最終更新日:2025/6/1

東芝プラントシステム(株)

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 建設
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

進化を続ける総合エンジニアリング企業で活躍する社員3名の挑戦と成長の軌跡

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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原子力プラント、火力発電プラント、受変電設備の仕事の魅力とは

幅広い分野の社会インフラを支える総合エンジニアリング企業「東芝プラントシステム(株)」。同社で活躍中の若手社員3名に入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺った。

■原子力事業部
原子力建設部 建設第四グループ 
S.Hさん(2019年入社/工学部電気電子工学科卒)
■カーボンソリューション事業部
CSシステム設計部 計装制御設計グループ
N.Dさん(2018年入社/機械工学科卒)
■産業システム事業部
系統・変電フィールドサービス部 保護制御グループ
Y.Yさん(2021年入社/機械工学科卒)

原子力発電所で電気設備の施工管理を担当。メリハリのきいた働き方を実践できるのも魅力!(S.Hさん)

大学では工学部の電気電子工学科に所属。卒業研究ではIoTに関する研究に取り組みました。企業研究に当たっては、頭で考えるよりも現場で体を動かす仕事、パッションがモノをいう仕事が自分に向いていると思い、電気工事の施工管理に携わることのできる企業を中心に会社選びを展開。数ある企業の中でも当社を志望したのは、学内イベントでOB・OGの先輩社員と話をしたのがきっかけです。仕事内容もさることながら、待遇・条件面や福利厚生の充実ぶり、そして、先輩社員のソフトでリラックスした雰囲気にも魅力を感じ、入社を決めました。

2019年に入社後は新入社員研修を経て、原子力建設部に配属。本社での工事計画や見積りの作成、現場での施工管理業務に携わっています。具体的には、2011年の福島第一原子力発電所の事故を踏まえて作成された「新規制基準」に対応すべく全国各地の原子力発電所で進められている工事の現場で、電気設備の施工管理を担当。原子力発電所の工事には、放射線量に応じて協力会社のみなさんに防護服を着用してもらう必要があることや、一般的な工事よりもかなり細かい工事記録が求められる点、要所要所でお客さまである電力会社の現地立会いが求められる点、それからセキュリティレベルに関する知識が欠かせないことなど、専門的な知識やノウハウが求められます。お客さまや協力会社、官公庁など、多岐にわたる関係者ときめ細かにコミュニケーションを取りながら調整を積み重ね、工程通りに工事を完了させることができたとき、現場の所長や先輩社員、協力会社のみなさんから「よくやったぞ!」といった言葉を掛けていただけたときには、大きなやりがいを感じられる仕事です。

働きやすい環境が整っているのも大きな魅力。現場に出ている時期は忙しい日々が続きますが、一つの現場が終わった後には有給休暇を取得して旅行に出掛けるなど、仕事の状況に合わせてスケジュールを調整し、メリハリのきいた働き方を実践することができています。また、人間味があって、心の壁を感じることなく付き合うことのできるメンバーが揃っていることも働きやすさにつながっています。私自身の今後の目標は、原子力の現場で豊富な経験を積み重ね、工事計画の作成から工事の完了、試運転に至る、全てのプロセスを担当できるようになることです。将来的には現場のトップである所長を目指したいですね。

若手は語る

「原子力発電所の工事の魅力は、幅広い分野のエンジニアと交流できること。自分とは違った分野のスペシャリストの仕事を見ているだけでも面白いですよ」(S.Hさん)

発電所プラントの計装制御システムの設計を担当。入社5年目からは大型案件に挑戦!(N.Dさん)

学生時代はディーゼルエンジンの研究に取り組んでいました。企業研究ではインフラ業界や機械・ロボット業界を中心に会社選びを進めていましたが、「大規模なプロジェクトに携わってみたい」「主体的に仕事に取り組むことができる環境に身を置きたい」と思い、EPCC分野で前衛的に活躍していた当社であれば多角的な分野で活躍することができると考えて入社を決めました。

