最終更新日:2025/7/31

日本建設(株)

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計
  • 住宅
  • インテリア・住宅関連

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

さまざまな種類の建物を造り、いのちを与える仕事を担う

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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各部署で存在感を発揮する若手社員の成長ストーリー

総合建設業の日本建設では、建築現場をベースに施工管理や設計、設備管理といった専門職のプロフェッショナルを育成。目覚ましく成長する3名の若手社員に、それぞれの仕事内容ややりがいを聞いた。

安部 匠郎さん(写真右)
東京支店 購買部設備課
2019年入社/工学部機械工学科卒

脇本 晃平さん(写真左)
東京支店 工務部工事課
2020年入社/建築デザイン学科卒

田中 悠さん(写真中央)
東京支店 設計部意匠設計課
2020年入社/デザイン学部デザイン工学科卒

建築現場の経験を大いに役立て、「建物にいのちを吹き込む工事」を幅広く管理

大学で機械工学を専攻したことから建築設備の仕事を希望。2022年5月まで施工管理に従事し、現在は希望どおり設備系の仕事に携わっています。

施工管理では規模も工期も異なる3つの施工現場を経験しました。最初に入った大型ホテル新築工事では、障害物の撤去から基礎工事、最終確認検査まで、およそ2年近くかけて全工程に関わり、現場全体像を理解しました。次の老人ホーム新築工事では小規模現場の管理を学び、3件目に所長の下の次席としてオフィスビル新築工事を担当。それまでは現場の調整が主な業務でしたが、ここでは施工図を読み込んで指示を出す、本格的な工程管理を任されたのです。建物が完成していく達成感はもちろん、その過程で多くの人々と関わり、力を合わせるやりがいは計り知れないものがありました。

現在は照明やコンセントなどの電気工事、空調や消防、水回り設備の機械工事の管理を行っています。着工前の発注がメインですが、着工検討会に出席したり、施工中も定期的に現場を巡回したり検査を行ったりと業務は幅広いです。なかでも「施工図どおりに配線すると立面では収まりが悪い」といった気付きやその対応などに、建築施工の経験がすごく生きています。建物が人の骨格とするなら、設備は内臓や血液。「建物にいのちを吹き込む工事を行っている」というやりがいと責任感を持って、一つひとつの業務に向き合っています。

時には現場の作業員さんから相談を受けて、細部の配線など自ら図面を考えて作成することも。所長から「完璧」と評され、ゴーサインが出る瞬間が私のひそかな自慢です。また、発注関係の書類は年々増えているのですが、上司の皆さんが仕事に集中できるよう、発注に必要な見積り作業は私が進んで一手に引き受けています。正確さや迅速な対応が信頼につながり、今では安心されて全部の見積りを任されるように。今後はさらに現場管理のスキルを磨き、一人でも設備課を回せるほどの力を付けるのが目標です。(安部さん)

ここが日本建設の魅力です!

「大規模な新築工事から改修、また設備などの細部に至るまでさまざまな経験が積めることです。特にスケールの大きい“でっかい仕事”をしたいならぜひ!」(安部さん)

コミュニケーション力と真面目さが強み。3現場目で次席・主任になり急速に成長

日本建設に目を留めたのは、「シカクイカイシャ」というキャッチコピーがきっかけ。真面目ですが堅苦し過ぎない印象が好ましく、自分に合っていると直感しました。また企業理念にある「人が財産」という言葉にもひかれました。入社後のイメージギャップはゼロで、独身寮でも独自に楽しいイベントを開催してもらうなど、本当に人を大事にする会社だと感じています。

当社では入社1年目に、大規模な現場を経験できるのが特色です。私も大型倉庫新築工事に新米の現場監督として入り、作業員さんの連絡係など現場の調整を担当。コミュニケーションが大切な業務なので、職長さんだけでなく早くから全員の名前を覚えました。いったん打ち解けると作業員さんたちはとても親身で、自分では気付けなかった管理のポイントを指摘してくれるなど「生きた学び」ができました。現場ごとに築いた良好な関係は今も続き、時には今の工事でわからないことを連絡して教わることもあります。

その現場は工程が厳しかったものの、協力会社の方の協力もあって順調に進みました。私も上司や先輩から「よく頑張ってくれた」と大いに褒められたのに加え、現場が支店表彰されたので達成感もひとしおでした。また、次に経験した老人ホーム改修工事では、施工品質などの成績が認められ、「支店貢献賞」を頂きました。職人さんとの関係性の築き方など、一人ひとりの取り組みをきちんと見て、評価してくれる会社です。

そして、次に担当した有料老人ホーム新築工事では初めて次席で主任という立場を任されました。仕事内容もだいぶ変わり、工程管理、品質管理、安全管理を行いました。主任とはいえ、4年目ではまだわからないことも多く、例えば窓の採光の指図を読み取るのに苦労したことも。この時は職長に立ち会ってもらいながら学んだため、しっかりと身に付き、翌日から自信を持って一人で進められるようになりました。上長や先輩はもちろん、職長をはじめ作業員さんたちが総がかりで教えてくれるので、自分でも「できるようになった」と実感します。現場監督はどの仕事よりも成長実感が大きく、今は自分の成長を感じるときがやりがいです。

当社は20代でも所長になれるので、今後はできるだけ早く所長になることが目標です。
(脇本さん)

ここが日本建設の魅力です!

