最終更新日:2025/6/4

トヨタモビリティサービス(株)

業種

  • リース・レンタル
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 損害保険

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩100人100の就活

対面営業の手応えを実感する日々。魅力ある商材を扱い、景気の波にも強い業界です!

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先輩社員へインタビュー! 入社の決め手や仕事内容について語る

■森島 竜朗さん
法人営業4部
2020年入社/法学部卒

「トヨタ自動車(株)」直営のグループ会社として、カーリース、レンタカー、モビリティサービスという3つの事業を展開しているトヨタモビリティサービス。今回は、「法人向けカーリース」を手掛ける部門で活躍中の若手社員が登場。就職活動の経緯や同社に決めた理由、入社してからの仕事内容や社風に至るまで、幅広く語っていただきました。

「好きなものを売る」という営業姿勢に共感し、入社を決意

大学時代は法学部で学び、プライベートでは草野球チームで活動をしていました。アルバイトでも4年間、プロ野球が行われるスタジアムの売店で働き、「見るのもやるのも野球ひと筋」という学生でしたね。人と話すことが好きで、オフィスワークよりも「外に出て、いろいろな人と会える仕事がしたい」という思いがあったため、就職活動は対個人か法人かを問わず、営業職のくくりで見ていくことにしました。

大学3年の夏のインターンから活動を開始し、不動産、航空、旅行など学生に人気の高い業界や、ベンチャー企業などもひととおり検討しました。そして「景気の変動に耐えられる業界がいい」という軸で絞っていった結果、たどり着いたのがカーリース業界です。複数社を見る中で「クルマが好きな学生を歓迎するよ」という当社の姿勢に最も共感を覚え、選考に臨みました。「自分が興味を持てる商材を売るのが、営業として理にかなっている」と思ったからです。

面接では総じて、アルバイトや野球の話で盛り上がることが多かったです。当社の面接は、特に学生の話をじっくり聞いてくれる印象で、とても話しやすかったことを記憶しています。社風との相性に加え、トヨタ直営の企業であることも決め手になり、入社を決意しました。

入社後は2カ月間の全体研修を受けたのち、それぞれの部署へ配属されました。そして継続的にOJT研修を受けながら、本格的に仕事がスタート。当社では、担当するお客さまによって部署が分かれています。私が入社した当時のことですが、1年目はまず、先輩たちが所属する大口のお客さまを担当する部署に配属され、先輩たちから学びながら仕事を覚えていきました。先輩たちはそれぞれ15~20社前後のお客さまを担当していましたが、中には1,000~2,000台といった管理台数を持っている先輩もおり、想像していた以上に大きな仕事ができることに驚いたのを覚えています。

同期ばかりで和気あいあいとやっていた研修と違い、ビシッとした職場の雰囲気にも身が引き締まりましたね。クルマに関するお客さまからの細かい質問にも明確に受け答えをする先輩たちの姿を見ながら、毎日が勉強の日々でした。育成担当の先輩だけでなく、10名前後いるチームの先輩全員から、いろいろなことを教えてもらえる環境でした。

先輩の横顔

「コロナ禍であっても、先輩たちは職場で積極的に話しかけてくれ、プライベートの話もよくさせてもらっています。内定者研修や新人研修を通じて同期とも仲良くなりました」

打ち解けるには対面営業が最適! 積極的に足を運んで良好な関係を築く

2年目からは、現部署である法人営業4部へ異動しました。初めて自分が担当するお客さまとの商談に臨むときはとても緊張しましたし、最初の半年間はミスやトラブルも多かったです。私の商品知識が足りず、お客さまのニーズをしっかり聞き出せていないケースが多く、「失敗から学んでは次につなげる」ということを繰り返していました。
とはいえ、悩んでいると上司や先輩のほうから「どうした?」と声をかけてくれるような職場だったので、孤独感を覚えたことは一度もありません。自分からも積極的に「相談いいですか?」とお願いし、忙しい折でも快く助けてもらっていました。

失敗をする頻度が格段に減ってきたのは、9~10月頃でしょうか。「顧客に積極的に会いにいく姿勢」を意識するようになったことが、変化のきっかけになったと理解しています。自分から「詳しくご説明させてください」とアポイントメントを取り、良い関係性を築いていく。そうすればお客さまの深いニーズを探り出すことができ、満足いただける提案ができるということを実感しました。

今の時代、便利なコミュニケーションツールはたくさんありますが、対面で話すことに勝る打ち解け方はないように思いますね。契約台数が減っていたお客さまと地元トークで仲良くなり、再度台数を増やしていただけたことも。そこから発展して社長車の契約までいただけた際には、非常にうれしかったです。仕様を綿密にお打ち合わせし、納車の際に「良いクルマをありがとう」という御礼の言葉をいただけたことも、深く心に残っています。

営業先は、先輩から引き継いだ既存のお客さまがメインですが、お客さまのご紹介で新規のお客さまにつなげていただけることもあります。最近は「新しくリースを任せたい」というお話もいただけるようになりました。
私が自分のお客さまを担当したのは2年目からでしたが、現在は新入社員の育成フローが変わっており、入社1年目の10月から担当を持てるようになっています。早々に実際のお客さまと相対しながら経験を積めることは、とても大きな自信につながると思います。

