたのがペットボトルキャップの回収です。まずは社内でペットボトルキャップを集めるところから始めようという話になりました。『女子改』が中心となって行っている活動なので、男性スタッフなど社内の多くの人々に知ってもらうために、朝礼などを利用して周知徹底し、各店舗に回収箱を設置しました。夏場に回収箱の設置をスタートしたこともあり、ペットボトル飲料を飲む機会も多く予想以上に集まり、たくさんのペットボトルキャップを回収することができました。2023年度だけで2回程回収。回収したすべてを本社に保管し、2024年5月に初めて専門業者(団体)のもとへお届けすることができました。

ペットボトルキャップはワクチンや車いすなど福祉用具の購入費用に変えられ、さらに廃棄処分をしないことでCO2排出量の削減などにも繋がるというメリットがあります。この事実を知った時は、分別をすることでこんなにも役に立てるということに驚きました!2024年度になり社内でのテーマは変わりましたが、今後もペットボトルキャップの回収を続け、お客様にもご協力いただけるようなスタイルなども視野に入れていきたいですね。

私自身、メディアなどでSDGsの存在は知っていたものの、難しいものという認識がありました。ですが勉強会を通じて、自分たちの普段の生活の中でも出来ることが多いことや、身近なものだと知りました。そして、周りの社員にもペットボトルキャップの回収をする目的を伝えることで、全員が協力してくれたこともやりがいになっています。私自身、もともと自宅でペットボトルとキャップを分別していることや、買い物の時にエコバッグを使用することがSDGsに繋がっていることも嬉しかったですし、不用品をリサイクルショップに持参する機会も増えました。実際に職場でこのような活動を行うことで、プライベートでも意識が高まってきましたね。このように一人ひとりの認識が変わることが大切だと思うので、SDGsの活動に取り組めて良かったと思っています。
(黒田 朱音さん)

SDGsの取り組みを紹介

普段何気なく飲んでいるペットボトル飲料。そのキャップが福祉用具の購入などに役立つことを知らなかったスタッフも多い。日常生活の中にもSDGsの活動がある!(黒田さん)

全店舗でアイディアを出し合ってつくったオリジナルのエコバッグをお客様へ!

目標3:すべての人に健康と福祉を
目標12:つくる責任つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標14:海の豊かさを守ろう

◆全店舗からアイディアを募集し、みんなでつくり上げたエコバッグ
ペットボトルキャップの回収と同じように、2023年度のテーマに基づいて取り組んだのがプラスチックごみの軽減に繋がるエコバッグづくりです。エコバッグのデザインを決めるにあたって、「目標3:すべての人に健康と福祉を」に合うデザインを全店舗の社員から募集しました。みんなで一つのエコバッグをつくり上げようという目標があったので、とても協力的で手描きのデザインを送ってくれたスタッフたちもいて嬉しかったです。そこから、上記で登壇した安孫子さんと黒田さんと私の3名で表には可愛い動物たちがセニアカーに乗っている姿と、目標3の内容と社名を英語で表記し、裏には営業部の部長のアドバイスも含めた、スズキの車両のグリルをデザインしました。絵を描くことが得意な社員が、目標3のカラーと同じグリーンのオシャレな普段使いがしやすく、A4サイズのファイルも入るエコバッグに仕上がりました。このエコバッグは完成したばかり。ちょうど決算時期だったのでDMを持参してくださったお客様にお渡ししたところ、大変好評でした。今後はさらに多くのお客様にお渡しできるように模索中です。実際に手に取ってくださったお客様も「可愛い!」と喜んでくださるので、つくった甲斐があったと思っています。また、当社の車両について知っていただくことで、お客様の選択肢を増やすお手伝いができたら嬉しいですね。

安孫子さんのお話にあったように、黒田さんと私は『女子改』のサブリーダーを務めています。月1回、各店舗から2名くらいの女性社員が集まり、いろいろな内容を話し合うのですが、多くの人の意見を聞けるのでとても楽しいです。主催する側としては堅苦しい会議ではなく、みんなが意見を出しやすい雰囲気づくりにこだわっています。毎回、男性の営業部長も参加してくださり、社長がお顔を出してくださることも!管理職の方々とコミュニケーションを取れる場にもなっているので、会社が目指す方向性も分かり、視野が広がりますよ。役職や年次を問わず交流を深められるのも当社で働く面白さですね。
(佐藤 みきさん)

SDGsの取り組みを紹介

近年では買い物をする上で欠かせない存在になったエコバッグ。全店舗のスタッフで一緒にデザインを考えることで一体感も生まれ、大きな達成感を得られたという。(佐藤さん)

企業研究のポイント

企業研究に取り組む期間は、いろいろな企業や職種について知れる貴重な機会だと思います。初めは興味を持っていなかった職種でも、実際にお話を聞いてみると、意外と自分に合っていると感じることも。先輩社員のお話を聞けるような機会があれば積極的に参加して、どんな質問でも積極的に先輩社員たちにぶつけてください。きっとリアルな声が聞けますよ!
(安孫子さん)

社会人になると、いろいろな業種や職種を見られる機会はあまりありません。じっくりと企業研究に取り組めるのも学生時代だからこそ!ですので、様々な視点で企業研究を進めてください。私の場合は親のアドバイスもあり、福利厚生が充実しているかどうかをチェックしました。特に長く働くことを見据えた上で、いざという時に手厚い制度があるかどうかを見て当社に決めたので、皆さんもぜひ参考にしてみてください。
(黒田さん)

私は企業研究をする際に、それぞれの企業の雰囲気を見ていました。特に会社見学会などに参加して社員同士の会話などを見て、その企業の雰囲気を肌で感じるようにしていたのです。その中で当社は職種を問わず社員同士が仲睦まじく話す様子が印象的でした。インターンシップなどを開催する企業も多いと思うので、積極的に参加してみてください。
(佐藤さん)

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山形県内に全8店舗を展開する(株)スズキ自販山形。ネームバリューがある企業だが、先輩社員によると、人事担当者をはじめ社員の人柄も入社の決め手になっているようだ。

マイナビ編集部から

1970(昭和45)年の設立以来、山形県内で50年以上もお客様のカーライフを支えてきた(株)スズキ自販山形。スズキが誇る「小さい」「誰でも運転しやすい」という車は、長きにわたり多くの人々に選ばれ続けている。

そのような同社が力を注いでいるのが、SDGsの取り組みだ。SDGsとは、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標。スズキのメーカーとしても、環境への取り組みや地域社会への貢献など様々なSDGsの活動に力を注いでいる。今回お話を伺った同社では、女性スタッフで構成された『女子改』のメンバーが中心となり、オリジナルの活動に力を注いでいる。まずはSDGsについて知るために勉強会を実施して知識を深め、自分たちがすぐに出来る活動として、ペットボトルキャップの回収やエコバッグづくりをスタートさせた。そして、2024年度からさらに具体的な活動を行うために年間計画も立てている。スタッフ同士で考えて話し合い、一緒に取り組んでいくスタイルに、仲間との関係性やチームワークを大切にする、同社の社風があらわれている。このような雰囲気なので、すべての社員の意見がしっかりと反映されるので、多くの社員が働きやすさを感じているという。

企業を研究する上で事業内容はもちろんのこと、その企業の社会的な取り組みにぜひ注目してほしいと取材を通して感じた。今回ご紹介したSDGsはその代表的な取り組みと言えるだろう。

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誰でも意見を発信できるのは(株)スズキ自販山形の社風!『女子改』リーダーの安孫子さんも、ミーティング中に喋らない人がいないように、一人ひとりに声をかけているそう。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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