最終更新日:2025/8/19

三菱マテリアルテクノ(株)

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

プラント建設のプロフェッショナルとして、日本のモノ作りを支えていきたい。

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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設計から施工まで一貫して携われることのやりがい

プラント建設のプロ集団として幅広い分野での実績を持つ三菱マテリアルテクノ。そんな同社で、電気設備の設計から施工管理までを担当している先輩社員から、仕事のやりがいや環境についてうかがいました。

エンジニアリング事業本部 エンジニアリング部
電気・計装グループ 電気チーム
小久保研介さん/2013年入社 電気電子工学専攻修了

お客様から感謝の言葉をいただき、プラント建設に携わることのやりがいを実感しました。

学生時代には大学院に進み、電磁波を使ってケーブルに生じる不具合を測定するという研究をおこなっていました。企業研究の時に考えていたのは、メーカーか建築系の会社に的を絞って調べていくことでした。三菱マテリアルテクノの存在を知ったのは大学のOBの方が当社で働いており、紹介を受けたのがきっかけでした。この会社ならやってみたかった建築に関わる仕事ができるうえ、大学で学んだ電気の知識も活かせると考えて、入社を決意。また三菱系の企業だという安定性にも魅力を感じました。

入社後は新人研修でプラントや電気の基礎を学んだ後、現在の部署に配属されました。当社のエンジニアは、お客様との打ち合わせから設計、施工管理までを一人で一貫して担当することができるのが大きな特徴。技術の分野は大まかに分けて建築、電気、機械からなっており、私自身はプラントの電気設備の設計と施工管理を担当しています。配属後、最初に経験したのは先輩社員が担当するプラント建設の現場に同行し、工事がどんな工程で進むのかを学ぶこと。どんなものを作っているにせよ、施工管理の新人は、自分が現場でどう動けば作業の邪魔にならないかを学ぶことから始まります。

現場で交わされている専門用語や使われている工具の名前も分からないまま、先輩の指示を受けて、作業のお手伝いをするうちに、少しずつ施工管理がどんな仕事か、何をするべきかが理解できていくのです。新人時代、先輩から特に言われていたのは、工事の現場での安全管理を徹底すること。職人さんたちが危険な目に合わないよう、きちんと作業を見守るのが施工管理の重要な仕事だと教えられました。

新人時代に経験した仕事で印象に残っているのは、埼玉県にあるケーブル工場の改修に携わったこと。大雪で建屋が倒壊してしまったため、工場内にある設備をすべて運び出し、建物ごと再建するというプロジェクトでした。1年近くかけて再稼働させた時には、お客様から感謝の言葉をいただき、プラント建設に携わるやりがいを感じました。

先輩社員の仕事ぶりを拝見

工場内で使う電力線やコンセントから、センサー、制御機器など、プラントには多くの電気設備が設置されています。どう配置するかを設計するのも重要な仕事です。

設計から施工までを一人で手掛けているからこそ、エンジニアとしての高度な技術力が身につきます。

私たちが手掛けるプロジェクトには、プラントの新設だけでなく、改修や機器の入れ替え、増設など、様々なケースがあります。工期は長いもので2年、短くて半年ほど。私自身は入社以来、十数件のプロジェクトに携わってきました。これまでに手掛けてきたのはケーブル工場、水処理施設、インク工場、アルミ缶工場、銅の製錬所、接着剤工場など、多種多様なプラント。作っているものが変われば、工場に必要な設備も、製造の工程もまったく違うわけですから、まずは「お客様が何をするための施設なのか」を理解することから、仕事がスタートします。

しかし、実際の作業工程はお客様にとって重要な企業秘密に当たることも少なくありません。打ち合わせで質問しても、詳しいことを教えていただけないことが多いのです。特に苦労したのは、数年前にインク工場の設備増設工事を担当した時のこと。お客様が求める「色」を出すため、電気設備にも繊細な制御が求められたのですが、どんな原料で作っているのか、どんなプロセスで材料が流れるのかといったことは教えていただけなかったのです。お客様から依頼されたとおりに設備を設計し、施工までを行ったのですが、かなり不安を感じていたのも事実。テストで思い通りに動いてくれた時には心から安堵しました。

設計から施工管理までを一人の技術者が担当するのは、大変なこともあるのですが、仕事が進めやすくなるというメリットがあるのも事実。施工の時に苦労しないよう、配慮して考えた設計を、自分で形にしていくわけですから、誤解やミスが生じにくいのです。当社がお客様からの高い信頼を獲得できているのも、こうした体制で仕事に臨んでいるからこそ。また私たちにとっては「設計だけ」「施工管理だけ」に終わらない、深く、幅広い技術が習得できるチャンスがあります。プラント建設のエンジニアとして、高度な技術を身に付けたいと思うなら、三菱マテリアルテクノは、本当に恵まれた環境の会社だと思います。

