本社郵便番号 |
547-0002 |
本社所在地 |
大阪市平野区加美東六丁目13番47号 |
本社電話番号 |
06-6791-2701 |
創業 |
1923年(創業101年) |
設立 |
1980年4月 |
資本金 |
12億3,664万円 |
従業員 |
2,115名(連結) / 534名(個別)※正社員のみ |
売上高 |
520億6,500万円(連結) / 307億3,500万円(個別) ※2023年度(2024.3.31) |
事業所 |
●本社/大阪府大阪市平野区加美東6-13-47
●国内営業所/大阪府、東京都、宮城県、愛知県、香川県、福岡県、佐賀県 ●海外営業所/上海(中国)、ハンブルグ(ドイツ)
※その他にも、生産拠点・事業所として シンガポール、マレーシア、中国(広州)、イタリア、イギリス、スウェーデン、ブラジル 等で事業展開しています。 |
売上高推移(個別) |
2017年度 : 263億6,900万円 2018年度 : 239億9,400万円 2019年度 : 238億6,000万円 2020年度 : 216億8,900万円 2021年度 : 233億5,900万円 2022年度 : 277億200万円 2023年度 : 307億3,500万円
※この業界は、業績が右肩上がりに伸びていくことは少なく、通常はゆるやかに上がったり下がったりをくり返していきます。急激に成長することがない代わりに、急激に落ち込むこともないため、10年くらいの長期的視野で見ると安定した収益を得ることができます。 |
関連会社 |
(株)耶馬溪製作所、テラテック(株)、テラメックス(株)、テラサキ伊万里(株) ほか海外9カ所に現地法人を設立 |
平均年齢 |
40.8歳 ※2023年度(2024.3.31) |
平均給与 |
5,613,210円 ※2023年度(2024.3.31) |
加盟団体 |
日本電機工業会、電気学会、日本舶用機関学会、日本船舶機関士学会 |
世界トップクラスのシェア |
テラサキは『船舶用配電制御システム』で世界トップクラスのシェアを獲得しています。当社製品の役割は、大型船舶内の発電システムやエンジンなどの機器を安定稼動させることです。グローバリゼーションが加速する前にも海外で使用されることが多かったため、当時から国際基準に基づいた製品規格を社内で定め、それを守ることで世界に通用する技術力を磨いてきました。また、船舶部門で培った技術力を、大規模工場やプラントなどの配電制御にも転用。近年ではインドネシアで国家レベルの火力発電プロジェクトに参入するなど、日本を代表するメーカーとして海外でも高い評価を受けています。 |
品質を支える開発環境 |
大電流を制御するという当社製品の特性上、安全に配慮した製品テストは欠かせません。当社は自社で試験設備を保有し、実際に発電所で使用されるものと同様の発電機を2台配備。これだけの試験設備を有している企業はそう多くありません。厳しい合格基準のもとで製品テストを繰り返すことにより、テラサキは品質の高い製品を世に送り出してきました。配電制御は万が一の許されない分野。創業から約1世紀にわたり、着実に積み重ねてきた取引実績は、他社には真似のできない当社の強みです。 |
常に挑戦し続けています |
世界初の「限流ブレーカ」開発や船舶用システムでのトップクラスのシェア獲得など、高い技術力を武器にテラサキ・ブランドを構築してきました。現在は、環境問題への取り組みに力を入れており、太陽光で運航する「エコシップ」への参画や停泊中のアイドリングを防止する「陸上電力供給システム」、効率的なエネルギー運用を可能にする「コージェネレーション」技術の提供など、先端技術の開発に挑戦し続けています。テラサキでは全社員が『電気エネルギーの配電制御技術を通じて、「安全」「安心」「快適」を世界に届ける』という大きな志を共有し、目標に向かって日々、努力・成長を続けています。 |
船舶用配電制御システム |
■船舶用配電制御システムを開発・製造。世界でもトップクラスのシェアを保持し、リーディングメーカーとして業界では高い支持を得ています。
☆船舶内の発電機で発電した電力を、「運航に必用な機器類」「乗組員の生活に必要な設備関連」などに給電するシステムを提供。万一の事故時に対応する監視・制御システムも手がけています。
☆船舶に使用される電力は膨大です。 制御装置に誤作動があれば大事故につながるおそれもあるため、長年積み重ねてきた実績が受注の決め手になるケースも少なくありません。60年を超える納入実績は、新規参入した企業には真似のできない強みだと自負しています。
