学生のみなさんにとって、自分が本当に「やりたい仕事」や「得意な仕事」を見極めるのは簡単なことではないでしょう。社会人としての実務経験がないのだから当然です。だからこそ、まずは一面的なイメージにとらわれることなく、さまざまな分野や職種を広く見渡すことを意識しましょう。同時に、インターネット上の情報に頼り切らず、実際に現場に足を運ぶこともとても大切です。給与や福利厚生などの条件面はデータを見れば分かりますが、社風や職場の雰囲気は、文字よりも自分の五感で集めた情報の方がより正確だと思います。労を惜しまず積極的に体験や体感できる場に参加することをお勧めします。
そしてその際は、せっかくですから、新入社員から若手、中堅、ベテランまで幅広い世代の社員に話を聞いてみてください。同じ会社の社員でも、配属先や立場などによってものの見え方は十人十色。多くの先輩から情報を集めることで、自分にとってのリアルをよりつかみ取りやすくなるはずです。
私自身はインターンシップにあまり注力しなかったため、入社後に気づいたこともありました。幸い当社は期待以上の環境だったため後悔することはありませんでしたが、それは運がよかっただけなのかもしれません。入社してみないと分からないこともありますが、何かひとつ譲れないことを決めて、インターンシップに参加し職場を体感することもひとつだと思います。
(人事担当/後藤さん)