最終更新日:2025/7/31

オーレックグループ((株)オーレックホールディングス/(株)オーレック/(株)オーレックR&D)[グループ募集]

業種

  • 機械
  • 農林・水産
  • 機械設計
  • その他メーカー

基本情報

本社
福岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

スマート農業やカーボンニュートラル化に向けたモノづくりで未来づくりに貢献!

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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知識と経験を生かして活躍ができるモノづくりフィールド

農業機械の電動化や自動化が進む今、ORECでは電気・情報学部出身の社員が第一線で活躍中。スマート農業の実現に向け、それぞれのフィールドで活躍する先輩3人に会社や仕事の魅力をインタビュー。

■(株)オーレックR&D 開発本部 第3開発部 制御・電動グループ
リーダー
下窪 竜(写真中央)
2011年入社
鹿児島工業高等専門学校 機械・電子システム工学専攻 卒業

■(株)オーレックR&D 開発本部 第3開発部 制御・電動グループ
成清 政人(写真右)
2021年入社
九州産業大学 工学部 電気情報工学科 卒業

■(株)オーレック 生産本部 生産改善部
雪野 竜太郎(写真左)
2018年入社
有明工業高等専門学校 電気工学科 卒業

次世代プロジェクトを若手中心のチームで推進中。高度な要求に応えられるチームにしたい!【下窪】

学生時代は機械技術や電子制御技術、情報システム技術を幅広く学んでいました。そのため、モノづくりに携わりたいとメーカーを志望。数ある会社から当社を選んだのは、「ORECなら自分の手で1から10まで製品開発を手がけられる」と感じたから。私がインターンシップに参加した企業では、顕微鏡でひとつの部品をずっとチェックするなど、開発職1人が担当するのはモノづくりの一端に限られていました。そこで、会社の規模を問わず、モノづくりの企画段階から量産まで関われる働き方を求めるようになりました。

入社から3年後、ORECは電動製品の開発に本格的に着手。学生時代に電気回路などを学んでいたこともあり、私はそこでの仕事を任されるようになりました。農業機械をエンジンで動かす技術はあっても、電動化するノウハウは誰も持っていない状況からのスタート。最初は試行錯誤の連続でしたね。とはいえ、クルマ業界のように農業機械も自動化の製品開発が盛ん。草刈機も電動化や自動化へと進化が求められています。社内では新しい部署となる制御・電動グループですが、順調にメンバーを増やし、11名が所属。最年長が私で、次は8年目、5年目、それ以下と若手が多いのも特長です。

チームリーダーとしては、それぞれに進むプロジェクト全体をある程度理解することが大事だと考えています。すべてを理解する難しさはありますが、後輩たちが何を考え悩んでいるのかを知り、一緒に進められるよう知識の収集に努めていますね。また、定期的に面談を行ない、やりたいことや思っていることを丁寧にヒアリング。チームとしての歴史が浅い分、大変な部分もありますが、前例がなければ自分たちでつくろうとチャレンジしやすい環境です。本人がやりたいと強く思えば、失敗を恐れずチャレンジできるのもORECの魅力ですね。

昨年リリースしたラジコン型の草刈機では、コントローラーの回路・基板設計から動作プログラムを自分たちで設計するなど、お客様の要求が日々変わる中、外注に頼らず社内で納得のいくカタチに仕上げ、製品提供できたことも大きな一歩だと感じています。電動化や自動化の需要はさらに増えていくため、若手メンバーがどんどん育ち、より高度な要求に応えられる知識やノウハウを蓄積し、ハイレベルな開発に対応できるチームづくりを進めたいと思っています。

仕事場拝見

「チームで約10の開発を進行中。スマート農業を実現するクラウドやセンシング技術を用いた製品開発が進む今、新しいことを学び実践していく面白みがあります」と下窪さん。

