最終更新日:2025/6/1

アスリートFA(株)

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • 機械

基本情報

本社
長野県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

住まいや休日など万全のサポート体制があるから、安心して仕事に取り組めます。

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社員同士の人間関係も、とても良好です!

半導体部品等のFA装置を手がける会社だけに、工場のクリーンさはもちろん、働き方改革にも積極的に取り組むアスリートFA。制度を考案・実施する総務と、それを利用する社員たちが職場環境をご紹介します。

★大池哲也さん/常務取締役 総務部 部長/1985年入社
前身となる会社に新卒で入社し、製造・品質保証・生産管理等の技術畑を歩み、3年前から管理部門で働きやすい環境づくりに全力を注いでいる。
★藤田一輝さん/製造部 制御グループ/2020年入社
学生時代に情報系を学び、新卒で入社。半導体関連のモノづくりに興味があり、会社訪問の際の雰囲気に惹かれて入社を決めた。大分県出身。
★土屋息吹さん/製造部 製造グループ/2022年入社
学生時代にはメカトロニクス工学を学び、その知識が活かせる上、福利厚生が充実している点に着目し、入社した。長野県出身。

家庭やプライベートと、仕事の両立には特に力を入れています。

当社は2016年に長野県の「社員の子育て応援宣言企業」に登録されました。仕事と家庭の両立をサポートするため、残業は極力しない、させない方針で、現在は残業月平均10.5時間程度。産休・育休の取得はもちろん、復職後は子どもが中学校に就学するまでの間、9:10-16:00までの短時間勤務が可能です。そうした取り組みもあり、2018年と2021年の2回、長野県の「職場いきいきアドバンスカンパニー」のワークライフバランスコースの認証を受けました。126日の年間休日に加え、最大20日の有給付与があり、平均有給取得日数は15.2日と制度があるだけでなく活用できる環境があります。有給に関しては1時間単位から申請ができ、都合に合わせて10:01、10:05など分刻みでの設定にも対応しています。さらに、入社3年目以降は積立有給休暇の制度があり、翌年度へ繰り越しできなかった分の有給の一部を積み立てることができます。積立有給は、一定の勤続年数に達した際のリフレッシュ休暇や、長期入院が必要となる際などに使用することができます。

その他にも、親の通院補助などに使用できる介護休暇、子どもの看病などに使用できる看護休暇をそれぞれ年間5日まで取得することができ、こちらも時間単位での利用が可能です。さらに当社ではフレックスタイム制度(コアタイム9:45-15:45)も導入。各社員が必要に応じて活用しています。こうした制度に対し、中には“自分が該当するかわからない”などの不安を持つ社員もいるでしょう。そうした場合も、職場の上司に相談すれば、適切なアドバイスをもらえます。

私自身、40年近く当社で勤務し、環境改善への思いは強く持っていました。特にモノづくりの現場は、手が汚れるなど“泥臭い”イメージがついて回ったものです。もちろん仕事においてある面での泥臭さは必要であり、あまりに自由すぎても会社の利益につながりません。ただ少なくとも工場をきれいにしたり、長く勤めることのできる環境整備は会社としての務めです。今後も人事考課制度のさらなる改善、そして現在の60歳定年、65歳までの延長雇用の条件改善なども図っていこうと思っています。(大池さん)

当社のイチオシ!

コロナ禍で中止となっていた、駐車場での納涼祭の復活を始め、様子を見つつ忘年会や歓迎会なども解禁予定。社員間の親睦を図る機会を設けていきます。(大池さん)

職場にも寮にも仲間がいて、快適な毎日を過ごせています。

当社には県外から入社したメンバーも多く、そのため会社から2キロ圏内のエリアに、いくつかの独身寮(借上アパート)が用意されています。私も大分県出身のため利用しているのですが、独身寮には通勤に30キロ以上かかる人であれば、35歳まで入居が可能、家賃は会社が負担してくれます。同じアパート内に会社の仲間も住んでいて、週末に飲みに行くなど交流も生まれますし、諏訪市自体も東京へのアクセスが良く、夏も過ごしやすい点が気に入っています。

一方、働く上では時間単位で取得できる有給が魅力。自分で仕事をコントロールすれば、気兼ねなく取得できるため、私も旅行や趣味を楽しんでいます。フレックスタイムに関しても、役所に寄った後に出勤したり、逆に少し早めに来て、夕方以降をプライベートの時間に充てるなど、有給を使わなくても時間を有効活用できます。年間休日も126日あり、残業も年によりますが、今は月に10時間あるかないかといったところ。GWや夏季、年末年始には1週間から10日程度の長期休暇もあります。

ちなみに私の仕事はマイクロボールマウンタの検査・リペア工程といって、プログラムによる制御や調整業務を担当しています。入社前の内定時には同期を集めて食事会を開いてもらい、その時の交通費や宿泊代も、もちろん会社が負担してくれました。コロナ禍だったこともあり、新入社員研修は中止になってしまったものの、OJTでは年次の近い先輩に付き、メカの組立や電気的な制御等について基礎の基礎から教わりました。私は未体験ですが、仕事柄、お客様の工場への据付にも立ち会い、試運転時に最終調整を行うケースあります。その際も基本は平日の作業となり、もし日曜などに移動する場合は、必ず代休を取得できます。部署異動は希望しない限り、頻繁にはなく、その点も安心して働けるポイントです。こうした恵まれた環境のもと、当社が手がける他の機器や装置の制御にもチャレンジしていくことが今後の目標です。(藤田さん)

当社のイチオシ!

