最終更新日:2026/2/14

(株)美和製作所

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • 機械設計
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

未知なる分野を開拓する研究開発者を独自性の高い技術によって支える

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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技術の未来創造に寄与する「グローブボックス」

グローブボックスの開発・製造で名を馳せる美和製作所では、技術の最先端分野で活躍する研究開発者たちと対等に取引を行っている。東京営業所の営業職たちから、提案の最前線に立つことの醍醐味について話を聞いた。

(左から)

K.Sさん
営業部(東京営業所) 所長
工学部物質工学科卒/2000年入社

R.Hさん
営業部(東京営業所) 主任
理工学部数理科学科卒/2013年入社

H.Hさん
営業部(東京営業所)
応用バイオ科学学部応用バイオ科学学科卒/2018年入社

【K.Sさん】宇宙開発にも貢献。次なる人材を育成し、さらなる可能性を開拓したい

1975年に創業した美和製作所は、50年にわたり研究開発の最前線を支える装置の開発・製造を手掛けてきました。主軸製品であるグローブボックスは、窒素やアルゴンなどで満たした密閉空間を作る装置であり、空気中で扱えない有害物質や、酸化・水による反応を避けたい物質を扱うために用いられています。当社では、日本国内では珍しかったステンレス製のグローブボックスを展開し、事業の基盤を築いてきました。

私は現在、東京営業所の所長として所員のマネジメントを行いながら、プレイングマネージャーとして担当を持ち、営業に励んでいます。私自身、リチウムイオン電池や次世代太陽電池、電力、LED材料などのメーカー、さらには大学や国家的研究機関など、さまざまなお客さまを担当してきました。多様なジャンルの研究者や開発者との対話を通じて積み重ねた経験をもとに、お客さまの研究成果を先回りして支える提案ができることは、営業の何よりの醍醐味だと感じています。

中でも思い出深いのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの依頼を受けた案件です。はやぶさ1と2で小惑星から持ち帰った試料を調べるためのグローブボックスを製作したのですが、地球の物質が混在しては正確な実験ができないため、酸素・水分だけでなく、有機物や塵も入ってはいけないという非常に高い精度を実現したときの達成感は格別でした。

一方、所長としては人材育成が大きなテーマです。入社1年ほどで担当顧客を持つことになりますが、お客さまも所員もそれぞれ個性豊かですから、「こうすれば正解」という営業スタイルは存在しません。だからこそ、一人ひとりと対話を重ね、自分で感じて行動する意志を育むことを心がけてきました。私のアドバイスをきっかけに所員が成長し、その結果、営業所全体が発展していくのは非常に嬉しいことです。

これからも当社のグローブボックスを広く浸透させるべく、お客さまに密着した営業サービスの提供に尽力していくつもりです。また、効率的な働き方を推進し、ワークライフバランスの取れた職場づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

会社の魅力は?

「40名程度の規模ですので誰とでもコミュニケーションがしやすく、新人も社長に直接相談ができます。風通しの良さは当社の自慢の一つです」(K.Sさん)

【R.Hさん】経験ゼロからの挑戦。一歩ずつ積み重ねることで飛躍を遂げる

私が所属する東京営業所では、総勢4名の営業職が東日本一帯の取引を管轄しています。主任という肩書を持つ私は所長に次ぐ二番手の立場であり、北海道・東北のほか、栃木、埼玉、千葉、長野、富山といった広範なエリアのお客さまとの取引に携わってきました。

グローブボックスは非常に専門的な装置であり、理系出身者でも知らない人が多い存在です。私自身も専攻は数学で、グローブボックスはまったく未知の技術でした。新人時代は営業先の研究者や大学の先生の言葉の意味がわからず、戸惑う日々を過ごしました。ただ、当社は少数精鋭の組織であり、先輩や技術職との情報共有がしやすく、チームの力で乗り越えられるのが心強い点です。

グローブボックスは、閉じられた空間内で覗き窓越しに手袋(グローブ)を使って実験などを行うために用いられます。例えば、水に触れると素材の効力が発揮できない電池材料などは、グローブボックス内でドライな環境を作って実験を行います。また、大気中で扱うと不安定な物質を用いる化学や医薬品、半導体業界などでも広く使用されています。

基本的にはすべてがオーダーメイドですが、特に違いが生じるのはボックス内に入れる装置です。サイズが合えば何でも入れられますが、手袋が筐体に固定されているため、装置のスイッチが操作しにくい場合もあります。問題を回避するために、お客さまや装置メーカーと事前に協議し、調整する時間が重要になります。毎回ニーズが異なるため、今なお新しい発見の連続ですが、経験を積むほど対応できることが増えていくのは営業にとって大きな財産です。

振り返れば、経験ゼロだった私が、お客さまに堂々と提案できるレベルに到達できていることは、自身の成長の証であり、モチベーションにもなっています。これからもお客さまからの問い合わせに一つひとつ丁寧に対応し、信頼される営業を目指して努力していきたいと考えています。

会社の魅力は?

