最終更新日:2025/12/26

北九州青果(株)

業種

  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
福岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「北九州都市圏の台所」として、全国・海外から新鮮で安心・安全な青果物を届けたい。

PHOTO

青果物の安定供給を使命に、産地と消費者を結ぶやりがいを実感。

スーパーマーケットに並ぶ野菜や果物をはじめ、人々の暮らしに欠かせない青果物を食卓へ届けるために重要な役割を担う北九州青果。天候などの影響を受けながらも年間を通して安定供給をめざす先輩たちの仕事に密着!

■果実部第二課
冷牟田 智之
2015年入社

■果実部第一課
戸羽 恵資
2018年入社

「九州から季節の果物を届ける面白み。生産者の方から頼られるやりがい」/冷牟田

農業を営む父の影響で、農家さんと関わる仕事がしたいと興味を持ちました。私が所属する果実部は、一課と二課に分かれています。一課は、九州以外からの仕入れを担当。二課は、九州地区の担当として、イチゴやメロン、スイカなど、季節に応じてさまざまな果物を仕入れています。果物の出荷は、南から北上していくため、ほとんどの品目が九州からスタートします。私が担当するのは、イチゴや柑橘類、スイカなど。季節の中心的な果物を動かす場合、年間で何億円もの売上になることもあります。季節の果物を市場に届けることで、地域の皆さまの台所を支えていることに誇りを感じています。

九州担当になると産地をクルマで訪ねることができるため、農家さんと直接話す機会も多くなります。大切な品物を預かり、販売する仕事でもあるため、生産地の方々とのコミュニケーションは重要なもの。頼りにしていただけるのもモチベーションの1つですし、業者さんや社内で一緒に働く仲間と良いコミュニケーションが取れ、ベストな価格で品物が動くことですべての人に喜ばれるやりがいを感じることができます。天候不順などでどこを探しても見つからない商品を農家さんから仕入れ、提供できた時の喜びも大きなもの。安定供給を支えることができたという達成感も得られます。

セリを任されるのも大切な仕事の1つですが、最初から上手くできたかといえば、そうではありません。テンポ良く進められず、また、提示されたものを見落とすなど、新人の頃は失敗ばかり…。落ち込むこともありましたが、ある日、失敗なく最後まで上手にまわすことができた時、親世代の業者の皆さんから「ようやった!」と拍手していただいたことがありました。新人の成長を温かい目で見守ってくださる皆さんの声掛けが凄く嬉しかったですね。諦めずに頑張って良かったと思えた瞬間でした。

そんな私の目標は、予算の大きな品目を任せてもらえるセリ人になること。農家さんからは「冷牟田さんにお願いしたい」、業者さんからも「冷牟田さんなら間違いない」といわれる営業になりたいと考えています。そのために必要なのは、コミュニケーション能力だと感じています。どんな相手にも自ら積極的に関わっていくことで情報を集め、上手くまわせる人になりたいですね。天候に左右される業界でもありますが、周囲の皆さんの要望に応えられるよう努力していきたいと思っています。

先輩の仕事場拝見

「新しいもの、新鮮なものなど、果物の情報をいち早く仕入れ、旬を逃さずに扱うことが大事。果物は季節ものだからこそ、時間管理を大切にしています」と冷牟田さん。

「戸羽さんに売りたい、戸羽さんから買いたい。信頼される存在になりたい」/戸羽

大学の夏休みに葡萄農家をされている友人の実家を訪ね、農業に関わる仕事がしたいと思うようになりました。大学では経済学や商学を学んでいましたが、農業関係の仕事がしたいと調べる中で青果市場を知った私。最終的に当社を選んだのは、全国各地の農家さんとつながりを持ち、多くの野菜や果物を販売する営業職の面白みを感じたからです。仕事を通じて各県の生産地をまわれるのも魅力に感じましたし、全国から商品を集める規模の大きな仕事ができる環境にも惹かれました。