2018年に入社し、カーボンソリューション事業部の計装制御設計グループに配属。火力・地熱発電プラント等の運転状態を正確にモニタリングし、安定的に制御するための計装制御システムの設計に従事しています。最初の約5年間は、発電プラントの機器更新やメンテナンスのためのプロジェクトに従事。事業用火力発電プラント・地熱発電プラント、化学メーカーや製鉄会社などの自家発電設備の定期点検や大規模更新に携わりました。全国各地に出張し、お客様と直接交渉して次期案件の獲得につなげるなど、積極的に業務に取り組んできました。2024年からは、最新の国内事業用コンバインドサイクル方式発電プラントの建設計画に携わり、各課と連携を図り最適なシステムを提案し、カーボンニュートラル社会に適した発電プラントをゼロからつくりあげるチャレンジングな日々を過ごしています。

私自身は発電プラントに関する専門的な知識が全くない状態からのスタートでしたが、既存の発電プラントの関連図書を読み込んだり、勉強会に参加したり、各分野のプロフェッショナルにアドバイスを仰いだりして、不明点や疑問点を解消。仕事に必要な知識、スキルを着実に身に付けることができました。入社以降、心掛けているのは自分の限界を定めず、“何でもやってみよう”の精神で幅広い仕事にチャレンジすること。自分にできることを積極的に探して取り組むようにしています。納入したシステムが狙い通りの性能を発揮できないケースなど、さまざまなトラブルを乗り越え試運転を無事に完了させて、お客様に安定して運用することができるプラントを引き渡すたびに大きなやりがいと、自らの成長を実感しています。

今後の目標として、まずは現在取り組んでいる国内事業用発電プラントの建設案件を最後までやり切ることです。将来的には、基本計画の策定から機器の選定、工事設計、現場での試運転まで、計装制御技術全般を俯瞰することができるエンジニアへと成長したいと考えています。

若手は語る

「現在、携わっているような大型案件は初めての経験。新人の頃のように、“見るものすべてが勉強”という姿勢で取り組んでいます」(N.Dさん)

大切なのは「挑戦する姿勢」。上司・先輩社員の手厚いサポートのもと着実にレベルアップ!(Y.Yさん)

学生時代は高専の機械工学科で、流体力学や材料力学に関する勉強や、工作機械の実習に力を入れていました。もともと電力や水道など人々の生活を支えるインフラ関連のプラントに興味を持っていたこともあり、当社を志望。先輩社員の「人を成長させる環境づくりに力を入れている会社」という話に感銘を受けたこと、励みになる言葉を掛けてくれた採用担当者の丁寧な対応に魅力を感じ、入社を決めました。

2021年に入社後は新入社員研修を経て、産業システム事業部の系統・変電フィールドサービス部に配属。現在は保護制御グループの一員として、変電所にある送電線や変圧器といった設備を回線単位で監視・制御する「DAC(回線単位制御盤)」と呼ばれる装置の試験を担当しています。構造試験や電源試験といったハードウェアの試験とともに、ソフトウェアに関しても上位装置との通信状況や故障情報の伝達等の確認を行って、製品の品質を確保するのが私のミッションです。この仕事には電気や情報系の知識・技術が必要とされますが、高専で機械工学を専攻していた私にとっては初めて学ぶ事柄や苦手なテーマも多く、最初のうちは苦戦を強いられることも少なくありませんでした。ただ、私と同じ機械工学出身の先輩社員がチューターとして親身になってサポートしてくれたこと。そして、当時の部長が若手向けの勉強会を開いてくれたこともあり、基本的な知識や技術を安心して身に付けることができました。

