最終更新日:2025/6/3

徳永薬局(株)

業種

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 医療機関

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

患者さまにとって、揺るぎない第一の選択肢となるために

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

PHOTO

地域のために真っすぐに進み続ける。在宅医療にも貢献

40年以上の長きにわたって地域の医療を支えてきた徳永薬局。「地域でまた行きたい薬局No.1になる」のを目指している同社で、薬剤師たちがどのような挑戦を重ねてきたのかを浮き彫りにする。

■栗山さん(写真左)
店舗薬剤師/2024年入社

■鈴木さん(写真中)
管理薬剤師/2021年入社

■矢田さん(写真右)
在宅部マネージャー/2018年入社

【栗山さん】学びの場や挑戦のチャンスが多いおかげで、一歩ずつ成長できている

薬剤師を目指した当初は病院勤務を考えていたのですが、薬学部の実習を徳永薬局で受けたのが転機となりました。先輩薬剤師が本当に良くしてくれて、業務で迷っているとタイミング良く説明いただけましたし、終わった後のフィードバックも手厚かったのが強く印象に残りました。患者さまに対する言葉選びも本当に上手な人ばかり。先輩たちのような頼りがいのある薬剤師になりたいと入社を決意しました。

3週間ほどの新人研修を経て、配属されたのは埼玉県にある笹目店。リウマチ科や耳鼻咽喉科の門前薬局であり、多い日では1日につき一人で30~40枚の処方せんを扱います。私自身、どんなに忙しくとも、患者さまの声にきちんと耳を傾けるのは忘れないようにしてきました。例えば、リウマチの患者さまは自己注射をすることもあるのですが、「痛いから嫌なんだよね」と医師には言いにくい悩みを打ち明けてくださったことがあります。その話を担当医師に伝えると、体に負担の少ない形に処方せんが変わり、患者さまにも喜んでいただけました。丹念にコミュニケーションを重ねることが大切だと改めて思わせられています。

会社として在宅医療や訪問医療に力を入れているだけに、私も介護老人福祉施設に訪れて50~60名の入居者さまへの投薬に携わることもあります。週によっては医師の往診に同行してその場で処方を提案することも。最初は躊躇してしまっていた私ですが、入居者さまの特性を把握するための対話を重ねるとともに、支給されているタブレットPCで調べたりしながら、少しでもいい提案ができるように頑張ってきました。

店舗の特長上、どうしても内科の処方せんに触れる機会が少ないのですが、新人は定期的に本社に集まって研修を受けており、内科を含めた多様な処方せんを勉強できるのが助かっています。次第に知識面も増えてきたおかげで、患者さまにも先回りをしたお声がけができるようにもなりました。とはいえ、未だ足りない知識も多いとも痛感させられています。まずは往診同行の際にスピーディな回答ができる力を身につけるのを目標に定めています。

先輩の横顔

学内の実習から徳永薬局で勤務した栗山さん。当時から雰囲気の良さを感じていたが、社員となった今もそのイメージは変わらず、人の良い先輩に支えられながら働いている。

【鈴木さん】挑戦を歓迎してくれる会社だから、前を向いて走り続けられる

徳永薬局は一人の薬剤師に多くのチャンスを提供してくれる会社です。私自身も店舗で勤務しながら、多様な経験を積み重ねてきました。例えば、地方の医療に興味があったことから、1年目の頃には鹿児島の店舗に3カ月間だけ送り出していただきました。クルマ社会の鹿児島では患者さまのニーズも大きく変化するのがわかり、貴重な時間を過ごすことができました。

2年目には横浜の中川駅前薬局に配属となって以降は3年にわたって勤務。並行して本社職として週2回は採用系の仕事を兼務することになり、学生の対応に当たるのはもちろん、インターンシップや内定者懇親会の企画・運営に携わったりしました。ある年の内定者懇親会では、本社を使って縁日のようなイベントの開催を提案。社長も乗り気になってくれて、2階フロアを装飾してヨーヨー釣りなどを楽しめる場を作りました。末端の社員のアイデアを聞いてくれるのは、風通しの良い当社ならではのことです。

2025年1月からは採用担当を離れ、国立富士見台店の薬局長と管理薬剤師に昇格。以後は自分の判断で店づくりをしていくことになりました。挑戦してみたいとは思っていたものの、1週間、1カ月ごとの流れを把握したり、患者さまの来店サイクルに合わせた在庫管理なども意識しなくてはならず、試行錯誤する時間も続いています。足りない部分は周囲の助けを借りながら一つひとつ乗り越えてきました。

これからの調剤薬局は処方せん通りの投薬をするのみならず、選んでもらうためのプラスアルファを提供していく姿勢が問われます。患者さまに「来店してよかった」と思ってもらえる心地良い雰囲気づくりには注力していますので、何度も接客している方に顔と名前を覚えてもらえるのはモチベーションにつながります。

まだ店を預かって日も浅いので、数字の変化などは把握しきれていませんが、しっかりと店に向き合ってより良い薬局づくりに励みたいですね。在宅医療にも注力していますので、訪問数を増やせるような取り組みも進めたいと思っています。

