最終更新日:2025/7/22

(株)小学館集英社プロダクション

業種

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  • 教育

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東京都

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

メディア・教育の垣根を越え、多彩なキャリアを築く中堅社員の挑戦と成長の軌跡

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イベント制作から公共事業、キャラクタービジネスと幅広い挑戦

『エデュテインメント(教育×エンタテインメント)』を理念に掲げ、多彩なビジネスを展開している同社。メディア事業と教育事業の双方を経験しながら、エネルギッシュな挑戦を続けるH.T.さんにお話を伺いました。

■メディア事業本部 ポケモン事業部
 H.T.さん(2006年入社/教育学部卒)

プロモート事業部でイベント制作に挑戦。キャラクター企画展など大規模イベントも担当!

【やりたいことが叶えられる会社へ!】
子どもの頃から“小学校の先生”になりたいと考えていた私は、大学で教育学部に進学したのですが、在学中に個別指導塾の講師や学童保育の補助指導員、居酒屋ホールスタッフなど、多くのアルバイトを経験したことで、“サービス業を極めてみたい”という気持ちも芽生えました。また、教育に関しても“学校や塾以外にも子どもたちの成長をサポートできる仕事があるのではないか”―。こうしたことを考えながら就職活動を進めている中で『エデュテインメント(エデュケーション×エンタテインメント)を通じて、人生をより前向きに、より豊かに!』を経営理念に掲げる当社の存在を知り、「ここなら自分が目指す子どもたちへの支援も、サービス業に身を置くことも、両立できるのでは」と感じました。また、選考を通じて出会った先輩社員や人事担当者の話を聴いてとてもワクワクした気持ちになりましたし、選考で出会った学生の方々にも親近感を感じました。さらに面接でも自然体で話すことができている自分に気づき、きっと相性が良い会社なのだろうと思い、入社を決めました。

【多彩なイベント制作に全方位的に携わる】
2006年に入社してから約10年間は「プロモート事業部」でイベント制作に携わりました。具体的には、小学館の出版物に関連したイベント(書籍の発刊を記念した講演会やファッション誌関連のステージイベント)や、全国の遊園地やホールで巡回開催するキャラクターイベント、映画のPRイベントなど様々なイベントを担当しました。プロモート事業部は若いうちから担当となったイベントの制作進行を任される風土があります。先輩や上司にアドバイスや助力をもらいながら、イベントの企画から実施、精算に至るまで、担当者が責任を持って完遂します。

当時から“裁量と責任をもって仕事をさせてもらえること”を求めていたので、やりがいを感じながら業務をしていましたが、時にはうまく調整が進まないことや手配漏れ等、ヒリヒリする状況も経験しました。周りにいる経験豊富な先輩・上司には、憧れとともに「自分もこの人たちに認められたい、追いつけるように頑張るんだ」という想いを抱いていました。何年か先の自分の理想像が目の前にある、有難い環境だったと思います。

社員は語る!

「イベント制作で心掛けていたのは、これまでの経験を生かしてトラブルが起きないように入念に準備すること。当日も常に状況を先読みし、安全に終わるよう動いていました」

パブリックサービス事業部の一員として、公共施設の運営・入札にチャレンジ!

【大きなプロジェクトをチームで乗り越え、管理職へ】
入社11年目には、生涯学習施設や図書館、児童館等の受託運営を担う「パブリックサービス事業部」に異動。2年目からは課長として、法務省から委託を請けている矯正教育施設(刑務所・社会復帰促進センター)の管理・運営を担当しました。国と民間の職員が協働運営する施設の中で、当社は再犯防止のための「教育」や、出所後の就業に向けて多様なスキルを身につける「職業訓練」等の業務を受託しています。実際に被収容者の方々と向き合って業務をしているのは、心理や教育・福祉のスペシャリストである専門職の社員です。私を含む本部担当者は、事業全体の予算管理や職員採用、法務省とのやり取り、新しい教育プログラムの企画支援等、離れた施設で働く社員と日々コミュニケーションを取り、連携して事業を安定運営していくとともに、さらに発展させていくことを目指していました。

また、異動1年目が受託期間の最終年度で、次期事業を獲得するための再入札に取り組むことになりました。矯正教育という専門性の高い領域に足を踏み入れたばかりの私にとって、専門性と対人支援への熱い想いを持つ社員の意見を汲み取りながら、将来的なビジョンを行政側の担当者にもわかりやすく伝えることは容易ではありませんでした。そこで自分が頼れるのは、前部署でのイベント制作を通して培った調整力等、他のメンバーにはない視点と経験でした。無事受託でき、チームの皆で成功体験を共有できたことが翌年管理職になった以降も、一体感を持って仕事ができた最大の理由だったと感じています。

【新規案件への入札(企画開発)専門部隊へ移って】
5年目以降は、新しい児童館・図書館・複合施設等の施設や省庁の広報・制作事業等の受注を目指す企画開発チームに専従。入札に向けた事前営業やマーケティング、企画提案書の作成などに幅広く携わる中で、特に「内容と魅せ方にこだわる提案資料づくり」と「良いチームをつくること」を大切にしました。獲得には、社内だけでなく、あらゆる業界の企業様の協力が欠かせません。 “この人たちと一緒に仕事がしたい”と、互いに本気で思えるパートナー企業様と共同事業体を組んで応募することが、案件の獲得、そして、質の高い管理・運営に結びついていく――。そんな想いを持って日々の業務に取り組んでいました。

社員は語る!

