最終更新日:2026/2/12

キヤノンマシナリー(株)

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器
  • 重電・産業用電気機器
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • ソフトウエア

基本情報

本社
滋賀県

取材情報

記事で読む社会科見学

国内シェアトップクラスを誇る設備も。独自の技術力とチャレンジ精神で社会に貢献!

PHOTO

半導体・電池・自動車電装部品等の製造を全力サポート

◆開発・設計本部(技術)/Nさん

◆FAソリューション事業本部(営業)/Mさん

半導体製造設備や自動化・省力化装置の開発・製造を通して、より便利で暮らしやすい社会づくりに貢献しているキヤノンマシナリー。技術と営業の2つの視点から、同社の取り組みと今後の展望を語っていただきました。

<会社の強み>世界に先駆けた技術も!AI、自動車、家電などに使われる半導体の製造設備を開発

【技術】
キヤノンマシナリーは、半導体製造装置「ダイボンダー」や電子部品の基板加工装置等を自社で開発・製造している企業です。お客さまからの相談を受けて開発を進める場合もあれば、ニーズを先取りして、まだ世の中にない製品を企画することもあります。いずれも開発・設計・検証を繰り返し、周辺部品まで揃えた完成品として市場へ送り出しています。

特に半導体製造装置に関しては幅広いノウハウを有し、100件以上の特許を保有。世界に先駆けて、半導体ウエハーから個片のダイをピックアップし、接合させる技術を開発しました。ダイのサイズは0.1~50ミリ角、厚みは10~15ミクロンと、髪の毛より薄い繊細な部品にもダメージを与えず、高精度かつスピーディーに処理できます。
ピックアップ、接合、そしてそれらを「見る」技術にも優れているのは、キヤノングループならではの強みです。半導体製造における「後工程」と呼ばれる分野で、当社は独自の技術を有し、他社との差別化を図っています。

【営業】
技術者が開発した半導体製造設備や自動化設備を提案・販売するのが、FAソリューション事業本部の営業部門です。当社の設備で製造された半導体は、最終的に家電製品やAI関係、自動車部品などの一部として、社会に貢献しています。

設備業界には多くの競合がおり、高度なノウハウを持つ当社でも新規開拓は容易ではありません。近年は海外メーカーも力をつけ、コストやスピードの面で競争が激化しています。「キヤノン」というブランドへの信頼は大きな強みですが、それだけに頼っていては勝ち残れません。
営業チームでは今こそ、お客さまのもとへ足を運び、一人の人間として信頼を得ることが重要だと考えています。販売して終わりではなく、そこからが本当のお付き合いの始まりです。設備に関するお困りごとや潜在的なニーズを把握するため、Webではなく対面でのコミュニケーションを基本とし、小さな要望も見逃さず関係を深めています。

独自の技術を強みに

AIの導入、DX化が進む中で半導体の需要がさらに高まるのは必至。半導体の製造装置で独自の技術を持つ同社が果たす役割も大きくなっていく(写真は基板用コイニング装置)

<進取の気性>その挑戦はいつも新しく、ときに険しい。だからこそ到達したときの喜びが大きい!

【技術】
「進取の気性」「技術優先」というキヤノングループ共通のDNAが隅々まで浸透している当社では、常に新たな挑戦を続けています。挑戦には失敗がつきものですが、一度や二度の失敗で諦めることはありません。何度でも、ぶつかっていく――それが当社技術者の基本姿勢であり、強い技術力の源でもあります。

かつて「他社ではできない仕事をお願いしたい」という難題が、お客さまから持ち込まれたことがありました。私たちは迷わずチャレンジを決意し、数名のチームでプロジェクトを始動。初期段階では要求レベルに達せず苦戦しましたが、何度も試作を重ね、半年後にようやく完成へ。納期も迫る中、決して楽な道ではありませんでしたが、お客さまの協力もあり、取引先というより仲間のような関係で「一緒にやりましょう」と励まし合いながらゴールに到達しました。
お客さまと苦楽を共にし、最後には喜びを分かち合えた経験は、今も強く心に残っています」と、主力メンバーの一人であった技術者は振り返ります。

【営業】
当社のお客さまは、日本全国から東南アジア、中国、インドまでワールドワイドに広がっています。かつて海外の新規開拓を一気に進めるべく、他部門も巻き込んだ全社プロジェクトを始動しました。苦戦の連続でしたが、複数の海外大手メーカーの開拓に成功し、各社から続々と複数台の受注を獲得。達成感とともに、その後も継続的な取引が続く大切な顧客となっています。

もちろん、こうした大きな成果だけでなく、日々のやり取りの中にも営業のやりがいはあります。最もうれしい瞬間は、お客さまからの「○○さんから買いたい」というひと言。特別なことをしたわけではなく、日頃からの迅速な対応や丁寧なやり取りといった小さな積み重ねが、確かな信頼を築いていきます。
設備営業とは、地道な努力と提案の繰り返しを通じて、人と人との関係性の中で成果を生み出す仕事である――営業メンバーは、改めてそう実感しています。

独自の技術を強みに

長年の事業で培った要素技術を生かし、各種電子部品、ICカードなどの加工・組み立て・検査用の装置を提供。医薬品製造や研究開発の自動化にも挑戦(写真は基板切断装置)

