最終更新日:2025/6/6

佐賀県庁

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  • 官公庁・警察・消防

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佐賀県

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探そう!理想の先輩・働き方

「公務員という職種はない。」を合言葉に“自分らしい”キャリアを築く。

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入庁1年目から第一線で活躍できる、それが佐賀県庁の仕事!

佐賀県の職種一覧に「公務員」という文字はない。そこに並ぶのは、より良い佐賀をそれぞれの方法でめざそうとするプロフェッショナルたちの肩書だ。その第一線で活躍する2人の先輩に仕事の魅力をインタビュー。

産業労働部 産業グリーン化推進グループ
眞島 京音さん(写真左)
2023年入庁/工学部卒業

教育委員会事務局 教職員課
富崎 太一さん(写真右)
2019年入庁/商学部卒業

※掲載内容は、令和5年10月取材当時の情報です。組織改編などにより所属名や業務内容などが変更となる可能性があります。

「洋上風力発電事業」や「生成AI庁内検討チーム」で未来づくりにチャレンジ【眞島さん】

地元・佐賀県に貢献したいと考え、行政職をめざしました。県庁を志望したのは、産業振興や福祉関係、広報など、異動を通じていろいろな部署を経験できる点に魅力を感じたからです。仕事だけでなく、多くの人と出会い、多種多様な考え方、価値観の違いなど、さまざまな物事を吸収することで自分自身も大きく成長できるのではと考えました。実際に、私が現在所属する部署には民間企業出身の方も多く、その営業ノウハウまで、想像以上に多くを学べていると感じています。

現在は、産業労働部の産業グリーン化推進グループに所属。再生可能エネルギーを使い、県内の産業振興を図るためのエネルギー政策に関する事業に取り組んでいます。海洋再生可能エネルギーの洋上風力発電に関する検討を重ねている段階で、発電所のO&Mによる保守運用をはじめ、地域雇用創出につなげることで経済効果を生み出すことが目標にあります。また、漁業従事者が減少傾向にある課題に対しても、洋上風力発電の基礎部分には漁礁効果が生まれ、魚類資源の増殖の場にできるという期待があるなど、事業を通じて多方面への地域振興に貢献できればと計画を進めているところです。

佐賀県庁では自分のやりたい仕事に対し、自ら積極的に手を挙げることができる環境があります。私自身、大学で学んできた情報技術を駆使し、人工知能チャットボットを業務に活用できるようガイドライン作成を担う「生成AI庁内検討チーム」に参加。各部署から1~2名が選出され、若手からベテランまで幅広い年齢層が参加するチームで活動する中で、庁内にはこんな業務を担う部署もあるのかと新しい発見ができるほか、自分にとって大きな興味・関心があるDX関係の仕事に取り組むことができる喜びを実感しています。日々の業務にどう活かしていくか、やりがいを持ち取り組めていますね。

入庁したばかりの私ですが、いろいろな人から教わりながら仕事に取り組めていると感じています。洋上風力発電の仕事を通じて、さまざまな問題意識を持ち仕事に活かす大切さも学べていますね。その中で、自ら提案し、行動できる人になることが今の目標です。所属する課では、縦だけでなく横のつながりを大切にし、みんなで足並みを揃えて頑張ろうという思いを込めて“グループ”にしているそうです。私も困った時は周囲に力を貸していただき、何かできることがあれば助けられる人になりたいと思っています。

仕事の魅力はココ

「さまざまな事業を各市町や民間事業者と連携しながら進めていくやりがいは大きなもの。大きな事業を手掛けられるチャンスが多いのも佐賀県庁の魅力です」と眞島さん。

地域の教職現場を後方支援。各分野で経験を積み、オールラウンダーとして頼られる存在へ【富崎さん】

地域に貢献したいと佐賀県庁を志望した私は、学校の事務職員として中学校と小学校を2年ずつ経験し、入庁5年目から教育委員会事務局での業務に取り組んでいます。小学校や中学校では、教員の給与管理、出張旅費精算、服務管理、施設管理、予算管理など一般的に総務や経理と言われる部分の業務を担当します。現在は、人事関係を担当。幼稚園から高校までの教職員免許状の管理や問い合わせ対応、教職員のPR活動、HPやSNS上での魅力発信や採用試験の告知のほか、国から表彰を受ける功労者の方の諸手続きなど、業務内容は多岐に渡ります。4月に異動したばかりの頃は戸惑いしかありませんでしたが、質問するとすぐに教えてくださる優しい先輩方のお陰で乗り越えることができています。

