最終更新日:2025/7/17

ホシザキ関東(株)

業種

  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 食品
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 半導体・電子・電気機器
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

地域密着で丁寧にお客さまと向き合う。厨房機器のメーカー商社です!

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ホシザキ関東の営業と技術サービスの仕事とは?

ホシザキ関東は厨房機器のメーカー商社として、さまざまな商材を扱っている。地域密着で活動する同社で、異なるエリアを担当している営業・技術サービス3人の若手社員に、それぞれお話を伺った。

■高橋 黎さん
営業/エリア営業部 市川営業所
2020年入社(写真中央)

■渡邊 大智さん
技術サービス/エリア営業部 板橋営業所
2020年入社(写真右)

■高畠 優樹さん
技術サービス/エリア営業部 上野第一営業所
2021年入社(写真左)

飲食店・オフィス・スーパー・学校・病院・福祉施設などがお客さま! さまざまな機器をご提案(高橋さん)

ホシザキを意識したのは、部活でアイシングに使っていた製氷機のペンギンマークがきっかけです。大学時代は飲食店でアルバイトをしていて、そこでもホシザキの製氷機を使っていたので、名高いブランドなのだろうという認識は持っていました。ある日、ホシザキの営業の方の提案で飲食店に新しい厨房機器を導入することに。作業の効率が上がり「こんな風に人の役に立つ仕事ってあるんだ!」と感激した経験が忘れられず、入社に至りました。

厨房機器のメーカー商社である当社は、さまざまな商材を扱っています。私は営業として千葉県の市川市・浦安市エリアを担当。当社の営業は地域密着を大切にしており、密にお客さまと接するスタイルです。お客さまは飲食店、オフィス、スーパー、学校や病院、福祉施設などになります。

既存のお客さまであれば、機器のモデルチェンジに合わせた入れ替え提案はもちろん、当社の機器を長期間にわたって利用されている方には、最新機器による効率化や省エネ化といったメリットをお伝えします。新規のお客さまであれば、電話でアポを取り、足を運んでご挨拶を兼ねた商談をさせていただきます。

当社は知名度があるので、製品に対する信頼はどのお客さまもお持ちです。とはいえ、厨房機器は安価なものではないので、ご提案してすぐ契約には至りません。まずはお客さま先に足を運んで、自分を知ってもらうことを大切にしています。お客さまとの関係性が深まって信頼関係ができあがってくると、ちょっとした相談をしてくださるようになります。そこから提案につなげていき、ご納得の上で契約いただくのです。

とある保育園では、栄養士さんが「うちの厨房、動線があまり良くないんだよね」と何気なく不満をこぼされたのをきっかけに、使いやすい動線のレイアウトを踏まえた厨房機器を提案し、複数台のご契約に至りました。動線が良くなったことで効率化が図られ、厨房スタッフも働きやすくなり高い評価を頂けたので、営業としてはとてもやりがいのある仕事でした。

私は飲食店の営業は得意だと自覚している一方、施設関係での営業は栄養士さんなどからの質問にその場で答えられず、持ち帰ることもあります。どんなお客さまの不明な点にも答えられる営業としてスキルを身に付けていくのが今後の目標です。

先輩の横顔

「新規のお客さまでもホシザキの名前はご存じなので、嫌な顔をされることなく話を聞いてくれますね。営業としてはとてもやりやすいです」(高橋さん)

技術サービス職として厨房機器のメンテナンスを担当。突発的な故障にも迅速に対応(渡邊さん)

私は大学時代、居酒屋でアルバイトをしていました。そこで、食洗機が壊れてしまったことがあったのです。かなり焦っていたのですが、そこに登場したのがホシザキの社員でした。時間をかけず慣れた手つきで直してしまう手際の良さにちょっとした感動を受け、目の前で見たこの時の経験が忘れがたく、入社を決めました。

私は出身学部が文系で、厨房機械に関する知識はほとんどなく入社しました。技術サービスよりは営業が向いていると思ったのですが、技術サービスにも営業的な業務があること、会社としてもコミュニケーションがしっかりとれる技術サービスが欲しいといった話もあり、技術サービスを選びました。

技術サービス職は、お客さま先に設置している厨房機器のメンテナンスを担当します。メンテナンス契約を頂いているお客さまには、年に2回の点検を実施し、不具合があった場合は部品交換を行うなどの対応をします。
また、緊急対応が必要なこともあります。例えば、飲食店で食洗機が使えなくなったといった連絡を頂き、現場へ急行してその場でいろいろと調査をしてみるものの、なかなか原因が見つからない。そんな時は、開店時間も迫ってくるなかでこのまま修理を続けるべきか、それとも代替機を手配するかといった判断も必要になる場合もありますね。

お客さま訪問は、アポ取りからスケジューリングまで自分で決めていきます。1日のスケジュールとしては、数件の定期点検でお客さまを回りつつ、突発的な対応が必要になった場合に備えて、時間的な余裕を見ておくイメージです。

当社では、技術サービスと営業がペアになってお客さま対応を行います。営業がお客さまに何かしらの提案をするにあたって、技術的な説明が必要であれば要請を受けて同行します。一方で、私が訪問したお客さま先で型の古い機器を利用されていて、すでに代替えの部品が入手できなくなっていることもあります。そういった場合は営業に連絡して、新しい機器との入れ替えをご提案すべく引き継ぎます。お客さまと密に接しながら困りごとを解決するので、感謝の声を頂くことも多く、それが技術サービスとしてのやりがいにつながっています。