資格取得の費用は全額会社負担。私は第二種電気工事士を取ったのですが、同じ資格をめざす仲間が勤務時間中に集まる、勉強会のような場を設けてもらいました。(藤田さん)

家賃補助で金銭面にもゆとりが生まれ、有給も存分に活用しています。

私も独身寮を利用している1人です。じつは当社の独身寮は家賃補助はもちろんですが、光熱費に関しても基本料金の部分は会社が負担。さらに照明機器とカーテンは会社で用意してもらえます。

仕事面で言えば、私は機械の精度面などの最終調整を任されています。私の年は入社時に外部研修に参加し、他社の新人たちと一緒にモノづくり業界の基礎、社会人マナーなどを学びました。同期は私を含めて4名で、製造と制御のグループに2名ずつ配属されています。それぞれが違う先輩から学んでいるため、よく集まっては情報交換をしています。また私は、これまでに2回据付の立ち会いに行き、その場で試運転・調整業務を経験しました。1度は新潟県への1週間ほどの出張だったのですが、製造や営業など6名ほどで行き、長い時間を一緒に過ごすことで交流を深めることができました。当社の社風を表すエピソードの1つです。

残業は私の場合、先月は6時間程度でした。まわりが“定時だから帰ろうか”という雰囲気ですし、実際に少し残業をして駐車場に行くと、他の人の車がまったく残っていないということもあります。ちなみに車通勤の交通費も、しっかりもらえます!早く帰った日は趣味の映画を見たり、友だちとゲームをしたりして過ごしています。日曜の夜遅くにプライベートの予定が入っている時は、合わせて月曜も休みにすることも。有給に関して新人は取りづらいのではという心配はなく、当社は先輩にその日の予定さえ確認すれば、気兼ねなく取得できます。

社内には20代の若手も多く、活気に満ちています。ランチも食堂があり、仕出し弁当を注文すれば1食350円程度で済みます。その場では、みんなと盛り上がりながら食事をしている人もいれば、さっと済ませて自分の時間を楽しむ社員もいて、そんな自由度の高さも当社の魅力です。(土屋さん)

当社のイチオシ!

製造部のメンバーは仲が良く、冬には先輩たちとスノーボードに行きました。次はみんなでバイクを買い、富士山までツーリングに行こうと計画しています。(土屋さん)

企業研究のポイント

企業研究で各社のホームページを見るだけではおそらく他の学生と差別化を図ることができません。また各企業のサイトでは、会社の良い面のみがピックアップされがち。働く上で重要なポイントとなる社風や、従業員たちの人間性を読み取ることは難しく、“イメージと違った”と感じるケースも少なくありません。そうならないためにもできる限りインターンシップや仕事体験に参加し、会社の雰囲気や従業員の人間性を直に感じ取ってみましょう。当社でも9月までの期間に、1dayから5daysまでのプログラムを用意しています。実体験型でパソコンを使って設計の手伝いをしたり、開発なら解析技術を学ぶなど、先輩の指導のもとで業務にチャレンジできます。

モノづくりの世界に関心があるなら、各業界の展示会に参加してみるのも1つの手です。当社のような装置製造の業界なら、自動化設備やロボットが展示され、数ミクロン単位へのこだわりなどの話が聞けるでしょう。一方、食品などは寿司を握る、天ぷらを揚げて、乾燥させるなどの技術に触れられるはずです。そうしたモノを見ることで、あなた自身の見聞が広がる上、関心のある分野がより明確になることでしょう。ぜひ参考にしてみて下さい。(大池哲也/常務取締役 総務部 部長)

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「エアコン完備の工場でCO2削減を図ったり、オフィス全フロアへのLED導入、給与明細等のペーパーレス化等も図っています」と左から土屋さん、藤田さん、大池さん。

マイナビ編集部から

独身寮や有給、子育て支援など、アスリートFAの特徴的な制度については、取材に登場した3名の話から、学生のみなさんも理解が深まったことだろう。加えて大池常務の話では、2014年に人事考課制度も大幅に改訂されたとのこと。年功序列からの脱却はもちろん、「口八丁、手八丁」の言葉があるように、技術職において口=人をまとめる力、手=技術力の双方を同じレベルで評価することになったそうだ。一方、社風に関しては「先輩たちは忙しくても、質問には丁寧に答えてくれますし、他職種との連携も抜群です(藤田さん)」「上下関係がフラットなため、若手からも話しかけやすい環境です(土屋さん)」と語ってくれた。

いずれにせよ、企業研究の段階では、インターンシップ等に積極的に参加し、自分の目で各社の違いを確かめてほしい。その場で体験したことが自分のやりたいこと、興味のあることにマッチすれば、その後の方向性も自ずと見えてくる上、入社後のミスマッチも減るに違いない。また多くの会社で仕事体験ができる機会は、この時期を除けば、なかなか手に入るものではない。ぜひこのタイミングを逃すことなく、いろいろな会社に出向き、実りのある学生生活を過ごしていただきたい。

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本社工場の組立エリアの3分の1ほどがクリーンルームになっているなど、半導体関連装置を扱うだけに細心の注意が払われている。2022年には第二工場も竣工した。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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