最終更新日:2025/7/23

三進金属工業(株)

業種

  • 金属製品
  • 機械
  • 建材・エクステリア
  • 文具・事務機器関連

基本情報

本社
大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

幅広い支持を得る自社製品に誇りをもち、変幻自在のラックで課題解決をカタチに!

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【入社2年目座談会】ラックの世界は奥深くておもしろい!

物流施設やオフィス、図書館、研究施設など、『SANSHIN』のラックはさまざまな場で活躍しているものの、「ラックの営業?」という人がきっと多いはず。そこで、同期入社の若手3名がざっくばらんに仕事を語ります。

■Y.N.さん
東京支社 営業本部 営業1部 営業1課
2023年入社 文学部卒

■E.M.さん
東京支社 営業本部 営業1部 営業2課
2023年入社 文学部卒

■S.Y.さん
東京支社 営業本部 物流システム部 物流システム課
2023年入社 社会学部卒

工場研修と配属先研修でトータル6カ月。モノづくりや営業についてじっくりと学べます

――入社を決めた理由は?

【Y.N.さん】自社の製品に誇りを持ち、自分の提案によってお客様に喜んでいただける仕事がしたいと思い、メーカーを志望しました。なかでも当社に惹かれたのは、会社説明会や面接を経るごとに、社員の皆さんから自社製品への熱い思いを聞けたからです。ここなら、変に取り繕うことなく、お客様に真っ直ぐにいいモノを提案できると感じました。

【E.M.さん】企業選びの軸としたのは、自信をもって提案できる製品力があるかどうか。また、さまざまな業種・業界で利用される製品を広く提案したいという気持ちもありました。当社のラックがまさにそう。会社説明会でお客様ニーズに応じてラックを柔軟にカスタマイズしていることを知り、多彩な提案に挑めることに惹かれて入社に至りました。

【S.Y.さん】世の中の日常を支える仕事に携わりたいと考え、幅広く情報収集を行いました。そこで出会ったのが、当社。ラックメーカーとして業界でも広く認知されており、物流施設やオフィス、図書館、研究機関など、導入実績が多彩。特に物流は暮らしに欠かせないインフラですから、その支えになれることに魅力を覚えました。

――入社後はどんな研修を受けましたか?

【Y.N.さん】入社から約3カ月間、大阪の本社工場で研修を行いました。ラックの棚板の製造や組み立てなどを経験し、製品知識や製造の流れ、安全管理の重要さなどを学びました。その後、配属先の東京支社でも3カ月間、ラックの施工現場や先輩たちの営業に同行するなど、営業デビューに向けてじっくりと基礎固め。人の育成に手厚い会社だと、入社後の半年間でつくづく実感できました。

【E.M.さん】材料の鉄(コイル材)にもバラつきがあるため、ラックづくりはシビアで繊細。工場研修ではそうした“職人技”に間近で触れ、「すごい!」と感嘆する毎日でした。完成品を目の当たりにしては「さっきの部品加工はこの部分だったんだ」と理解が深まり、モノづくりについて興味深く学ぶことができました。

【S.Y.さん】工場研修でモノづくりの大変さを知ったことで、現場へのリスペクトが強くなりました。今もお客様への提案の際、製造のしやすさや負担軽減まで考慮するように意識しています。また、東京支社ではいろんなタイプの先輩から営業の進め方を吸収でき、自分のお客様との関係づくりや提案の仕方に生きています。

仕事で意識していることは?

丁寧さとスピードの両立です。「見積をすぐに送ってくれたので助かったよ」とお客様に言っていただけると、信頼が深まり、受注のチャンスが広がります。(Y.N.さん)

お客様のニーズも、設置場所も千差万別。難しさが伴うからこそ、達成感も大きい!

――どんな仕事を担当していますか?

