最終更新日:2025/6/7

(株)アルプ

業種

  • 調剤薬局
  • 医療機関
  • サービス(その他)
  • 試験・分析・測定

基本情報

本社
石川県

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

支え合える環境で、店舗運営など意欲に応じた薬剤師キャリアを積める。

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

PHOTO

まごころで、地域の健康づくりを細やかにサポート。

◆中村 帆波さん/アルプ薬局近岡店 店長/2019年入社(写真右)
◆橋場 颯さん/アルプ薬局内灘店 店長/2019年入社(写真中央)
◆内山美由季さん/小松エリア ブロック長/2007年入社(写真左)

臨床検査、食品環境衛生検査、調剤薬局運営を3本の柱として、北陸エリアの健康を支えるアルプ。今回は調剤薬局運営に関わる3名の先輩に、入社後のキャリアアップについて伺いました。各店舗の特徴や店長・ブロック長として心がけていること、今後目指す働き方のほか、早い段階からキャリアアップできる社内環境も注目ポイント。調剤業務に加えて、在宅薬剤師や学校薬剤師など入社後に描ける多彩なキャリアについても、この機会にぜひ知ってください。

新規事業の導入テストを多数経験。より良い店舗運営に向けた試行錯誤も、店長職のやりがいです。

入社時から現在の近岡店に配属され、3年目から店長を務めています。4ヶ月ほど他店研修に入ったことはありますが、基本的には同じ店舗で業務知識を学んできました。社員は私を含めて9名。お互いにプライベートの事情も汲み取りながら、サポートし合える雰囲気で、とても働きやすいです。

当店の特徴は本社が近いため、新しい事業を始める際、最初に導入テストを任されることが多いことです。最近ではオンラインによる服薬指導や電子処方せんの対応を近岡店が最初に取り入れて、ノウハウを確立させ他店舗へ広げ、スムーズに導入することができました。特にオンラインでの服薬指導は、コロナ禍を経て、今後ますます需要が高まるであろうシステムです。もともと近隣の病院の先生から「一緒にやりませんか」とお声がけをいただいて、地域で連携しながら創り上げてきました。もちろんシステムや情報技術的な知識はほとんど初心者。外部セミナーに参加して他社の事例を学んだり、開発元の担当者さんから使い方を教えていただいたり、試行錯誤しながら自分たちでカタチにできたのは良い経験です。通常業務と並行して、新しいことを導入するのは多くの人・店舗にとって少なからず抵抗があるもの。そこを店長として率先して、既存の方法を壊して進めていくにはエネルギーも必要です。気をつけているのはスタッフの方としっかりコミュニケーションを取って、どうしてその新事業が必要かをしっかり理解いただくこと。そのために自分自身も納得いくまで学ぶことを心がけています。

また子育てと両立して現場で活躍されている方が多く、身近にロールモデルになる先輩がいるのは当社の魅力の一つです。私も入社4年目に結婚をして、プライベートの過ごし方が大きく変わりましたが、店内にはお互いに事情を汲み取ってサポートし合える雰囲気が根づいているので、大変心強いですよ。

店長職と同時に、人事活動にも携わっているので、学生の皆さんにはこうしたライフワークバランスの良さや風通しの良さも伝えていきたいですね。仕事内容や待遇面と共に、当社の自慢である「人の雰囲気」を実際に感じていただけるよう、インターンシップや会社見学にも力を入れて企画しています。
(中村さん)

~アルプで働く魅力~

オンライン服薬指導など新しいサービスを積極的に取り入れる姿勢。患者様から「おかげで助かったよ」と感謝いただけると導入時の苦労は忘れてしまいます。(中村さん)

複数店舗での経験を生かして大規模店の店長へ。社会に応じた薬局運営にも力を入れています。

入社後は実家に近い鹿島平店に勤務。面談時に「たくさんの店舗で経験を積みたい」と伝えていたため、1年目から複数の店舗を経験し、幅広い考え方を学ぶことができました。その後、石引店へ配属となり、入社3年目から店長を任されています。

石引店は社内でも規模が大きく忙しい店舗として知られているところ。職員数も10名と多く、職員同士がお互いに協力・連携し、チームワークで調剤や受付、服薬指導を行っています。スケジュール管理は大変ですが、もともと自分が忙しい状況が好きなこともあり、あまり苦には感じていません。「石引店は大変そう」とよく言われるものの、10店舗以上を経験したからこそ、それぞれの店舗に特徴があることを理解できるのは私自身の強み。自分たちだけが忙しいのではないと俯瞰して、言い訳することなく、「できるためにこうしてみよう」と前向きな考え方を養えたと自負しています。そして、今年より内灘店の店長として新たに就任しました。さらにステップアップすべく勉強の日々を過ごしています。

加えて入社1年目の冬から人事活動に携わっています。インターンシップの企画を考えたり、ガイダンスで説明をしたり。自社に勧誘するのではなく薬学部卒業の先輩として、学生の将来を一緒に考えるスタンスです。企業研究で悩んでいる学生から「親身に聞いてくれてうれしかった」「企業研究で何を大切にすればいいのかわかりました」と言われた時は、自分の関わり方が間違っていなかったと感じて、こちらもうれしくなりました。今後は、患者様に信頼していただける店舗づくりを続けていくこと、さらにオンライン服薬指導など、一人ひとりの状況に寄り添った仕組みづくりにも力を入れていく方針。オンライン診療を取り入れている病院の先生方と連携して、今の社会に応じた薬局運営を進めていきたいです。
加えて人事活動にも力を入れて、若い人がのびのびと働ける活気のある会社にしていくことも目標です。遠い将来、私が定年を迎えるまでにアルプ薬局を100店舗まで増やすという夢も抱いています。
(橋場さん)

