最終更新日:2025/6/9

宝田電産(株)

業種

  • 機械設計
  • 重電・産業用電気機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
香川県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

多くの人の暮らしを守る!電気を安全に届けるために、チームでより良いモノづくりを。

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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「一貫体制」の各工程で活躍する、先輩社員にインタビュー!

▼製造部 部長
高橋 公志さん(写真左)

▼製造部 製造技術三課(工作) チーフ
余島 恵一さん(写真中央)

▼製造部 製造技術一課
三木 浩平さん(写真右)/電気科卒業

安定した電力の供給に欠かせない、配電盤や制御盤の設計から製造、据付までワンストップで手掛ける宝田電産(株)。同社の製品は、発電所や大規模なプラントなど、国内外のさまざまな生産拠点で使用されています。最先端のインフラを支える、質の高いモノづくりの現場で活躍している先輩社員に、仕事のやりがいや今後の目標などをお聞きしました。

誰もが最高のパフォーマンスを発揮できる一貫体制で、質の高いモノづくりを目指す!<高橋さん>

私が以前所属していた品質管理課では、当社で製造した配電盤や制御盤がお客さまのご要望通りの仕様になっているか、問題なく作動するかどうか、1つひとつ最終チェックを行っています。その過程で何か問題があれば、製造部門や設計部門と連携しながら問題を解決していくほか、同じようなミスを未然に防げるように原因を追究し、解決方法を提案することもあります。

当社は設計から製造、据付まで自社一貫体制で行っていますので、部署間の連携がとりやすく、積極的に意見を発信しながら、それぞれの専門性を発揮することで、みんなでより良い製品づくりを目指しています。入社時には電気の知識はほとんどなかったのですが、お客さまのもとに「安全で質の高い製品をお届けしたい」という思いで、1つひとつの試験や確認作業を確実かつ丁寧に行っているうちに、自然と当社製品の仕組みや電気に関する幅広い知識を身に付けることができました。また、各部署と連携して課題に向き合っていくことで、当社のモノづくりを通しの視点で考えることが少しずつできるようになり、成長を実感しています。

当社の製品は発電所やプラント、工場など、国内外のさまざまな場所で使用され、暮らしを支えています。品質管理担当として現地の据付に同行し、最終の動作確認や調整なども行ったのですが、東京の渋谷駅など多くの人が利用する施設での立ち会いの際は、配電盤が無事に備え付けられ、電気が通ってあらゆる設備が動き出したときに、大きな達成感がありましたね。自分の仕事が社会に貢献している手応えも感じることができ、より質の高い製品づくりへの思いが高まりました。

2023年の4月からは部の責任者として、設計・製造・品質管理を合わせた製造部門全体の環境改善や品質の向上を、常に意識する立場となりました。まずは色々な人に声を掛けて話をすることで、各部門のメンバー1人ひとりの性格や思いを理解できるように心掛けています。品質管理の立場として、これまでも各部門からさまざまな問題点や改善への要望を聞いていましたので、これからは部門の壁を超えて、品質だけでなく、働きやすい環境づくりや業務改善にも目を向けながら、課題解決に1つひとつ取り組んでいきたいですね。誰もが最高のパフォーマンスを発揮できる環境で、お客さまに満足していただける最高の製品をつくっていきたいです。

当社の魅力はココ!

魅力的で面白い人が多い会社です。部署を超えて社員同士仲が良いので、チームでより良いモノづくりを目指せますし、毎日楽しく働けますよ!<高橋さん>

常に向上や最適化を意識!自分なりに考えて変えていくことで、より良い環境へ <余島さん>

私は文系出身で、以前は事務系の仕事をしていたのですが、スキルアップのために昔から興味のあった電気系の資格の勉強をしていくうちに、モノづくりに関わる仕事がしたいという思いが大きくなりました。ゼロからの挑戦ではありましたが、当社の仕事内容に魅力を感じて入社を決めました。

現在は配電盤や制御盤の製作・組み立てを担当しています。流れ作業ではなく、設計図をもとに、機器の取り付けや配線などを1つひとつ考えながら手作業で進めていきますので、モノづくりの手応えがあって面白いですね。最初はわからないことばかりでしたが、配線の練習などの取り組みやすい作業から始めて、先輩が1つひとつ丁寧に指導してくれたので安心して挑戦することができました。

2023年の4月からはチーフとして、部署のみんながスムーズに作業できるように、機器の管理や部材の発注、新人へのフォローなども担当しています。また、1週間ごとに担当業務やスケジュールを組んだ作業工程表を作成するのですが、まずは漏れがないように配分することを意識しています。また、メンバー1人ひとりのスキルや性格、勤務時間などを考慮しながら、より効率的に作業できる配分や工程も考えて作成します。最初はとても時間がかかって大変でしたが、一緒に働いている仲間とは気兼ねなく何でも話せる関係ですので、慣れてくるとスムーズに工程を管理できるようになりましたね。

また、以前から現場で感じていた疑問や問題点に関しても、より効率的で、みんなが働きやすい環境づくりを意識しながら、自分なりに考えて改善しています。例えば組み立て後に確認用のチェックシートがあるのですが、質問項目の内容がわかりにくい部分があり、「この項目はどういう意味ですか」と先輩に聞いたり、反対に後輩から聞かれることも多くありました。そこでチェック項目の内容を明確にして、誰が読んでも同じように理解でき、迷いなく作業ができるように改善しました。それに対して仲間が賛同してくれたり、自分自身も働きやすくなることで、自分の手で現場を少しずつより良い方向に変えている実感があり、大きなモチベーションに繋がっています。若手のメンバーも増えてきたので、今後は新人向けに配線用のマニュアルなどを作成して、チーム全体のレベルアップを目指していきたいですね。

当社の魅力はココ!