機種により仕様の異なる電装品の設計に取り組み、電動化に貢献。自動化を見据えた開発に挑む!【成清】

大学では、ワイヤレス給電をテーマに卒業研究を行なうなど、電気情報に関する学びを深めていました。仕事を決める上で、「モノづくりがしたい」という気持ちが高まり、自分の専門を生かせるモノづくり分野を積極的に探していました。モノづくり企業をいくつか見た中でも、一つの製品の試作から量産まですべて立ちあえるのがORECでした。最初から最後まで責任を持って担当したい、ゼロから完成品までつくり上げたいとORECを選びました。

新人研修を受けた後、ラジコン製品の試作段階から立ちあい、約1年かけて量産まで持っていく仕事に従事。現在も営業を通じてユーザーの方からいただいた意見をもとに、その機種の設計変更に携わっています。若手の意見に耳を傾けてくれるため、自分なりに考えながら仕事を進められるのもやりがい。現在は、新しい機種の開発にもチャレンジしており、既存機種からサイズアップし、機能性を高めた製品開発に取り組むほか、仕様の異なるラジコン製品の電装品設計を担当しています。

ひと言で「草刈機」といっても、ORECには用途や性能の異なるさまざまな機種があり、パワーがとても強く背の高い草を刈る機構があるもの、反対に、細かな部分まで手が届くもの、その2つの特長を組み合わせた中間の機種など、開発する上での課題は製品により異なります。そもそも、ラジコン製品でないものをラジコン化するには、手元のパネルでリモコン操作を行ない、動作をモーターで動かすなど、過去に経験のない新しい課題に挑むことも多く、これまでの経験や知識を活かしつつ、仕組みを新たに考える部分に難しさを感じています。その中で、こうした方が効率いいのではないかなど、解決策を見出せた時は嬉しくなります。機種が異なればボルト数も異なるため、細かな点まで気をつけながら業務を進めています。

いちばん緊張するのは、自分なりに構成を考え、外注した試作品が出来上がり、機体に組み付ける瞬間です。想像通りにモノが動いた時には、大きな喜びを実感できます。失敗すれば試作機が1つ減るため責任は重大ですが、早い段階からそのような経験ができることもORECの魅力ですね。これから先に求められるのは、自動で動く草刈機。まだ研究段階ですが、ゆくゆくは自動化に貢献したいと思っています。

仕事場拝見

「一つのゴールにあるのは製品の自動化。培った技術をベースに新しい技術を取り入れ、市場を見ながら研究を重ね、より良いモノづくりにつなげていきたいです」と成清さん。

設備機械のメンテナンスからオリジナル装置の製作まで。工場の稼働や生産効率を支えるやりがい。【雪野】

モノづくりが好きで、モノづくりに携わる仕事を探していました。将来はモノづくりを通して人の役に立ちたいという思いがあり、ORECならその思いを叶えられると志望しました。親戚にはキュウリやイチジク農家がいるため、仕事を通じて農業や社会に貢献できることも魅力でしたね。また、転勤がなく地域に根ざして長く働ける環境も私の条件に合っていました。

現在は、工場の設備導入や設備メンテナンスを手掛けています。溶接ロボットをはじめ、ピッキングロボットやネジを締めるロボットなどの定期清掃やメンテナンス、機械設備のオイル交換やフィルター交換、劣化した部品の交換などを行ないます。さらに、振動や動作の異常、異音など、現場から連絡を受け、点検や修理を行ないます。新しい設備を導入するとなれば、現状をしっかりと分析し、情報を収集しながら現場と一緒に導入検討を進めるのも大切な仕事です。また、工場の生産効率向上をめざし、作業工程の見直しや自動化を検討しています。

何かを変えたり、新しいモノを導入する際には、提案内容の良し悪しをしっかり検証する難しさを感じますが、自分たちで設計し、組み立てた装置が現場で活躍している様子を見るとやりがいを感じます。ある工程で1日1時間以上を必要としていた作業に対し、いろいろな知識を組み合わせながら試作を重ね、作業時間を大幅に短縮できる装置を完成できた時は嬉しかったですね。すべて任せてもらえる社風が社員の成長を後押ししていると感じます。

