最終更新日:2025/6/27

(株)アールケイエンタープライズ【Rodeo Drive(ロデオドライブ)】

業種

  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • 専門店(メガネ・貴金属・ジュエリー)
  • 専門店(その他小売)

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

自分を活かせるフィールドで多彩なキャリアを描く

  • 生物・農学系 専攻の先輩

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それぞれの部門でスキルを磨く先輩社員たちにクローズアップ!

ブランドショップ「ロデオドライブ」を横浜と都内に展開する(株)アールケイエンタープライズ。店舗、マーケティング部、商品部などの各部門で成長を続ける先輩社員たちに、同社で働く魅力や社風について伺いました。

■ H.T.さん(写真右)
店舗事業本部 東京エリア営業部 ロデオドライブ銀座
2018年入社/理学部卒

■ M.H.さん(写真中)
営業企画本部 マーケティング部 マーケティング課
2018年入社/外国語学部卒

■ S.M.さん(写真左)
商品管理本部 第2商品部 営業2課
2022年入社/芸術情報学部卒

後輩育成に注力しながら、おもてなしを大切にした店舗づくりを目指す/ H.T.さん

当社を知ったのは、たまたま本社が実家の近くにあり、インターンシップに参加したことがきっかけでした。ブランドのバッグが好きで、気楽な気持ちで参加しましたが、先輩たちの温かい人柄と社風に魅力を感じて入社を決めました。

入社後は元町本店からスタートでした。学生時代にアパレル店でのアルバイト経験はありましたが、当社の店舗では高価なものを扱う機会が多く、初めの頃は緊張の連続。販売・買取・修理の全てを行う店舗だったので、日々いろいろな商品が持ち込まれ、ひたすら商品に触れながら知識を深めていきました。接客で大切にしているのは、おもてなしの姿勢です。リユース品は相場の上下があったり、為替の影響を受けたりするので「今が売り時(買い時)ではない」と思えば、正直に伝えるようにしています。お客様の利益を考え、誠実な対応を心がけており、中には「あなたが担当で良かった」「ロデオにしか行かない」と仰ってくださる顧客様もいます。

4年目に主任に昇格し、5年目には新宿歌舞伎町店へ異動。地域によってお客様層や扱う商品の傾向が変わるので、新たな知識を増やせたと思います。また、6年目からは副店長として店長のサポートを担うようになり、お客様を第一に自分で考えて動けるよう後輩育成に励んでいます。覚えることが多い仕事なので、好奇心や柔軟性を持って素直に吸収しながら活躍してほしいですね。

6年目の秋からは新しい銀座店へ異動となりましたが、旅行のついでに来店くださるお客様が大半を占めており、リピーターになっていただく難易度はかなり高いのが特徴。約7割は海外のお客様のため、簡単な英語とアプリを使いながら接客に励んでおり、少しでも顧客様を増やすことが目下の課題です。

当社は研修制度が充実しており、昇格時にはマネジメントの視点を学ぶ中堅社員研修に参加。さらに資格支援制度を活用し、ジュエリーコーディネーターなどの資格の勉強を続けています。将来は、店長やマーケティング部門などの仕事にもチャレンジしてみたいと思っているので、今後もさまざまな知識の習得を重ねながら、日々の業務に励んでいきます。

先輩社員の横顔

「休日には仲の良いスタッフとお茶をしたり、遠出をしてリフレッシュ。年に3回ほど全社で集まる機会があり、社員同士の仲もかなり良い会社だと感じます」H.T.さん

店舗やオークションで商品知識を習得後、念願の部署でスキルアップに注力/M.H.さん

幼い頃から絵を描くのが好きだったことから、企業研究ではものづくりに携わる仕事を検討しましたが、専門職を担うスキルがないため、次第に母が働いているブライダル業界に視野を広げるように。ドレスやジュエリーに興味を感じる中でリユース業界にも注目し、会社全体で学生を歓迎してくれる当社の温かい社風に惹かれて入社を決めました。

入社後の4年間は、質と買取のサービスを提供する「質ロデオドライブ」の店舗で経験を積みました。質はお客様から担保としてお品物をお預かりし、お金をお貸しするサービス。若い世代のお客様も多く、商品にまつわるエピソードを伺うことが楽しかった一方、世界に一点しかないお客様の持ち物や個人情報を扱うので、取扱いには細心の注意を払いました。ゼロからのスタートでしたが、ブラザーシスター制度のもと、商品や相場感など、わからないことはマンツーマンで教えてもらいました。また5年目にはオークション課へ異動し、検品から交渉、取引成立後の出荷業務まで一連の流れを担当。半年ほどの在籍でしたが、ひと月あたり約1万点を取り扱い、同一商品も多数扱う中で「商品の状態と価格がどう連動するのか」について理解を深めることができました。

そして5年目の後半からは、マーケティングの部署で数値の集計・分析や広報、制作など、販促につなげる業務を担当しています。自分が携わったイベントがお客様の来店のきっかけにつながったり、売上・買取アップに貢献できたときは手応えを感じますね。また当社は、広報物やWebサイトの制作・運営も自社で行っているので、デザインツールやコーディングなどのスキルアップにも励み、ウェブデザイン技能士やカラーコーディネーターの資格を取得しました。

さらに、昨年からは係長を任され、今後は進捗管理などの制作ディレクションも担っていく予定です。これまでに経験してきた業務を背景にマーケティングを通じて、より俯瞰して各店舗の理解を深め、それぞれの課題を明確にするのと同時に、チームのマネジメントも担えるマルチな人材に成長していきたいと思っています。