【E.M.さん】私とYが担当しているのは、オフィス向けラックの提案です。一般企業や官公庁、教育施設など、さまざまなオフィスの移転・リニューアルに対して、販売代理店を介して最適なラックの選定やレイアウト、見積、納期などを企画提案しています。

【Y.N.さん】受注して終わりではなく、自社の設計や受発注、製造、配送など各セクションと連携・調整し、オフィスにラックが設置されるまで責任をもって担当します。普段は販売代理店のご担当者とやりとりを重ねますが、施工が始まればオフィスを利用されるエンドユーザーのご担当者とお話しする機会があり、感謝のお言葉を直接いただけることもあります。

【S.Y.さん】私が担当するのは、物流施設向けの大型ラックです。巨大な倉庫にラックやパレットがダイナミックに組まれ、荷物が自動で流れる光景を映像等で見たことがある学生の皆さんもいらっしゃるかもしれません。そうしたシステム化されたラックについて、自社の開発部門と協力して企画提案し、物流現場の省人化・省力化に貢献しています。

――とくに印象深かった経験は?

【S.Y.さん】まだ配属されてまもない入社1年目の10月、大手ロジスティクス企業が名を連ねる業界団体の会合にて、約100社の前でプレゼンテーションを行ったことがあります。テーマは「ラックと物流」。緊張で無我夢中だったのですが、当社の先端事例を紹介し、とても興味深く聞いていただくことができました。新人時代からそうした貴重な経験をさせてくれたのも、私の成長を考えてのことだと思っています。

【Y.N.さん】私も1年目から大きな案件を任せてもらえました。大判の書類を収納できるラックを製作したいとのご相談を受け、何と100台もの特注ラックを製作。耐震用にラックを支える架台も特注でつくり、半年以上かけて無事に施工・納品しました。お客様から「完璧です!」と言っていただき、誇らしくなったことを鮮明に覚えています。

【E.M.さん】シビれたのは、移動書架の設置。お客様のオフィスに移動用レールを設置する間際になって、ビル側から床に穴を開けないように要望され、納期が迫るなかで施工方法を再検討する事態に直面しました。しかし、設計・製造の先輩たちがすぐさま代案を提示してくれて、見事にリカバー。社内にエキスパートがいる心強さを実感した経験です。

仕事で意識していることは?

優先順位をつけることです。5分以内に終わる仕事はすぐに済ませ、それ以外は納期を見据えて優先度の高いタスクから一つずつ対応するように心掛けています。(E.M.さん)

後輩思いの先輩たちの存在が心強く、のびのびと知識・スキルの習得にチャレンジ!

――職場の雰囲気はどうですか?

【E.M.さん】上司・先輩との距離が近く、何でも気兼ねなく相談できる雰囲気です。「オフィスのレイアウトをふまえ、こう提案したい」といった私の考えについても、「いいと思う。そのプランで進めてみよう」と肯定してフォローしてくれるので、モチベーションが高まります。

【Y.N.さん】「この製品についてはこの人」と思い浮かぶ相談相手が部署を問わずたくさんいて、質問すれば的確に教えてくれます。また、先ほどお話ししたような特注ラックの製作をはじめ、設計や開発、製造など各部署の人たちとかかわる機会も多く、皆さん相談しやすくて何かと力になってくれます。特に設計の先輩たちとは一緒にアイデアを出しながらプランを練り上げ、お客様のニーズを具現化しています。

【S.Y.さん】私が質問すると、先輩たちは仕事の手を止めてしっかりと向き合って応じてくれます。営業といえば、それぞれが担当を持ち、個人プレーの要素が強そうなイメージがありましたが、実際にはチームでお互いにフォローしあう関係。先輩たちから「あの件、どう?大丈夫?」と気にかけてくれるので、心強さを感じながらチャレンジを重ねています。

――それぞれの目標を教えてください。

【S.Y.さん】物流現場の効率化に貢献するのが私たちの仕事。それがひいては私たち自身も利用する物流サービスの充実につながり、社会・暮らしの支えになることができます。このやりがいをモチベーションに、お客様からの信頼を深め、より多くの施設へ当社製のラックを導入したいと意気込んでいます。ゆくゆくは無人物流システムの開発・導入にも携わりたいです。

