【M.Nさん】当社のようなBtoB企業の製品は皆さんの目に直接触れることが少なく、事業内容をすぐに理解するのは難しいでしょう。ですが、表面改質技術が身の回りのどんな製品に使用されていて、それが自分たちの生活や社会にどう役立っているかまでしっかり調べてもらえれば、事業の内容はもちろん、その重要性まで見えてきて挑戦したいと思えるかもしれません。
そうした情報収集の一環で会社見学などに足を運ぶ場合は、実際の職場を見て働く人たちと話をし、自分がそこに加わることを想像できるかどうかまで考えてみてほしいと思います。
【S.Aさん】私のように文系出身でものづくりに携わりたいと希望する人に伝えたいのは、ものづくりへの関わり方にはいろいろな形があるということ。たとえば、商社でさまざまな企業のものづくりをサポートするのか、独自の技術を持つメーカーで自社の製品を製造・販売するのか、自分なりの軸を定めておくことが大切です。
それぞれの価値観にもよりますが、会社の規模も大きければ大きいほど良いというわけではありません。当社は単体で900人程度の企業ですが、頑張っていれば活躍のチャンスはたくさん回ってきますし、成果を上げればすぐに全社に知れ渡り、評価も得られる。自分の性格や強みを理解した上で、どんな環境が自分に合うのかじっくり考えてみてください。