最終更新日:2026/1/23

TPR工業(株)

業種

  • 金属製品
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
山形県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

世界トップクラスのシェアを誇るゆるぎない技術力。トップメーカーで開発に挑戦する!

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革新力と創造力で、技術の未来を担うエンジン部品メーカー

1970年の創業以来、蓄積してきた技術を活かし多様なニーズを捉えた製品開発で存在感を示しているTPR工業株式会社。世界で支持される技術と開発力を生み出す仕事とやりがい、その先の目標について聞きました。

玉村 和輝さん
生産技術部
2017年入社/工学資源学部 材料工学科卒
工学資源学部卒業後、TPR工業株式会社就職。自動車が好きで人と話すことが好き。入社1年目は名前と顔を覚えてもらうために率先して話しかけ、円滑な人間関係を築いた。

就職活動中にいくつもの職場を見学。働くイメージがわいた場所を就職先に決定!

 もともと車が好きだったので、将来は自動車メーカーに関係する会社で開発業務がしたいと思っていました。TPR工業については大学主催の会社説明会で知り、世界トップシェアのシリンダライナという製品に惹かれたのがきっかけです。工場見学をさせてもらい、溶解炉などの大掛かりな設備や金型遠心鋳造法に圧倒され、また実際に働いている人と話しをして会社の雰囲気が自分に合っていると感じ就職を決めました。

私が就職活動をしていた当時は、国立大学の理系出身者というのは引く手あまたで、友人たちは2、3社を受けて内定をもらい就職活動を終了するのが普通でしたが、私は8社ほど受けました。私の周りでは多い方です。工学系に限らず金融系など様々な業種の就職活動をすることで、ある側面からではありますが社会を知ることができましたし、知らない業種について話を聞くことは楽しかったです。当時は大学がある秋田から仙台まで会社説明会に出かけ、さらに会社見学の機会には積極的に参加するようにしていました。

参加して私が感じたことは、説明会での話に「ああ、そうなんだ……」と思ったくらいでは何もわかっていないのと同じだと思うんです。私は現場の生の声、雰囲気を感じて、自分が働くイメージがわいてくるような、自分が主体的に関われる会社で働くのが一番いいのかなと感じました。高度な技術を持った会社は現場を見学できる機会自体が貴重なことなので、将来的にもいい経験になるのではないでしょうか。

入社して1年目は、テーマ実習として超音波探傷について産業技術センターと共同開発を行いました。月に1回、個人テーマについて社長の前で発表するフォロー会も経験。とても緊張しましたが、一生懸命やったことに対して直接助言をもらえるのは嬉しかったです。また、フォロー会は月に2回実施する部署もあり、自分がやっていることを分かりやすく他者に伝える力、普段鍛えられない「話す力」を養う機会にもなっています。
2年目も超音波探傷については、メイン業務と並行し、個人テーマとして地道に研究を続けています。

仕事風景

生産工程の条件を分析する玉村さん。安定した品質と高い生産性は、生産工程の自工程保証の徹底と継続的な改善を進めることで実現されています。

入社2年目で任せられた大きな仕事。上司と同期の存在が助けになっています。

 シリンダライナはエンジンの内部を構成する重要機能部品の1つで、当社のコア技術である遠心鋳造法による高い精度と耐久性、特殊鋳肌(アズロック)による高い熱伝導性と優れた放熱性を備えた、いわば技術力の結晶。そしてその技術を応用し、新たな発想で新製品を生み出していくのが私たちの仕事です。現在私が手がけているのは、外周特殊鋳肌(スパイニ:きのこ状突起)の製造技術を使い、アルミとの高い接合力と高い熱伝達性を特長に持つ軽量なアルミブレーキドラムです。この製品は先日量産化が決定したので、製造条件や工程の整備を進めているところなのですが、全く新しい製品はやはり難しいですね。生産技術部は鋳造工程と加工工程に分かれていますが、量産化の工程整備には両方の知識が必要。わからないことを上司に聞きながらテストを重ね、経験して勉強していく毎日です。

行き詰まった時に助けになるのは、やはり同期の存在。同期は全員違う工程を担当しているので、話をするとすごく刺激になるんです。打ち合わせというほどではない会話の中で、わからないことを聞き合って疑問が解消したり、技術的な部分が解決したりすることが多く、同じフロアで自分の担当工程以外にも触れられるのは開発環境としてとてもいいですね。いろいろな部署の人と一体になって作っていく面白さが感じられますし、現場からの声やアイデアを取り入れながら製品製造と改善を重ねていく風通しの良さは、他社にはないと感じています。

私は大学時代、工学資源学部でアルミや鉄など金属組織について学び、「アルミ合金の湯流れのシュミレーション」を研究テーマにしていました。そこで得た多くの知識、データ解析の方法や分析して問題点を見つける力は、今の仕事にかなり役立っています。生産技術開発は、1つの材料について突き詰めて考え、緻密に解析し、1つ1つの条件を洗い出してやっと正解にたどり着くという仕事。製品開発をして終わりではなく、生産技術を確立し、未来につなげていかなければなりません。入社して2年目の自分には大きな仕事だと思いますが、任せていただいたことにやりがいを感じています。

仕事風景

工程を整備するには鋳造と加工についての知識が不可欠。管理職である上司にも気兼ねなく教えを請える雰囲気が、若手社員の知識の吸収を助け成長を促す企業風土があります。

様々な人との出会いが人としての幅を広げます。夢は世界へ!

