最終更新日:2025/6/1

東明工業(株)

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械
  • 自動車・自動車部品
  • ソフトウエア
  • 機械設計

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

陸・海・空・宇宙まで─多彩な技術力で、モビリティ産業の未来を担います。

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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設計から製造、納品まで一貫して行い、成長を続けています!

航空宇宙分野を中心に、試験装置や治工具などの製品づくりに携わり、精度の高いモノづくりで世の中の安全を支えている東明工業(株)。責任感とやりがいを持って働く先輩社員たちに、仕事への思いを語ってもらった。

写真左から順に
●杉田 和樹さん/システム製品事業部 技術課/2023年入社/工学部・電気電子情報工学科卒
●野田 龍さん/航空宇宙事業部(品質保証部)/2024年入社/工学部・宇宙航空理工学科卒
●藤橋 昇大さん/航空宇宙事業部 工作二課/2024年入社/人間健康学部・人間健康学科卒

製造現場との連携が、よりよいモノづくりにも自己成長にもつながる

モノづくりが盛んな東海エリアでは、特に自動車関連の製造業が多い印象がありますが、私は“何をつくるか”というよりも、自社でトータルに携われることにこだわって企業研究をしていました。また同じことを繰り返すよりも、幅広くさまざまなモノづくりを手がけたいと考えていました。そんな私にぴったりだったのが当社です。企業関連イベントで航空宇宙事業をはじめ、さまざまな分野に携わっている話を聞き「ここだ!」と入社を決めました。

現在、システム製品事業部の技術課で、主に設計業務に携わっています。具体的には、お客様の要望に沿って設計するだけではなく、製造と連携して試作品の確認を行い、必要に応じて不具合を修正して仕上げていきます。航空宇宙産業や自動車製造業、ロボット製造業など多種多様なお客様企業を相手に、まさに1から10まで関わる仕事です。

私が担当した中で特に思い出深いのは、エアコン部品の試験装置の設計です。自分なりによく考えて設計したのですが、試作品で不具合を発見しました。油圧機器の動作が思っていたように作動しなかったのです。制御系やプログラミングは大学で学んだ知識で対応できるのですが、メカ部分は自分でカバーしきれず、周りの協力を仰ぎながら無事に解決することができました。

その後はメカニクスを学ぶ機会にも恵まれ、製造現場の人からも話を聞くなどして、着実に対応力を高めています。設計と製造が同じ敷地にあるので、すぐに製造現場へ足を運べるのも当社のよさです。私は、自分が関わっているもの以外にも、時間があれば現場でモノづくりのリアルを見るよう心がけています。幅広く見聞きして知識を得ることが、早いスキルアップにつながると思っているからです。また周りの先輩方にも相談しやすい雰囲気なので、実務を通して知識を広げているほか、週1回の技術課全体での勉強会も学びの機会となっています。

入社時と比べて、予測を立てて考える力が高まり、仕事がスピードアップしたと実感していますが、今後さらに高めていきたいです。まだ先輩に頼る部分はあるので、それを少しでもなくし、新しいモノづくりにもチャレンジしていきたいです!(杉田さん)

東明工業(株)での毎日は、どんな感じ?

「社内イベントなど社員交流の機会があり、部署を越えたコミュニケーションのよさも当社の魅力。昨年は運営として、運動会に参加しました」という杉田さん。

丁寧に仕事に取り組み「できること」を着実に増やしていく!

祖父が航空宇宙系の仕事をしていた影響で、ずっとこの業界に興味を持っていました。また「地元・愛知で働きたい」という思いもありました。そんな中、業界を絞って企業研究している時に当社を見つけたのが、入社のキッカケです。実際に企業関連イベントに参加して「想像以上にいい!」と感じました。飛行機の機体の一部など、スケールの大きなモノづくりをしているため、自分のやりたいことにマッチすると思ったのです。

現在は品質検査部で、飛行機の一部となる部品の品質検査に携わっています。製造されたものが要求通りに仕上がっているかどうかを調べ、確認したものをお客様企業に納品するまでが担当業務です。宇宙航空理工学科出身なので、すでに専門用語などの知識を身につけて入社できたことは、仕事に役立っていると感じます。またオフィス系ソフトを使用して書類作成をする際には、大学時代のスキルや文章作成力が活かされていると思います。

ですが、品質検査の際に用いる道具の名前や使い方など、入社後にイチから覚えたこともたくさんあります。例えば、空けた穴の大きさを測る「ノギス」はマイクロメートル単位のもので、この仕事に就くまで手にしたことはありませんでした。穴のサイズだけではなく、角度も厳しくチェックします。思っていた以上に精密さが要求される仕事です。職場の先輩には「丁寧に」とアドバイスされました。検査自体を丁寧にするのはもちろん、検査に用いる道具類も精密機器のため、丁寧に扱う必要があります。

仕事の際は「ミスをしない」ことを心がけています。先輩のアドバイスを受けて丁寧に、不備を見逃さないように意識し、少しでもわからないことがあれば、すぐ周囲の人に聞いて確かめるようにしています。

自分が検査したものが航空機の一部となって大空へ飛び立つと思うと、やりがいはとても大きいです!今後はもっと仕事に慣れ、より高度な検査をする上で必要な試験に合格し、一人で重要な検査業務を任されるようになりたいです。(野田さん)

東明工業(株)での毎日は、どんな感じ?

