最終更新日:2025/7/18

上松電子(株)

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 金属製品
  • 精密機器

基本情報

本社
長野県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

長野県の自然に囲まれた工場で、トヨタ系列向けの自動車部品を製造しています。

PHOTO

風通しの良い環境で自由に伸び伸びと活躍!

トヨタ自動車系列の部品を製造する「上松電子(株)」。創業50年超の安定した経営基盤のもと、USBジャックやe-ラッチ、マイクロフォンなど多様な車載用電子部品を製造しています。

今回は、さまざまな部署で活躍する先輩社員3名にインタビュー。現在の仕事内容とやりがい、職場の雰囲気、キャリアビジョンについて、たっぷり語っていただきました。

写真左から
●鈴木 陽一さん(統括管理部総務経理課/2012年入社)
●北島 楓香さん(品質保証部/2021年入社)
●奥畑 和樹さん(製造部製造3課/2012年入社)

より活発なコミュニケーションで若手社員の成長を後押ししたい。

私が所属する製造3課では、金属部品のプレスや溶接、塗装などのほか、一部樹脂成形を担っています。すべてトヨタ自動車系列の車載部品ですが、中でもUSBジャックは多くの車種に搭載されているため、学生の皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれません。私は3課の課長として、課全体の業務管理や進捗管理を行っています。そのほかにも、現場へ足を運び、生産性の向上や不良率の低減など、課全体の目標達成度合いを確認することも重要な役割です。お客さまから提示された納期を守るためには、日々のタスクをスケジュールに落とし込み管理するだけでなく、メンバーへのフォローも欠かせません。特に若手に業務を指導する際は、抽象的な表現ではなくより具体的に指示をします。さらに同じ目線に立つことで、不安を取り除くことができるよう心がけています。

キャリアの転機となったのは、入社7年目のこと。当時所属していた電子部品の部署で、頻発する設備トラブルを減らすためQCサークル活動(小集団改善活動)に取り組みました。ベテラン社員に囲まれた環境に最初は慣れませんでしたが、積極的にコミュニケーションを取るうちに、隔たりもなくなりチームワークが醸成され、データを活用した改善を実現することができました。その取り組みを資料にまとめてQCサークル関東支部大会に参加したところ、名だたる企業を抑えてみごと最優秀賞に選ばれました。この経験を通して、コミュニケーションの大切さを痛感すると同時に、大きな自信になりました。

直近の目標は3課のコミュニケーションをさらに密にすること。若手、ベテラン関係なく誰とでも話せる環境を整え、一人ひとりの成長を後押ししたいと考えています。当社は小島プレス工業のグループ会社ですが、金属加工を手がけているのは当社だけです。その強みを活かし、金属部品を手がける3課の売上をさらにアップさせ、製造部の中心を担う課へと大きく成長させることが、課長としての夢です。
(奥畑 和樹さん)

「上松電子(株)」の魅力

「昨年、製造部のみでの解決が難しい課題を品質保証や技術など他部署を巻き込むことで、改善に導きました。部署間の壁を越えたチームワークが自慢です!」(奥畑さん)

新たな人事制度で社員の成長意欲を高め、頑張りを正当に評価。

人事、労務、福利厚生、職場環境、社内行事、法律関係……会社運営に関するさまざまな業務を行う総務経理のマネジメントを担当しています。近年、小島プレス工業のグループ会社全体で注力するのは、人事制度の構築です。「オール小島」として時代に即した新しい人事制度を導入し、社員のエンゲージメント向上をめざしています。「年功序列」から「頑張った人が報われる制度」へと改定することで、成長意欲を高めるだけでなく、優秀な人材確保につなげています。具体的には昇格基準を明確にし、適切な評価制度を行うことで、頑張りが報われる環境を整えています。現在は、新たに給与体系の見直しに取り組んでいる最中です。

当社では定期的に上司との1on1面談を実施。設定した目標の達成状況の確認や振り返り、仕事の悩みや希望のキャリアについてヒアリングをすることで、どんなことも話しやすい環境を整えています。このような取り組みを実施することで、モチベーションを維持してもらいたいと考えています。最近では、以前より多くの社員から活発に意見が発信されるようになり、手ごたえを感じているところです。グループ会社でワークエンゲージメントを測定したところ、当社の数値は全体的に上昇するなど、実際にうれしい効果も得られています。

総務経理課として大切にしているのは、毅然とした態度です。社内で起こった問題の責任がどこにあるのかを正しく判断し、役職や社歴に関係なく厳しく対応することもあります。同じ課の後輩に対しては、筋道を立てた説明で納得が得られるよう心がけています。その中で自らの考えた施策の成果が得られたときはうれしいですね。特に新しい人事制度を通して、社員の表情が明るくなっていく様子を見るとやりがいを感じます。それもすべて根が明るい当社の社員のおかげ。今後も真面目に仕事に取り組む社員一人ひとりを、支えたいと思います。
(鈴木 陽一さん)

「上松電子(株)」の魅力

「給食制度や社宅制度など、食と住に関わる福利厚生が充実。ほかにも社員の豊かな生活を支えるため、オール小島で手取り収入を増やす取り組みをしています」(鈴木さん)