 私の出身大学は総合大学だったので、医学部、文系、理系、さまざまなジャンルの人たちと出会い、自分の専門以外の歴史や音楽など、知見を広げる事ができました。海沿いのゴミ拾いをする地域のボランティアに参加し幅広い年齢の方と話す経験をした結果、会話の引き出しが増え、就職活動の中では面接が得意になりました。いろいろな場所で多様な人に出会い、理解しあうことが就職に役立ったという実感があります。そしてそれは就職した後も続いていくのではないかと思っています。

当社は、アメリカ・韓国・トルコ・中国・インド・ベトナム・ブラジルの7カ国に生産拠点があり、全世界に高品質の製品を供給できる体制を構築しています。シリンダライナはもちろん、アルミブレーキドラムも海外で戦っていける製品なので、積極的に海外に技術を伝えコスト低減を実現しながら世界中のニーズに応えていくことが、生産技術部の使命でもあります。現在、海外赴任をしている方々は20名ほど。海外から戻り生産技術部で仕事をしている方も多く、日本では経験できないような話を聞く度にワクワクしています。海外拠点の多さはそれだけ挑戦できるチャンスが広がっているということ。アルミブレーキドラムに対してヨーロッパの会社が興味を持っているという話を聞いているので、「トルコに赴任する」が今の私の目標になりました。

とはいえ、まだまだ知識も足りないので、技術的にも個数的にも優れている、ここ山形のマザー工場でしっかり学び、いろいろなトラブルに対応できてより良い提案ができるスーパーマンみたいな人材になって、会社で頼られる存在になりたいです。そして、今手がけているアルミブレーキドラムが各メーカーに提案していけるまで開発が進み、そこから世界中に広がり、世界の至る所でアルミブレーキドラムが付いた車が走っている姿が見られたら嬉しいですね。

仕事風景

スパイニ円環状鋳鉄をアルミに鋳包むことで、真円度形状を確保し冷却性能が向上した軽量なアルミブレーキドラム。遠心鋳造技術、外周特殊鋳肌の製造技術を活かしています。

企業研究のポイント

 当社は、世界トップクラスのシリンダライナメーカーとして、グローバルな活動を展開しています。シリンダライナを通してエンジンの低燃費化・効率化に寄与し、世界中の地球環境保全の面からも国内外の幅広いお客様から信頼を得ることが出来ました。高い技術と開発力を未来に向けて更なる発展を目指し、新たな製品も続々と準備中で、国内はもとより世界中のニーズにタイムリーに対応していくために開発体制を強化。海外拠点での働き方も多様性を増し、技術や生産部門だけでなく、企画や調達や人事部門もそれに適合して業務のグローバル化を進めています。今後も海外に向けた事業が増えていくことを考えると、幅広い人材、それぞれの個性を伸ばし成長することが必要です。学生の皆さんがこれまでに学んだことを活かし、仕事を通して充実した生き方を実現していく場所になれればと思います。
 エンジン部品メーカーというと工業系の学生のみを募集している企業が多いというイメージがあるかもしれません。しかし、開発業務には広い視野・多様性が求められており、企業も幅広く人材を募っています。気になる分野のメーカーがあれば、自分の専門や専攻に限定することなく、たくさんの企業を見てみることが大切です。そのためにも興味のある企業のインターンシップには積極的に参加してほしいと思います。

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生産ラインをスムーズに動かすための条件、工程改善など製品製造のための技術面をサポートする生産技術開発グループ。和気藹々とした雰囲気で活力ある職場です。

マイナビ編集部から

 シリンダライナはエンジンを構成する部品の一つで、内燃機関の中でも重要機能部品の一端を担っている。エンジンの部品は人の目には触れない部分だが、TPR工業はこのシリンダライナに関してはオンリーワンの技術を持っているのが強みだ。山形・寒河江の地からグローバルな展開をしており、国内外の幅広い取引先から信頼を得ている。インタビューに登場している玉村さんも海外で仕事をすることが目標と話すが、海外の拠点で経験を積んでキャリアアップしている若手社員も多い。また、製造業というとどうしても技術、機械系と思われがちだが、同社では理系や文系を問わず多くの人材が活躍しているのも大きな特徴と言えるだろう。若手社員の仕事ぶり、活躍ぶりを見てほしいということから工場見学は必須としており、現場を見て、会社紹介だけではわからない様子をその目で感じ取ることができる。
 社名であるTPRのTは「Technology技術」、Pは「Passion情熱」、Rは「Reliance信頼」であり、高い技術と熱い情熱をもって仕事に取り組み、お客様から信頼される企業になろうという思いが込められている。ものづくり、新しいものの開発、海外勤務など、可能性を見つけ、それを活かす場がTPR工業にはある。東北や山形で活躍したいという人にも魅力的な企業ではないだろうか。

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TPRグループの中核企業として山形県寒河江市に本社を構え、米国ミネソタ州、テネシー州、中国など海外7か国に生産拠点を置いて世界中のニーズに迅速に対応している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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