~アルプで働く魅力~

店舗運営は基本的に現場の裁量に任されています。高齢者の方が多い地域や子育て世帯が多い地域など、各エリアの特性に合わせて自由度の高い対応が可能です。(橋場さん)

育休復職後にブロック長に就任。ライフステージに応じた働きやすさも当社の魅力です。

入社後は白山市にある加賀野店へ配属。4ヶ月ほど実務を通して業務の流れを学んだ後、夏以降は新規開店の店舗や富山県内の店舗を経験してきました。3年目に石川県へ戻ると同時に、若杉店の店長へ。とはいえ初めて勤務する店舗で、スタッフも自分より年上の方が多く、自分が店舗のことを一番知らない状況で、チームをまとめていかなければならないことにプレッシャーも感じていました。この時心がけたのは、定期ミーティングがない時も、ちょっとした雑談でスタッフとコミュニケーションを図ること。世間話やプライベートなお話をさせていただく中で、少しずつ相手の状況を把握して、業務での声がけもスムーズにできるようになってきました。若杉店は、小規模ながら近隣に病院が多く、特に小児科の処方せん受付が多いのが特徴でした。当時はまだ20代で小さなお子さんへの対応に戸惑うことも多かったですが、子育て中のスタッフが対応しているのを見て、ポイントなども学べた気がします。

その後はより規模の大きな園町店へ。以前より職員の数が増える分、ミーティングでの情報共有に力を入れました。結婚を経て、産休・育休を取得したのもこの時です。もともと周囲に子育てと両立して活躍されている先輩が多く、抵抗なく復職できたのは、当社で働いていて良かった点の一つ。時短勤務などの支援制度や周囲のサポートが整っていることにも助けられました。
現在はフルタイム勤務で、小松エリアのブロック長として若杉店、園町店、日吉店の3店舗を統括しています。自分の店舗だけに集中していた店長の時と異なり、常駐していない店舗の様子を把握するのは難しさもありますが、基本的に店長さんを信頼しお任せしつつ何かあればすぐに、相談できるよう風通しのよい雰囲気づくりを心がけています。自分の意見も出しますが、第一に尊重したいのは各店舗の想い。お互いにアイデアを出しながら、一緒に良い方向を目指していけるのはやりがいがありますよ。
これまで先輩方にたくさんサポートしてもらった分、今後は管轄店舗の若いスタッフを支えながら、出産や育児と両立してキャリアを伸ばせることも伝えていきたいです。
(内山さん)

~アルプで働く魅力~

心がけているのはスタッフの方とのコミュニケーション。何でも相談し合える風通しの良い雰囲気のもと、より良い店舗を作るために情報共有を続けています。(内山さん)

企業研究のポイント

企業研究の際にオススメしたいのは、その会社の企業理念を知ること。堅く思われるかもしれませんが、突き詰めればそこでどんな働き方ができるかや、その会社がどんな想いで事業を行っているかが見えてくるはずです。例えば当社では、「まごころで健康を」というモットーのもと、「職員の豊かな生活の確保」「地域社会に貢献」「うるわしい職場環境の確立」の3つを実践しています。

当社だけでなく、各企業が企業理念をどのように実践しているかを、実際にその企業や店舗を訪れて、みてみると良いでしょう。インターンシップ等を利用して、現場で働いている先輩社員の話を聞くのもオススメです。社内の雰囲気が自分に合っているか、チームワークを感じられるか、設備等のハード面が整えられているかなど、その場でなければ分からない空気感をぜひ体験して、企業理解を深めてください。(人事担当/長浜さん)

PHOTO
自分から手を挙げてどんどん挑戦できる社風。また地域に根差した企業として、職員一同がこころを一つにして努力している。

マイナビ編集部から

「まごころで健康を」をモットーに、北陸エリアに根ざして地域の健康づくりを支えるアルプ。1974年に臨床検査センターとしてスタート以来、調剤薬局運営や食品・環境検査分野でも技術力を発揮し、3部門で支え合いながら順調に事業を広げている。

今回はその中で、調剤薬局運営に携わる先輩3名から、入社後のキャリアについて伺った。産休・育休を経てブロック長として複数店舗を統括する方や入社3年目で大型店の店長を任されている方、調剤業務の傍ら人事活動も携わっている方など、その働き方はさまざま。聞くところによると、同社では2~3年目から店長に就任する人も多く、早い段階からキャリアの可能性を広げられるという。ほかにも在宅薬剤師として高齢者の方の自宅や施設を訪れたり、学校の衛生管理を行う学校薬剤師を目指したり、興味や適性に応じたキャリアアップが可能とのこと。年次や社歴に関わらず、意欲次第で幅広いチャレンジができるのも、同社で働く魅力だろう。若手がイキイキと将来の目標に向かえる環境があるからこそ、明るく活気ある雰囲気のもとで、地域に愛される企業として知名度を上げているのだと感じられた。

PHOTO
石川、富山、福井の3県に50店舗以上の調剤薬局を展開。地域の特性に合わせた店舗運営で、患者様1人ひとりに寄り添った服薬指導や調剤を行っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)アルプの取材情報