先輩の横顔

「野球部で身に付けた『ミスをしたら、次のプレーで取り返す!』という心構えは、仕事でも生かせています。反省した上で、すぐに気持ちを切り替えることを意識しています」

部署の垣根を越えて風通しがいい職場。リーダーポジションを目指していきたい

クルマを利用する企業は何かしらの悩みや問題を抱えています。そのため商談では、トヨタ車の性能や魅力をアピールするだけでなく、付帯サービスの提案も重要だと感じています。任意保険や車両管理のWebサービス、事故ケアなど、お客さまそれぞれのニーズに合わせたサービスを提案し、そこを気に入っていただけて契約に結び付くことも少なくないですね。

クルマはもちろん、保険の知識などはかなり奥深く、知識面ではまだまだ先輩たちの半分以下だと自覚しています。自分の中で理解できていても、うまくアウトプットできなければ意味がないので、この点が今一番の課題です。社内の勉強会以外に自分で勉強もしていますが、先輩が私のお客さま先に同行して、「こんな風に話すとよかったかもね」と具体的なアドバイスをくれることもあり、とてもありがたく感じています。

また、当社の働き方に関して気に入っているのは、フレックスタイム制で、かつ残業が少ない点です。早めに出社すれば平日のナイターにも間に合うので、夜の野球観戦を楽しみに頑張る日もあります。休日はレジャーやゴルフに勤しむことが多いですね。お客さまにもご提供している当社サービスの1つですが、社用車を社員がプライベート利用できる「ブッキングカー」という福利厚生制度があり、かなりの頻度で活用させてもらっています。カーリースを格安で利用できる優遇制度もあり、クルマが好きな方にはうれしい制度が多くある会社だと思います。

入社前に抱いていた印象と実際の社風にギャップはありませんし、想像していたよりも風通しが良い職場です。上司や先輩、同期はもちろん、他部署との関係性もスムーズで、部署の垣根を越えて質問に行くこともしばしばです。この環境を生かして、しっかりと一人前の営業に成長していきたいです。

今後の目標は、リーダーシップを発揮できるポジションに就くこと。まだまだ先の話ですが、いずれは部署をまとめるようなマネジメント側のポジションを目指していきたいです。野球部では長年、キャプテンという役割を担っていたので、チームの調和を図りつつ、皆を引っ張っていた経験値はきっと生かせると思っています。

先輩の横顔

全国への出張はあるものの、将来にわたって転勤がないことも同社の特徴。「東京にしっかり根を下ろして働きたい方にも良い選択肢になるのではないでしょうか」と森島さん。

企業研究のポイント

私は大学3年生の夏からインターンシップに参加するなど、比較的早い時期に企業研究を始めました。最初はあまり興味がないと感じていても、知っていくうちに興味がわいてきた業界もあったので、最初から業界を絞りすぎないことをおすすめします。

また「Web上の情報だけでは差異がわからない」とも感じたので、コロナ禍でもできる限り積極的に、インターンシップや職場見学に足を運んでみるといいと思います。「人や社内の雰囲気と合うかどうか」という感覚的なところも、かなり重要な判断軸になるはずです。

たまたま転勤のない会社を選びましたが、私の場合は転勤の有無にはこだわらず、志望先を絞っていく過程では「やりがいのある仕事ができそうか」というポイントにも注目していました。
クルマに関する知識はあまりなかったのですが、足りない知識は入社後の新人研修を通じてかなり深いところまで習得できましたので、研修が充実しているかどうかという点にも目を向けてみることも大切です。自分の人生を決める重要な期間なので、皆さんもぜひ焦らず、じっくりと取り組んでみてくださいね。

(森島さん)

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「私が最も重視していた企業研究の軸は、その企業が景気変動に耐えられる強度があるか否か。コロナ禍前の入社でしたが、改めてこの判断軸は間違っていなかったと思えます」

マイナビ編集部から

2018年に2社が統合し、新社名で新たな歩みをスタートさせた「トヨタモビリティサービス」。以前にも増してトヨタ本体との距離が近くなり、情報交換の機会や両社間での出向社員の数が増えているそうだ。

大企業グループということもあり、ここでは制度や環境面にも注目したい。まず同社は複数名でお客さまをサポートする「チーム営業」の体制を作っており、それにより残業も月14時間程度に抑えられているという。有給取得率も9割近いうえ、夏季休暇なども各自のライフスタイルに応じて希望の時期に取得可能だそうだ。

有志の女性活躍プロジェクトから声を吸い上げ、数年前からは「ジョブリターン制度」もスタート。パートナーの転勤や留学などの事由で一度会社を去った社員が、再び戻って来られる仕組みを整えたという。転勤がないことも含め、腰を据えて働ける場所を探している人にとっては、魅力的な条件が整っていると感じた。育児をしながら営業の第一線で活躍している社員もいるそうで、公私のバランスを重視する人も要注目だ。

人材の育成に関しては、じっくりと成長を促す方針。入社から4年目で、大口顧客も担当できる一人前の実力を身に付けるフローを想定しているそうだ。トヨタ主催の研修、部門ごとの専門研修など勉強の機会は充実しており、「クルマに詳しくない方でも、安心して成長できる環境」とのこと。知識の有無は気にすることなく、検討してみると良いだろう。

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同社の名刺には「トヨタ自動車(株)法人顧客担当」と記されており、トヨタグループの中でも対顧客最前線の企業として誇りを持って取り組める環境だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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