【Y.N.さん】お客様からのどんなご相談にも迅速にお応えできるよう、知識をもっと広く深く身につけたいと思っています。また、当社のラックは地震対策に優れ、震災時にもほとんど倒れることがなかったと聞いています。そうした耐震性や安全性についても自信をもって提案し、多くの企業で課題となっている耐震のニーズにお応えしたいと思います。

【E.M.さん】私も知識・経験を積み重ね、お客様へ説得力のある提案を迅速に行えるようになりたいです。そのためには経験一つひとつを大切にし、製品の選定法やレイアウトの工夫、施工の手法などの“生きた知識”を身に付けたいと思っています。

仕事で意識していることは?

言われるままに対応するだけでなく、お客様との会話からお困りごとやニーズを察し、プラスαの提案を行うことを意識。そうした気遣いが信頼につながります(S.Y.さん)

企業研究のポイント

【Y.N.さん】世の中にはどんな会社や仕事があるんだろうと、改めて見渡してみると、メーカー、サービス、商社、流通、運送など、私たちの暮らしはいろんな会社によって支えられていることに気づきます。当たり前に存在すると思っていたモノについても、どんな人たちによってどうつくられているのだろうと想像すると、興味が広がるはずです。当社の手がけるラックもその一つ。どんな工夫がなされているのか、知れば知るほど興味が湧き立ちます。

【E.M.さん】「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかが大事だと思います。私は当社の面接で人事部長のフランクな人柄に触れたことが、入社の決め手になりました。「人」を知るためには、インターンシップや会社訪問等を積極的に活用し、社員と触れ合う機会を持つことをおすすめします。自分との相性がいいと感じたなら、その企業についてさらに掘り下げていくといいですよ。

【S.Y.さん】営業として多くの企業と接することで、企業それぞれに事業や社風、人に特徴があることを実感します。学生の皆さんにとって馴染みのない企業の中にも、実は自分に合う企業が見つかることもきっとあり得るでしょう。私も業界にこだわらず検討したことで、当社で自社製品に誇りをもって営業に打ち込むことができています。視野を狭めず、幅広く検討してみると、思いもよらぬ出会いにも恵まれますよ。

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先輩3名が自社の魅力に挙げるのは「製品への誇り」。優れた品質はもちろん、お客様のさまざまなニーズに応じてカスタマイズできる柔軟性があり、提案しがいがあると話す。

マイナビ編集部から

産業用ラックのメーカーとして、圧倒的なシェアを誇る三進金属工業。オフィス用、物流用、研究施設用などのラックを幅広くラインナップし、収納の課題に応えてきた。サッシレス排気実験台や低風量型給気システムなど、グッドデザイン賞を受賞した製品が多いことからも、同社の発想力や開発力、課題解決力を伺い知ることができる。

ITやIoTを駆使した物流施設のスマート化においても、同社は業界をけん引する。さらに、植物工場の遠隔制御システムを開発するなど、新しい分野・サービスを切り拓くチャレンジにも目を見張る。決して現状に満足せず、つねに変革に挑んできた歴史があるからこそ、設立60年以上経った今も躍動を続けているのだろう。

今回取材した皆さんは、若手でありながら落ち着きがあり、安定した環境下で腰を据えて働いている様子を感じ取れた。人事部長のSさんも「社員が安心して働き続けられるよう、給与や休日・休暇、研修、福利厚生などを手厚く整えています。定年まで働く会社として当社を選んでくれた社員もいるんですよ」と目を細める。

物流業界は今後も拡大が続くことが予想される一方、現場の人材不足が業界課題としてあげられて久しい。同社のシステム化されたラックは、物流に自動化・省人化をもたらし、課題解決に貢献することが期待されている。働く環境に恵まれ、将来性も高い同社は、まさに「知られざる優良企業」といえるだろう。

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会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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