「思っていた以上にいい雰囲気の中で働けています」という野田さん。「休みも思っていた以上にしっかり取れて、オン・オフとも充実した毎日を送っています!」

一つひとつヘリコプターに不可欠な部品をつくり出す面白さがある

私が会社選びを始めた時、自分は“何をしたいのか”が決まっていませんでした。そのためホテルや銀行など、全くバラバラな業界の話をたくさん聞いていく中で、当社に出会いました。学生時代は心理学の勉強をしており、まさか自分が製造業に就くとは思っていませんでした。それでも選んだのは、対面で人事担当と話した時の雰囲気のよさです。協調性やチームワークのよさを大切にする明るい雰囲気が感じられ、不安よりも「この雰囲気の中で一緒に働きたい」という気持ちが勝っていました。

入社前にあった不安は、入社後の研修で解消されました。まずは3日間の新入社員研修で社会人としての基本的なマナーなどを学び、その後、約1ヶ月にわたって研修センターで実技研修を受けます。文系出身の自分は道具の名前すらわからなくて、文字通りイチから教えていただいたという感じです。また実際に道具を使って、ドリルで穴あけ作業などを行いました。

研修を経て、航空宇宙事業部・工作二課に配属され、現在はヘリコプターの部品製造に携わっています。部品のサイズは手で握れるようなものから、両腕を広げるほどの大きいものまで様々です。研修の成果を活かして穴をあけたり、ペンキを塗ったりといった作業を行っています。手作業が中心で、細かい作業も多く気を遣いますが、一つひとつの作業が新鮮で面白いです。

この仕事を始めてから、ヘリコプターの音が聞こえると思わず空を仰いで機体を探すようになってしまいました(笑)。携わっている部品は外から見えるものではないですが、ヘリコプターの一部になって空を飛んでいると思うと、大きなやりがいがあります。

学生時代、社会人生活というとハードな日々をイメージしていましたが、実際はそんなことはなく、休みもキチンと取れています。周りの先輩方は優しくアドバイスしてくれますし、わからないことがあれば遠慮なく聞けて、いい社会人生活を送れていると感じています。まだまだ周囲に教えてもらいながらの作業なので、一日でも早く、一人で自信を持って作業ができるようになりたいです。(藤橋さん)

東明工業(株)での毎日は、どんな感じ?

「新人を丁寧に指導してくれ、モノづくりにイチから関わる面白さがあります。将来ヘリ以外の部品にも関わり、臨機応変に対応できる人材になることが目標です」と藤橋さん。

企業研究のポイント

企業研究に当たってはまず、自分が“何をしたいか”を根気よく探すことがポイントだと思います。マイナビを活用するなどして、幅広くチェックしてみてください。私もそうでしたが「電気電子系はともかく、メカニックに不安が……」という人がいるかもしれません。入社後に学ぶ機会や成長できる環境があるかどうかもチェックして企業研究をするといいと思いますよ。(杉田さん)

私は仕事のスケール感に惹かれて入社を決めましたが、周囲の先輩たちに恵まれて働いている今、職場の雰囲気や人間関係のよさは大事だと感じています。それを知るには、会社見学に参加して、実際に働いている先輩社員たちの様子を肌で感じ取るのがいいのではないでしょうか。企業ごとに雰囲気は違います。できる限り多くの企業を見学し、その中から自分に合う社風を見つけてはどうでしょうか。(野田さん)

私と同じく、やりたい仕事がまだ決まっていない人は、業種や業界に関係なく探してみることをオススメします。少しでも気になったら実際に話を聞き、自分で判断していくことで、自分に合う企業を見つけられると思います。合う・合わないは、実際に雰囲気を感じ取って決めるのが大事です。さらに私は休日数や社員数などをチェックし、安定性もみていました。自分が安心して働ける企業選びを心がけてください。(藤橋さん)

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配属先決定にあたっては、本人の希望を第一に、大学での学びや卒業研究などを活かせるよう配慮。社員たちはそれぞれに合った職場でイキイキと仕事に向き合っている。

マイナビ編集部から

1965年に創業し、約60年にわたって航空機用治工具や試験装置の製造に携わってきた東明工業(株)。現在は「航空宇宙事業部」「システム製品事業部」「ロジスティクス事業部」の3つの軸で展開している。同社の強みは、設計から納入までを一貫して行える体制に加え、多彩な技術を提供できること。また手がける製品は、試験装置や新製品に用いる部品づくりのための治工具など、まさにモノづくりの基本となるものばかりである。

「モビリティ産業の未来を担う」を理念に掲げ、陸・海・空・宇宙、すべての領域のモノづくりに関わっている同社では、メーカー各社に部品を納めるほか、自社製品の開発・製造も行っている。

2024年には小型船舶向けの横揺れ軽減装置「ARG45T」を発売。回転する物体が回転軸を保とうとする「ジャイロ効果」を利用し、釣り船やレジャー船を所有する富裕層への販売を見込んでおり、早くも国内外から多数の引き合いが寄せられているそうだ。また部品の保管・輸送で培った技術で、災害時の避難所で使用する段ボールベッドや間仕切りなども製造・販売。各地の自治体と物資供給の協定を結ぶなど、社会貢献も忘れない。

取材では、社会に貢献する企業の一員としての誇りと責任感、何より仕事に対する面白さややりがいを感じて働く社員たちの笑顔が印象的だった。教育体制や福利厚生も充実しており、働きやすさも抜群だ。ぜひ企業研究の一社に加えてほしい。

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営業・設計・購買・製造・品質保証が連携し、自社一貫体制でモノづくりを進める東明工業(株)。互いに協力し合い、共に成長しようという意欲に満ちた社内だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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