最終更新日:2026/2/24

(株)メトロプロパティーズ(東京メトログループ)

  • 正社員

業種

  • 不動産(管理)
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 建築設計
  • 外食・レストラン
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

魅力的な駅の商業施設を創る仕事の醍醐味とは? 幅広い興味が活かせる仕事です!

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お客さまの日常のシーンに、ささやかな新しい体験を届けたい

◆Y.R.さん
企画開発部
2019年入社/教育人間科学部卒

東京メトロの駅構内および周辺の商業施設の管理・運営を手がけるメトロプロパティーズ。本記事では、入社6年目を迎えた社員のキャリアにフォーカス。学生時代の経験が、同社の事業の軸となるテナント管理営業やリーシング業務にどのように活かされているのか、詳細に語ってもらった。

海外の文化や音楽への興味を広げ、アクティブに活動した学生時代

学生時代はヨーロッパ文化史のゼミに所属。東欧でのフィールドワークなども経験しながら、日欧の比較文化論を学んでいました。幼少期にホームステイを経験し、また家でホームステイの受け入れなども行っていたことから、海外や文化交流に対する興味が自然に育まれたと感じています。エレクトーンを習った経験を活かし、高校時代には軽音バンドを結成して文化祭で演奏するなど、音楽活動にも注力。大学のサークルでは、ジャズのビッグバンドに所属し、トランペット演奏にチャレンジすることにしました。しかし、一から新しい楽器を習得するのは簡単ではなく、1日4時間の個人練習に加えて週3回のバンド練習、さらにジャズバーやカフェなど飲食店のアルバイトに励む、という忙しい日々を過ごすことになりました。

県をまたいでの長距離通学をしていたので、アルバイト先に選んだのは、駅ナカの商業施設にある飲食店ばかり。当時は無意識でしたが、駅ナカの利便性に価値を見出していたのだと思います。そして、自己分析で「小さくてもいいので、日常をワクワクさせるシーンを増やせる仕事がしたい」という方向性を見つけたときに、最初に頭に浮かんだのが駅ビルでした。共働きの両親も「家と職場の往復で、新しい情報に出会うきっかけがない」と言っていたことを思い出し、人々の移動の動線上にある駅ビルの商業施設の仕事に関わってみたいと思うようになりました。

そこから電鉄系の不動産ディベロッパーに絞って企業研究を行いましたが、中でも当社に注目したのは、東京の中心部にある施設が多く、トレンドの発信地となる駅が多くあること、そして定期券利用者の比率が高く、通勤通学の利用者が多いことが理由です。座談会では、年次の浅い先輩たちが前向きで楽しそうに仕事について語っている様子が印象に残り、若手のうちから責任ある仕事を担える環境に魅力を感じて入社を決めました。

新人研修ではまず先輩の引率のもと、当社が管理する施設をひと通り見て回りました。その後は2カ月をかけて3つの直営店を回り、それぞれの店舗の業務を体験。学生時代にアルバイトをしていたので、駅の施設ならではの利用シーンやお客さまの様子はある程度、理解できていましたが、売上に対する目線や責任感など、社員として持つべき意識を学ぶことができました。

先輩社員の横顔

「休日もいろいろな街に出かけて、新しい店舗を探しています。仕事目線になってしまうこともありますが、心からの純粋な興味が役立つ現職に適性があると感じています」

テナント担当営業として経験を積んだのち、リーシングの部署で店舗誘致にチャレンジ

研修後は、Echika池袋の担当営業としてスタートしました。テナントの店舗を巡回しつつ、店長や本部担当者とコミュニケーションを取り、現状の課題や売上向上のための方法を一緒に考えたり、当社が持っている駅ナカの情報を共有したりすることが主な仕事です。

1年目は基本的に先輩と一緒に動いていましたが、マスコットキャラクター「エチカちゃん」のSNSアカウント運営に関わったことが、テナント各店を深く知ることに役立ったと感じています。他店舗や広告代理店の担当者と相談しながら、季節感や各店の状況を鑑みて発信を続けました。投稿の反応を見ることで、お客さまが興味を持つポイントについても理解を深めることができました。

しかし2年目を迎える頃からコロナ禍が始まり、思うように身動きが取れない状況に。巡回ができない時期もありましたし、人が集まる店頭キャンペーンも実施しづらく、販売促進を行えない日々が続きました。店長の方々の苦労や心情に寄り添うことに努めましたが、言葉選びの難しさを感じたこともあります。会社としても「今できることをやろう」という方針で、休憩室や喫煙室の整備など、テナントで働く方々のES(従業員満足度)向上にも注力しました。

3年目からは、店舗の誘致を行っている現部署に異動。当初は自分の力で店舗を誘致できるか不安でしたし、呼び込んだ店舗の売上が出なければ当社に損失が生じることに、大きなプレッシャーを感じていました。しかし上司の判断で、早い段階から実践的にチャレンジさせてもらえたことが、リーシング担当としての成長につながったと感じています。

学生時代、ゼロから新しい楽器を習得した経験も糧になりましたね。楽器の個人練習に励むだけではなく、他大学のプレイヤーに教えてもらったり、プロの方に弟子入りを志願したりと、「わからない、できない」というところで止まらず、どうすれば習得できるかを考える姿勢が身に付きました。プレイヤーとして全国大会に出場できたことに加え、部を支えるマネージャーとして、新しい合同ライブの企画や会場の確保、進行表の作成、移動手段の手配に奔走したこともいい経験になりました。積極的に行動し、周りの人を巻き込みながら目標を実現していく力を養えたことが、現在の仕事にも活かされていると思います。