「成長実感と達成感が大きい『地図に残る仕事』はもちろん、若手社員が寮生活を通して仲良くなりやすいことも魅力。年の近い先輩から学ぶことも多いです」(脇本さん)

同期一番乗りで新築物件のメイン担当に。施主に寄り添うスタイルが高評価

大学では建築都市デザインを専攻していたため、住宅に限らずさまざまな用途の建物設計に関わりたい思いが強く、多種多様な建物を手掛ける当社を意識しました。会社見学や面接を通して感じた職場の雰囲気の温かさも決め手になりました。

入社後の3年間は大阪支店設計部に勤務。図面の修正にも少し関わりましたが、当初多かったのはパース作成の業務です。GLOOBEというBIMのソフトを使って作るのですが、学生時代は未経験のため一から動画や研修で学び、徐々に習熟していきました。3年の間には共同住宅やオフィスビル、工場や倉庫からサービス付き高齢者向け住宅まで、内観・外観とも実にさまざまなパースを作りました。

お施主様は図面よりパースのほうが「こんな建物ができる」と想像しやすいため、パースを見たときに「良い感じですね!」と喜んでもらえるのがやりがい。可能な限りイメージどおりのものを作るため、事前ヒアリングを入念に行うとともに、曖昧な表現からお施主様の意向を汲み取る術も身に付きました。日常的には気付きませんが、入社から2年ほど経って最初に作ったパースを見返した時、あまりのクオリティの差に驚き、着実に成長していることがわかり、励みになりました。

3年目には、保育園や住宅、オフィスが入る大型ビルの新築物件のメイン担当という大役に抜擢。同期では初めてのことです。設計打ち合わせの資料作りからパース作成はもちろん、現場ではクロスや床材の種類を決めたり、監理者として検査に立ち会ったりとトータルに経験しました。お施主様のこだわりに応えて装飾物を海外から取り揃えるなど、今までにない業務に取り組んだことは、経験値を高める良い機会になりました。お施主様にはなるべく寄り添うよう心掛けていたため厚く信頼されるようになり、設計どおりの建物がカタチになるにつれ、一緒に喜びを分かち合いました。

2023年5月に希望がかない、東京の設計部へ異動になり、引き続きパースの作成や、建物の計画変更の資料作りに従事しています。まだわからないこともたくさんあるので、今後は知識やスキルをどんどん向上させて、お施主様をはじめ上司や先輩の期待に完璧に応える仕事ができるようになるのが目標。また、2023年に一級建築士の資格を取得することが出来ました。
資格勉強で得た知識を活かして、パース作りはもちろん、設計としても頼られる存在に成長します!(田中さん)

ここが日本建設の魅力です!

「社員の皆さんは優しい人ばかり。どんなに忙しくても私の質問には手をとめて丁寧に応えてくれます。独りで思い悩むことが全くない職場はとても心強いです」(田中さん)

企業研究のポイント

建設業界を志望する学生さんは、さまざまな観点から企業を見ておられると思います。近年、注目度が高まってきたのが「若いうちから多くの経験を積める会社」。かつてはスーパーゼネコンのような大手に人気が集中していましたが、今は「施工や設計のスペシャリストとして早く成長したい」と考える方が増えているようです。その点を踏まえ、当社も意欲的な若手社員に多くのチャンスを与えることを重視。どの分野を選んでも、多様な現場を経験して専門スキルを高めることができます。

また、人事制度も見逃せないポイント。自信を持って進んだ道でも迷うことはあるので、社員一人ひとりの声にしっかり耳を傾け、キャリアパスを見つめ直す機会を用意している会社をお勧めします。当社では年に複数回の面談やアンケートを実施し、社員のキャリアアップや異動の希望を受けとめる機会を設けています。国家資格取得に関しても合格祝金はもちろん、全ての資格で月々の手当を手厚くしています。

健康診断のオプション補助をはじめさまざまな福利厚生サービスを選んで利用できる「カフェテリアプラン」も、導入4年目になり、さらに使いやすく拡充しました。ほかにも新卒社員は入社3年目までの実家帰省費を年2回負担するなど、細部まで行き届いた制度によって働きやすさを応援しています。企業研究の際には、こうした面にも注目していただきたいと思います。(人事担当)

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日本建設では「人が財産」という企業理念から、社員の成長支援や働きやすい環境づくりにも注力。個人の適性や指向を重視する人事制度と、手厚い福利厚生を整えている。

マイナビ編集部から

日本建設は創業1955年の老舗企業だが、創業以来のモットーは世襲を行わないこと。長く存続する会社としては非常に珍しいが、それは特定のメーカーに縛られない独立系であり、ひたすら「施工品質の高さ」で勝負する同社の成り立ちから来るものだろう。優れた施工品質は高評価から次の受注につながるという好循環をもたらし、今や同社の手掛ける建築分野は多種多様。マンション、商業施設、オフィスビル、工場、倉庫から、教育・医療機関や住宅まで、施工実績のない分野を探すほうが難しいほどだ。社員は建築施工や設計、設備管理などで幅広い経験を積めるとともに、将来的に経営陣に入ることも、社長になることも夢ではない。

そんな同社では、当然ながら「質の高い社員」を育成するため、一人ひとりの志向に応じたキャリア形成を応援するとともに、働きやすい制度・環境づくりに注力している。キャリアの指標となる国家資格では一級建築士の合格祝金「100万円」が耳目をひくが、ほかの専門職の祝金や月手当も軒並みアップ。充実した福利厚生の中では新築の独身寮を増やすのが最近の動きで、寮といえば今回取材した脇本さんが、寮生活の楽しさを熱く語っていたのが印象的だった。安部さんと田中さんの話にも「楽しい」という言葉が頻繁に出てきたように、やりがいと働きやすさが高いレベルで両立しているからこそ、「理想の先輩」がたくさん育っているのだろう。

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新人教育は入社時研修からフォロー研修、クロージング研修と年間を通して計画的に実施。現場で必要な技術を学ぶ合同実習も用意し、社会人・職業人の基礎を形成している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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