最終更新日:2026/1/27

(株)化繊ノズル製作所

業種

  • 機械
  • 機械設計
  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

記事で読む社会科見学

暮らしの裏側にある技術力――ノズル開発にかける社員の情熱

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普段は見えないものづくりの現場を知る

日常生活に欠かせない役割を果たしている「紡糸用ノズル」で国内外で高いシェアを誇る「(株)化繊ノズル製作所」。先輩社員3名に、同社の商品や技術力について語っていただきました。

(写真右から)
■福田 隼也さん
製造二部 技術課 生産技術係
2021年入社

■桑原 省吾さん
製造二部 試作開発課 試作開発係
2020年入社

■只友 紳也さん
製造二部 技術サービス課 技術サービス係
2012年入社

学んだ知識を武器に、新たな成長のステージへ!(福田さん)

大学で参加した合同説明会で、初めて当社のことを知りました。ノズルという分野にはまったく縁がなく、岡山に世界でも評価される高度な技術を持つ会社があると知ったときはとても驚きましたね。普段は目にしないノズルですが、実はマスクや衣料品といった身近な製品を支えていると知り、ノズルと自分の生活がつながっているという感覚に惹かれました。就職活動で大切にしていた「機械分野の知識を活かせること」と「地元に根ざして働けること」に当てはまる、かつ説明会で聞いた社風の良さや福利厚生の充実も決め手となり、この会社で働きたいと強く思ったことを覚えています。

入社後はプログラム開発の仕事に取り組んでいます。社内設備の制御ソフトや加工を補助するためのプログラムの設計が主な業務です。学生時代に学んだ機械加工の知識をプログラム設計を考えるうえでの土台としながら、当社の技術力を活かせるような設計知識を習得中。当社の新しい知識を吸収しながら挑戦できる環境が、当社の技術力をさらに向上させていると思います。また、やりがいを実感するのは、自分が設計したプログラムを組み込んだ装置が実際に動き出す瞬間。完成した設備が予定通りに稼働する様子を目にしたときには大きな達成感があり、その装置で生み出されたノズルが社会に役立っていると思うと誇らしい気持ちになります。特にコロナ禍でマスク需要が急増した時期には、見えないところで自分たちの技術が生活を支えているのだと実感する機会が多かったです。

職場はとてもフランクな雰囲気で、気軽に相談できる環境。疑問をすぐに解消できる環境が若手にとっては心強く、少人数の部署ならではの裁量の大きさや自由度の高さも働きやすさにつながっています。そんな環境だからこそ「仕事が早いね」と声をかけてもらえたときは、努力が認められたようで嬉しかったです。また、有給休暇が取りやすくオンとオフの切り替えもしやすいので、安心して働き続けられると感じています。

今後は、より大規模な装置のプログラム開発に挑戦することが目標です。これまでは既存の仕組みを活かした小規模なシステム開発が中心でしたが、将来的には装置全体を設計から制御まで担える技術者を目指したいと思っています。未知の分野に飛び込みながら成長してきた経験を糧に、社会に貢献できる技術をさらに磨いていきたいです。

先輩社員が語る、やりがいと成長の実感

「今まで知らなかったノズルが、マスクや繊維製品を通じて社会を支えていることを実感。自分の学びが形となり、暮らしに役立っていることが大きなやりがいです!」

未経験から最先端へ!半導体分野で挑む試作開発(桑原さん)

当社が手がけるノズルは、中でも繊維分野で高いシェアを誇り、ノズルの孔から繊維を均一に押し出すことで、衣料や産業資材に使われる高品質な繊維を生み出すことができます。さらに、繊維分野で培った超精密微細加工技術は、半導体分野などにも応用され、スマートフォンや自動車などの身近な製品の性能向上に貢献しています。普段の生活では目にする機会の少ない部品ですが、社会を支える欠かせない役割を担っているのです。

こうした応用が広がる中で、私も試作開発課の一員として半導体分野の開発業務を中心に携わっています。大手メーカーとの取引も多く、最先端の技術開発に直結する案件を担当する機会もあります。お客様から寄せられる要望は、ミクロン単位の精度やわずかな素材の違いにまでこだわる、とても高度で繊細なものばかり。その分、当社の技術が大手企業からも信頼され、必要とされていることを実感する場面が多いですね。簡単に答えが出ない課題だからこそ部署内で活発に意見を出し合い、最適な加工方法を探りながら挑戦していきます。難題に直面したときほど「試作開発課の出番だ」と感じ、どうにか形にしていく過程そのものが、この仕事ならではの醍醐味ですね。

また、試作開発の仕事は一人で完結するものではありません。量産化を実現するには製造部門との連携が欠かせず、私自身「技術者と現場をつなぐ架け橋になること」を常に意識しています。実際に試作品を製造部へ共有し、加工の工夫や生産のしやすさについて意見をもらう中で、思いもよらない視点に気づかされることもあります。そうしたやり取りを重ねることで改良が進み、最終的に量産化の目処が立ったときには、大きな達成感とともに、チームでつくり上げたという実感が湧きます。

私自身、文系出身で、ものづくりは未経験からのスタートでした。入社当初は不安もありましたが、先輩の丁寧な指導と挑戦を後押ししてくれる環境に支えられ、一歩ずつ着実に成長してきました。今では、知識やスキルは入社してから身につけられるものだと実感しています。これからも試作開発課での取り組みを通じて、自分の関わった技術が社会に役立つことを意識しながら、さらに難しい課題に挑んでいきたいと思います。