小中学校の事務室に勤務していた頃は、“何でも屋さん”のような仕事である反面、給与計算という大事な仕事もありますし、同僚の教員から「子供が生まれました」と話をいただくことも多く、私たちのような事務がいなければ現場が機能しないとあって、大きなやりがいを感じることができていましたね。印象に残っているのは、小学校で老朽化した遊具を撤去する時のこと。撤去するだけなら簡単なのですが、それでは子供たちの遊び場が減る一方になります。校長先生と相談して教育委員会に掛け合い、遊具の事故が多いと前向きな回答がすぐに得られない中、子供たちのために根気よく必要性を伝え、新しい滑り台を設置することができました。昼休みに行列をなす子供たちの姿を見た時には、働き甲斐のある仕事だなと喜びがこみ上げてきましたね。

佐賀県庁で働く魅力の一つにあるのは、若手のアイデアや閃きが反映されやすい職場環境があることです。教職員のPR活動を目的としたSNSでも、若手のアイデアが通りやすく、上司から「そんな方法もあるんだね」と好意的なリアクションをいただいています。コンテンツの扱い方に長けている若手職員も多く、仕事面での知識がまだ少ないにしても、自分たちの得意分野で力を発揮できる部分が必ずあると思いますね。私自身の目標は、まだ経験していない高校や特別支援学校をまわり、新しい発見を重ねながら自分自身の資質向上に努めること。幅広く経験を積むことで、オールラウンダーとして何でもできる人になりたいですね。そして、将来は誰からも慕われる存在になれるよう努めたいと思っています。

仕事の魅力はココ

「教員免許状を扱う責任感がありますが、だからこそお礼を言われると嬉しいもの。功労者表彰で涙を流して喜ばれるなど、やりがいを感じる場面も多くあります」と富崎さん。

企業研究のポイント

企業研究では、自分自身が持つイメージだけで業界や企業を絞るのではなく、どんなことがしたいのか、自分が大事にしたいのは何かを知ることからはじめてください。さらに、ネットなどでどんな企業があるのか調べるところからスタートすると思いますが、面白そうだと思う企業があれば、積極的にインターンなどに参加するのもお薦めです。その中でも、佐賀県庁ではどんな仕事をしているのか、ご存知ない方も多いかも。県庁とは、言わば地域の総合商社。産業の分野に携わることもあれば、福祉や農業、教育など、さまざまなことに関わります。色々なチャレンジができるフィールドがあるため、自分のどんな知識がどう活かせるのかという入口から見てみると、イメージしやすいかも知れません。専攻分野で配属されることもあれば、自分の専攻と違う分野に配属されることもありますが、情報系の先輩が福祉に配属になったとしても、そこでDXに取り組むなど、分野が違っても自分のスキルを活かせるチャンスが多くあります。

佐賀県庁は新しいチャレンジも得意。例えば、コロナ禍で一般的にテレワークが浸透しましたが、実を言うと佐賀県庁では17年以上も前から組織全体でテレワークを活用していました。最近では、育休を取得する男性職員も増加。職員の働きやすい環境をめざして、ワークライフバランスには特に力を注いできたこともぜひ知っていただけたらと思います。

キャリア支援担当 深町

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「佐賀県庁の仕事は、地域の総合商社だ」と先輩たち。さまざまな分野の事業を国や自治体と一緒に進めていくため、大きな仕事に携われるやりがいを感じられるのも魅力だ。

マイナビ編集部から

「公務員という職種はない。」というのは、佐賀県庁が2021年から掲げてきた人材コンセプトだ。その背景にある思いに惹かれ、2023年に入庁の眞島さん。1年目ながら現場の第一線で事業を動かす姿は、多様な人材がそれぞれの知識や経験・技術を活かして働く同庁ならではのものだろう。庁内では若手がどんどん参加できる組織横断的なプロジェクトもあり、これまでにも「働き方改革」や「公共施設の利活用」を推進するチームなど、若手の活躍を後押しできる職場雰囲気があるという。

「企業研究を通して学生さんに伝えたいのは、佐賀県庁=公務員になりたい人が働いているのではなく、佐賀県をより良くしたいと情熱やプロ意識を持つ人が集まっていることです」と佐賀県人事委員会事務局の森さん。教育委員会事務局に在籍中の富崎さんも若手が得意なSNS発信などを通じて貢献するなど、それぞれが新しいことにチャレンジしながら取り組んでいる姿が印象的だ。まちなか周遊の拠点として誕生した県庁前広場を、若手ならではの自由な発想で有効活用するための企画チームがあるなど、さまざまな活躍フィールドが広がる佐賀県庁について研究を深めて欲しい。

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建築マネージャー、農業コンサルタント、海洋調査員、コミュニティデザイナーなど、佐賀県庁で働く人の役割はさまざま。活躍フィールドは限りなく広い!

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