先輩社員の仕事ぶりを拝見

毎回のように、まったく違う業界のことを学べるのも、プラント建設という仕事の楽しみのひとつ。経験を積むほどに、深く、幅広い知識が身につきます。

社内の技術者が力を合わせ、困難を乗り越えていく。完成した時には大きな達成感があります。

プラントは建築、電気、機械という三つの技術を組み合わせることで完成するもの。そのため、他分野を担当している社内の施工管理技術者とは密接なコミュニケーションを交わす必要があります。また工事を円滑に進めていくためには、実際の作業を行う職人さんたちと、信頼関係を深めていくことが大切。さらにはお客様とも打ち合わせを重ねて、求められる品質を実現していかなければなりません。そのため、私たちの仕事では技術力や経験だけでなく、コミュニケーション能力も重要になってきます。多くの人が協力し合って、ひとつのプラントを作っているわけですから、無事、完成した時の達成感や喜びは大きなもの。また同じチームで仕事をしよう、とチーム内での絆も深まります。

入社から10年近くがたち、私もそれなりの技術を身に付けてきたつもりですが、経験という意味ではまだまだ成長の途中。多くのプロジェクトに携わるほどに「あの時は、こんなふうにやって、うまくいった」といった成功事例が身につき、設計も施工もやりやすくなっていくのです。どんなに難しい仕事を任せられても自信を持って担当できるよう、もっと経験を積んでいきたいと思っています。

三菱マテリアルテクノは、良い意味で上下の隔たりが小さく、風通しの良い社風の会社。若手社員も自分の意見を言いやすい雰囲気がありますし、先輩や上司との距離感も近く、アットホームで働きやすい会社だと思います。また担当する案件によっては全国への出張があるのも特徴のひとつ。遠方での工事が始まると、施工管理のため長期間、滞在することになるため、会社が住まいを用意してくれます。私はいくつかのプロジェクトを並行して担当していたため、自宅を含めて三軒の家で暮らしていたこともありました。自分が知らない土地を訪れ、地元の名物料理を味わったり、現地の職人さんと親交を深めるのも楽しいもの。そんな働き方を楽しめる方にとっては、三菱マテリアルテクノはとても魅力的な会社だと思います。

先輩社員の仕事ぶりを拝見

建築、電気、機械の三つの分野の技術者が力を合わせ、プラントを形にしていきます。協力し合ってモノ作りを行っているだけに、完成した時の喜びも大きなものです。

企業研究のポイント

企業研究の目的は、自分の将来を見据えて、自分に最も合った企業を見つけること。
その為に、まずは好き嫌いをせずに多くの企業を見て欲しいと思います。多くの企業に触れることで、多くの可能性に触れることができます。
今まで学んできたことが想像もしていなかった業界・職種に活かされているかもしれない、新しく知った職種が実は自分のやりたいことと重なっていたなんてことがあるかもしれません。そうして、徐々に「自分は何をしたいのか」、「何を重要視したいのか」が見えてくると思います。

当社は、プラントづくりを一気通貫、すべて手掛ける「トータルエンジニアリング」とあらゆる専門分野のエンジニアを育成・配置することで、お客様の要望にワンストップで対応できる「ワンストップソリューション」を特徴としています。また、三菱マテリアルグループ企業として、充実した福利厚生・人材育成制度を備えていますので、その点についても多くの企業と見比べながら、企業研究をしていただけると良いかと思います。

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三菱グループの一員であるというブランド力や企業としての安定性も大きな魅力。研修制度や福利厚生制度も充実したものが用意されている。

マイナビ編集部から

1958年の創業以来、プラント・メーカーとしての大きな実績を築き上げてきた三菱マテリアルテクノ。非鉄金属、化学、製薬、半導体、ガラス、飲料など、幅広い分野のプラントの計画から設計、施工、メンテナンスまでのトータルエンジニアリングをワンストップで提供している。同社の高度な技術力は三菱マテリアルグループのみならず、様々なお客様から高い信頼を獲得している。

三菱マテリアルテクノの大きな特徴は、ひとりの技術者が計画段階から設計、施工管理にまで一貫して携われる体制を取っていること。設計と施工管理が別部署になっている企業も多い中、設計者が施工までを行うことで、高い品質を持ったプラントを実現しているのだ。これは同社で働く技術者にとっても大きなメリット。設計と施工の両方を経験することにより、高度な技術が身につき、プラントエンジニアのプロに成長することができる。

またプラント建設の一切を自社内で行っているため、機械、電気、土木、建築など、幅広い分野のバックグラウンドを持つ人材に活躍のチャンスが広がっている。様々な分野の技術者が力を合わせ、チームとして成果を出していくのが同社のスタイルなのだ。建築やモノ作りに興味のある人材にとっては、大きな魅力を持った企業だと感じた。

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非鉄金属、化学、製薬、半導体、ガラス、飲料など、幅広い分野のプラント建設を手掛ける三菱マテリアルテクノ。取引先からの高い信頼を獲得している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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