先輩社員が語る、やりがいと成長の実感

「知識ゼロから学び、仲間と意見を出し合って難題に取り組めるのは当社ならでは。困難な課題にこそ試作開発課の出番があり、刺激的な日々を送っています」

世界の暮らしを支えるノズル!未来を形にする技術者の誇り(只友さん)

私は入社以来、10年以上にわたりノズルや関連装置の設計に携わってきました。お客様からの要望を形にするのが私の仕事です。単に図面を描くだけでなく、レイアウトや部品の検討から現場への納入、立ち上げまで一貫して関わることもあり、自分の設計が社会で役立っていることを実感できるのは大きなやりがいです。特にコロナ禍で不織布製品の需要が急増した時期、マスク製造関連の設備設計に携わり、装置が稼働する瞬間に立ち会えたことは忘れられません。設計の先にある「人の暮らし」をより感じられた出来事でしたね。

当社のノズルは繊維や医療、産業資材など幅広い分野で活用され、普段は目にすることのない部品ですが、人々の生活に深く関わっています。もし供給が滞れば医療現場にも影響が及び、人命に関わる可能性もある。そう考えると、自分の仕事は暮らしに欠かせないものだと強く実感します。サブミクロン単位の微細加工技術を武器に、世界の先端分野を支えることが当社の使命であり責任だと考えています。

こうした技術は国内にとどまらず、海外からも高い評価を得ています。私自身、アジア各国への出張で現地のお客様と直接やり取りする機会がありました。自分の設計した製品が国境を越えて活用されていることを知ったとき、世界とつながっていると感じ、非常に嬉しく思いました。また、10年以上設計に携わる中で視野も広がりました。入社当初は「小さな孔を加工する会社」という表面的な理解しかありませんでしたが、今では街中で衣類や不織布製品を目にすると「どんな繊維が使われているのだろう」と考えるようになり、日常の中で当社の技術を発見できるようになりました。身近なものへの視点が変わったのも、この仕事を通じて得られた成長です。

現在は後輩の指導にも携わっています。未経験で入社する人も多い職場ですが、前向きに学ぶ姿勢があれば世界でも活用される技術を身につけられる環境があります。仲間と試行錯誤を繰り返しながら、お客様の期待を超える答えを見つけていく、そんなものづくりの現場には技術者としてやりがいを感じ、成長できる機会が詰まっています。今後は個々の設計業務にとどまらず、製品全体や工程を総合的に見渡すことができる技術者を目指したいと思っています。そして社会に必要とされる製品づくりを支える責任を胸に、新たな挑戦を続けていきたいです。

先輩社員が語る、やりがいと成長の実感

「ノズルは繊維や医療など幅広い分野で欠かせない存在。暮らしを支える責任は大きいですが、国境を越えて人の役に立つやりがいを実感できます」

企業研究のポイント

当社では、普段の生活ではあまり目にしないノズルという部品を製造しています。一見なじみのない製品ですが、実は繊維や半導体など幅広い分野で使われ、衣料やスマートフォン、自動車といった身近なものに欠かせない役割を担っています。企業研究をするときには、その会社の製品そのものだけでなく、その製品や技術が社会でどう活かされているのかを深堀りしていくと、より理解が深まると思います。

また、当社の先輩社員の中には、文系出身で製造の知識がゼロからスタートした人も活躍しています。入社当初は不安を抱えていても、先輩に学びながら現場で手を動かす中で、自分なりの工夫を重ねて成長できる環境があります。学部や専攻にとらわれず、挑戦する気持ちがあれば力を伸ばせるところは、私たちの職場の特長です。企業研究においても、自分には縁のない世界だと思い込むのではなく、「どんな環境であれば挑戦できるのか」という観点で見てみることをおすすめします。

さらに、ものづくりは一人で完結するものではありません。他部署やチームのメンバーと連携してこそ成果につながって、意見を出し合いながら課題を解決していく過程には大きな学びがあります。企業研究でも「その会社でどんな人と関わり、どんなチームで働けるのか」という点に注目することで、より自分に合った環境をイメージしやすくなると思いますよ。

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部署同士が連携し合い、若手でも意見を伝えやすい環境があります。互いに学び合いながら成長できる風土が、当社のより良いものづくりを支えています。

マイナビ編集部から

繊維分野における紡糸ノズルで、国内外から高い評価を得ている「(株)化繊ノズル製作所」。ノズルの孔から繊維を均一に押し出すことで、衣料や産業資材に使われる高品質な繊維を生み出すことができ、その精密微細加工技術は大手メーカーをはじめ多くの企業から厚い信頼を得ている。さらにその強みは繊維分野にとどまらず、半導体など最先端の分野へと応用され、スマートフォンや自動車といった身近な製品の性能向上にも貢献。社会からのニーズが高度化・多様化する中、同社はノズル技術を基盤に新しい挑戦を続け、世界でも評価される製品を提供し続けている。

今回の取材で印象的だったのは、一人ひとりの社員の挑戦とチームでの協力体制が高度な技術を支えているということ。若手社員が未経験から知識を積み重ねて成長している姿、中堅社員が世界市場を相手に責任と誇りを持って設計に取り組む姿など、どのエピソードからも「社会を支える技術者」としての意識が伝わってきた。
また、部署を越えて意見を出し合い、お互いに刺激を受け合える環境も同社の強み。見えないところで暮らしを支える製品を生み出す裏側には、技術力だけでなく、人を育て、挑戦を後押しする環境があることがわかった。まさにチームでより良いものづくりを追求し続けられる、技術者の醍醐味が味わえる現場だと感じた。

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繊維分野で国内外から高い評価と信頼を得ている、同社の精密なノズル加工技術。その強みを半導体など最先端分野へも広げ、世界の暮らしを多方面から支えている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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