先輩の横顔

「残業はしないように皆さん意識して業務に取り組んでいます。営業所では一番年次が若いのですが、定時で即退勤しても、何か言われることはありません」(渡邊さん)

観光地のお店から居酒屋さん、屋形船、個人経営の飲食店など、バラエティに富む顧客を担当(高畠さん)

私は技術サービスとして、上野第一営業所に在籍しています。担当エリアのお客さまはバラエティに富んでいて、浅草にある観光関係のお店、飲み屋街の居酒屋さん、屋形船、小さな工場、個人で経営されている飲食店などさまざまです。下町なので義理人情を大切にする風土ということもあって、昔からの付き合いを大事にしているお客さまの中には、「うちはホシザキさんとしか取引しないから」と、大きな信頼を寄せてくださる方もいらっしゃいます。

そうした信頼は、これまでこのエリアを担当してきた先輩方が努力を重ねてきた結果だと思っています。いかに信頼を勝ち得るかは、私もすごく意識しているところです。技術サービスとしてレベルの高い技術を持っているベテラン社員であれば、点検や修理を迅速・丁寧に行うことで信頼を得ていけるでしょう。私はまだまだ技術が未熟なので、自分なりにプラスアルファでできることを意識しています。
例えば当社の冷蔵庫が1台、他社さんの冷蔵庫が数台あるお店に訪問した際には、当社の冷蔵庫の点検だけでなく、他社さんの冷蔵庫も軽く点検するような気配りをしています。お客さまとしてはそのほうが助かるでしょうし、何か不具合が見つかれば提案させていただく機会にもつながります。

技術面でのスキルアップには経験がものをいうので、たくさんの厨房機器を扱って多種多様な機器に詳しくなり、メンテナンスや修理のスピードを上げていきたいです。私が担当しているエリアは場所柄、お店のスペースの都合で小型の厨房機器を扱う案件が多いのですが、千葉県のほうですと市場や漁港のお客さまも多く、1トンクラスの製氷機を扱うことも。異動すればその地域の特性にあった機器に詳しくなることもできるでしょう。

私が働いている職場では、ゆったりするときはゆったりし、集中する時は集中するといったスタイルで仕事をされている方が多いです。そういったメリハリの付け方は見習っていきたいですね。職場での私の席は皆さんと接しやすいように島の真ん中にあって、先輩社員から声がけしてもらいやすく、私もわからないことがあれば質問しやすい環境です。皆さんの仕事ぶりもよく見えるので、自然とさまざまなことを学ぶ機会にもつながっています。

先輩の横顔

「東京と千葉が拠点になっているので、遠くへの転勤がないというのも、私の場合は入社を決めた理由のひとつです。働く環境にも目を向けてみてください」(高畠さん)

企業研究のポイント

■最初から志望先を絞り込み過ぎないようにすると良いと思います。私はたくさんの物を扱う商社という軸は決めていましたが、そこからは絞り過ぎることなく興味のある企業をいろいろ見ていました。実際に見ないとわからないこともあるはずですので、インターンシップなどで企業に訪問できるのであれば、ぜひそういった機会は利用してください。
(高橋さん)

■ちょっとでも興味のある企業があれば、まずは説明会に参加してどんどん研究の幅を広げていくと良いのではないでしょうか。やりたいことが決まっていない学生の方も多いでしょうし、そこで迷って悩んでいるよりは足を運んで、引き出しを増やしていく意識で取り組むと良いと思います。
(渡邊さん)

■私自身は優柔不断なところがあってそれが影響していると思うのですが、気になった企業はいろいろと見て回っていました。せっかくの機会ですから、先入観に縛られず企業を広く見て研究する意識は持っていると良いでしょう。私の場合は、事業内容だけでなく、転勤の有無や休みがしっかり取れるかといった働きやすさにも目を向けていました。
(高畠さん)

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渡邊さん(左)、高畠さん(右)ともに、まだ技術や専門知識は不足している部分も多く、よく先輩社員に質問するそう。一人で抱え込むことなく相談できる環境がある。

マイナビ編集部から

厨房機器の商社として確固たるブランド力を持つホシザキ関東。今回の取材で「学生時代の飲食店でのアルバイトを通じてホシザキに興味を持った」という話をされていたことからもわかるように、意外に身近な存在の企業だ。全自動製氷機は国内でのシェアが7割を超え、そのほか約600種にもわたる多彩な厨房機器を販売している。

業務においては、技術サービスを担当する渡邊さんいわく、資格も必要になってくるとのこと。冷蔵庫や製氷機に使われるフロンガスを扱う資格や、冷蔵庫のコンプレッサーを修理するための溶接の資格などがあるそう。資格取得に関しては、研修など会社のバックアップが用意されている。

また、コロナ禍で飲食店への支援として、国からは助成金などが整備されていたが、こういった飲食店支援の仕組みも営業は知っておく必要があり、高橋さんは自身で学んで顧客の飲食店に情報を提供し、厨房機器の買い替えをサポートしていたとのこと。

地域密着型を事業スタイルとしているだけあって、今回取材した皆さんそれぞれが地域の顧客と密に付き合っている様子がうかがえた。顧客としっかり向き合って仕事に取り組みたい方には、大きなやりがいが得られる企業だろう。

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全国18社からなるホシザキグループの中で、ホシザキ関東は主に東京10区・千葉地区を担当。地方への転勤がない点も同社で働く魅力として挙げられていた。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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