<社会貢献>人の目には触れない。それでも、社会を支えているという確かな手応えと誇りがある

【技術】
挑戦には失敗がつきものですが、毎回が手探りというわけではありません。私たちには長年の事業で培った豊富なノウハウがあり、その蓄積を基盤に開発を行っています。新製品を企画する際は、お客さまのニーズや市場動向、競合他社の製品を徹底的に調査し、慎重な検討を経てからプロジェクトを始動させています。

当社の製品は一般の人々の目に触れることはほとんどなく、いわば“縁の下の力持ち”的な存在です。それでも確かに社会を支え、間接的ではあっても暮らしを便利にしていると実感しています。難しい仕事ほど、お客さまも一体となってチャレンジしてくださり、その喜びも大きい。苦労の分だけ得られるものも多く、その経験が次世代の技術者を育て、次の製品開発へとつながっています。

これからも、モノづくりを心から楽しみ、新しいものを生み出すことにワクワクできる仲間とともに仕事をしていきたい。開発スピードをさらに高め、タイムリーに商品を提供し、利益を創出しながら、これまで以上に社会の発展に貢献していきたいと考えています。

【営業】
営業も技術者と同じ思いを胸に、お客さまと技術者の間に立ちながら、厳しい市況の中でいかに受注を確保するかに挑んでいます。半導体は社会に不可欠な存在であり、AIの進化にも欠かせません。当社の製品がもたらす影響は決して小さくない――その誇りと責任感をチーム全員が共有しています。

競合他社の動きを見て「それなら、こうしてみよう」と新たな発想が生まれることもあります。そうした刺激を糧に、得たアイデアを開発者と共有し、議論を重ね、場合によっては商談にも同席してもらいながら新たな製品づくりを進めています。

今後は、国内はもちろん、現在もっとも注目度の高いインド市場でのシェア拡大を目指します。そして、しっかり利益を上げて社員に還元し、より多くのメーカーに当社の設備を利用していただくことで、便利で快適な暮らしづくりに貢献していきます。
営業部門にはベテランが多く在籍していますが、若手の育成にも注力中です。元気で前向き、そして行動力のある方の活躍に大いに期待しています。

独自の技術を強みに

15ミクロンの超薄型ダイにダメージを与えることなくピックアップし、確実に接合させることができる半導体製造装置『ダイボンダー』。国内でトップクラスのシェアを持つ。

企業研究のポイント

企業研究を進めるにあたって、まず大切なのは「自分は何に興味を持っているのか」を突き詰めて考えることです。
たとえばキヤノンマシナリーは、半導体製造装置を主力に開発・製造している企業です。この分野に興味がなければ、日々の仕事に意欲を持ち続けることは難しいでしょう。

自社が手掛ける大型装置が世界中の人々の役に立っている。その事実に喜びを感じられる方なら、困難があっても乗り越え、成長の手応えを得られるはずです。事務系志望の方も、半導体の将来性に共感できるなら、技術者と同じ方向を見据えて前進できます。これはどの分野にも共通すること。ぜひ、「その企業が生み出す製品やサービスに興味を持てるか」を考えてみてください。

半導体そのものを目にする機会は少なく、製造装置と言われてもイメージしにくいかもしれません。しかし、それらは家電や自動車など幅広い製品に組み込まれ、私たちの生活を確実に豊かにしています。当社であれば、機械の開発に携われるだけでなく、モノづくりを通して社会に貢献したいという思いも叶えられます。さらに、先輩社員はやさしい人ばかりで、若手をしっかりフォローする風土も根付いています。

自分の興味の方向性を見極めると同時に、企業の社風にも目を向けながら、企業研究を進めてみてはいかがでしょうか。

PHOTO
本社は「住みやすい」と人気の滋賀県南部にある。大阪・京都へのアクセスがよく、自然豊かなのに都市にも近く便利。独身者対象の家賃補助制度で、社会人スタートも安心。

マイナビ編集部から

世界的企業のグループでありながら、従業員数は700名弱とほどよい規模のキヤノンマシナリー。お話を伺いながら、人と人との距離の近さや気取らない雰囲気が伝わってきた。
そんな社風の背景にはいくつかの要因があるが、手厚い研修制度もその一つ。入社後は座学の後、現場で手を動かして装置をつくる実習を受ける。その後は技術系と事務系に分かれ、技術系の新入社員はCADを一から習得。関東にあるキヤノングループの研修施設で、同期と合宿を楽しみながら仕事や会社について学んでいく。入社後3年間は研修期間と考え、この間にさまざまな業務を経験。事務系も生産管理や調達、経理などをローテーションし、工場の基礎知識を身につける。

技術者は機械設計・ソフトウェア設計・電気設計の3分野に分かれるが、多くの先輩は自分の担当以外の分野もカバーしている。開発はチームで行うため、他分野への理解が不可欠だからである。こうした幅広いスキル習得の姿勢こそが、世界最先端の装置を生み出す土壌になっている。
「自分だけがスキルアップすればいい、自社だけが利益を得ればいい」ではなく、「世界中のすべての人と共に幸せを追求する」―そんなキヤノングループ共通の理念「共生」が社内に根付いている。インターンシップや企業研究を通じて触れれば、さらに多くの魅力を発見できるだろう。


PHOTO
専門分野を極めつつ他分野の知識も身につけ、成長できる環境が整っている。モノづくりの喜びと楽しさ、苦労を仲間と共に分かち合いたい方には、最適な環境であると感じた。

トップへ

  1. トップ
  2. キヤノンマシナリー(株)の取材情報