最終更新日:2025/6/25

(株)協和日成【東証スタンダード市場上場/東京ガスグループ】

  • 上場企業

業種

  • 設備工事・設備設計
  • ガス・エネルギー
  • 建設
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

ガスの配管工事を中心とした事業で、地域の人々に温かな暮らしを届けていく

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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段階的に経験を重ね、安全で円滑な施工管理ができる力をつける

人々の生活に欠かせないガスを提供する導管の設置や電気、水道、給排水衛生器具設備などインフラ環境を支える工事を担う協和日成。静岡支店で施工の現場を管理する先輩社員に、そのキャリアや仕事の魅力を聞いた。

■丸山 皓平さん
パイプライン事業本部 広域事業部 静岡支店
工学部建築学科卒/2013年入社/写真左

■浜崎 佑亮さん
パイプライン事業本部 広域事業部 静岡支店
国際関係学部国際文化学科卒/2020年入社/写真右

まずは安全第一。ガスという危険なものを扱っている緊張感を忘れず、丁寧な仕事を心掛けます

私が現在担当しているのは、各家庭にガスを供給するガス管を道路に埋め込むための設計と、その施工の現場を監督する仕事。都市ガスが通っていない地域に新設することもあれば、古くなったガス管を新しくするという場合もあります。

地域の皆さんが日々使っている道路を掘削し、管を入れて、実際にガスを通すテストを経て漏れがないかをしっかりチェックしてから、実際にお客さまの家庭でガスが使えるようになるというのが一連の流れ。工事をしていく過程で近くに火があると着火してしまうのがガスの大きな注意点でもあるので、管に隙間がないかはもちろん、周囲で着火につながるものがないか、万が一のことがあってもすぐに消火ができる状況にあるかなど、安全に注意を払うことが第一です。また工事中は歩行者の誘導や、作業員の方々がケガなく仕事を進められるように環境を整備するなど、現場監督としての役割も多岐にわたるので、毎朝行う朝礼では一日の作業をみんなで確認することも大切にしています。

ガス管の入れ替えをする際には、現在ガスを使っている方々のインフラを止めないよう、バイパス(迂回路)を通すなどの施工をすることも。私たちが工事をすることによって、お客さまにガスの供給支障が発生しないようにという気遣いも必要です。これは「お客さまの生活を守る」という意味でもあり、ガス会社との信頼関係を維持するためにも欠かせないことになります。とにかくミスのない施工をすること、それには工事の現状やガスの流れがどうなっているのか、状況を常にチェックすることが大切なのだと実感しています。

学生時代は工学部の建築学科に所属して、建物の設備設計などを中心に学んでいたので、ガス管の施工についての知識がないままの入社でした。しかし授業の中でコンクリートの施工や配管のボルトの締め方などの工学的な知識を得る機会があり、その時に学んだ作業手順、図面やパースの読み方や描き方などは、分野は変わっても今の仕事に生きていると感じます。

ガスという社会のインフラに関わる仕事として、2020年の熊本豪雨災害の支援に行ったこともあります。そこでは住民の方々に「ありがとう」と声を掛けていただくこともあり、この仕事をしてきて技術を磨いてきてよかったと思いました。人々の生活を支える仕事として、誇りを持って安全に日々の設計や施工に取り組んでいこうと強く思っています。
(丸山さん)

仕事をする上で大切にしていること

「ガス管の劣化によるトラブルを未然に防ぐのが私たちの仕事。ガスを使う日常を守り、先回りして安全を提供できるように丁寧かつ着実な仕事を心掛けています」(丸山さん)

知識ゼロからガス管工事の現場監督に。建物の裏側で人々の暮らしを支える設備の仕組みを学んでいます

大学では東南アジアの歴史や文化などを学び、将来は人の役に立てる仕事に就きたいと考えていました。そこでライフラインに関する企業への就職を希望したのですが、理系学部出身の学生が活躍しているというイメージがあり、自分にできるだろうかと悩んでいたときに出会ったのが協和日成だったのです。協和日成のインターンシップに参加してみると、文系出身の先輩も多く、技術を身に付けて現場に出ていることを知りました。また社内の雰囲気も良く、立場を越えてコミュニケーションが行われている様子を見て、ここでなら異分野からでもしっかり教育を受けて、専門スキルを身に付けられると思い入社を決めました。