モノづくりに興味がある人にはとても良い職場だと思います。特に製造部は自分の手でカタチにしていく実感があって面白いですね。<余島さん>

大手電機メーカーでの仕事が大きな自信に!温かい職場環境も魅力 <三木さん>

中学生のときに、職場体験を通して電気設備の会社でケーブルの繋ぎ方や照明の取り付けなどを行ったことをきっかけに、電気の仕事に興味を持ちました。高校、大学と電気について学んできたので、地元でその知識を活かして働きたいと思い、当社に入社しました。

入社後は約3か月間の新人研修で、会社全体の仕組みや各部署の仕事内容を学んだ後、製造技術一課に配属となり、配電盤や制御盤のソフトウェア設計を手掛けています。入社から半年ほどたった頃からは、クライアントである大手電機メーカーに約1年半常駐して、高電圧の配電盤の設計を担当していました。当社からは私以外にも先に数名の先輩社員が常駐していましたので、ここでの仕事の進め方も丁寧に指導してくれて、環境の変化があっても不安になることなく取り組むことができましたね。

大手電機メーカーでの仕事に慣れてきた頃に、少し複雑な制御盤の設計を任されることがありました。最初は自分には到底できないと思い、ほかの方に担当を変わっていただけるように上司へ相談したのですが、「時間がかかってもいいから、1つひとつやってみよう」と、私の挑戦を後押ししてくれました。それからは自分で調べたり、わからないことは上司に聞きながら、試行錯誤の連続。本当に難しくて苦戦したのですが、上司やまわりの人たちが、わかるまで根気強く丁寧に指導してくれたので、なんとか完成まで頑張ることができました。大きな達成感がありましたし、自社とは違う状況の中でも多くのことを学べたことで、その後の自信にも繋がりましたね。

2023年の9月からは自社にもどり、お客さまの要望に合わせた配電盤の図面作成、部品や器具の手配などを担当しています。部署のメンバーをはじめ会社の人たちとは1年半ぶりの再会でしたが、「おかえり」「元気だった?」と気さくに声を掛けながら温かく迎えてくれたので、スムーズに馴染むことができましたね。戻ってからまだ2か月程なので、今は少しずつ仕事の幅を広げているところですが、担当する製品が変わったことで、また新しい知識やスキルを吸収できると思うと楽しみですね。また、今後は部品の手配やお客さまとの打ち合わせなど、社外の人との関わりも増えてくると思うので、当社の一員として責任を持って業務に取り組んでいこうと思っています。

当社の魅力はココ!

上司や先輩が丁寧に指導してくれるので、安心して挑戦できます。残業も少なめで定時に帰れる日も多く、ワークライフバランスを実現しながら活躍できますよ。<三木さん>

企業研究のポイント

企業研究を進める上では、まずは自分が何を重視するかという軸を決めることが大事だと思います。その条件から会社を探し、少しでも興味があれば、積極的にインターンシップや会社訪問などに参加してみることをおすすめします。実際に見たり聞いたりすることで自分が感じたことを大切にして欲しいですね。

当社で活躍している社員も、実際に工場や会社を訪れたことをきっかけに、より興味が深まったという人が多いです。配電盤や制御盤といってもイメージしにくいと思いますが、実は発電所や大規模なプラント、公共施設などにも当社製品が使われていて、最先端のインフラを支える重要な役割を担っています。当社は一貫体制で設計から製造、品質管理までの流れを感じることができますし、製造部で1つひとつ手作業で組み立てている様子を見ると、モノづくりの面白さもダイレクトに感じられると思います。「モノづくりや電気に興味がある」「社会に貢献できる仕事がしたい」「文系からモノづくりに挑戦したい」という人にぴったりな環境ですので、興味がある方はぜひ当社の企業研究もすすめて、仕事体験にも参加していただけると嬉しいです。
(経営管理部/岡田 欣介さん)

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設計、製造(工作)、品質管理が連携し、積極的に意見を出し合いながら、より良いモノづくりを目指しています!若手も多く、いつも活気がある職場です。

マイナビ編集部から

各種配電盤や制御盤、環境関連機器やFA関連機器、各種検査装置、管理システムなどの設計から製造、品質管理、据付まで一貫して手掛ける宝田電産(株)。高い技術力と豊かな人財力を強みに、1981年の創業から、大手メーカーとの安定取引を実現し、着実に成長を続けてきた。地域の大学との産学官共同研究や独自の新製品開発にも積極的に取り組み、2002年に開発をスタートした貴重品管理システムは、企業や病院、官公庁など幅広い分野で採用されている。

拠点は香川県三豊市でありながら、国内だけでなく、海外にも目を向けた働き方ができる同社。実際に現地での調整や据付のために、国内各地や海外への出張を経験する社員も多い。各地で視野を広げながら、安定したキャリアを築くことができるのは同社の魅力の1つで、今回取材したメンバーも「地元で働きたい」という思いを強く抱いていたという。また、「残業は少なめで、ほぼ土日も休みなので健康的でメリハリのある生活ができます」と語ってくれるなど、ワークライフバランスを実現しながら自分らしく活躍している姿が印象的だった。

2025年4月に新社屋へ移転したことにより、さらに充実した環境の中で、新しい可能性を追及することができる。地域に根ざし、質の高いモノづくりに挑戦したい人にとっては、最適な環境だ。

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2025年4月1日より新社屋へ移転。社員1人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるように、より働きやすい環境と最新の設備を整え、さらなる事業拡大を目指す。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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