先輩社員の横顔

「当社は東京都内と横浜を中心に店舗を展開しています。関東圏に根ざして働けることに加え、さまざまな仕事に挑戦できる環境に魅力を感じて入社を決めました!」M.H.さん

自ら仕入れた商品が売れる喜びを実感。「真贋力」を磨いていきたい/S.M.さん

学生時代は情報表現を専攻し、ゲーム音楽の制作を学んでいましたが、それを仕事にするイメージが持てなかったので、アルバイトで親しみがあったサービス業を広く検討。その中で小売・卸・オークションと多様な事業を手がけている当社なら、将来の選択肢の幅を持てると感じ、入社を決めました。

入社後、配属されたのは商品管理本部。商品の仕入れ、品物の検品、メンテナンス、値付け、そして在庫を管理しながら各店舗に商品を供給するのが仕事です。ブランドの知識はほぼゼロに近かったのですが、資料作成や事務作業を始め、オークション市場の下見に同行させてもらうなど、先輩が商品知識を興味深く教えてくれたおかげで、少しずつ物の価値がわかるようになりました。「この商品、どう思う?」と先輩との真贋判定の練習を重ね、1年目の秋頃からは小規模な卸売を体験させてもらい、2年目になるとオークションの競りにも参加。検品で見落としている箇所の補足など、先輩の丁寧な指導のもと、商品状態と価格のバランスを見極める力が身に付いたと思います。

手厚いフォローのもとで実践的にチャレンジさせてもらったおかげで、3年目には単独で仕入れの判断ができるようになりました。PCでWebオークションからの仕入れ作業を行うだけでなく、外部の業者に買い付けに行ったり、商品の下見に行ったりと、仕事の3~4割は社外で行っています。一番手応えを感じるのは、珍しい商材を自分で仕入れて、それが利益につながったときです。トレンドはありますが、市場に出してみないとわからないのがリユース市場の面白いところ。店舗の場合は特に、お客様が目を留めて商品を気に入ってくださるケースも少なくありません。

4年目に主任に昇格してからはより数字への意識が強くなり、市場や店舗での売れ行きを細かくチェックしています。芸能人の着用品やSNSの流行、為替の動向に至るまで、幅広く情報収集をしていますが、自信を持って価格を付けられるのはまだ全体の半分ほど。新作もどんどん出回る中で、偽物の精度も上がっているため、真贋の精度を上げていくことを目標にしています。

先輩社員の横顔

「残業せずに帰ろうという職場風土があり、帰宅後は大好きなゲームに没頭する時間も毎日確保できています。自分の時間を持ちたい人にも良い会社だと思います」S.M.さん

企業研究のポイント

企業研究では「自分が働きやすいと思える社風かどうか」に注目してみるのがおすすめです。私は大学で化粧品に用いる成分の研究をしていたので、当初は化粧品業界に絞っていましたが、業界風土と自分自身の相性が良くないことに気付き、別の業界に目を向けた結果、当社に出会うことができました。自分の専門分野にこだわり過ぎず、視野を広く持って探してみると良いと思います。
(H.T.さん)

「自分のやりたいことや強みとマッチする仕事内容かどうか」を重視した方が良いと思います。その上で「ここだ!」と思える業界や会社が見つかるまで、根気強く取り組んでみてください。私は一度、他の業界に進みかけましたが、自分が働くイメージとどうしても合致せず、業界や企業研究を一からやり直し、当社に出会えました。納得できる企業に出会うまで、ぜひ諦めずに進めてみてください。
(M.H.さん)

業界や企業を調べる際には、まずは数をこなすことを大切にしてください。社会人と話すのに慣れていない人であれば、なおさら、いろいろな会社の先輩社員と接点を持ち、受け答えの練習をしておくと良いと思います。私自身、社会で活躍する方々と接してみて得られたものは多かったですし、特に興味のない業界でも話を聞いてみると、意外と面白かったことを覚えています。
(S.M.さん)

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「皆さんはブランドやリユース業界にどのようなイメージがありますか?若い世代のお客様やスタッフが多く、馴染みやすい環境だと思いますよ」と語る先輩社員たち。

マイナビ編集部から

70年を超える歴史を持つ(株)アールケイエンタープライズは、横浜を主戦場としつつ、近年は銀座、渋谷、新宿といったエリアに続々と店舗を拡大。2024年10月には、ブランドリユース業界のコメ兵ホールディングスのグループ企業となり、より盤石な基盤のもとで成長を続けている。

取材対象者たちが語っていた「真贋(しんがん)」という言葉に耳慣れない人もいるかもしれないが、「真」は本物、「贋」は偽物を指しており、価値あるものを見極める力のことだ。ヴィンテージや年代ものの希少品などは、ときを経るごとに価値が増し、人から人へと受け継がれていく。時計、宝石、バッグなど世界の一流品に興味がある人にとって、同社が長年培ってきた真贋力や相場力を学べることは、非常に大きな価値になるだろうと取材を通して感じることができた。

今回は各人のキャリアに焦点を当てながら話を聞いたが、店舗で販売や買取、質業に携わったり、本社で卸(仕入れ)やオークション、マーケティングの仕事を担ったり、200名強の企業でありながら実にさまざまな仕事に取り組んでいることが理解できた。「何をやりたいのかがまだ定まっていないので、将来の選択肢に幅を持たせたい」という人にとっても、心惹かれる一社になるだろうと感じた。

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新人研修の後もアイテム別の真贋研修や接遇研修など、学ぶ機会が充実する同社。2023年には資格取得支援制度もスタートし、社員一人ひとりの成長を力強く支援している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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