最終更新日:2025/6/1

(株)メンテックカンザイ

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
静岡県

取材情報

記事で読む社会科見学

気づかれにくいけれど、なくてはならない仕事。私たちの働きで現代社会を支えます!

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建物・施設の快適を守りつつ、気持ち良くのびのびと働いています

オフィスビルをはじめとする建物・施設の清掃や設備管理、警備や保守点検を行うメンテックカンザイ。「安全・安心・快適」の実現に日々取り組みつつ、社員にとっての働きやすい環境づくりにも熱心な会社です!

(写真右から)
◆赤池 弘友紀さん/静岡支店/2007年入社/土木環境工学科出身
◆永村 和希さん/東京支店/2017年入社/環境社会学科出身
◆岡谷 麗奈さん/浜松支店/2020年入社/法学科出身

課題発見・解決を重ねて、お客様との信頼関係をより確かなものにする

私たちメンテックカンザイが行っている「ビルメンテナンス業」とは、オフィスビルや病院、学校、工場などの建物・施設について、清掃管理や環境衛生管理、設備管理、警備などを行う仕事です。建物・施設のオーナー様からご依頼をいただき、テナントや施設利用者の方々が快適に過ごせるように環境を整えます。「ビル管理の仕事」というと、すぐに清掃業務を思い浮かべる人がいますが、管理する内容は幅広いですし、私の場合、実際には提案が仕事のメインです。

私がいつも意識しているのは、「利用者目線で考える」ことです。例えば、雨が降ると濡れて足元が滑りやすくなる箇所に気づいたら、オーナー様に床の滑り止め加工を提案したり、建物内で人と人がぶつかりそうな箇所を見つけたらミラー設置のアイデアを出したり。利用者にとってプラスとなることは、オーナー様にとってのプラスにもなります。

古くなって傷んでいる箇所の修繕を提案することもあります。オーナー様にとってコスト面で負担がかかるとしても、「今の段階で手を加えた方が建物の延命になり、長い目で見ればトータルコストは安くなります」というように、専門の立場から今やるべきことの優先順位をつけてご説明し、ご納得いただくことで、信頼関係を高めています。

この仕事の面白みは、相手との信頼関係を築くことだと私は思っています。入社間もない頃から今に至るまで長く担当しているお客様があり、歳月を重ねるほどにご信頼いただけることに責任と誇りを感じます。清掃や設備工事などを担当してくれるスタッフや協力会社との信頼関係も重視しています。みんなが「良い」と思える関係を築いていくのが、管理業務全般を担う私たちフロントマンの役割であり、やりがいです。私は現在、チームリーダーとして部下であるフロントマンたちを束ねる立場にあります。当社は、周囲との信頼関係を築きながらキャリアアップしていける環境です。

みなさんが出入りしている建物も、私たちメンテックカンザイが管理しているものかもしれません。キレイで安全、快適であるほど、意識されないのが私たちの仕事です。裏方ではありますが、社会に不可欠な仕事です。
(赤池さん)

働き始めて実感した『メンテックカンザイの良さ』は?

「柔軟な勤務時間を取り入れるなど、働きやすい環境です。コミュニケーション上手な人が多く、人間関係で悩まされないのも当社らしさでしょう」(赤池さん)

人とのコミュニケーションを重視しながら、ステップアップを図る

私は海洋学部環境社会学科の出身です。企業研究を始めた当初、ビルメンテナンス業界への就職は全く考えていませんでした。たまたま合同企業イベントの会場でメンテックカンザイのブースが目につき、企業として環境に配慮した取り組みをしていることに惹かれて入社しました。

最初の1年は、研修を兼ねて清掃現場の作業をすることが多かったです。当時、社内でベンチャー事業を模索していて、入社2年目にこの部署に異動しました。野菜やお茶を無農薬栽培で育て、販売まで自分たちで手がけるプロジェクトに2年ほど携わりました。結果的にこの事業は終了しましたが、環境への配慮は今も社内に息づいています。個人的にも、販売のためにセールスポイントをピックアップしたり、良さをどう伝えるか考えて実践した経験が今の仕事に活かされていると思っています。

