最終更新日:2025/7/31

キーウェアソリューションズ(株)【東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 専門コンサルティング
  • 通信・インフラ
  • コンサルティングファーム

基本情報

本社
東京都

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

SE、インフラエンジニア、人事で活躍する中堅社員3名の挑戦と成長の軌跡

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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学生時代のチャレンジは仕事でも活かせる!

キーウェアソリューションズ(株)の中堅社員は、学生時代の学びや経験をどのように活かしているのか。ITエンジニアの仕事のやりがいはどこにあるのか。ざっくばらんにお話を伺った。

■大川 良希さん(中)
IoTシステム事業部 (2017年入社/工学研究科修了)
■西原 佳祐さん(左)
インフラ&セキュリティサービス事業部 (2017年入社/経営情報科学研究科修了)
■菊池 慶樹さん(右)
人事部 (2006年キャリア入社)

AIや統計的なデータ解析の技術を、宇宙、鉄道、高速道路など多彩なシステムの開発に活かす!(大川さん)

学生時代は情報工学を専攻し、研究室ではAIを使った自然言語処理の基礎モデルに関する研究に注力。インターネット百科事典のテキストデータを全て収集・整理した上で、学習効率や解析精度の高い自然言語処理モデルに関する考察に励んでいました。企業研究に当たっては、大学で学んだプログラミングやAIの知識、スキルを最大限に活かしたいとの思いから、SIerを志望。数ある企業の中でも当社を選んだ理由としては、給与面を含めて自分の“軸”にマッチしたこと、人事担当者のフランクな人柄に魅力を感じたことが大きかったです。

2017年に入社後は、宇宙や鉄道、高速道路、ネットワークインフラと、非常に幅広い分野のプロジェクトに携わってきました。具体的には木星を監視する衛星から送られてくるデータを補正するためのツールの開発や、駅の各種設備の状態をリアルタイムで監視するシステムの開発。高速道路上に設置されたカメラの映像データを解析し、通行台数や速度の算出、渋滞発生の有無等の検出を行うシステムの開発、携帯電話の基地局に設置されたサーバーの監視や工事の管理を行うシステムの開発等に従事しました。はじめのうちはコーディングを担当することがほとんどでしたが、経験を積むにつれて基本設計や要件定義に携わるケースも増えてきました。最近はプロジェクトリーダーとして、メンバーのスケジュール調整など、プロジェクトマネージャーを補佐する役割も担っています。プロジェクトのメンバーがスムーズに協調し、チームとして予想を上回る成果を出すことができたときには達成感があります。

大学で学んだ知識やスキルを活かすことができているのも嬉しいところです。高速道路のプロジェクトでは、映像データからクルマを検知するプロセスでAIの技術をフル活用。実装には至りませんでしたが、映像データから鳥の巣やケーブルのほつれを検知するシステムも試験的に開発することができました。また、宇宙や鉄道関連のプロジェクトで統計的なデータ解析手法を用いるなど、AI以外の知識、スキルも役立っています。今後の目標は、AWSをはじめとして、多くのプロジェクトで必要とされる知識やスキルを磨き、さまざまなチームのメンバーが効率よく仕事ができるようにすること。将来的には高度な技術力を兼ね備えた開発のスペシャリストとしてキャリアを積み上げていきたいです。

社員は語る!

「最近は若手社員の育成にも携わっています。文系出身のメンバーも少なくないので、一人ひとりの理解度を考慮して言葉をチョイスするなど工夫を重ねています」(大川さん)

システム開発系の勉強を経て、インフラエンジニアへ。研究を通して培った課題解決力を発揮!(西原さん)

学生時代は情報学部のメディア情報専攻に所属し、ITに関する基本的な知識のほか、C,C#やHTML/CSS,Rubyなどのプログラミング言語や画像処理、3DCGやグラフィック関連のソフトウェアなどについて全般的に勉強。 研究室では、ヘッドマウントディスプレイが身体に与える影響について、筋電位計やモーションキャプチャーを用いて分析していました。就職活動では「どのような仕事に取り組めるか」よりも、「どのような人と一緒に働けるか」を重視して会社選びを展開。こうした軸に当てはまったのが当社だったのです。インターンシップで興味を持ったインフラ系の仕事に携わるチャンスがある点にも惹かれ、入社を決めた次第です。

2017年に入社してからは一貫して、サーバーの構築や冗長化・バックアップの導入・構築、インフラ監視システムの導入など、インフラ関連のプロジェクトに携わっています。インフラに関する専門的な知識、スキルに関しては、実際のプロジェクトの中で手を動かしながら一つ一つ身に付けていきましたが、研修中に取り組んだ国家資格「基本情報処理技術者」の取得に向けた勉強もかなり役立ちましたね。入社4年目頃からはプロジェクトリーダー、最近はプロジェクトマネージャー的なポジションで、プロジェクト全体のスケジュールの策定やメンバー間の業務調整、お客様とのやり取り等を担当しています。

インフラエンジニアの仕事の面白さは、Webサーバーやデータベースなど、私たちの日常生活を見えないところで支えている仕組みを知ることができる点にあります。技術力の向上とともに、できること、わかることが着実に増えていくので、自らの成長を実感しながら仕事に取り組むことができますし、プロジェクト全体の進捗状況を管理・調整し、スムーズに完了できたときには大きなやりがいを感じられる仕事です。

学生時代はシステム開発系の勉強に重点的に取り組んでいた私ですが、わからないことや未知の事柄に直面したときに、自分の力で課題を解決する経験は、今でも大いに生きていると実感しています。今後は、技術力の向上もさることながら、メンバーの動きをコントロールして、プロジェクト全体をスムーズに回す力など、マネジメントのスキルにより一層磨きをかけていきたい。もう一段上のポジションにステップアップして、プロジェクト全体の予算管理にも携わってみたいです。

社員は語る!