さまざまな設備機械が日々稼働する工場では、生産ラインを止めないことが大切。工場の安定稼働を守る私たちの仕事は、“何もないこと”こそが日々のやりがいかも知れません。また、メンテナンスや機械設備の導入だけでなく、自分たちで設計して装置をつくり、現場から感謝してもらえるのは大きな喜び。学びたいことがあれば、会社の支援を受けて外部研修に参加できるなど、知識や経験をどんどん吸収できる環境もあります。今後はロボットや自動化の知識を磨き、ロボットを使った装置の組み立てや自動化に携われるよう知識を深めたいですね。部署内では、何でも質問しやすい環境づくりを進め、後進育成にも力を注ぎたいと思っています。

仕事場拝見

「1年目は仕事の流れや基礎知識を学ぶことからスタート。2年目から徐々に独り立ち。1人で装置を手掛けた3年目から仕事の面白みがさらに深まりました!」と雪野さん。

企業研究のポイント

企業研究のためのツールが発達し、オンラインで進められる機会も増えていますが、実際に会社を訪ねてみなければ分からないことも多いと思います。社内の雰囲気、どんな場所にあるのか、工場であれば、工場内の音や匂いなど、五感で感じられることが多くあると思うので、いろいろな会社を見に行くことをお薦めしたいですね。オンラインより対面の方がイメージを伝えやすいこともあると思いますし、学生さんと接する人事だけを見るのではなく、ぜひそこで働く人の雰囲気を見てください。その意味では、インターンシップは有効です。オンラインとリアルの両軸で時代に合った企業研究を進めてください。

一方、当社を企業研究する皆さんには、先輩たちが話すようにイチから製品開発に携われる、起案設計から量産まですべてに携われる仕事であることを伝えたいと思います。すべてに携われるといえば、聞こえはいいかも知れませんが、実際の業務量は非常に多くなります。ただ、開発プロセスのすべてに関わり、自分の生み出した製品、考えた製品を世の中に出したいという思いを叶えられるのは、ORECの大きな魅力です。20~30代の若手も多く、早い段階から仕事を任せられ、数年後には主力メンバーとして会社を動かしていくポジションで活躍することができる企業風土もあります。主体性を持ち仕事に取り組める企業であることもぜひ知っていただけたらと思います。(人事担当:松尾)

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20~30代が全体の6割と若手が多く、コミュニケーションが取りやすい社内はアットホーム。互いに協力しながら刺激を与え合い、切磋琢磨できる環境がある。

マイナビ編集部から

乗用草刈機・自走式草刈機など、小型農業機械の分野で画期的な製品の数々を開発し、大きな飛躍を遂げたOREC。近年は農業機械にとどまらず、青汁や石鹸などの「健康」、家庭菜園に特化したSNSを手がける「IT」、種なしスイカの交配用花粉を製造・販売する「食」、畜産現場の自動消臭システムDr.MISTを販売する「環境」など、多彩なフィールドへと事業の幅を広げている。また、国が推進する『みどりの食料システム戦略』に向けて「有機農業」をキーワードに、川上から川下までトータルでサポートできる企業でありたいと、有機肥料など新しい研究開発も進んでいるところだ。

今回の取材では、次々と新しいことにチャレンジし続けるORECの原動力ともいえる若手3人にインタビュー。仕事の面白さややりがいと同時に、口々に聞こえてきたのは社風の良さだ。「悩みを共有できる同世代も多く、コミュニケーションが取りやすい」「先輩ともラフに話せる」「プライベートでも仲が良く、風通しがいい」など、若手が伸び伸びと仕事に取り組める雰囲気が伝わってきた。昨年は、下窪さん率いる制御・電動グループが優秀チーム賞を受賞するなど、若いチームの飛躍もめざましい。早くから責任ある仕事を任され、新しいことにチャレンジでき、開発最前線でモノづくりにどっぷり浸れる環境がORECの躍進を支えているのだと感じた。

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農業のスマート化、カーボンニュートラル化が求められる今後は、農業機械にも電動化やAI技術などが求められる。知識や経験を生かして、やりがいのある仕事ができるはずだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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