先輩社員の横顔

「店舗に対するアプローチの引き出しは、経験を重ねることで増やしてきました。最近では、次の提案につなげるための内容の濃い質問ができるようになった手応えがあります」

魅力的な店舗に出店を決断してもらえるよう、プロとしての提案力を磨いていきたい

異動1年目は商談先を探すことにも苦労しましたが、「自分の手で新しい取引先を開拓してみよう」と決めてからは、いろいろな施設に足を運び、その場で名刺を渡したり、気になる店舗を見つけたら電話してみたりと積極的に行動するように。いろいろな街に出かけて流行の店舗を発掘することが元々好きだったので、このアプローチは性に合っていたようです。

1年越しにアプローチした店舗もあります。フランスの伝統菓子を手がける人気店の味や世界観に魅了され、お声がけをしたものの反応をいただけませんでした。諦めきれず1年後にもう一度名刺を渡しに行ったところ、店舗の状況的にもタイミングが合い、話を聞いていただけることに。PR展開を含めた収益化のスキームを考えて提案したり、自治体や他社と連携したりと、自分にできるあらゆる提案を行いました。

最終的には出店合意に至り、先方からは「Yさんだから出店を決めました」というありがたいお言葉もいただきました。オープン後はSNSでも話題になり、手応えを感じました。新店舗で楽しそうなお客さまの姿を見た瞬間には「このために頑張ったのだな」と大きな達成感を味わいました。

説明やプレゼンには苦手意識があり、今も言葉に詰まってしまうことがあるのですが、以前、飛び込み先の店主の方から「スラスラ話せなくても誠意は伝わるし、そういう営業がいてもいいと思うよ」と温かい言葉をいただいたことがあります。「自分にできることに一生懸命取り組もう」と決心するきっかけになりました。その店舗の方とは現在も良好な関係を築いています。

今後の目標は、リーシング業務のプロフェッショナルに成長すること。独自の提案なども盛り込みながら魅力のある店舗を積極的に誘致し、お客さまに支持される、他とは一線を画すような施設を創っていきたいです。

当社では既存物件の入れ替えはもちろん、新しい施設のテナント構成を一から企画したり、他社ディベロッパーから施設づくりを請け負ったり、幅広い業務に携われる環境があります。将来は、一から駅ビルを創るチャレンジもしてみたいと考えています。マーケットの分析を行い、ハード面のコンセプト設計から、ターゲット層や誘致する店舗などソフト面の企画・調整まで、トータルで担える人材に成長することが目標です。

先輩社員の横顔

「社内では育児中の先輩たちも活躍しており、お互いにフォローし合う風土です。平日のライブ参加や休日の遠征を楽しんでいる社員もおり、休みも取りやすい職場です」

企業研究のポイント

志望業界を絞っていく上では、まず自己分析に取り組んでみるといいと思います。私もこれまでの人生を振り返り、自分が楽しい・うれしいと感じた瞬間について書き出してみました。その結果、知らなかったことを知れたとき、新しい価値観に触れたときにワクワクする自分を自覚し、「お客さまに対して、何かを通じて楽しい体験を提供できる仕事ができたら」という軸を定めることができました。

業界を絞った後は、できるだけ多くの会社を調べてみてください。本命度の高い会社の特色や強みも把握しやすくなりますし、それぞれの違いを比較することで志望動機が明確になり、面接等でも自信を持って話せると思います。

最後に、当社のような商業施設の企画・管理・運営会社を検討している人は、早い時期に一度店舗に足を運んでおくことをおすすめします。自分の目で「どんな店舗なのか、どんなお客さまが来ているのか」を見ておくと、企業側からの「あなたならどんな施設を作りたいか」といった質問にも答えやすくなるはず。私もその質問を受けた際、素人の意見を言っていいのかと不安でしたが、今ではお客さまに近いフレッシュな視点からの意見をぜひ聞きたいと思っています。学生の方にも「自信を持って自分の意見を言って大丈夫だよ」とお伝えしたいですね。
(企画開発部/Y.R.さん)

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「人事担当者や先輩社員と話す際には、予想外の質問が来ることもあると思いますが、内容より明るく受け答えができるかが重要だと思います。緊張しすぎずに臨んでください」

マイナビ編集部から

東京メトログループが、地下鉄駅構内や駅周辺のビルなどで展開する商業施設。その企画開発や運営管理を担っているのがメトロプロパティーズだ。店舗の企画・運営の実績を買われ、京都市交通局などの施設運営も請け負っているほか、近年はグループ外の企業に対しても、コンサルタントの立場で施設運営ノウハウを提供している。

手がける仕事の規模に反比例して、社員数は80名程度とコンパクトな規模。少数精鋭で一人ひとりが力を発揮している企業のため、早い段階で幅広い業務を経験でき、かつ手応えあるチャレンジができることも特徴だ。今回取材したY.R.さんも、入社3~6年目という時期に、さまざまな人気のブランドの出店誘致を成功させていた。「ありきたりではない施設を創りたい」という彼女の情熱が、これからも首都圏の各駅を楽しく彩ってくれると思うと楽しみだ。

また、同社を志望する上で、小売の知識や駅ナカでのアルバイト経験は必須ではないとのこと。いろいろな視点や経験を持った人材が集まったほうが、豊かな施設を創れるから、とのことだった。実際、社内には流行に敏感な社員もいれば、定番をこよなく愛する社員もいるそう。「自分が『なぜそれを好きなのか』を語れるようにしておくといいと思います」と、Y.R.さんはこれから企業研究に取り組む学生たちにもエールを送ってくれた。

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多方面に興味を持つ力や、実現に向けて粘り強く行動する力が、魅力的な店舗を創り上げていく。駅の商業施設の裏側で活躍する同社の社員像を、ぜひ深掘りしてみてほしい。

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