最終更新日:2025/6/1

(株)日設【ミライト・ワン グループ】

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 建築設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

建築設備のプロフェッショナルになる!憧れの先輩が語った、プロへの成長過程。

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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多くの種類の建物に携わり、成長を続ける社員の声

50年以上の長きにわたり情報インフラを支える設備に携わってきた日設。設備工事の施工管理者として、日設の社員はどんな道を歩んできたのか?順調に成長を遂げた2人の社員に、成長プロセスをふり返ってもらった。

■桐谷 恭平さん(2011年入社/工学部建築学科卒)
 工事本部 第一工事部
■齊藤 恭太さん(2014年入社/工学部建築学科卒)
 工事本部 第二工事部

多様な現場で、幅広い技術と知識を習得。施工管理者としてのスキルを、着実に高めてきた

【桐谷さん】私が所属する第一工事部という部署は、主にNTT関連の工事を担当しています。入社1年目から施工管理の仕事に携わり、初めての現場は、テナントビルの建設現場でした。工事の前準備から終了までの大まかな流れを把握するのに少し苦労したくらいで、新人の時を思い返しても、難しさを感じた部分は特に思いあたりません。それは、周囲の先輩・上司が丁寧に教えてくださったからだと思います。

その後も、NTTや日本郵便が管理する建物の改修現場などで、施工管理の経験を積んでいきました。そして、3年目からは、上司に同行して打ち合わせにも参加するようになりました。お客様やゼネコンなど、取引先との会議にも参加することで、想像していたより早い段階から、現場運営全般について学ぶことができたと思います。

一方、会社で用意している講習を受けながら、2年前に「1級管工事施工管理技士」の資格を取得しました。資格を取得してからは、関わる現場の全てに現場代理人として入り、工事全般のマネジメントを手掛けるようになりました。

現在携わっているのは、都内にある学校の新築工事現場です。私は、2社からなるJV(ジョイントベンチャー=共同企業体)において、日設を代表し、空調担当としてさまざまな業務に携わっています。教室などの一般的な空間については、テナントビルなどでの経験が生かせるのですが、体育館などの大空間については、仕事を進めながら学んでいくことが多いです。空調の役割そのものについての考え方、配管の収め方、高い場所における施工方法など、これまでと異なるアプローチが求められる部分が多くあります。しかし、こうして技術・知識の幅を広げていくところが、施工管理の面白さでもあります。紆余曲折はあっても、一つの工事を完遂させたときの喜びは、何度味わっても格別なものがありますね。

先輩社員の横顔

【桐谷さん】学生時代は、一貫してバスケットボールに打ち込んでいた。現在、休日はゴルフのほかサーフィン、スノーボードなどのアウトドアで過ごすことが多い。

早い時期から仕事をまかせてもらえる。施工管理の醍醐味を実感

【齊藤さん】入社して初めての現場は、警察署の改修工事現場でした。その後、NTTの建物や民間ビルの改修工事、病院の新築工事などに携わりました。
現在は、都内にある学校の新築工事の現場で、衛生設備の担当をしています。これまで、携わった建物と異なるのは、雨水を再利用するためのろ過装置やプールなどを手掛けている点です。学校などの公共施設は、災害発生時に近隣住民の避難場所となることが多く、水道インフラがダメージを受けた際も水が利用できるように、環境を整えておかなければなりません。そこで、地下に設置した水槽に雨水を溜めておき、いざというときはろ過をしてトイレなどに利用します。また、プールの設置は今回初めて経験する仕事だったので、まずプールの仕組みについて理解するところから始めました。

このように未経験の領域に挑戦するためには、日々、新しい知識を吸収していかなければなりません。これまで知らなかったことを学び、自分が描いた図面に基づいて、何もなかったところに大規模な装置が組み上げられていく。そういうシーンを見ると、あらためてこの仕事をやっていて良かったと思えますね。

ふり返ると、学生時代の想像を超えた速いペースで、スキルを高めてくることができたと思います。入社1年目は、とにかく現場に出て、業務の進行手順、調整や連絡の仕方、安全確認の大切さについて学びました。3年目には小さな工事を1人で動かすようになり、4年目からは施工図も描くようになりました。

現在おこなっている学校の現場では「現場代理人」としてメンバーをまとめる役割を担っています。工事を着実に進めていくためには、常に不測の事態を想定し、それに備えていくことが大切です。

また、お客様と直接やりとりをしながら工事を進める局面が多くあります。設備のデザイン、トイレの配置、洗面台の数など、細かなご要望にも耳を傾けながら、工事を進めていかなければなりません。大変なことも多いのですが、このように色々な人と係わって建物を作り上げていくところに、施工管理のやりがいを感じます。

先輩社員の横顔

【齊藤さん】学生時代は、サッカーに熱中。現在は4歳と6歳のお子さんがおり、休日は家族と一緒に公園で過ごし、気分をリフレッシュしている。

憧れの先輩の入社動機、そして今後の抱負について

■入社にいたった経緯
【桐谷さん】大学では建築学科で学び、設計に興味がありましたが、会社選びにあたっては、当初は不動産業界などの営業を目指していました。しかし、企業訪問を重ねるうちに営業よりエンジニア系の仕事の方が、自分には向いていると考えるようになりました。そこで業界の範囲を広げて、施工管理ができる会社について研究を始めました。日設を選んだ最終的な決め手は、堅苦しくなくフランクな社風でしたね。説明会で会った先輩方は、皆さん物腰がやわらかく、学生だった私も緊張せずに話をすることができました。