「地方出張も多いのですが、現地ではその地域のおいしいものを食べたり、休みを取って滞在日程を伸ばして観光をしてみたりと、楽しく街を満喫しています」(R.Hさん)

【H.Hさん】真摯な姿勢で学びを重ねながら、キャリアアップを果たす

大学時代に化学を学んでいた私が当社に興味を持ったのは、研究室でグローブボックスの導入が検討されたことがきっかけでした。候補企業のリストに美和製作所の名前を見つけて調べていくうちに、化学の知識を生かせる場面がある事業内容だとわかり、入社を決めました。面接で社長と直接言葉を交わし、その気さくな人柄にも惹かれて、ここで頑張ろうと決意しました。

入社後の約1年間は、先輩営業に同行しながらグローブボックス提案の基礎を学びました。お客さまのニーズに応じて、細かく提案する先輩の姿を見て、自分の知識不足を痛感。商談後には何度も質問を重ね、不明点を一つずつ解消していきました。2年目以降は独り立ちし、東京と茨城を担当。電池、化学、半導体といった最先端分野の企業に加え、大学や研究機関が集まるエリアでも、アカデミックな研究の最前線に向けた提案を数多く手がけてきました。

グローブボックスはお客さまの仕様に合わせてカスタマイズされるため、研究・開発内容を正確に把握することが不可欠です。私の専門である化学に限らず、さまざまな分野で使用される装置であるため、提案のたびに新たな研究内容を学ぶ機会がありました。自分で調べるだけでは追いつかないときもあるので、その時は商談相手の先生に教えを請うなどして、自己研鑽に努めてきました。

当社の営業は、販売だけでなく、納入後の装置チェックや簡単な修理も担当します。機械に不慣れだった私も、今ではかなりの技術が身につき、それがやりがいの一つです。お客さまの中には、リチウムイオン電池の安全性に取り組む企業や、著名な研究者が所属する研究室もあり、日本の研究分野に携われることに大きな喜びを感じています。

これからも知識を深めながら、研究開発者に最適なグローブボックスを提案し続けたいと考えています。入社8年目となり、後輩を指導する立場にもなった今、丁寧に育成できる力も磨いていきたいです。

会社の魅力は?

「最先端技術に貢献できるのがグローブボックスの営業の醍醐味。知らない技術や研究があっても、教えてくれる人がそろっているので不安なく歩んでいけます」(H.Hさん)

企業研究のポイント

■自分に向いていないと思った業界でも、実際に働いてみると意外とマッチするケースもあります。最初から選択肢を狭めず、幅広い企業を研究してみましょう。その中で興味を持った企業があれば、業界内でのポジションを細かく分析することをおすすめします。業界内での強みを持つ企業は、提案なども通りやすく、仕事を続けていく上でもやりがいを感じやすいと思います。 <K.Sさん>

■私はもともと教員を志望していましたが、別の道を考え、大学の先輩のキャリア情報をもとに別の業界にも着目。最終的には想定していなかった業界・業種を選んでいますが、実際に幾度もコミュニケーションを重ねていく中で、自分が納得できる企業を見つけることができました。良い企業を選ぶためにも、まずは自分なりの基準を作ったうえで、それを起点に企業を選んでいくと道が見えてくると思います。 <R.Hさん>

■企業とは直接コミュニケーションを取った方が、多くの視点を得られるはずです。最初から決めつけず、さまざまなジャンルの企業の話を聞いてみると、新しいモノの見方も生まれやすくなります。当社のような専門性の高い業界を目指すのであれば、入社後に学びを重ねることになるため、社会に出てから学ぼうという意志を持って挑戦してほしいと思います。 <H.Hさん>

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東京営業所の営業職として活躍中の3名の先輩たち。研究開発者の極めて専門的なニーズに応えるべく、お互いに細かく連携しながら仕事に臨んでいる。

マイナビ編集部から

大阪と東京に拠点を構える美和製作所は、グローブボックスをはじめ、ガス循環精製装置や電気炉などの開発から製造までを手掛けてきた企業だ。取引先は化学、電気、自動車、製薬、航空宇宙など多岐にわたり、大学などの学術機関も名を連ねている。理系学部を有する大学であれば、同社のグローブボックスが身近な研究室で稼働している可能性もある。

東京営業所の営業職によると、同社の製品は世界の最先端技術に活用される事例が多い。研究開発者を相手にするため、提案の難易度は高いが、約40名の社員がチームワークを重視し、互いに支え合いながら専門性の高いニーズに応え続けている。小規模な組織であるがゆえに、一体感が生まれやすく、それが同社の強みとなっているのだろう。

現在は大阪と東京の二拠点体制であるが、2026年中には名古屋にも営業所を開設する計画が進行中。これにより、従来以上に細かくニーズに応える体制を構築し、事業のさらなる拡充を目指している。

グローブボックスは一品一様のカスタム生産であり、顧客とのコミュニケーションの密度が成功の鍵を握る。技術的な知識以前に、人として信頼関係を築ける人材こそが、同社において真の活躍を遂げることができるのだ。

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社内には和気あいあいとした空気が流れている。オフタイムでも社員旅行やバーベキューなどを通して交流を温めているからおのずとコミュニケーションが活発になっている。

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