現在は、静岡県のメロン、山形県や北海道のさくらんぼ、島根県や和歌山県のシャインマスカット、愛媛県や本州産の柑橘類など、季節ごとにいろいろな果物を扱っています。難しいのは、生産者が求める価格と消費者が求める価格を擦り合わせていくところですね。両方に納得してもらえる価格を見つけることが市場の仕事でいちばん苦労する部分かも知れません。だからこそ、自分の思い通りの販売ができた時には嬉しいですし、生産地に行くと生産者の方から喜んでいただけます。また、スーパーマーケットなど、販売先のお客様からも「きちんと揃えてもらってありがとう」と喜ばれるなど、仕事を通じて市場を支えられていることも大きなやりがいにつながります。スーパーマーケットに立ち寄った時、自分が担当した商品が店頭に並んでいるのを見ると、微力ながら地域に貢献できていると嬉しい気持ちになりますね。

ここ数年は一人で全国の産地を訪ねるなど、出張を任されるようになりました。新人時代に比べると、お客様とのやり取りの中で何を求められているのか、先を見越しながら商品を展開していく面白みを実感することもできています。今後はコロナ禍で休止していた試食などの企画も徐々に進め、新しい品種や知名度が低い商品の露出を高めたいと思っていますね。試食イベントなどを通じて、消費者の方と直接話せるのも貴重な機会だと思っています。

今はまだ多くの勉強を重ねていく立場ですが、いつかは大きな産地の商品を任される営業担当になりたいと考えています。そのためにも、現在任されている産地の商品をしっかり販売していくことはもちろん、戸羽さんに任せたいと思ってもらえるような仕事がしたいと思います。生産者、産地の方からは「戸羽さんに売ってもらいたい」、販売先の方からは「戸羽さんに言えばきっと揃えてくれる」と頼られる人になることが目標です。

先輩の仕事場拝見

「産地から商品を預かり販売している私たち。出張などを通じて直接農家さんと接することで、しっかり販売しなければとあらためて気を引き締めています」と戸羽さん。

「優しい人が多く働いている職場です」/冷牟田 「仕事もプライベートも充実できます」/戸羽

【冷牟田】青果市場の仕事は、慌ただしく業務に追われているイメージを持つ人もいるかも知れませんが、実際は優しい人が多く、和気あいあいと冗談を話せる職場の雰囲気があります。ピリピリした感じはまったくありませんし、質問すればすぐに答えてくれる先輩ばかり。誰かが困っていれば、周囲の人からアドバイスしてもらえるなど、一人で悩むこともありません。入社後は、野菜や果物の部門をまわり、どんな部署があり、どんな仕事をしているのか、どんな品目を扱っているのかなど、ある程度理解した中で配属先が決まります。また、数年前からセリ人の資格取得の時期が早まり、入社1、2年目からセリ人に挑戦することも可能です。早くからチャレンジできるのは大きなチャンス。最初は不安や緊張も多いと思いますが、やりだしたら面白く感じると思いますね。特に自分の中でテンポ良く進めることができた時の喜びはひとしお。テンポの良さが高値に結びつくこともあるなど、自分の力量が試されるのもセリの醍醐味だと感じています。また、北九州青果ではアナログなセリをしており、人と人が直接触れ合う市場ならではの魅力をこれからも大切に育みたいと考えています。

【戸羽】市場で働くとなると、毎朝早起きできるか不安もありましたが、いちばんお客様が多く活気に包まれるのも朝の時間帯です。活気溢れるセリから1日がはじまるため、1カ月もすれば生活リズムをつくることができました。日々の仕事としては、朝6時に出社し、前日に販売する商品の延着がなかったか、数量に違いがないかなどをチェック。7時になると一斉にセリがスタートします。セリの時間は約1時間。その後、事務所に戻り、農協や生産者の方に市況報告を行ない、産地に出向いたり、販売先のお客様先をまわったりするなど、外回りをしています。外回りがない日は、デスクワークが中心。お昼休憩後は、次々と届く出荷明細をもとに、翌日の販売準備を行ないます。定時は15時。火曜日と土曜日は13時が定時になるため、退社後にプライベートの時間を楽しむこともできますね。出張先でご当地グルメを楽しむほか、13時が定時の火曜日と土曜日は野球観戦や買い物に行くなど、仕事の日でもプラスαの楽しみがあります。休日には、友人とキャンプに出掛けるなど、プライベートも充実できる環境です。

