最終更新日:2025/7/28

(株)ネクスコ・メンテナンス関東【NEXCO東日本グループ】

業種

  • 道路管理
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

知識ゼロからの専門職

高速道路維持管理のプロを目指して、未経験からでもしっかりと成長できる環境がある。

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交通インフラの維持管理を通じ、社会に貢献する先輩社員たち。

ネクスコ・メンテナンス関東はNEXCO東日本グループの一員として、高速道路の維持管理を手掛ける企業。そんな同社に異分野の学部・学科から入社し、技術者として活躍している先輩社員に話を伺いました。

千葉事業所 主任
中村亮太さん/体育学部卒  2017年入社

千葉事業所 技師
滝澤若菜さん/生活科学部卒 2021年入社

市原事業所 技術員
猪股 遼さん/経済学部卒  2024年入社

中村さん/定期的な維持管理に加え、緊急対応も重要な仕事。資格取得を通じて技術力を高めています。

学生時代は体育学部で学び、体育教師を目指していました。しかし、ちょうど就職氷河期と言われた時期で教職を断念し、一般企業を志望することにしました。ネクスコ・メンテナンス関東の存在を知ったのは、知人がこの会社で働いていたことがきっかけでした。自分たちが手掛けている仕事の社会への貢献度の高さややりがいの大きさについて熱心に話してくれたことから、この会社で働いてみたいと思うようになりました。

入社後、私が最初に経験したのは、先輩社員が主担当を務める工事や清掃、植栽作業の現場にアシスタント役として加わり、現場管理を学ぶことでした。当社では社員自身が作業を行うだけでなく、協力会社に現場での作業をお願いすることも多く、協力会社の方々は新入社員よりもはるかに知識も経験も豊富な人たちです。先輩社員だけでなく、協力会社の方にも可愛がってもらい、技術者としての技術と信頼を獲得していくのが、当社の社員の仕事なのです。

その後、数年の経験を積んだ後に主担当として工事の案件を任せていただけるようになりました。現在は高速道路の小補修工事を担当するほか、主任としてチームのマネジメントや新人の教育にも携わっています。こうした通常業務に加え、重要になってくるのが事故や自然災害に対応するための緊急作業です。私自身、これまでに暴風雨で崩れてしまった道路脇斜面(のり面)の応急復旧や、大雪への対策などを経験してきました。多くの経験を積んでくると、自分の知識の少なさを嫌でも自覚することになります。

そこで当社の社員が積極的に取り組んでいるのが、現場で必要となる資格の取得です。私自身、これまでに会社の支援を受けながら大型自動車や工事用の特殊車両の免許など20以上の資格を取得してきました。私たちネクスコ・メンテナンス関東の社員全員が持っているのは、お客様の安全のため、どんな事態にも自分の力で対応し、高速道路を守らなければならないという責任感です。そんな気持ちを大切にしながら、メンテナンスの現場で成長を続けていきたいです。

先輩社員が語るネクスコ・メンテナンス関東の魅力。

私たちが工事を担当して取り付けた構造物などは長く高速道路上に残り、多く方の目に触れます。「あの工事は自分がやった」と言えることに誇りを感じています。(中村さん)

滝澤さん/高速道路への憧れから入社を決意。さまざまな人材がもっと活躍できる環境を作りたい。

学生時代は家政学部でインテリアデザインなどの勉強をしていました。しかし、私が本当に興味を持っていたのは、実はインフラの土木工事でした。子供のころ、家族でドライブ旅行に出かけることが多く、地図を見ながら「この道を通ると、ここへ行ける」と考えたりするのが大好きな、根っからの高速道路好きだったのです。会社選びでは高速道路関係の業種に絞りNEXCO東日本グループ各社の企業研究を行いました。グループ会社のなかでもより現場に近い当社に入社を決めました。

入社後は先輩のアシスタント役として補修工事や清掃、植栽作業の現場を経験した後、施工管理を任されるようになりました。入社2年目に二級土木施工管理技士に合格したほか、大型自動車の運転免許を含む技能系の資格も5~6種類取得しました。現在は清掃や植栽作業を中心に担当しています。清掃や植栽作業といっても、私たちが担当するのはサービスエリア内の施設ではなく、高速道路の本線がメインです。道路が冠水しないよう、排水溝の清掃を行ったり、通行の邪魔にならないように道路脇や中央分離帯に植えられた樹木を管理するのが主な仕事です。作業の規模にもよりますが、大きなものの場合には5班・30人ほどの協力会社の方に仕事をお願いし、作業の品質や進捗、安全などの指示・管理を行っています。

また最近はNEXCO東日本との調整役を任されるようになったため、事務所内での内勤の比重も高くなってきました。完了した作業の内容をパソコンに登録したり、これから行う工事の詳細をNEXCO東日本の担当者と詰めたりするといったことが内勤の中心です。現在は週に2~3日、現場管理を行う以外、オフィス内で業務を行っています。

当社は大きなくくりで言えば、土木建設業に関わる企業。皆さんの中には男性中心の業界であるとイメージされる方もいるかもしれませんが、私も含めてさまざまな人材が現場で作業を行っています。ライフステージに応じて誰もが働きやすい環境になるよう、会社の取り組みも進んでいます。私自身が技術者としてこの会社で長く働き続けることで、よりさまざまな人材が活躍できる環境へと、この会社を変革していきたいと考えています。

先輩社員が語るネクスコ・メンテナンス関東の魅力。

「高速道路を守り続けていかなければならない」という意識を共有しているからこそ、社内の人間関係はとても良好。居心地の良い職場です。(滝澤さん)