入社4年目からは現在の部署でビル管理業務に携わっています。現在、30ほどの案件を受け持っており、現場で実作業をするスタッフの労務管理やお客様のお困りごとのヒアリング、管理プランのご提案や金額面の交渉などを行っています。
ご高齢の方が多い清掃スタッフには丁寧なコミュニケーションを意識しています。当社では消防や空調、電気設備などの管理も任されていることが多く、今夏は酷暑で空調関連のお問い合わせ・ご要望に多く対応しました。

これまでで印象深いのは、ある音楽教室の案件です。長らく使われてきた教室は、通常清掃では落としきれない床汚れがあったため、古いワックスを剥がして新たに塗り直す提案をしました。採用され、協力業者と連携して仕上げたところ、教室空間は見違えるように明るくきれいに!幼児から年配者まで教室に通う多くの生徒さんたちも喜んでくれたと聞き、嬉しかったです。

提案内容は施設によって様々で、清掃の対応も変わります。きれいに使っていただいている施設が多いですが、とある施設では、トイレなどマナー違反の使い方が多く見受けられます。みなさんは普段、意識せず各種施設を使っていると思いますが、気にせず使える状態の裏には、私たちの仕事があります。

今後は設備関連の知識も高め、的確な指示ができるようになりたいです。また、物価上昇に応じて取引先との金額交渉も進め、実績を出して、昇格を図りたいと思います。着実にステップアップできるのが当社の良さです。
(永村さん)

働き始めて実感した『メンテックカンザイの良さ』は?

「ビルメンテナンスに関して何もわからない状態からのスタートでも、周りのサポートを受けて学び、成長できる環境なので、安心して一歩を踏み出せました!」(永村さん)

自分で考え、スケジュールを立てて行動するから成長が早い

私は法学科の出身ですが、もともと法律関係の仕事に就こうとは思ってはいませんでした。企業研究では、あえて業種を絞らず幅広い業界を調べていた中で、掃除好きでもあったことから目に留まったのがメンテックカンザイです。仕事の話を聞き、人を管理する仕事をしてみたいと思い、入社を決めました。

当社では、1年目は研修が主となります。最初の1カ月、配属先である浜松支店管轄の清掃現場で、清掃スタッフに教わりながら作業に没頭しました。2カ月目からはフロントマンの先輩に同行して定期清掃に立ち会ったり、お客様との商談の進め方を見て学んだりしました。1年目の後半から徐々に取引先への対応を任され、先輩のサポートのもと、単独で案件を担当するようになりました。現在、支店管轄内の15カ所ほどを私が担当しています。

清掃現場へ向かうスタッフの出欠確認や当日の業務内容指示、スタッフたちの困りごとを聞いて解決策を提示することなどが現在の私の仕事です。作業をするのは清掃スタッフですが、私も現場に立ち会い、必要に応じて指示を出します。例えば、床に水がこぼれたままにしておくと通りがかった人が足を滑らせてケガをする恐れがあるなど、気をつけるべきポイントは様々です。現場では全体に目を光らせています。

清掃を担当するスタッフの年代は幅広いので、日々、様々な世代の人と話すことで、自然とコミュニケーション力が上がったように思います。異世代の人を敬遠せずこちらから寄り添うことを意識しています。時にはスタッフの要望に対して私ひとりでは解決策が見つからず悩むこともありますが、先輩が「まず相手の話をじっくり聞こう」などとアドバイスをくれ、サポートしてくれるので心強いです。今はスタッフからの相談を受けて対処し、解決に至った時に「ありがとう」と言ってもらえるとやりがいを感じます。

仕事を通して、私自身の清掃の知識やスキルは高まりました。家でプロの清掃術を披露して感謝されています(笑)。
意外だったのは、学生時代に想像していたよりも気持ちにゆとりを持って働けていること。自分でスケジュールを管理して”やることメモ”を1枚ずつ達成し、自分の時間をキープするようにしています。

入社後、会社のサポートを受けてビルクリーニング技能士の資格を取得しました。今後、設備管理関連の資格取得にも挑戦しようと思っています。
(岡谷さん)

働き始めて実感した『メンテックカンザイの良さ』は?

