最終更新日:2025/7/17

福島トヨタ自動車(株)

業種

  • 専門店(自動車販売・自動車関連)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)

基本情報

本社
福島県

取材情報

先輩100人100の就活

話すことが苦手だった学生時代からチャレンジした営業職

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車についての興味や知識も含め、ないものを得るための就職活動

トヨタ系カーディーラーのひとつである福島トヨタ自動車。その最前線で営業活動に取り組む若手社員に、就職活動への取り組み方、インターンシップに参加した感想、就職先を選んだ理由などについて話を聞きました。

高崎峻/くるまックス本宮店車両課・2020年入社
福島県本宮市出身。国際ビジネス公務員大学校オフィスビジネス科を卒業後、2020年に入社。配属後は営業職として新車や中古車の販売に従事。併せて点検・修理の案内や、受付に取り組む。お客さまの車両の状態を確認し、必要があれば外注先も含めて整備を依頼。先輩から引き継いだお客さまや自ら提案・販売したお客さまを中心に約600名を担当している。

就職先のイメージもなく合同説明会に参加。ある友人のひと言がきっかけに

福島トヨタ自動車のくるまックス本宮店車両課で、営業職として働いています。福島トヨタ自動車との出会いは合同説明会でした。特段の準備もなく参加したのですが、就職先について調べていた友人から、「トヨタ系の会社は働く環境が整っているらしい」と聞いたことから興味が湧きました。合同説明会に参加したことで採用担当者に詳細な話を聞くことができました。
実際に話を聞いてみたところ担当者の対応がとても丁寧で、その後インターンシップにも参加させていただいたのですが、その際にも必ず1本お電話をいただけました。

学生時代は、就職先について明確な軸が無い状態で業界も職種もイメージしないまま、いくつかの企業説明会に参加しました。私はオフィスビジネス科出身でしたが、「将来どんな職業に就くにしても、いろんな資格を取っておいた方が役立つだろう」といった考えから進学したものでした。
当社以外に話を聞いたのは銀行やハウスメーカーなど。その中から福島トヨタ自動車を選んだのは、数ある営業職の中でもお客さまと密接にお付き合いできると考えたからでした。
しかし、志望するにあたっては不安もありました。当時の私は車への興味は薄く、車種や車の仕組みなどについてほとんど知らなかったからです。その点をインターンシップで質問したところ、社員全員が車好きという訳ではないこと、好き嫌いに関わらずスタートラインは同じであることなどを教えていただきました。実際に当社で働く先輩社員の話をうかがったことも安心感につながりましたね。

合同説明会・インターンシップへの参加から福島トヨタ自動車への入社を目指し、無事希望が叶い採用されることになりました。いまでこそ営業職ですが、昔は他人と話すことが苦手で、一人でいることが好きな学生でした。これからの人生、社会人として働き続けることを考え結果、変化や成長が望める仕事を探しました。就職先に福島トヨタ自動車を選んだのは、福島県で暮らすのに車が欠かせないことも理由のひとつとなっています。これまで営業職として働いてきましたが、仕事を通して相手と話すことが好きになりました。

福島トヨタ自動車で描く、 これからのビジョン

一緒に働きたいタイプは「場の空気を盛り上げてくれる方」。接客業務は真面目さだけでは成り立たず、親しみやすさやユーモア精神が相手に好かれる要素だという。

インターンシップに参加して各店舗を見学。現場を体感したことで働く自分をイメージできた

就職活動についてはスタートこそ周囲と一緒でしたが、内定をいただくのが早かった印象です。専門学校で学んでいたので、入学した年の12月に合同説明会に参加。1~2週間後のインターンシップに滑り込みで申し込みを行いました。
インターンシップを参加したのは福島トヨタ自動車だけでした。計2回参加しましたが、会社の説明、店舗設備や働いている様子を見学しました。最初に参加したときには福島市内の新しい店舗を訪れ、2回目には本社近くの店舗を見学。入社後は県内各地の店舗で働くため、異なる店舗を見学できたことで自分が働く姿をイメージすることができました。
担当者の話やインターンシップに参加することで、「福島トヨタ自動車で働きたい」と思いが強くなり、その気持ちが通じたのか内定をいただくことができました。
選考では小論文、適性検査、面接が行われ、小論文では学校の添削を受けながら書き方を練習しました。接客が中心となる仕事だけに、「こんな質問がきたらこう答えよう」「こう答えたらこんな質問がくるかもしれない」など、自分で何パターンものシミュレーションを組み立てて最後の面接に臨みました。

一人で過ごすことが好きな学生時代だったので、そんな自分が営業職として働いているのが今でも不思議に感じます。あえて得意ではない世界に飛び込むことで、自分を変えたかったのかもしれません。
福島トヨタ自動車の入社をめざすと決めたときから、普段の生活でさまざまな年代の方と話す機会を意識して増やしていきました。授業の合間には先生方に積極的に質問したり、接客中心のカラオケ店でアルバイトしたこともありました。食品工場のアルバイトも経験しましたが、そこは年上の方との連携が大切な職場でしたね。校外活動として観光鍾乳洞のイルミネーションにも取り組み、スタッフの方と企画や装飾についてやり取りを重ねていました。
そういった経験が役に立ち、就職活動では学年でも最初に内定をいただけました。現在は仕事でさまざまな立場や年齢層の方と接していますが、学生時代に幅広い方とコミュニケーションをとっていたことが役立っていると感じています。