猪股さん/現場の特別感と社会貢献度の高さが仕事の魅力。努力と経験を積み重ね、高速道路を守り続けたい。

私は学生時代、経済学部で企業分析や経営分析を学ぶ傍ら、工事現場で警備員のアルバイトをしていました。日々、目にしていた職人さんたちの仕事ぶりが格好良く見えて、自分も工事の現場で働いてみたいと思うようになったのが土木業界を志望したきっかけです。ネクスコ・メンテナンス関東に入社したのは、クルマの運転が好きだったからです。せっかく土木に関わる仕事をするなら、高速道路は花形のような存在だと感じていたのです。とは言うものの、土木や建設に関する知識はゼロの状態。確かに不安はあったものの、飛び込んでみなければ何も変わらないと考え、入社を決意しました。

入社後、約1カ月の新人研修で社会人マナーや当社の事業内容を学んだ後、私が配属されたのは市原事業所。最初の1カ月は先輩社員が担当する作業や工事の現場状況を確認するための巡回に同席させてもらい、現場確認のほかにも管内の道を覚えること、どこにどんな構造物があり、どのあたりで事故が起こりやすいかなどを教えてもらいました。もともと高速道路には興味があったので、専門的な知識を学ぶことはとても楽しかったです。その後は先輩社員のアシスタント役として、小補修工事の現場に同行。道路に設けられた遮音壁の交換や路上に設置されている看板、警告灯の補修などを経験してきました。

現場での作業を担当するようになって驚かされたのは、この仕事に必要になる資格の多さ。ネジ(ボルト)を締めるために使われるインパクトドライバーのような工具の一つひとつにも、専門の資格が存在するのです。私はこれまでにクレーンに荷を吊り下げるために必要となる玉掛け技能のほか、いくつかの資格を取得。受験費用を会社が全額負担してくれることに加え、資格取得後は毎月手当が支給されるものもあるため、今後も積極的に資格を取得していきたいと考えています。

私にとって現在の仕事の最大の魅力は、一般の人が立ち入れない場所で働けるという特別感があること。高速道路を守り続けていくことの社会貢献度の高さにも大きなやりがいを感じています。一人前の技術者に成長できるよう、今後も多くの経験を積んでいきたいです。

先輩社員が語るネクスコ・メンテナンス関東の魅力。

災害時の緊急対応など、大変なことも少なくありませんが、売上ノルマなどのプレッシャーは皆無。目の前の仕事に打ち込むだけという清々しさがあります。(猪股さん)

企業研究のポイント

会社選びでは自分がこれまでに学んできたことや少しでも知識・経験のある業界に絞って企業研究を行ってしまいがちだと思います。しかし、世の中には、学生時代の知識からは知りえないような事業を手掛けている会社が数多くあります。自分の将来の可能性を狭めないためにも、まずは業種や業界をあまり限定せず、幅広く企業研究に取り組んでみることをお勧めします。

また技術職・専門職と聞くと、文系出身者には縁のない仕事のように感じられるかもしれませんが、実は入社後の研修やOJTを通じて技術を学び、その後も資格取得に挑戦しながら成長していくことのできる環境を整えている会社も数多くあります。企業研究を行う上では、入社後の教育制度などにも注目すると、本当の意味で自分がやりたい仕事に巡り合える可能性が高くなるはずです。

ちなみに私たちネクスコ・メンテナンス関東では、全学部・全学科を対象として人材確保を行っています。そのため、社員の約四分の一は文系学部の出身。学生時代に特別な経験や知識を身に付けていなくても、高速道路メンテナンスのプロを目指してしっかりと成長していくことができる環境が整っています。こうしたことも踏まえながら、あなたにとって理想の会社が見つかるよう、企業研究に取り組んでみてください。

(人事担当 根橋翔馬)

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協力会社を率いて、高速道路の維持管理をするのもネクスコ・メンテナンス関東の技術者の仕事。「日本の物流を支えている」大きなやりがいと責任を感じることができる。

マイナビ編集部から

ネクスコ・メンテナンス関東は、NEXCO東日本グループの一員として、関東地方と長野県内の高速道路ネットワークの維持管理を手掛けている企業。担当エリアは総延長約1,400kmにも及び、1日に平均で200万台に利用されるという交通インフラの要ともいえる存在だ。

同社が手掛けているのは、高速道路を安全に利用し続けられるよう、計画的に補修・修繕を行うほか、高速道路の清掃や植栽の管理に至るまで多岐にわたる。また事故や自然災害などに対しての緊急対応も同社の重要な役割のひとつ。私たちの生活に欠かすことのできない高速道路は、ネクスコ・メンテナンス関東が24時間365日見守り続けることで、安心して利用することができているのだ。

今回お話をうかがった先輩社員の言葉からも、そうした大きな社会貢献につながる仕事に携わっていることへの責任と誇りを感じることができた。また非常に安定した経営基盤を持つ企業だけに、入社後の教育制度や福利厚生が充実しているのも同社の魅力のひとつ。資格取得支援制度を通じてキャリアアップできるほか、賃料の80%を会社が支援する住宅制度なども用意されており、社員の暮らしをしっかりとサポートしてくれる。

土木・建設やインフラの維持管理に興味のある人はもちろん、仕事を通じて社会に貢献したいと考えている人にも、ぜひ注目して欲しい企業だと感じた。

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入社後約1カ月の新人研修の後にも、数年間のOJT期間が設けられているため、学生時代に特別な経験や知識がなくても、専門職を目指してしっかりと成長できる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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