最終更新日:2025/7/14

ジュピターショップチャンネル(株)【住友商事グループ】

業種

  • 通販・ネット販売
  • 放送
  • 広告
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

記事で読む社会科見学

ショッピングの新シーズンへ。さらなる進化に向け、楽しみながらチャレンジしつづける

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全てはお客様の“心おどる、瞬間”のために。

テレビ通販業界のパイオニアであるジュピターショップチャンネル。多様化する人々のライフスタイルやニーズの変化に合わせ、柔軟に変化しつづけている。さらなる進化を目指す同社の取り組みについて話を聞いた。

マーチャンダイジング本部 マーチャンダイジング3部 谷内正史さん(2008年入社/マスコミ広告科卒)
セールス制作本部 セールス部 井上裕理さん(2014年入社/心理学部卒)
経営企画本部 経営企画部 宮本康平さん(2013年入社/文学部卒)

『やればやるほど楽しくなる。家電バイヤーの矜持』/谷内さん

家電商品のバイイング(買い付け)を担当しています。
LED電球から冷蔵庫、洗濯機といった大型家電まで、当社が定める基準をクリアし、お客様のニーズが見込まれる商品であれば何でも取り扱っています。国内外の家電メーカー様との商談だけでなく、展示会・イベントでも情報を収集し、「これぞ!」という商品を見つけます。その後、自社の品質審査やメーカー様との条件交渉を経て、番組で紹介するというのが一連の流れです。

お客様のニーズや市場は目まぐるしく変化しますが、それに対応する商品力をバイヤーは常に求められます。コロナ禍において人々の生活様式が劇的に変化しましたが、コロナ禍の前後で商品の選び方や基準を変えることはありませんでした。蓄積された販売データとバイヤーとしての経験や勘を駆使し、自信をもってオススメできる商品の買い付けを常に行っているからです。それよりも時代のトレンドやお客様の空気を読みながら、販売タイミングを含めて仕入れを行う事が重要です。お客様視点はもちろんですが、自分自身の「買いたい」「欲しい」といった純粋な感覚も大切にしています。

現在、テレビを軸とした販売から、メディア多様化に適した新しい販売方法への挑戦に注力しています。家電商品は商品の魅力がお客様に伝わりやすい事もあり、新聞やカタログ、ECサイトなど、テレビ以外の媒体でも積極的に販売展開をしています。それぞれの媒体によってお客様層も異なりますし、媒体特性もあります。いかなる商品を仕入れ、どのように売り出していけば良いのか、目下、チームメンバーと連携しながら試行錯誤を重ねている最中です。当社での買い付け業務に携わって10年以上になりますが、常に新しい事に挑戦し続けることができ、仕事を通じて自身の成長も実感できる面白さもあります。

やりがいを感じるのは、何といっても自分の買い付けた商品がヒットしたときですね。当社は、リアルタイムで売上結果がわかるのが特徴的です。その為、商品がなかなか売れないときは、取引先様や番組制作メンバーとともにその商品の販売時間や見せ方などを徹底的に検証し、次回の放送に挑みます。すぐに反映する事ができるのは生放送の強みですね。こうした努力が実り、新商品や今まで扱ったことのなかった商品がヒットしたときは本当にうれしいですよ。取引先様や番組制作メンバーとも一緒に喜びをわかちあえますしね。

社員が語る。会社の魅力。

社員一人ひとりの裁量が大きいので、自分の考えを自ら行動に移していくことができるのが魅力。失敗した時のフォロー体制も整っていますよ。

商品の“見せ方”を決める。スーパー・バイジング・プロデューサー(SVP)の仕事術/井上さん

SVPとして、バイヤーが買い付けてきた商品を番組内でどのように紹介するかという見せ方を考える仕事に携わっています。1時間という限られた放送時間内で、商品の魅力をお客様にいかにわかりやすく、正確に伝えるかを考えます。商品の説明ひとつとっても、1.使い方を説明した動画を見せる、2.フリップを作成し「画」で見せる、3.実際にスタジオにてデモンストレーション行う・・・など、テレビで行える紹介の仕方は多様です。番組の構成を考えた上で商品にあった有効な方法を決め、関連部門に指示を出していきます。商品をよく知るバイヤー(商品のプロ)と、放送当日の進行管理を行うプロデューサー(売りのプロ)、両者の想いや考えを汲み取りながらベストな見せ方を考える―。これが、私のミッションです。

この仕事の面白さは、同じ商品であっても“見せ方”を変えることでお客様がうける商品のイメージや、魅力が全く違うものに変わる点にあります。例えば、私の担当している化粧品でお客様に人気のある定番のファンデーションを、コロナ禍においてはマスクにつきづらい点をクローズアップし紹介しました。それに見合った見せ方ができた事もあり、新しいお客様にも魅力を伝えられたという事があります。その商品の特性だけでなく、お客様のライフスタイルやニーズの変化に合わせて“見せ方”を変える工夫もしています。また、当社も4K放送設備の導入により、画質や映像の美しさ、臨場感は圧倒的に向上しました。新たな技術にあった見せ方の工夫もそうですが、お客様に商品を直接手に取っていただくことができないテレビ通販だらかこそ、お客様に対して信頼性の高い情報をご提供することも、私たちの重要な仕事です。

