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最終更新日:2025/4/1
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部署名市場業務第六部
仕事内容市場取引に関するリスク管理システムの開発
市場業務第六部は、銀行業務におけるデリバティブなどの市場系に属しており、三菱UFJ銀行の市場取引に関するリスク管理システムを開発しています。その中で現在私は、証拠金規制を中心とした開発ニーズに対応するため、複数の担当システムのレベルアッププロジェクトを担当しています。実際の開発現場では、多種多様な開発ニーズを取り纏めながら、多くのメンバーの中心となってプロジェクトを推進する必要があります。ユーザーのニーズをヒアリングし、担当システムの機能と照らし合わせ、既存機能への影響やパフォーマンス、投資予算やランニングコスト等の多面から最適案を決定しますが、開発段階で想定外の問題も発生することもあります。その時には、経験則とゼロベース思考をバランス良く用いてメンバーと議論し、解決に向けた方向性を示します。その後は様々な仕事が急ピッチで動き出すため、各メンバーの長所を活かしながら、全員でリカバリーしていきます。しっかりと計画を立てた上で、計画通りにプロジェクトを進めること。ピンチの時に前に出て、リーダーシップを発揮し問題を解決していくことが私の仕事です。
新人研修を経て、市場取引システムの開発・保守を担当する部署に配属となりました。その後、市場取引のリスク管理を担うシステムを開発する部署へ異動となり、現在に至ります。最初の配属先では、製品のサービス終了に伴うシステムバージョンアッププロジェクトの開発を担当し、設計書の作成、コーディングやテストを通して、銀行システム開発の基礎を学びました。2年目ではリスク管理システムの開発を経験し、3年目から小規模案件の計画・課題管理を行うプロジェクトリーダーを担当。4年目以降、中・大規模案件のプロジェクトリーダーを担当するようになり、開発から離れましたが、一貫して大切にしていることは今までの開発経験です。担当システムをロジックベースでしっかりと理解したうえでプロジェクトを進めているからこそ、課題発見・解決を迅速かつ適切に実施し、より難易度の高いプロジェクトを任せてもらえるようになったと自負しています。
真っ先に思い浮かぶのは、入社5年目で担当した米州の証拠金規制レベルアップ対応です。自身が担当した中で最大規模で、数億円規模のプロジェクトリーダーを担当しました。多くの関係者がいる中で、難しい規制内容を理解・共有し、限られた予算とスケジュールで全く新しい機能を開発する必要がありました。米国・日本の銀行業務ユーザーとIT部門の考え方の違いや、IT部門の中でも開発チーム間に課題認識のズレがあり、様々なギャップに直面しました。こういう時こそ、組織vs組織ではなく、問題vs我々という構図にできるように、部署や年齢関係なく、相手の立場になってしっかりと意見を引き出しながら適切な課題設定は何か考えることに注力しました。各開発工程でコンセンサスを取りながら、徐々に要件が設計書に、設計書がプログラムに反映されていきました。目標に向かって自然と団結し、本格稼働を迎え、組織の垣根を越えて喜びを分かち合えた経験は、何にも代えられない財産となりました。
今後の目標は2つです。1つ目は複数の巨大な銀行システムをより時代に合ったものに進化・統合するプロジェクトに携わりたいということです。現在複数のシステムを担当する中で、より横断的にシステムを見ることのできる力、組織的に課題を解決する力の向上に努めています。複雑な銀行システムをシンプルにしていき、新しい業務要件、新しい規制に対して、低コスト+スピーディに開発できるシステム構成に変化させていくことが目標です。2つ目は後輩の育成です。一口に育成と言っても、一人ひとりスキル・性格・将来のビジョンも異なります。自身が若手だった時と開発の仕方もシステムの構成も異なりますので、一概に自身の経験則を当てはめることはできません。その一人ひとりとしっかり向き合うとこと、その中で把握した特徴に応じて、少し高い目標設定と適切な助言を行いながら、成功体験を一緒に積み上げていきます。難易度の高いプロジェクトを担えるエンジニアを育成していくことも目標の一つです。
就職活動では、特定の分野に絞らずに様々な業界の説明会を聞いた上で、自身に適した業界を選ぶと良いかと思います。私は当初メーカー志望でしたが、就職活動の中で学生時代の研究や部活動を通して学んだ専門知識やリーダーシップが様々な業界で活かせることを知りました。社会インフラであり、より広範な仕事のできる金融×ITの業界に魅力を感じ、その理由をしっかり分析しました。そういった経緯があったため、面接の時には、様々な業界がある中でなぜ金融×IT業界を選んだのか、その中でなぜ当社を選んだのか、入社したらどんな仕事をしたいのか、具体的な考えを面接官に真摯に伝えたことを今でも覚えています。抽象的な思いを具体的な考えに紐づけていくとやりたいことが見えてきて、最終的には自信を持ってアピールできるようになると思います。