「新規案件の企画提案では、社内の様々な部署やグループ会社とも連携しています。小学館グループ全体の専門性・ネットワークを活かした提案ができるのも当社の強みです」

ポケモン事業部へ異動。これまで経験していなかったライセンス業務を学びたい!

【新たな挑戦、ポケモン事業部へ!】
入社20年目となる2025年には、メディア事業本部の「ポケモン事業部」に異動し、現在は課長としてポケモンのライセンスビジネスに関わっています。具体的には、商品化を希望される玩具やアパレル、文具や雑貨、食品等のメーカー様の窓口となり、契約や監修調整をしていく仕事です。商品を通じて、これからも広くポケモンが親しまれていくよう、課のメンバーとともに取り組んでいます。

異動が決まった時に思ったのは、「当社の中核事業の一つであり、自分には未知の領域である『ライセンス事業』に、40代になった今からチャレンジさせてもらえるんだ」ということです。これまでのキャリアで経験のない分野だからこそ、新たな知識やスキルを得ることができると感じました。また、部内に自分と似た社歴を持つ社員はいないので、これまでに培ったスキルやネットワークを何かこの事業にも還元できたらと考えています。

【今後のキャリアビジョン】
2006年の入社以来、プロモート事業部からスタートし、パブリックサービス事業部、ポケモン事業部と、メディア事業と教育事業の垣根を越えてキャリアを歩んできた私ですが、どの部署で仕事をするにしても、それまでに培ってきた経験や、社内外の方々とのネットワークを活かせる機会はあるという実感を持っています。多角的なビジネスを展開しているShoProだからこそ、異動によって転職ほどの業務の違いを感じますが「人々の人生をより前向きに、より豊かに」という根っこの部分は同じなので、若手の皆さんも安心してチャレンジできる環境だと思います。

今後の私の目標は、まずは目の前の業務にしっかり対応しながら、版権管理の仕事に必要な知識、スキルを自分の中に落とし込んでいくこと。将来的には、事業部を越えて多くの社員と一緒に、たくさんの仕事に関わっていけたらと思っています。また、これからの当社を担う若手社員の皆さんの成長をそばで見ることがとても嬉しいので、生き生きと仕事に取り組んでもらえるようサポートしていきたいという気持ちがあります。

社員は語る!

「メディア事業ではライセンスビジネスをはじめ、アニメやイベントの制作・グッズの企画等、メディアミックスの手法を用いて作品の魅力を様々な側面からお届けしています」

企業研究のポイント

【H.T.さん】
企業研究にあたっては、ホームページやパンフレットを読み込むだけでなく、その企業が提供している製品やサービスに自分の手で触れてみることが大切だと考えています。消費者として何を感じるのか、自分だったらどう改善・提案できるのか――。こうした視点を持つことで、企業への理解が一段と深まるはずです。また、「入社したらどんな風に活躍したいか」という自分なりのビジョンを描いておくことも重要です。自分の内側から自然と湧き上がってくる感情や思いに耳を澄ませながら、「なぜこの会社なのか」「なぜこの仕事なのか」を掘り下げていきましょう。

これは個人的な感想になりますが、当社では「少し背伸びをしてでも積極果敢にチャレンジする人」「任された仕事を前向きに引き受ける人」ほど飛躍的に成長し、活躍している印象があります。本文でもお話ししたように、当社には実に多彩なビジネスに挑戦するチャンスがあります。若手の皆さんには失敗を恐れることなく、チャレンジを続けてもらいたいですね。

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本社オフィスは千代田区神田神保町。経営理念『エデュテインメントを通じて、人生をより前向きに、より豊かに!』の実現に向け、グループ各社と連携しながら挑戦を続ける。

マイナビ編集部から

『エデュテインメントを通じて、人生をより前向きに、より豊かに!』を経営理念に掲げ、メディア事業と教育事業の二本柱を中心に、幅広いビジネスを展開している「(株)小学館集英社プロダクション」。今回、H.T.さんにお話を伺って感銘を受けたのは、2006年の入社から現在に至るまで、キャリアの各ステージで常にエネルギッシュな挑戦を続け、自らの可能性を広げ続けていることだった。

こうしたことが可能なのは、社員のチャレンジを後押しするカルチャーが会社全体に浸透していることが大きいのではないか。H.T.さんは「どんなことでも素直に、腹を割って話すことができる先輩社員の人柄も魅力的でした」と語っていたが、同社では風通しの良いコミュニケーションが当たり前に交わされており、若手のうちから失敗を恐れることなく、安心して挑戦できる土壌がある。自由闊達な雰囲気のもと、多様な事業フィールドに積極果敢にチャレンジできるのは、同社ならではの魅力といって良いだろう。

エンタメ業界や教育業界、キャラクタービジネスに興味関心をお持ちの方はもちろん、幅広い分野のビジネスに積極果敢に挑戦しながら、飛躍的に成長していきたいという志をお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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仕事のスケジュールに合わせて、柔軟な働き方を実践できる環境も魅力の一つだ。キャリア面談や資格取得補助金制度など、社員のキャリア形成を支える仕組みが整っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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