先輩の仕事場拝見

大切なのは、周りとのコミュニケーションを図ること。社内では普段から社歴や年次に関係なくみんなで教え合い、助け合える環境があるので、そこが魅力の一つとなります。

企業研究のポイント

まずは、自己分析をして欲しいですね。ヒントを得るためにアルバイトなど、いろいろなことにチャレンジするのも良いと思います。その中から「やってみたい」と思えるものが出てくるかも知れません。また、リアルな職場を体験できるインターンシップもおすすめです。実際、やってみなければ分からないこともあると思いますし、当社だったらぜひ“セリ”を見学して欲しいですね。市場で働く=厳しい環境をイメージする人もいるかも知れませんが、実はみんな凄く優しい人ばかりなんですよ。スーパーで売られている青果の価格が市場でどのような値段からはじまっているのか、流通のスタート地点を知る面白みもぜひ感じて欲しいと思います。(冷牟田)

その企業を受ける、受けないは別として、いろいろな業界に触れるのは、学生のうちにしかできない貴重な体験です。特に、インターンシップには積極的に参加して欲しいと思います。私も大学生の頃に参加しましたが、周りの高い意識を持つ学生さんから刺激を受けたこともありました。当社の企業研究を行なう学生さんには、地域に根ざし、長く働き続けられることを伝えたいです。地域に貢献し、同じ地域に住み続けながら人生設計したいという人にぴったりだと思います。また、当社は幅広い年齢層の人が働いていますが、プライベートまで話せる明るい雰囲気があります。和やかな社風の良さをぜひ企業研究を通して感じてください。(戸羽)

PHOTO
若手も多く活躍している同社では、早くからチャンスがめぐってくる。企業研究では、自己分析からはじめ、リアルに将来をイメージしながら進めて欲しいと先輩たち。

マイナビ編集部から

長年に渡り同社が大切にしてきたのは、生産者である農家さんとの関係性を丁寧に築くことだ。天候や天災に左右される青果物だけに、季節に応じた安定供給を実現することは非常に難しく、取材した先輩たち自身、創意工夫を重ねながら業務に取り組んでいる様子がうかがえた。

一方、今回の取材を通じて、市場といえば慌ただしく大変そうなイメージとは異なる現場の様子を知ることができたのは大きな収穫だろう。ベテランのセリ人が常に前に出ているイメージを持っていたが、後進育成に取り組む同社では、20代~30代の若手がセリ人として活躍している。入社1年目からセリ人の資格取得が可能になったことで、早くから“セリ人”としてスキルを磨ける環境が整うのも仕事の魅力に違いない。もちろん、最初から市場で働く上で求められる知識やスキルは必要ないと先輩たち。農学部出身者や野菜や果物の関係の知識を持つ人が多いと思われがちだが、実際は経済学部や法学部、工学部など、先輩たちの出身もさまざまだ。

いちばん驚いたのは、水曜日と日曜日が休みで、その前日の火曜日と土曜日は13時で仕事が終わることだ。病院や役所、銀行などの予定を平日に済ませることができる。休日は釣りを楽しんだり、有給を利用して旅行に出たり、公私ともに一緒に過ごせる仲間と出会えるのも市場で働く魅力かも知れない。

PHOTO
北九州都市圏唯一の中央卸売市場として、北九州はもちろん、全国・海外から新鮮で安心・安全な青果物を届ける北九州青果。20代、30代の若手社員が第一線で活躍している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 北九州青果(株)の取材情報