SVPの仕事に携わり5年になりますが、私の考えた“見せ方”に対して、多くのお客様が反応してくださったときは本当にうれしいです。「商品の魅力が伝わった!」と実感します。紙やWEB媒体ではできないデモンストレーションなど、テレビだからこそできる紹介の仕方や技術が多くあります。私は新卒で当社に入社しましたが、同じSVPのメンバーでもテレビ業界や他業界でキャリアを積むなど、私とは違った経験や技術が豊富なメンバーもいます。そういうメンバーに刺激をうけつつ、教えてもらいながら、テクニカルな部分もふくめてスキルに磨きをかけていきたいと思っています。

社員が語る。会社の魅力。

チャレンジを後押しする文化が根付いており、実力とやる気次第で、年次に関係なく大きな仕事を任される事も。変化や挑戦を楽しむことができる方が活躍できる会社です。

テレビで培った強みを生かし、ECサイトの新たな可能性を切り拓く/宮本さん

この6年間、マーケティング本部Eコマース部で、ECサイトの企画・運営に携わっていました。テレビ以外の他のメディアへの対応を進め、売り場の拡大を図るのが私たちのミッションですが、具体的な業務としては、1.当社のECサイト上で、お客様が目的の商品をスムーズに見つけられるようにするためのレイアウトや、「ファッションデー」「家電の日」といったイベントのページをサイト上のどこに配置するかを考える「サイト構成」、2.商品に関する口コミや、洋服のサイズ感を伝えるためのスタッフ着用レビューなど、テレビでは伝えられない「コンテンツの開発」、3.SNSでの情報発信や広告によるアプローチなど、お客様との接点拡大のための「外部戦略」などを担当しています。当社にはITエンジニアもいますので、彼らと密接にコミュニケーションを取りながら、様々な変化にスピーディに対応することが可能。このスピード感こそ、私たちの強みだと自負しています。

AI(人工知能)をはじめとする最先端技術の導入にも積極的に取り組んでいます。アパレルからアクセサリーまで、お客様一人ひとりの好みを反映したトータルコーディネートを提案する「ファッションコーディネートAI」は、その一例です。当社のお客様は年齢層が幅広く、ITに不慣れなお客様も少なくないので、高度なテクノロジーを活用しながら、誰もが使いやすいデザインに落とし込むことがポイントだと考えています。最新の技術動向をキャッチアップし、当社のサービスに導入できそうなテクノロジーを探索するために、展示会やイベントなどに積極的に足を運び、情報収集に努めています。

この仕事の面白さは、ECサイトを通して得られる膨大なデータをもとに、お客様の姿や動きに関する仮説を構築し、サービスの改善を図ることができる点。そして「これはいける」と思った企画をどんどんカタチにしていくことができる点にあると思っています。今後もECサイトの商品ラインナップ拡充やウェブ独自のイベント強化など、様々なチャレンジがカタチになっていきます。テレビで培ったブランド力や認知度、信頼性を武器にECサイトの新たな可能性を切り拓いていきたいと思っています。

社員が語る。会社の魅力。

別会社かと思うくらい多様な業務がありますが、お客様のことを徹底的に考えるという点は共通しています。社員同士お互いに刺激を受けられる環境はおもしろいです。

企業研究のポイント

あなたの会社選びの“軸”は何ですか。
「仕事を通じてどんな事を成し遂げたいのか。」具体的に想像できるまで考え抜いてください。きっと、今までの自分が歩んできた人生のストーリーにヒントがあるはずです。
同じ業界であっても企業によってビジネスの方向性や考え方は全く異なります。社風もしかり。その会社を深く理解することで、おのずと自身のやりたい事が実現できる会社なのかどうかが分かってくるはずです。 “ぶれない軸”を持って企業研究ができた人は、会社に入った後もいきいきとやりがいをもって仕事を楽しめています。
是非、自分の目で職場をみたり、話を聞いたりしながら会社選びを進めてください。気になったことはどんどん質問し、様々な企業を比較検討してみることが大切だと思います。

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サブコントロールルーム。受注状況をリアルタイムで確認しながら、スタジオへの指示出しや、コールセンターからの電話への対応を行う。

マイナビ編集部から

24時間365日放送のショッピング専門チャンネルを通してその存在を知ってはいたが、ジュピターショップチャンネルは実に驚くべき、そして、魅力的な企業であった。私が凄みを感じたのは、テレビ通販業界シェアNo.1を維持しつづけているにもかかわらず、ウェブやモバイル利用者向けの通販事業にも積極果敢に挑戦するなど、“フロンティアスピリッツ”を失っていない点。そして何よりも、本文でご登場いただいたお三方ならびに人事担当者を含め、社員の皆さんが心底楽しそうに仕事をしていた点だ。若手からベテランまで、社員一人ひとりがワクワク感を持って働きつづけられるということが、いかに素晴らしく、尋常ならざることか。フラットでありながら活気ある雰囲気とも相まって、私は大いに驚かされた。
なぜ、ジュピターショップチャンネルの社員は楽しそうなのか。社内に30以上の部署が存在し、商品の買い付けから物流、マーケティング、テレビ番組制作、ECサイトの運営まで、社員が持てる力を最大限に発揮するフィールドが用意されていること。自ら手を挙げ積極的に行動することのできる社員には新卒の頃からチャンスが与えられることなど、様々な理由が考えられるが、その根本にあるのは、お客様や仲間を含めた“人”を大事にする社風、挑戦をリスペクトする文化だろう。たゆみなく挑戦を続けながら、着実に成長したいという志をお持ちの方におすすめの会社である。

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ショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」は24時間365日放送。2021年2月から、4K放送設備を完備した新スタジオからの番組放送がスタートした。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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