最終更新日:2025/6/12

中部フーズ(株)【バローグループ】

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

自分と“にぎりたて”の成長をリンクできる点が、モチベーションにつながります。

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おにぎりへのこだわりを、全国に発信していきたい!

2020年からスタートした“にぎりたて”事業。おにぎり専門店をフィールドに、社員たちはこの事業を会社の大きな柱にしようと努めるとともに、自身のキャリアアップもめざしています。

★岸田奈々子さん/専門店事業部 にぎりたて運営課/2022年入社

★伊藤亜里紗さん/商品開発部 商品課/2019年入社

★加藤亜由美さん/専門店事業部 にぎりたて運営課/2019年入社

より良いお店づくりとお客様のために、自分の知識とスキルの向上に励んでいます。

私は北海道出身。道外へ出て食べ物に関わる仕事に就きたいという想いで企業選びをしている中、出会ったのが当社でした。入社後の研修が終わってから、お弁当・お惣菜の専門店「デリカキッチン」の店舗に配属されました。その後、2022年5月から「にぎりたて」の店舗に異動となり、おにぎりの製造、接客・販売を中心に、売上管理、スタッフの稼働管理、在庫管理などを任されています。

おにぎり専門店は増えてきていますが、つくりたてのおにぎりを提供するお店は多くありません。当社のおにぎりは注文を受けてからつくるため、できたてで温かいものを提供していることが特徴です。私のおすすめは「野沢菜」と「さば大葉」。いずれもご飯に具が混ざっていて、どこから食べても美味しいところがポイントです。にぎりたてに配属されるまで、おにぎりをにぎったことがなく、パートさんから早くきれいににぎる方法を学び、体が覚えるまで、ひたすら練習を繰り返してつくり方を習得しました。

私が仕事をする上で心がけているのは、チェーン店の一員という意識を持つことです。にぎりたては現在30店舗近くあり、これからも増やしていく予定です。良いことも悪いことも、他店舗に影響を与えることを忘れてはいけないと思っています。また、お客様の雰囲気をくみ取りながら接客するよう努めています。店舗によってお客様の層や忙しい時間帯も異なるため、急いでいる方が多い店舗では、丁寧に対応しつつスピード感も意識するようにしています。

仕事のやりがいは、おにぎりを美味しいと言っていただけたり、自分が育成したスタッフがお客様から褒められている姿を見ることです。1店舗3~4名で稼働しており、最前線でお客様と接するのはパートさんやアルバイトさんです。私たち社員は、そのサポート役となり円滑に運営・管理することが使命です。また私自身もスキルアップしたいという想いがあり、休日に他社の店舗に行き、おにぎりのにぎり方を研究したり、惣菜管理士の資格に向けた勉強をしたりしています。大須万松寺通店の立ち上げに携わりましたが、今後も新しい店舗ができた折には応援に行き、そうした場で経験をつみながら、将来的にはエリアを統括するSVになり現場の声を大切にしたより良いお店づくりができる業務をしていきたいです。(岸田さん)

“にぎりたて”の魅力とは

注文を受けてから手作りで1個ずつつくるので、温かいおにぎりを食べていただける点が特徴です。それに加え、お待たせしない店舗づくりにも挑んでいます(岸田さん)

にぎりたてを全国で話題の店にしたい。その想いで商品開発に取り組んでいます。

中部フーズは、開発から販売までさまざまな業務に携わるチャンスがあると聞き、ここなら良い経験ができるのではと思い入社を決めました。入社後の3年間はデリカキッチンで販売や店舗運営などを行い、2022年4月からにぎりたての商品開発へ異動となりました。

開発の仕事は、食品メーカーと商談したり、自分のアイデアや競合店の商品を参考に新商品を考案することです。新商品は部内会議や社長の承認を得て、店頭販売されます。おにぎりは2ヶ月に1度、その他の蕎麦やおこわ、定食メニュー、季節限定商品などは月に1度のペースで新商品を開発しています。店舗スタッフやお客様の要望をもとに、既存商品のリニューアルをしたり新店舗立ち上げの際に、お店のコンセプトに合わせた新商品を開発したりすることもあります。自分が考案した新作のおにぎりを試食してもらいアドバイスを聞いて、美味しい商品ができあがるまで何度もつくりなおします。そのようにして試行錯誤しながら開発した商品がヒットすると嬉しいですね。中でも自信作は冬季限定の「チーズクリーム昆布」。販売期間中は毎日購入される方もいらっしゃり、販売終了後はお客様から「もう終わっちゃったの」という声や、パートさんから「来年もつくりたい」という声があったと聞きます。そういった良い評価や「美味しい」とお褒めの言葉を頂くことがやりがいです。

私が商品開発でこだわっているのは、にぎりやすさです。具の収まりがよくないと、きれいに握ることができず食べにくいからです。また注文を受けてからつくるバイオーダーのため、いかに早く提供できるかも大切になってきます。時間がかかるものだとお客様をお待たせすることになるため、1個30秒ほどでつくれることを基準に商品開発しています。昨年は調理師免許を取得し、今年は社内の昇格試験に合格し成長を実感しています。次の目標は、にぎりたてを日本一のチェーン店にすることです。そのために会社を背負って立つ存在になっていきたいです。(伊藤さん)