◆ 戦略 【施工・保守管理などアフターサービスに注力】 船舶建造にかかる期間は、一隻につき長くて2~3年。 その後、船舶は25~30年の長期にわたり航海を続けます。 機器を納品して終わりではなく、船舶の耐用年数いっぱいまで修理・メンテナンスを請け負うことで、長期安定的な収益確保、顧客満足度の向上につなげています。 【海外展開―中国(上海・広州)に拠点を設立】 新たな船舶の建造は、先進国よりもアジアを中心とした新興国で増加傾向にあります。船舶においても、日本の家電製品や携帯電話、自動車などが直面している「オーバースペック」の問題があり、当社では新興国のニーズに合わせた生産体制を整えるため、1994年に中国・広州、2007年に中国・上海に生産拠点を設立。国内向け(高仕様・高品質)と海外向け(標準仕様品)の両輪で、市場に対応しています。 大型化を進めてきたLNG船やコンテナ船に必要とされる高圧配電制御システムといった高度な船舶向けシステムも、テラサキの得意分野です。特に、LNG船向けなどの高スペックにも対応できるのが、テラサキの強みです。 【エコシップ開発でも実績】 2012年に完成した世界最大のエコシップ(太陽光発電+発電機のW発電)にも、 当社の製品が採用されています。 また、停泊中の船舶に陸上から電力供給を行う「AMPシステム」を設計。 船内の発電機エンジンやボイラなどを停止することで、環境負荷物質の排出を抑えることに成功しました。 こうした環境に配慮したシステムは、国際標準化への対応を先取りしたもので、現在では多くの納入実績を誇ります。
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産業用制御システム |
■発電プラント、工場、鉄道施設、ビルなどの産業用制御システムを手がけています。国内外の産業を支える基幹製品を提供しています。 ☆身近なところでは、地下鉄の駅や病院、テーマパークなど、安定した電力供給が必要とされる施設に採用され、私たちの生活を支えています。
◆ 戦略 【環境に配慮した、エネルギー利用に貢献】 現在、限りある資源をどう使うかが、世界中で議論されています。 そんな中、次世代のエネルギー供給システムとして注目されているのが「コージェネレーション」です。 これは、エンジンなどの排熱をエネルギーとして活用する仕組みのことです。 船舶の電気系統制御と同様、当社ではコージェネレーションの分野で国内トップクラスのメーカーとして、各界から注目を浴びています。 また同様に、スマートグリッド(デジタル機器による通信能力や演算能力を活用して、電力需給を最適化するシステム)の分野においても、船舶分野のノウハウを活かして高レベルのシステム開発に取り組んでいます。 【海外でも存在感をアピール】 インドネシアのIPP事業(インドネシアの国有電力会社に対して、 発電設備装置企業が電力を販売する事業)参入の際に、現地の火力発電所に使われる配電盤をすべて当社が受注・生産した実績もあります。当社では長年、船舶の電気制御をコア事業としていた関係上、国内限定のJIS規格ではなく、世界基準のIEC規格が社内標準であるため、このように積極的な海外展開もスムーズに行うことが可能です。また、中国・東南アジア・欧州に海外拠点を複数持つことで、 海外市場参入に際しての初期費用を抑えることができるのも強みです。 |
機器製品(ブレーカ) |
■0.02~0.03秒でトリップ(電気を遮断)する高精度のブレーカで、世の中を電気事故から守っています。
☆日本で初めて「限流ブレーカ」を開発。 以降、研究と開発を繰り返し、様々な産業ニーズに対応してきました。 国際規格の認証も多数取得し、世界有数のブレーカ製造メーカーとして高い評価を得ています。マーケットのニーズに先手を打って応えていくべく、世界基準のブレーカの新機種開発にも常に取り組んでいます。
◆戦略 【船舶事業で培ったブランド力】 テラサキのブレーカは船舶にも使用されています。 世界トップクラスのシェアを持つ船舶事業でのブランド力を活かし、ハイグレードな市場を中心として、シェアを拡大し続けています。 ブレーカが使用されるのは主に大型の工場やプラント、発電所など。もしもの時に、ブレーカが正常作動しなければ大事故につながるような重要施設で多くご採用いただいており、今後も国内外のマーケットでのシェア拡大を図ります。 【品質だけでなく、アフターサービスにもこだわっています】 工場の生産設備を定期的にメンテナンスするように、ブレーカにもメンテナンスは必要です。 しかし実際は、ブレーカまでメンテナンスのいき届いた施設は少なく、経年劣化によって数度の動作で不具合が発生するケースも稀に起こります。 こういったときテラサキでは、新品を納品し直すのではなく、不具合が起こった原因を検証し、課題をクリアした製品を再度提供しています。また、検証結果を他の製品にも水平展開することで、全体の技術力向上にも役立てています。 