「担当内容によって朝は現場集合にするなど、自分でスケジューリングして行動できる柔軟性があります。困ったらすぐ周りに相談できる社風も良さですね」(岡谷さん)

企業研究のポイント

ぜひ、これまで縁のなかった企業に注目してください。
多くの方が製品やサービスを利用したことのある企業に目を向けています。もちろんそれも大事ですが、見たことも聞いたこともない社名や関心のなかった業種の企業の中にも、優良企業やあなたに合う企業はたくさんあります。

企業の業種や業界にとらわれすぎないこともポイントです。
例えば、製造業の会社が法務のスペシャリストを必要とするように、出身の学部や学科の分野に関係のない業界にも活躍できるチャンスはあります。自分が何をやりたいのか、その企業がどんな人材を求めているのかを見極めてください。会社案内を深く読み込んだり、イベントで詳細を質問したりすることで見えてくるものがあると思います。

表面的な理解や思い込みをしていませんか?
例えば、当社の場合、「清掃や警備が仕事の中心」と思っている方がいます。実際のところ、業務の一環として作業に携わることはありますが、中心となるのはスタッフ管理などのマネジメント業務やお客様企業に向けての提案業務です。

将来性も考えてみましょう。
IoTの普及やAIの進化によって省人化が進みニーズが変化する一方で、人でなくてはできない仕事や普遍的に求められる仕事もあります。ビルを快適な環境に保つ当社のような”縁の下の力持ち”的な仕事もそのひとつです。
幅広い選択肢の中から自分の可能性を探ってください。
(人事担当 田形浩一)

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「イベントやインターンシップ等の機会を活用して、社風や、自分に合った雰囲気かどうかもつかんでください」とアドバイスする人事担当の田形さん。

マイナビ編集部から

1967年に静岡市で創業し、50周年で売り上げ50億円の目標を達成したメンテックカンザイ。現在では静岡県内で静岡、浜松、三島に支店があるほか、東京、横浜にも支店を構えている。

人口減少が大きな社会問題となっているが、同社ではIT化を推進し、清掃ロボットやスマホアプリを活用したメーター検針などを導入して省人化を実現している。また、DX推進にも積極的で、人事労務アプリを使ったスマホによる勤怠管理などを実現。現在、DXをテーマとする社内プロジェクトチームも立ち上がっているという。
業務効率化の取り組みに加えて、社員が心身ともに健康でイキイキと働ける職場環境づくりに熱心なのも同社の魅力だ。経済産業省が日本健康会議と連携して制度を運営する「健康経営優良法人」において、6年連続で認定を受けている。今回の取材対象者たちが異口同音に「働きやすい」と笑顔で答えてくれたのは、こうした社内体制も影響しているのだろう。また、誰もが「社員同士の(気持ちの上での)距離の近さが、働きやすさになっている」とも話していた。安定した経営環境が社員の心にゆとりをもたらし、自然と助け合う社風となっているのかもしれない。

変化の激しい現代社会だが、人がいる限り建物・施設の快適さが求められることは間違いなく、ビルメンテナンス業界は、これからも安定した需要・市場規模が予測されている。100周年に向けて歩み続ける同社に要注目だ。

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ビル管理など社会生活の安全・快適を守るエッセンシャルワークは、これからもずっと必要とされ続ける。関東エリアへの進出など、メンテックカンザイは進化を続けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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