“にぎりたて”の魅力とは

にぎりたてのおにぎりを温かいまま提供しています。定番の具だけではなく期間限定商品の開発にもチャレンジしています(伊藤さん)

既存店の売上UPから新店立ち上げまで、全国展開の土台づくりに関われることがやりがいです。

私は前職でコンビニエンスストアの運営・管理をしていました。当社に転職したのは、もともと食べることが大好きで調理も学べてプライベートでも役立つのではという思いからです。最初はデリカキッチンでの店舗業務から始め、1年半ほどでにぎりたて事業へ。ここで店舗での接客・販売からスタッフへの指導、売上管理などを行うインスペクターとなり、2023年2月にエリアの店舗管理を行うSV代理となりました。昇格できたのは、会社の政策を確実にやり切ってきた点が評価されたと思っています。

SV代理としては現在、名古屋駅や栄エリアの7店舗を担当。オープンから1年未満の新店舗が多いため、トラブル対応やスタッフの悩み解決、店舗内の人間関係構築などが毎日の主な仕事です。店舗の雰囲気づくりやスタッフのモチベーション向上のため、積極的にコミュニケーションを図るようにしています。どんなに忙しくても、スタッフ一人ひとりの名前を呼んで挨拶し、必ず何らかの質問をするよう心がけています。9月にオープン予定の新店舗の立ち上げにも関わっていて、こちらはスタッフの面接、採用、研修、備品の用意、厨房づくり、動線の考案、品揃え、店舗のルール設定などを担当しています。店舗によって取り扱い商品が異なり、またイートインコーナーの有無などの違いに合わせたオペレーションづくりが欠かせません。任されていることが多い分、優先順位を決めることや段取りが大切になってくるため、紙に書き出して漏れがないよう気をつけています。

SV代理になって半年ほどですが既存店では少しずつ結果も出始めています。一方、新店舗に関しては立ち上げ後2~3ヶ月で私の手が離れてしまうため、教育や落とし込み時間の不足を補えるようルールや動画などを用いたマニュアルづくりを進めている最中です。スタッフによく伝えているのは「自分がお客様なら、どんな対応が嬉しいか」ということです。お店をひとつのチームとしてまとめることによって、会社が目標とする「日本一のおにぎりチェーン店」への土台づくりに貢献していけることがやりがいです。(加藤さん)

“にぎりたて”の魅力とは

お米・海苔・具材すべてにこだわっています。ほっとする、身近な家庭の味。だから何度食べても飽きることがありません(加藤さん)

企業研究のポイント

私自身は大学3年生の頃、管理栄養士の試験勉強に忙しく、企業研究はあまり熱心にしていませんでした。その経験や反省も踏まえた上で、学生のみなさんにアドバイスをするとしたら、まずは何をしたい、どこに住みたいなど、漠然としたのでも良いので自分の希望をあげてみることです。

自己分析に力を注ぐのも良いと思いますが、私としては“自分はこれをしている時が一番楽しい”といった気持ちを最優先し、それをベースに業界や会社についてホームページやインターンシップなどで研究していくといいでしょう。実際のところ、接客・販売の仕事にもいろいろな業界、会社があります。長く働く上では休日や福利厚生も大事でしょうし、何よりどんな人と一緒に働くかも大きなポイントです。「先輩の声」もホームページなどでしっかりと確認してみてください。

最後に「食」に関わる醍醐味もお伝えします。食べることは、誰にとっても日々の生活で欠かせません。料理をつくったり、食材を提供するなど仕事内容は異なっても、お客様の笑顔を見る楽しみは、すべてに共通しています。その点を魅力に感じる人にとっては、とてもやりがいの大きな仕事だと思います。
(岸田さん)

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おにぎり専門店「にぎりたて」。“日本のお米のおいしさを伝えたい”をポリシーに、できたての温かいおにぎりを全国へ届けるために邁進中。

マイナビ編集部から

スーパーマーケットを展開する「バロー」グループの一員として、バローの各店舗に惣菜などを提供しているほか、「デリカキッチン」の運営、そして2020年からは事業を譲り受けた「にぎりたて」の店舗展開と、商品の開発から製造、販売までの一貫体制で“食”シーンの提供を続ける中部フーズ。今回のにぎりたて部門の取材を通じ、記者が最も印象深く感じたのは、社員の方々の仕事に対する意識の高さだ。おそらくその背景には、お客様からの「美味しい」という言葉の嬉しさに加え、早くから仕事を任せてくれる会社の姿勢に応えたいという思いがあるのだろう。

急成長を続ける同社だが、一方で40年近い歴史を持ち、福利厚生など働き方の面もしっかりと整備されている。この点に関して、「一人暮らしの社員に家賃補助がある他、年に2回、飲食代金の補助があり、同期と食事を楽しんだりしています(岸田さん)」「枚数は限られていますが、テーマパークに3割引きで入場できるチケットがあり、重宝しています(伊藤さん)」「週休2日制の上、有給や夏期、年末年始の長期休暇など、店舗に勤務していてもワークライフバランスが充実できます(加藤さん)」と語ってくれた。こうした点も、ぜひ企業研究の参考にしていただきたい。

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「デリカ」と「ベーク」の2事業体制のもと、HACCP認定の3つの工場で商品を製造している。お客様と接する“現場”を大切にしている点も大きな特徴だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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