入社以来私が担当しているのは、マンションなどの建物内へのガスの配管工事、その現場監督の業務です。もちろん全く知識がなかった新人時代は、資材の名前を先輩たちから教えてもらうところから仕事がスタート。最初の1年間くらいは、OJTで先輩の仕事に同行し、作業の内容や協力会社とのやりとりなど、一つひとつを学んでいきました。
学生時代はマンションに住んでいたこともあり、自分が今まで暮らしていた建物の裏側にこんなに複雑な仕組みがあり、それぞれに役割を持ったたくさんの管やパイプが配置されていることに驚きましたね。仕事として建物の裏側を知っていくうちに、自分が建物をつくる仕事に関わっていること、そして人の生活を支える仕事をしているのだと実感することにもなりました。

入社3年目になる今では、現場監督として配管工事の工程の管理を担当できるようになりました。担当する物件の図面から、必要な材料を読み取り、ミスなく用意して配置していくことも大切な仕事の一つ。
当社が扱っているガス管の工事だけでなく、電気や水道など他業種の施工をする他社の方々の動きも考え、コミュニケーションをとることも欠かせません。わからないことを放置していると、後で取り返しがつかないことになってしまう場合もある。その緊張感を忘れず、一つひとつを丁寧に確認し、情報を共有しながら進めていくことを重視しています。事故なく、工程表通りに仕事が進んで建物が完成したのを見届けたときは、大きな自信になりました。
ガスという危険なものを扱っているという自覚を忘れず、油断せずにしっかりした施工をしていきたいです。
(浜崎さん)

仕事をする上で大切にしていること

「自分の関わった建物で人が暮らしている、そう思うと確かな仕事をしなくてはと気持ちが引き締まりますね。一つひとつの仕事に達成感があります」(浜崎さん)

ガスに加え水道工事にも携わります。業務の幅や規模が広がるので、常に学びつづける意欲が欠かせません

当社は現在、ガス工事の会社として事業を展開していますが、近年では「総合設備事業化」への取り組みの中で水道工事事業にも着手し、私自身も水道部門での仕事も担当しています。同じ“管”を通す仕事ですが、似ているところもあれば違うところもある。それぞれの特徴を学びながら、地域により強く協和日成という企業の存在感をアピールしていけるよう、貢献していきたいと思っています。

私が所属している静岡支店は社員の仲が良く、人と人とのつながりを大切にしていると感じますね。仕事でわからないことがあっても、先輩たちが快く質問に答えてくれますし、知りたいことをしっかりポイントを押さえて教えてくれるので、経験が浅くても安心して仕事に取り組める環境です。入社して10年になる今、私も後輩たちに頼られる存在でありたいと思っています。

よりレベルの高い仕事を任されるようになるには、資格の取得が欠かせないのもこの分野の特徴です。当社では資格取得に関する金銭的、時間的支援も充実。現在は1級管工事施工管理技士の資格取得に向けて勉強中です。eラーニングとして毎週練習問題が送られてくる制度もあり、少しずつ知識を身に付けていけるよう会社が応援してくれていると感じますね。早く資格に合格して、責任ある仕事を担当するという目標をかなえていきたいです。
(丸山さん)

今はガス管工事の配管でも、ネジを使って接続するようなものを担当しています。これは住宅などコンパクトな配管で使われるものなのですが、いずれは大きな工場の配管で使われるガス管を扱えるよう、溶接の技術も身に付けていきたいですね。担当できる案件の種類や規模の幅を増やしていくことが今後の目標です。