【齊藤さん】大学で設備を専攻していたため、設備工事の施工管理ができる会社に的を絞って企業研究を進めていました。空気や水などは普段あまり気にかけることがないかもしれませんが、居住性を大きく左右します。設備の道を選んだのは「目に見えないインフラを支えるのも面白いのではないか」と考えたからです。日設との出会いは、大学の先生からの紹介でした。日設を知っていくなかで、最も惹かれたのは、アットホームでやわらかな雰囲気です。末永く、気持ちよく働けると直感しました。

■これからの抱負、将来の展望について
【桐谷さん】当社では、仕事の大まかな流れが分かってくると、その後どんどん新しいことに挑戦させてもらえます。自分が打ち合わせに参加し図面を描いたり、協力会社や材料の手配をしたりしながら工事が進められるようになると、一気に仕事が面白くなります。そうなると、いろいろな建物に携わりながら技術・知識の幅を広げていくことに、やりがいが感じられるようになります。今の学校の現場でも、新たな知見を獲得するチャンスを与えてくれていると思っています。今後もいろいろな現場に携わりながら、どんな建物にも対応できる、オールマイティな施工管理者を目指したいですね。

【齊藤さん】8年目に入りましたが、新築工事に携わるのは3件目で、まだまだやったことのない工事はたくさんあります。例えば、特殊な製品を製造している工場や病院、半導体・精密機器などの製造に欠かせないクリーンルームの設備などです。今後もいろいろな工事に取り組みながら技術・知識の幅を広げ、施工管理者としての総合力を高めていきたいと思います。

先輩社員の横顔

協力会社との連携が欠かせない仕事だけに、コミュニケーション能力も大切とのこと。情報共有にあたっては、ダイレクトに、分かりやすく伝えることが重要だ。

企業研究のポイント

【桐谷さん】「成長し活躍できる環境なのか」
建築分野に限らず、技術職でキャリアを積みたいと考えるなら、まず重視すべきは、「業務に関する知見を広げながら、着実に成長していける環境があるか」という点でしょう。当社では「30歳に一人前になる」という目標を掲げ、OJTや資格取得支援を通して技術・知識の向上を、積極的にバックアップしてくれています。さらに、早い段階から大規模現場をまかせることで、技術者としての成長を促しています。企業研究をしていくなかで、若いうちから主体的に現場で活躍できる環境が用意されているか注目してみてください。

【齊藤さん】「社風や安定性に注目」
設備工事の仕事は、空調・衛生・電気など分野の違いはあっても、大まかな仕事内容は変わりないと思います。しかし、建物によって求められるアプローチ方法や技術的な知識は大きく異なってくるため、当社のようにいろいろな工事に携わることができる環境があれば、それだけ多くの技術や知識を身に着けることができます。さらに、企業研究で着目してほしいのは「その会社が自分にフィットするか」という点です。「社員は家族」という社風が浸透した当社は、気さくな人が多く、相談にも気軽に乗ってくれます。NTT・日本郵政グループを主要取引先に持つ安定性の高さも、親しみやすい雰囲気を形成する一因になっていると思いますね。

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入社10年目の桐谷さん(右)と、8年目の齊藤さん(左)。2人とも、すでに会社を代表して現場に入り、予算管理・工事進捗の一切を管理するノウハウを身に付けている。

マイナビ編集部から

NTTおよび日本郵政グループの建物の新築・改修工事という堅固な事業基盤を背景に、高い精度が求められる案件に取り組みつづけてきた同社。空気調和、給排水衛生、防災、電気という設備工事のあらゆる分野において、50年以上の長きにわたり社会に貢献しつづけてきた。そんな同社が近年力を注いでいるのが、マンションや学校、ホテルの新築工事という、新しい分野へのチャレンジである。
今回、取材に応じていただいたお二人は、NTT・日本郵政グループの案件で経験を積んだ後、学校の新築工事を担当。これまでと異なる、新たな技術の習得に取り組んでいる。インタビューから強く感じられたのは、お二人とも、強い成長意欲を持ちながら仕事に取り組んでいるということ。それを駆り立てているのは、若手を育て、積極的に重要案件に起用していく会社の方針にほかならない。成長環境を重視される方にとっては、一見の価値があるだろう。
さらに、お二人が異口同音に強調していたのが、同社の「親しみやすい社風」である。建築業界は、いわゆる体育会系的な雰囲気の会社もあるが、同社の雰囲気は一線を画するものがあるようだ。質問に対しても懇切丁寧に受け答えしてくださる桐谷さんと齊藤さんの姿から、その空気感を読み取ることができた。

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きめ細かな対応が求められるNTTや日本郵便の施設、学校関連の工事に携わる同社には、親しみやすい社風が根付いている。社員を想い快適な空間づくりも追求している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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