他部署と協力しながら、新製品の生産立ち上げ業務のスキルを習得中。

就職活動では業種を絞らず、長野県の企業を幅広く調べていました。そんな中で唯一軸としたのは、いろいろなことに挑戦することができる環境であること。当社のことは合同説明会で知りましたが、自動車=愛知県のイメージを持っていたため、地元でも自動車に関われることに驚きました。人事制度改革に取り組んでいると説明を受け、ここであれば風通しの良い環境のもとで成長できると感じ、すぐにエントリー。入社後まずは3か月間の製造研修に参加して、さまざまな部署の業務を経験しました。実際に当社がつくる製品にふれることで、文系出身の私も無理なく事業内容や専門用語を理解できました。

品質保証部に配属されてからは動画で品質保証業務の基礎を学びながら、先輩の指導のもとで実践的にスキルを習得。現在は、新製品の生産立ち上げ業務に携わっています。具体的には、生産がはじまる1年ほど前に新しいラインでスタッフが問題なく作業をすることができるのかを検証します。試作品の品質を管理するほか、納入など物流に不備がないか、生産スケジュールに無理はないか、各部署の担当者と連携をしながら確認しています。まだ異動したばかりで勉強中のため、分からないことはそのままにせず、すぐに先輩に相談することを大切にしています。先輩はフレンドリーな方ばかりで、大いに助けられています。対面だけでなくチャットやメールなどを使い分けることで、いつでも気軽に相談できることは心強いポイントですね。

これまで私が担当する仕事をExcelのマクロ機能を使用することで自動化し、業務効率化を図ってきました。これも上司が「Excelのマクロ機能を勉強してみたら?」ときっかけをくれたおかげです。今後はこのスキルを他部署でも活かし、何か困ったら「北島さんに相談しよう」と頼りにされる存在をめざし、さらに成長し続けたいと思います。
(北島 楓香さん)

「上松電子(株)」の魅力

「不良の原因を調べ、提案した改善策が認められると本当にうれしい。褒めてもらったりアドバイスをもらったり、周囲とのつながりを感じる瞬間が大好きです」(北島さん)

企業研究のポイント

事業内容を詳しく調べることも大切ですが、「成長できる環境」や「頑張りを認めてくれる人事制度」にも注目してください。当社は手厚い研修はもちろん、電子や金属、樹脂など幅広いスキルを習得できる環境です。頑張りを正当に評価してくれるため、若くして役職に抜擢されることもあります。私は昨年育休を取得するなど、ワークライフバランスも実現できています。
(奥畑 和樹さん)

多くの企業で新卒社員の初任給引き上げが発表されていますが、総支給額ではなく手取り額を確認してほしいと思います。その地域の物価などを考慮した上で、その額で実際に生活することができるか考えてみてください。当社は無料ランチ、ガソリン補助、数万円分のECサイト購入補助などの福利厚生が充実しています。企業によってさまざまな違いがあるので、しっかりと確認してください。
(鈴木 陽一さん)

企業研究では希望する業種だけでなく、それ以外の業種も幅広く調べてほしいと思います。そこには必ず新しい発見があるはずです。当社は社員数約400名と多すぎない人数なので、やりたいことに挑戦できる風土が根付いています。私自身、入社してからExcelのマクロ機能を習得しました。研修など学びの機会が豊富に整っていることはうれしいですね!
(北島 楓香さん)

PHOTO
社員同士のコミュニケーションも活発で、お互いを認め合い協力しながら仕事に取り組んでいる。完成品まで一貫して担当することで「造る物をつくる」を極める。

マイナビ編集部から

長野県木曽郡上松町に本社を構える「上松電子(株)」。上松工場と桟工場で製造しているのは、ほとんどがトヨタ系列の自動車部品だ。ドア開操作を行うe-ラッチ、電子デバイスを充電できるUSBジャックなど、さまざまな車載用電子部品を手がけている。

基本理念の一つ「人をつくり 人をまもる」は、社員一人ひとりの心身の健康は経営を支える最も重要な財産という考えを表したもの。社員食堂では管理栄養士が監修した日替わりランチが無料でいただけるほか、社内託児所、オール電化の社員住宅(3DK)、ガソリンカードの支給、ECサイトによる健康応援支給品制度など、さまざまな福利厚生を導入することで社員とその家族の生活をサポートしている。もう一つの基本理念「対話と参加」には、社是「和」の精神を受け、相互に対話し、参加して、社会に貢献できる企業人を育み、真に豊かな人づくりを目指すという思いが込められている。企業理念に基づき、社員のことを第一に考える会社の姿を感じることができた。

さらに同社は最終学歴に関係なく、頑張りに応じて理想のキャリアを実現できる制度が整っているそうだ。長野県の大自然とゆったり流れる時間に癒やされながら、仕事もプライベートも豊かな時間が送れるのではないだろうか。

PHOTO
愛知県豊田市にある小島プレス工業を母体とした国内外33社グループ会社の一つ。社員一人ひとりが自分のため、家族のため、会社のため、地域のために奮闘中だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 上松電子(株)の取材情報