企業研究で各社のホームページを見るだけではおそらく他の学生と差別化を図ることができません。また各企業のサイトでは、会社の良い面のみがピックアップされがち。働く上で重要なポイントとなる社風や、従業員たちの人間性を読み取ることは難しく、“イメージと違った”と感じるケースも少なくありません。そうならないためにもできる限りインターンシップや仕事体験に参加し、会社の雰囲気や従業員の人間性を直に感じ取ってみましょう。当社でも9月までの期間に、1dayから5daysまでのプログラムを用意しています。実体験型でパソコンを使って設計の手伝いをしたり、開発なら解析技術を学ぶなど、先輩の指導のもとで業務にチャレンジできます。
モノづくりの世界に関心があるなら、各業界の展示会に参加してみるのも1つの手です。当社のような装置製造の業界なら、自動化設備やロボットが展示され、数ミクロン単位へのこだわりなどの話が聞けるでしょう。一方、食品などは寿司を握る、天ぷらを揚げて、乾燥させるなどの技術に触れられるはずです。そうしたモノを見ることで、あなた自身の見聞が広がる上、関心のある分野がより明確になることでしょう。ぜひ参考にしてみて下さい。(大池哲也/常務取締役 総務部 部長)