「スケジュール通りにタスクが進捗していれば、有給休暇も気軽に取得できる環境です。最近は趣味のアニメやゲームに加えて、料理にハマっています」(西原さん)

研究やサークル活動の経験がプロジェクトを動かす力になる!常に前向きにチャレンジしてほしい(菊池さん)

学生時代は工学部のシステム制御工学科に所属し、数学や物理、情報分野について横断的に学習。研究室では睡眠の深さを図るための研究に取り組んでいました。具体的には、エアーマットに設置したマイクによって睡眠中に発生する音を収集し、周波数帯を解析。脳波の動きを照らし合わせて、体の動きによって生じる音や心拍音と睡眠の質について分析していました。こうした勉強・研究の傍ら、プライベートでは友人とともにストリートダンスサークルを結成。クラブでのイベントを企画・運営するなど、充実した学生生活を送ることができました。

大学卒業後は、当社とは別のSIerで約2年間システム開発に従事した後、2006年に当社にキャリア入社。SEとして約10年間、内部統制関連のコンサルティングを皮切りに、帳票作成ツールを用いた各種帳票の設計・開発・導入、商社のERPシステム「SAP」の保守、電力会社の人事システムの設計など、幅広い分野のプロジェクトに取り組んできました。小規模なプロジェクトに携わることが多かったこともあり、比較的早い段階からリーダー的なポジションで仕事をしてきましたが、学生時代の学び、経験が役に立った部分も少なくありませんでした。例えば、研究でのトライアンドエラーを通して培った“タフさ”は、プログラミングを始めとしたどんな仕事にも欠かすことができない要素でしたし、お客さまとコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていく過程では、ダンスサークルの立ち上げ・運営で培ったコミュニケーション力や段取り力、交渉力を活かすことができました。勉強や研究を含め、学生時代のチャレンジが成長につながるのは間違いないと思います。

2017年からは人事部に異動。研修担当を経て、現在は企業セミナーや面接、大学訪問など新卒採用業務に携わっています。ITエンジニアの仕事の面白さは「奥深さ」にあると思っています。プログラミングには比較的早い段階で慣れると思いますが、その先には要件定義や基本設計といった上流工程の仕事があり、チームのマネジメント、コンサルティングに携わる機会も増えてきます。絶対に飽きることはありませんし、一生を賭けるに十分値する仕事です。ITに並々ならぬ興味を持って、どのような課題に対しても前向きに取り組む姿勢の若手が、思う存分力を発揮できる環境をつくりあげていきたいと思っています。

社員は語る!

「国家資格『キャリアコンサルタント』を取得したので、今後は上位資格を取得し、社員一人ひとりが自律的なキャリアを描けるようにサポートしていきたいです」(菊池さん)

企業研究のポイント

【大川さん】
自分に合った会社を選ぶためには、志望企業の人事担当者だけでなく、現場で事業を動かしている社員に話を聞くことが大切だと思っています。企業セミナーやインターンシップに積極的に参加して、リアルな仕事内容や働き方、職場の雰囲気について自分の目で確かめるようにしましょう。

【西原さん】
企業研究に当たっては、最初から志望業種・業界を絞り込むのではなく、まずは、できるだけ視野を広げる努力が大切ではないでしょうか。合同説明会やインターンシップに参加し、幅広い業種・業界の会社をみて回ってみましょう。その上で、自分自身が納得できる会社を選び抜くことが重要だと思います。皆さんの中には「社会人としてやっていけるだろうか…」という不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用です。皆さんの想像以上に、社会は若手を優しく受け入れてくれるものです。安心して企業研究に取り組みましょう。

【菊池さん】
学生時代のテスト勉強と違って、自己分析や企業研究には決まった“答え”や“ゴール”がありません。終わりのない課題に直面して苦労することもあるとは思いますが、そんな時に“100点満点”を取る意識が強いと辛くなると思います。自らの成長を楽しみながら挑戦を続けていただきたいですね。

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挑戦したい仕事があれば、自ら手を挙げ、チャンスをつかむことができる。「社員の熱意に何とかして応えよう」という思いを持った上司が揃っているのも大きな魅力だ。

マイナビ編集部から

官公庁や運輸、通信、金融、医療、流通、製造といった幅広い分野において、社会インフラを支えるITシステムの構築に携わっている「キーウェアソリューションズ(株)」。
今回、同社で活躍中の中堅社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、学生時代の勉強・研究を通して得た学び、そして、サークル等での経験を存分に活かしながらプロジェクトに取り組み、着実に成長を遂げている点。そして、大川さんはスペシャリスト、西原さんはマネージャー、菊池さんは管理部門と、それぞれの目標やビジョンの実現につながるキャリアを歩みつつあることだった。
同社には、社員一人ひとりの「やりたいこと」に耳を傾け、それを実現するための環境を用意するカルチャーが根付いている。だからこそ、社員は高いモチベーションを持って仕事に取り組み、飛躍的に成長することができる。筆者はここに、日進月歩のIT業界のなかで、1965年の創業から約60年にわたって成長を続ける同社の強さ、魅力を垣間見たのである。
内定者事前研修や新入社員研修、配属先でのOJTなど、教育・研修体制も整っているため、文系・理系を含めて出身学部は不問。ITに興味関心をお持ちのすべての方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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時代の変化と常に隣合わせで、世の中への貢献度が高いシステム提供を行いつづけるキーウェアソリューションズ。社員はその変化を前向きに捉え、次なる構想を打ち立てる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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