人々のインフラに関わる工事では時々、夜間や土日の作業が発生する場合もあります。当社では一部の社員に負荷がかからないよう、みんなで助け合いながら作業のスケジュールを決めています。もちろん休日出勤をした場合には代休もしっかり取得できる体制も整っているので、プライベートの予定も立てやすいです。

同期が集まる勉強会も定期的に開催され、各地の拠点に配属になった仲間たちと情報交換をしたり、互いの頑張りに刺激を受けたりする機会もあります。離れていても切磋琢磨できる関係性があることは、自分にとって大きな励みになっています。
(浜崎さん)

仕事をする上で大切にしていること

地方都市ならではの穏やかな雰囲気があるという静岡支店。親身に相談に乗り、担当部門を越えてアドバイスをし合うなど、温かな人間関係があり働きやすいと感じているそう。

企業研究のポイント

企業研究をする際には、自分の興味ある企業だけでなく、同じ業界の企業、関わりのありそうな業界の企業、そして全くの異分野など、幅広い視点を持って多くの企業の実際に触れるようにしてみてください。そこで比較対象を得て初めて、自分が本当に目指す方向性に気付けるということもあると思います。

そしてできる限り気になる企業に足を運び、職場の雰囲気や働く環境を自分の目で見て、感じることも重要です。インフラ工事、施工管理の仕事がどのようなものであるか、学生のうちはなかなか知る機会がないかもしれません。企業によって業務の内容は異なるので、インターンシップなどを通じて仕事の現場を知ることも大切です。

当社では大学で土木・建築系の勉強をしてきた人だけでなく、異なる学問領域出身の先輩たちもたくさん活躍していることから、若手社員の教育体制が手厚いことも理解していただけるでしょう。社会のインフラ設備に携わる仕事に関心があるのなら、出身学部や学科のことは気にせず、分野の壁を越えてチャレンジできる環境があるかも、注目してみてくださいね。

安定した仕事という印象が強いインフラ工事の業界ですが、その安定性を支えるのは社員の真剣な思いと日々の技術研鑽。常に新しい知識や技術を学び、取り入れ、挑戦を重ねながら安全な施工を考えつづけること、それがこの業界に求められる力だと思います。
(総務部人事課/崎野 まどかさん)

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工事責任者としてリーダーシップを発揮しながら、現場で施工を行う技術者たちをまとめていく社員たち。柔軟なコミュニケーションで、安全かつ心地よく働ける環境をつくる。

マイナビ編集部から

東京ガスグループの一員として、東京都内だけでなく神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、北海道で、ガスの配管工事を中心とした地域の生活インフラを支える事業を展開している協和日成。これまではガス工事をメインとしていたが、近年では水道や電気などの分野を含む建築設備や電設土木工事などへも事業の幅を広げ、「真の総合設備会社」を目指して、多様なニーズに対応できる体制へと成長。その規模は個人の住宅や大規模マンション、公共施設、工場など多岐にわたる。それぞれのインフラ設備や導管の新設だけでなく、メンテナンス、緊急時の調査や修理などにも対応し、人々の暮らしに不可欠なインフラを支えてきた。

各地に拠点を持つ同社だが、エリアが変わってもその業務内容に大きな違いはないという。拠点ごとにムードは多少異なるが、今回取材の場となった静岡支店のようなアットホームで、共に働く社員同士が助け合って地域社会に貢献していく想いは変わらない。

取材でも話題に出ていたが、ガス設備・ガス導管の工事だけでなく、水道・電気分野の工事の取り扱いも強化している同社。事業が拡大していくことにより、担う責任も増えていくことが想定される。そのため一つの分野の工事だけでなく、多機能的にいろいろな分野の工事に関心を持ち、幅広い技術や知識を身に付けて、複数の工事を並行して進めていけるような意欲と好奇心を持つ人が、より活躍できる環境といえるだろう。

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メリハリのある人間関係がある社風で、オンとオフの切り替えが早い。新人教育や技術研修を通じて、確かな技術を身に付けて早く一人前になれるよう丁寧な指導を行う。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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