最終更新日:2026/8/26

矢崎ネットワークシステムズ(株)【旧社名:富士通アイ・ネットワークシステムズ(株)】

  • 正社員

業種

  • コンピュータ・通信機器
  • 機械設計
  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • その他メーカー

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「スマートファクトリー」で加速する、エンジニアの成長と挑戦。

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先輩社員が語る、当社の仕事とキャリア

山梨県を拠点に、社会インフラを支えるネットワーク機器を製造する矢崎ネットワークシステムズ。スマート工場にも象徴される高い技術力を強みに、エンジニアたちはどう成長していくのか。先輩社員に話を伺った。

清水 竜太さん(写真中央)
DX推進室
2007年入社

有賀 祐太さん(写真左)
プロダクト開発部
2014年入社

清水 柚貴さん(写真右)
製造ソリューション部
2021年入社

現場目線のDXで「スマートファクトリー」を推進/清水 竜太さん

もともと、ものづくりに携わる仕事がしたいという想いがあり、ネットワーク機器の製造を通じて社会を支える当社の事業に興味を持ちました。入社後は製造部に配属され、製造ラインでの作業を経験。プリント基板に部品を搭載したり、基板を組み込んだ装置を完成させて試験を行ったりと、現場の最前線でものづくりに携わりました。その後、製造ラインのリーダーとして工程の進捗管理や品質管理、新製品ラインの立ち上げなどの管理業務も担当するように。さらに、生産工程の見直しにより無駄を省き、効率を高める改善活動にも関わるようになり、組織改編を経てDX推進室が立ち上がりました。現在は、従来の作業改善に加えて、IoTやデジタル技術を活用した製造現場のDX化に取り組んでいます。

DX推進室では、現場を視察して課題を見つけたり、作業員の意見を聞いたりしながら改善策を検討しています。これまでに大きな成果が出た取り組みの一つが、製造ラインの作業品質を支援するカメラの導入です。従来、人の目で行っていた部品の取り付け確認を、カメラが自動で判定する仕組みで、正しい状態でなければ次の工程に進めないようにしました。その結果、経験によるミスの差がなくなり、作業者も不安を感じずに作業できるようになりました。実際に、導入後は組み付けミスの見逃しがゼロになり、工数の大幅な削減にもつながっています。

DX推進室の仕事の面白さは、現場目線を活かせる点にあります。私自身が製造部を経験しているため、「作業員が本当に使いやすいか」「無理なく続けられるか」を常に意識しています。すべての取り組みが思い通りにいくわけではなく、狙った効果が出ないこともありますが、その場合は早めに方向転換し、別の方法を検討します。そうした試行錯誤も含めて、この仕事のやりがいだと感じています。最近は当社のスマートファクトリーに対する社外からの工場見学や視察対応も多く、月に5~6回ほど対応しています。自分たちの取り組みが評価され、他社の参考になるというのは大きな励みです。今後の目標は、DX推進室が主導するだけでなく、製造現場が主体的にデジタルツールを無理なく活用していけるようにするための学びのサポートや情報発信にも力を入れていきたいと考えています。

先輩社員が語る、仕事の魅力

「紙で行っていた設備点検表のデジタル化を推進。ペーパーレス化に加え、点検履歴を即座に確認でき、作業効率と管理精度が大きく向上しました」

回路設計のエキスパートとして、見えないところで社会の通信を支える/有賀さん

大学院では電気電子系を専攻し、回路設計を扱う研究室に所属していました。そこで学んだ知識や考え方を活かしたいと考え、就職活動では回路設計技術者という軸で企業を探しました。その中で、地元・山梨で働ける点にも魅力を感じ、当社を志望しました。正直なところ、ネットワーク機器分野にはなじみはありませんでしたが、社会インフラを支える製品をものづくりしている点に惹かれました。

入社後はプロダクト開発部に配属され、現在まで一貫して回路設計に携わっています。担当しているのはPBX(構内交換機)の開発です。PBXとは、外線と内線をつなぎ、企業や施設内の電話通信を制御する装置で、当社でものづくりしているのはオフィスや病院、公共施設などのエンタープライズ向けの製品です。その中でも、私は主にEOL対応設計を担当しています。EOLとは「エンド・オブ・ライフ」の略で、ここでは製品で使用している電子部品の生産が終了されることを指します。そのままでは製品が製造できなくなるため、工場の部品在庫がなくなってしまう前に代替部品や新しい回路構成を検討し、同等以上の性能と品質を保った設計に作り替える必要があります。PBXは長期間使われる装置で、内部には古い構成の回路も多く残っています。単純な部品置換えでは対応できないケースもあり、回路の動作原理から理解し直す必要がある点は、難しさでもあり、面白さでもあります。

試作段階では、思い通りに動かないことも少なくありませんが、原因を一つひとつ調べ、試行錯誤を重ねて問題を解決できたときは、エンジニアとして最も達成感を感じる瞬間です。PBXは家電量販店に並ぶ製品ではありませんが、納入先にはテーマパークや病院、消防署など社会インフラに欠かせない施設が並びます。納品先の名前を見たときに、「社会インフラの一部を支えている」と実感できる仕事だと感じます。

開発環境の良さも当社の大きな魅力です。回路設計から試作、検証、製造、出荷までを敷地内で一貫して行えるため、自身が設計した製品が出荷されるまで見届けることができます。チーム内の雰囲気もよく、困ったときには先輩や同僚が親身になって相談に乗ってくれます。今では同僚にアドバイスをすることもあり、自身の成長を実感しています。今後も、これまで培ってきた回路設計の技術をさらに深めながら、社会インフラを支えるものづくりに挑戦し続けたいですね。