福島トヨタ自動車で描く、 これからのビジョン

学生時代は車にそれほど興味がなかっただけに、学ぶべきことがたくさんあるという高崎さん。今後は「もっと勉強を重ね、詳しい商品知識を身につけたい」と話していました。

先輩方のご指導で少しずつ車の知識を習得。お客さまにご満足いただくことがやりがい

福島トヨタ自動車に入社してからは、地元である本宮市のくるまックス本宮店に配属され、車両課の一員として業務に従事しています。入社1年目の昨年、特に印象的だったエピソードがあります。同じ営業職であるお客さまにトヨタ車をご購入いただいたのですが、新人営業であることを見抜かれ、助けになりたいという理由がご購入の決め手だったと納車前に教えていただきました。同じ営業職だったため、説明の仕方などで未熟さを感じられたのでしょうか。お気遣いいただいたことを、いまでもありがたく感じています。

この仕事でやりがいを感じるのは、お客さまのご要望にお応えできたときです。お客さまの愛車をお預かりし、返却した際に「良くなったね」とお言葉をいただける瞬間が営業職の醍醐味だと思います。
もちろん大変なことも多く、車の仕組みや新しい車種など覚えることがたくさんあります。他の社員と比較して車への興味が無かったことから、勉強すべきことは多く、上司や先輩方にご指導いただきながら、商品知識もだいぶ身についたと感じています。お客さまを含めて、普段業務に関わる皆さんが車に詳しいため、分からないことは一つひとつ確認するようにしています。

仕事に取り組むなかで大切にしていることは、聞き上手になることです。常にお客さまのご要望を細かく汲み取れるよう心がけています。たとえば「車の調子が悪い」というご相談でも、お客さまが御見積を求めているのか、修理までをお望みなのかきちんと話を聞かなければ分かりません。車について話すだけでなく、何気ない世間話からもお客さまのご要望を察知できるよう努めています。
入社後の研修も充実していましたが、実際に現場で必要になる知識は自分で学ばなければなりません。何よりも経験を積むことが大切だと感じています。
これから企業研究を始めるというみなさんには、その企業がどんな事業に取り組んでいるかだけでなく、主力事業以外にどんな活動に取り組んでいるのかにも注目してほしいと思いますね。私の場合も就職先についていろいろと調べ、当社がアクアクリーンキャンプなどの環境美化活動などに取り組んでいることを知ることができました。そういった企業姿勢もまた、志望理由のひとつとなりました。

福島トヨタ自動車で描く、 これからのビジョン

商談に臨む高崎さん。今後については「お客さまのご要望により細やかに対応し、相手の気持ちに寄り添ったサービス」が目標とのこと。

企業研究のポイント

企業研究の際に注目してほしいのは、人事担当者たちの振る舞いです。担当者は学生にとって企業の顔と言ってもいい存在。みなさんの質問に答える際の内容や態度からも、その企業の姿勢や考え方が伝わってくると思います。私自身も、みなさんには誠実に対応しようと努めてきました。質問された際には当社のいい面だけでなく、課題や改善すべき点なども併せて説明し、そのうえで当社に興味を持っていただけるような伝え方を心がけています。

そして、私がみなさんと接する際は、説明を聞く態度や一対一で話す際の細かい仕草などに注目しています。こういった点からは話す内容以上のことが伝わってくると思います。たとえば相手が自信を持って話しているかどうか、迷いながら答えているのかなど、言葉以外の部分にも注目しているといえばわかりやすいかもしれません。私自身も考えが態度に出てしまいがちなので、みなさんと接する際には自信を持って説明できるように気をつけています。
当社に向いているのは、いろんなことに興味を持てるような人物です。さまざまな分野や話題に興味を持てるのなら、車やお客さまにも興味を持って働けるようになるはずです。普段からアンテナを高く張り、さまざまな分野に触れてほしいと思います。
(大谷成美/総務部人事課・2019年入社)

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人事担当者の大谷さん。「新聞やニュースに触れ、同年代以外の方とも交流すれば、企業研究で得られる情報もより深く読み取れるようになるのではないか」と話していました。

マイナビ編集部から

取材を通じて感じたのは、「トヨタ」という世界的ブランドを掲げながら、社員一人ひとりが福島県という地域・お客さまに寄り添ったサービスを提供しているという面だ。品質・サービスの質に加え、あくまで福島県の人々に照準を合わせていることが推測できる。
今回の取材対象者である高崎さんが、もともと人と話すのが苦手だったが営業職を志望した理由が、「自分を変えたい」という気持ちだったと話していた。逆張りの就職を遂げたことで大きく成長できたというバイタリティは、同社の社員の姿勢を表しているようにも感じる。
企業を探す際には、学生時代に学んできたことを基に「何が得意なのか」「何が好きなのか」という観点から考えがちだ。しかし高崎さんのように「何を新たに得られるのか」という観点で選ぶ方法もあると気づかされた。働くことによって「どんなことが身につくか」「どのように成長できるか」「どういう大人になれるのか」を考えてみるのも、ひとつの選択肢なのかもしれない。
最初は車について知らなくても、働き出してみれば周囲には車好きが大勢いる。その道のプロに質問できると考えれば、最高の環境と言っていい。それが県内の代表的なカーディーラーである福島トヨタならなおさらだ。分からないことは学べばいいし、できないことなら身につければいい。未来志向で取り組めば、企業研究で得られる情報もより幅広い意味を持ってくるはずだ。

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福島トヨタの若手社員たち。家賃補填など、1人暮らし向けの各種制度が充実しているという。有休についても、制度だけでなく取得しやすい雰囲気ということだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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