先輩の横顔

鈴木さんは徳永薬局で多くの経験を積み重ねてきた。研修を通してディスカッションなども経験したが、おかげで多角的にモノを考える習慣がつけられたという。

【矢田さん】在宅医療のスペシャリストとして、徳永薬局の信頼を育む

患者さまの自宅に訪問をして、生活のリズムや環境に合わせて柔軟に医療を提供していくスタイルこそ、将来の調剤薬局の姿だと思った私は企業選びの段階から在宅医療サービスに興味を持っていました。徳永薬局では約9年前の当時から在宅医療に力を入れていたのが入社の大きな決め手となり、配属先も在宅医療サービスの提供に特化した在宅部となりました。

在宅医療を利用する患者さまの8割は高齢者ですが、先天性疾患をお持ちのお子さま、事故で体が動かなくなった若い方など多様な方々に利用していただいています。在宅の場合、残薬の状態なども把握できますから、より柔軟な形で処方を提案することが可能です。私が医師に提言したのがきっかけとなって処方せんが変わり、お体の状態がより良い方向に進むという嬉しい瞬間にも何度も立ち会っています。医師からも多くの相談を持ちかけていただくので、その信頼に応えるべく、日々多くの勉強を重ねていくことを心がけています。

3年目のときには店長代理に昇格し、複数の薬剤師と事務職をまとめる立場になりました。以後、継続して責任者を任せられており、現在はマネージャーとして先輩と一緒に全6店舗を統括しています。薬剤師が尊重し合える組織を作るためにも、全員の業務配分のバランスを考えるという点は強く意識しているところです。

管理職とはいえ、今も在宅の最前線に立ち続けています。さまざまな患者さまに出会いましたが、印象的だったのは多発性骨髄腫を患っている患者さま。10年ほど闘病されているのですが、先日、看病されていたご主人が先にお亡くなりになりました。娘さまのいらっしゃる土地に引っ越されると思いきや、現在のケア体制が安心できるからとご自宅近くの施設に入られました。薬剤師はもとより、医師やケアワーカーなど関係者たちが信頼された証だけに非常に嬉しい思いに包まれました。

徳永薬局は風通しの良い組織ですので社長や本部長といった経営層にも近く、会社全体にかかわる意見を言うことも可能。ただ、私は在宅の現場にい続けたい気持ちが強いですから、マネジメントだけに特化することなく医療の最前線も並行できるキャリアを積んでいくつもりです。

先輩の横顔

会社が一人ひとりをしっかりと見てくれているのが徳永薬局の良さだと矢田さん。社長とも距離が近く、全員がより良い薬局を作るため一体となっていく雰囲気も根づいている。

企業研究のポイント

■気になった企業があれば、直接説明を受けるのが一番。出会った人事や先輩社員との会話の中で、その会社で毎日、気持ち良く出社できるかをイメージしていくと、自分に合った判断ができるはずです。今後、目上の社会人との話をする機会が多くなるでしょう。緊張するかもしれませんが、相手の目を見てコミュニケーションする習慣は忘れずにつけておきましょう。
<栗山さん>

■働く人の声を聞くことで本当の姿が見えてくるので、インターンシップなどを活用しながら、その企業の中身をしっかりと理解するのを心がけましょう。薬剤師の場合、調剤薬局か病院かといった選択肢に悩む人も多いはず。病院ならば専門性を深めるスペシャリストとして、調剤薬局ならばすべての診療科に対応するゼネラリストとして地域医療に貢献できるというのは頭に入れておくと選択しやすいかもしれません。
<鈴木さん>

■これからの時代に求められる薬剤師として成長するには何をするべきか、今一度立ち返って考えてみてください。調剤薬局の薬剤師は今後、単に処方せんを受けるに留まらない存在になっていかねばなりません。その中であなた自身がどういう風に動けるのかを具体的に考えていってほしいと思います。あらかじめしっかりと自己分析して自分の未来を考えておきましょう。
<矢田さん>

PHOTO
アクティブに行動しながら徳永薬局の価値を高め続けてきた3人の先輩たち。前を向いて挑戦する姿が強く印象に残った。

マイナビ編集部から

徳永薬局では東京、神奈川、埼玉といったエリアで70店舗の調剤薬局を展開することで、理念にもある「地域でまた行きたい薬局NO.1になる」の実現に向けて奔走している。三人の薬剤師たちの仕事からも垣間見られたが、処方せんに従った薬を提供するその先に向けて創意工夫を重ねるのが同社の流儀である。実際、在宅医療に注力したり、カフェを併設する店舗を運営してみたりと、少しでも地域の方たちに喜んでいただき、信頼される存在であるべく走り続けている姿が印象に残った。

地域の期待にがっちりと応えるべく、人材育成に注力しているだけに、教育研修面の充実ぶりにも光るものがある。新人の場合、最初はビジネスマナーに始まる集合研修で薬局業務の基礎を徹底的に身につけ、配属後も1年目は月に1度程度、本社に集まってビジネススキルと薬学的スキルを学んでいくことになる。店舗内でも並行してOJT研修を行い、年の近い先輩がメンターとして細かくフォロー。また、在宅医療を究めるために無菌室での調剤ノウハウも学ぶことができ、社内での調剤事例を共有する社内症例報告会なども開催されている。まさに現場力、実践力のある薬剤師として着実にキャリアアップできるのが徳永薬局の魅力である。

PHOTO
首都圏を中心とするエリアで展開する徳永薬局。地域に密着した医療サービスを充実させるため、独自性あふれるサービスの提供に勤しんでいる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 徳永薬局(株)の取材情報