先輩社員が語る、仕事の魅力

「困ったときは気軽に相談できる環境があります。回路検討や不具合調査にも親身に付き合ってもらえ、手厚いサポートを実感しています」

現場の課題を解決し、エンジニアとして成長する日々/清水 柚貴さん

大学では電気工学を専攻しており、ものづくりに関わる仕事がしたいと考えて就職活動を進める中で、当社を知りました。ネットワーク機器の知識は一般レベルでしたが、電気工学で学んできた内容が活かせそうだと感じたことが志望理由の一つです。ちょうどコロナ禍でリモート面接が始まった時期でもあり、地元・山梨に戻って働くという選択肢が現実的になったことも、当社を志望する後押しになりました。

入社後の新人研修では、さまざまな部署を回り、実際の業務を体験しました。その後、希望していた製造ソリューション部に配属され、現在はスマート設備開発課に所属しています。主に担当しているのは、スマートメーターの通信ユニットを製造するための試験設備や試験ソフトの開発です。スマートメーターは電気使用量を計測する装置で、その中でも通信ユニットは、電力会社のシステムとデータをやり取りする重要な役割を担っています。

製造ソリューション部の役割は、製品を安定してつくるための設備開発や仕組みを構築することです。製品の仕様や生産条件をもとに、一日にどれくらいの数量を生産するのか、作業者は何人必要なのかといった点を整理しながら、製造ライン全体を設計していきます。私はその中で、通信やソフトに関わる試験工程を担当しており、試験仕様書をもとに、ファームウェアの書き込み、無線通信確認などを自動で行う試験ソフトを開発しています。試験仕様書通りにプログラムを書いても、実際の運用では思い通りに動かないことも多く、原因を切り分けながら改善を重ねています。開発課は少人数のチームですが、同じく試験ソフトを担当している先輩と相談しながら、「この処理のほうが安定しそうだ」といった意見を出し合い、問題を解決しています。

働きやすさの面でも、恵まれた環境だと思います。休暇は取りやすく、忙しい時期を除けば希望通りに取得できます。また、「何かあれば無理せず休んで」と声をかけてもらえるような温かい職場です。山梨に戻ってからは、観葉植物などプライベートの時間も楽しめるようになりました。今後の目標は、試験ソフトの開発だけでなく、製造ライン全体を見渡せる立場になることです。将来的には、各工程のスケジュール管理や役割分担を行うプロジェクトリーダーとして、ライン全体をまとめられるようになりたいと考えています。

先輩社員が語る、仕事の魅力

「設備の自動化に積極的に取り組んでいる点が当社の強み。入社後も自動化は着実に進んでおり、その変化の最前線に関われることにやりがいを感じています」

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 清水 竜太さんが感じる職場の雰囲気
  • 有賀さんが感じる職場の雰囲気
  • 清水 柚貴さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

矢崎ネットワークシステムズの大きな強みの一つが、「高い技術力」です。ロボットによる製品組み立てや自動化された製造ラインは、国内外の企業からも高い評価を受けています。省人化・自動化を進める一方で、現場で働く人の負担を減らし、より安全で効率的なものづくりを実現している点が特徴です。

もう一つの強みが、「働きやすさ」です。当社は山梨県内でも数少ない「山梨クリスタルえるみん」認定企業で、残業時間、有休取得率、平均勤続年数などの厳しい基準をすべて満たしています。また、法定基準を上回る、当社独自の制度も充実しており、年間20日の有休とは別に、介護・子育てなどに使える「積立休暇(年間5日・有休扱い)」、配偶者の出産時に使える「出産育児サポート休暇(産前産後20日・有休扱い)」があります。また、2026年1月より「養育支援休暇(年間12日・有休扱い)」を新たに設けるなど、ライフステージに応じた支援が整っています。

その背景には、社員一人ひとりを大切にする企業文化があります。制度があるだけでなく、実際に使いやすい雰囲気が根づいているため、ワークライフバランスを大切にしながら、生き生きと働く社員が多いのも当社の特長です。

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矢崎グループの一員となってからも、「従業員を大切にする」文化は変わらず継承。働きやすさへの取り組みが、離職率の低さにもつながっている。

マイナビ編集部から

矢崎ネットワークシステムズは、矢崎グループの一員として、企業向けネットワーク機器や通信関連製品の開発・製造を手がけるメーカーである。山梨県を拠点に、設計から製造、検証までを自社で一貫して行う体制を強みとし、社会インフラを支える製品を数多く世に送り出してきた。一般消費者の目に触れる機会は少ないが、日本の社会を支える現場で、同社の技術は確実に機能している。

同社の技術力を象徴するのが、スマートファクトリーの取り組みだ。ロボットによる組み立てや自動化された製造ライン、カメラを活用した品質チェックなど、製造DXを積極的に推進しており、その工場には年間数百人が見学に訪れる。こうした先進的な製造環境で日常的に仕事ができること自体が、技術者の成長を自然と後押しするはずだ。さらに、チーム単位での開発が多く、若手のうちから実務を通じて試行錯誤を重ねられる環境が整っている。先輩社員との距離も近く、相談や議論がしやすい風土が、着実なスキル向上につながっている。高度な技術力と、それを支える人材育成の土壌。その両立こそが、矢崎ネットワークシステムズの競争力の源泉となっていると感じられた。

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業務の合間には、エンジニア同士が談笑する場面も。立場に関係なく話しやすい雰囲気があり、日常的なコミュニケーションがチーム力を高めている。

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