仕事をする上で大切にしているのは「挑戦する姿勢」です。私たちの仕事は、何よりも経験がモノをいう世界です。自分にとって難易度の高い課題に対しても、とにかくチャレンジし、行動を積み重ねていく。試行錯誤を繰り返し、課題を一つ一つ乗り越えていくうちに、テレコン装置以外にも保護装置や制御装置等の試験を任せてもらえるようになり、仕事の幅を広げることができました。現地の変電所への出張時など、自分が試験を担当した装置が人々の暮らしを支えていることを実感する場面もあり、やりがいと誇りをもって仕事に取り組むことができています。品質の“最後の砦”として責任感と緊張感を持って地道な努力を積み重ねながら、新たな課題へのチャレンジを続け、これまで以上に多彩な仕事を任せてもらえるようになりたい。これが現時点での私の目標です。

若手は語る

「誰でも挑戦・活躍できる会社です。エンジニアどうしで集まって食事会を開催するなど結束力は高いですね。仕事と子育てを両立している社員もいます」(Y.Yさん)

企業研究のポイント

「自分がどのような仕事をしたいのか」「いかなる業種・業界で働きたいのか」を発見するためにも、まずは「自己分析」を徹底的に行うことが大切です。その際に大切なのは、自分の性格や長所・短所、これまで夢中になってきたことについて、一人で考えるのではなく、親や友人に尋ねてみること。それから、学生時代の専攻分野にとらわれることなく、「自分が本当にやりたいこと」「どのような人生を送りたいか」ということをイチから見つめ直すことです。教育・研修制度の整っている会社であれば、必要な知識や技術は入社後にしっかりと学ぶことができます。「やってみたい」と思える仕事を見つけたら、積極的にチャレンジしていただきたいですね。

また、気になる会社が見つかったら、企業セミナーやOB・OG訪問等の機会を活用し、先輩社員と直接会って話をするようにしてください。具体的な仕事内容や働き方、職場の雰囲気や社員の人柄を把握することで、自分に合った会社かどうかを確かめることができますし、入社前後のギャップを抑えることができるからです。ちなみに、当社には、裏表のない誠実な人柄の社員、面倒見の良い社員が揃っており、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れる環境が整っています。教育・研修制度も充実しているので、安心して専門的な知識・技術に磨きを掛けていけるのも大きな魅力です。<人事担当>

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「『やりたいこと』にチャレンジできる会社です。『専門分野を究めたい』『幅広い分野の仕事を手掛けてみたい』といった社員の思いに積極的に応えています」

マイナビ編集部から

発電所や変電・送配電設備、上下水道設備、交通設備・ビル設備など、さまざまな社会インフラ設備や生産設備などの企画、設計から、調達、施工、試験試運転までを一貫して手掛ける総合エンジニアリング企業「東芝プラントシステム(株)」。1923年の創業以来、社会や経済の発展を力強く後押ししてきた会社である。

長年にわたる成長を力強く支えているのは、同社が培ってきた「技術力」。過去の成功体験に満足することなく、たゆみない挑戦を続ける「チャレンジ精神」といっていいだろう。そして、その基盤となっているのが充実した教育・研修制度である。同社は新卒で入社する社員に対し、約3ヶ月間の新入社員研修を実施。最初の約2週間で社会人としての心構えやビジネスマナー、会社のルール等について学習し、残りの2ヶ月半で電気、建設、管工事等の基礎を座学及び実習で学ぶ仕組みを構築している。各部署に配属後も、年次の近い先輩社員がチューターとして若手社員を丁寧にサポート。さらに2年目以降も階層別教育やグローバル教育、専門技術教育、公的資格取得教育など、体系的かつ専門的な教育を実施している。その一方で、短時間勤務制度や次世代育成支援休暇など、働きやすい環境づくりにも注力。仕事に対して前向きな姿勢でチャレンジを積み重ね、飛躍的な成長を実現していきたい――。そんな志をお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社であると感じた。

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本社オフィスは神奈川県川崎市。「EPCC×VALUE 価値をカタチにするインフラインテグレーター」として、世界の人々の生活・文化に貢献する企業集団を目指している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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