【レトロフィットビジネスで、国内外のシェアを拡大】 電気制御系統が経年劣化した工場やプラントに対して、内部機器のみの交換を提供しています。一般的には、設備全体を再度入れ換えるケースが多いのですが、この場合数千万~億単位の資金が必要になります。 しかし、この方法であれば、かかる費用を十分の一から百分の一程度に抑えられるため、多くのお客様にご好評をいただいています。 もともと他社製のブレーカが入っている工場でも交換を行うこともありますが、 開発から製造までワンストップで行うテラサキなら、その工場に合わせてカスタマイズした製品をご提供して交換することができます。こういった地道な活動を続けることが、既存顧客のフォローだけでなく、新規顧客の獲得にもつながっているのです。 |
沿革 |
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1923年
- 10月1日、創業者 寺崎 安太郎が当社の前身であるスイッチ・メーカー「(株)寺崎電機製作所」を大阪市此花区で創業
『スイッチ』を始め『分電盤』『配電盤』を製造
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1940年まで
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1940年代後半
- 我が国で初めてMCCB(ブレーカ)を独自技術開発
日本政府の計画造船政策にあわせ、船舶用電機設備の製造に参入
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1950年代
- 船舶用配電制御システムでトップメーカーの地位を築く
組織を改め、旧寺崎電気産業(株)を設立
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1960年代
- 船舶用電子応用製品の開発・商品化を開始
船舶自動化用の各種システム開発 国内市場にブレーカの単体販売を開始 世界的な発明『限流ブレーカ』を開発、商品化 ブレーカ輸出のために欧州10カ国に販売代理店を確保
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1970年代
- イギリス、シンガポール、ブラジルに海外拠点を設立
大分県に(株)耶馬溪製作所を設立 海底石油堀削装置(オフショア・オイルリグ)用配電制御システム多数納入
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1980年代
- 旧寺崎電気産業(株)より営業譲渡を受け、寺崎電気産業(株)を設立
FAニーズに対応し、電子機器、システム開発を加速 テラテック(株)、テラメックス(株)を設立 コ-ジェネレ-ション用システムの売上高が拡大 マレーシア、スペイン、イタリアに海外拠点を設立
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1990年代
- 船舶用総合計装システム〈TERANET32〉を開発
中国広州に海外拠点を設立 国内事業所、海外拠点でISO 9000シリーズの認証を取得
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2000年代
- ISO 14001の認証を取得
スウェーデンに海外拠点を設立 寺崎中国上海事務所開設 佐賀県にテラサキ伊万里(株)設立 ISO 13485の認証を取得 ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所 スタンダード市場)上場 中国上海に海外拠点を設立
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2010年代
- OHSAS18001の認証を取得
陸上電力供給システムの売上高が拡大 世界最大級の船舶用太陽光発電システムの搭載(2010年3月時点) 太陽光発電市場に向け直流用ブレーカを拡販 テスティングステーション/ロジスティックセンター竣工 加美工場内に本社棟を竣工し、本社部門を集結
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2018年
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2020年
- 配線用遮断器 TemBreak PROを開発
ISO 45001の認証を取得
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2023年
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