最終更新日:2026/7/31

一般財団法人建設物価調査会

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • 建設コンサルタント
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • 出版
  • 建設

基本情報

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東京都

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建設業界の健全化に、多大なる貢献を果たす仕事

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若手職員たちの挑戦から探る建設物価調査会

様々な角度から建設資材価格や工事費を調査し、建設価格の基準や、指標を発刊している建設物価調査会。2021年入会の職員たちそれぞれの仕事を追いかけながら、同会の社会貢献性の高さに迫ってみた。

平塚 琉人さん(左)
第一土木調査部 河川道路課
理工学部土木工学科卒/2021年入会

繁水 優さん(中央)
第一土木調査部 積算技術課
建築デザイン分野社会工学科卒/2021年入会

窪園 流星さん(右)
共通資材調査部 共通二課
経営学部経営学科卒/2021年入会

【繁水さん】国やインフラを構築・維持するための基準を決める責任の重さを実感。

建築の名が付く学科出身の私ですが、大学で専攻してきたのはプロダクトデザイン。コップの持ち手などの日常的に使うモノの形をデザインしていました。当時、業界としてはモノづくりができるメーカーを志望していましたが、違う世界も知りたいと視野を広げ、たまたま出会ったのが当会でした。一つの建設資材の価格をとことん追求して調査するその真っすぐな姿勢に共感するものがあり、異分野ながらも思い切って挑戦することを決意しました。

以来、積算技術課の一員として、建設資材の価格調査とは一味違う業務に取り組んでいます。大枠となるのが、国の基準作り。土木や建設工事の現場では様々な工法が活用されていますが、各工法に必要な資材や人、機械を調べ上げ、それに基づいて工事に必要な価格、人数、労務管理などの基準を作り上げるのが私たちの役割となります。実は基準に当てはまらない規格外の仕事が多く、それらを個別に取り上げて調査した上で、適正な価格を調査する業務を行っています。

新人時代から規格外の調査を担当しているのですが、特に「ウォータージェット工」の現場にはよく訪れました。橋など、コンクリートの構造物を水の勢いで壊す工種なのですが、現場の条件により使用する機械も異なってきます。そのため既存の基準では想定していない工事も多く、現場ごとに徹底的に状況を洗い出す必要がありました。全く知らない世界だっただけに戸惑った反面、理解が進むとその重要性をひしひしと感じ取るようになりました。実際、私の調査を経て確定した価格は、一つの基準として公表されます。同様の現場で工事をする費用に直結するだけに、この仕事は極めて責任が重いと痛感させられています。

今は国の基準づくりにも携わるようになり、道路に穴を掘ったときに一時的に埋める「路面覆工」をテーマとした、様々な工事現場に出かけて実態を調査しています。例えば先日は、地下鉄の補修に関する調査に出かけ、私が普段から愛用している路線の裏側を見ることができました。本当に多様な案件があるので毎回のように勉強が必要ですが、理解できる範囲が増え、関係者と深く言葉を交わせるようになると、どんどん仕事が楽しくなってきます。仕事をしていく上でのモチベーションとやりがいに繋がっているかもしれませんね。私が学んだ事を、後輩に伝えていけるよう、今後も学びを継続していきます。

先輩の横顔

繁水さんは学生時代、吹奏楽部でトロンボーンを担当していた。同会では軽音楽部に入り、サックスの先輩らとホーンセクションを結成している。

【平塚さん】様々な建設資材や工事の価格の基準を作るという仕事

私は土木工学科の出身。同級生はゼネコンや設計事務所、発注者志望でしたが、他の角度から土木にかかわりたいと、学校のOBが多い当会に注目しました。話を聞いてみると、適正な建設資材の価格を調べ上げるために、建設会社やメーカーと調査を通してコミュニケーションを取っているのがわかり、人と会い話すことが好きな自分の性格に合っていると感じて入会を決めました。

入会後は、河川や道路関係の建設資材の価格や施工費用など、各内容を調査した上で算出する業務に挑んでいます。道路のガードレールや白線などの資材価格を調べているといえばわかりやすいでしょうか。河川では護岸工事に使われる各種資材、山間部ではのり面の土砂崩れを防止する資材を調べており、かなり身の回りの生活に近い様々な場所の調査に携わっています。

調査するにはまずはメーカーに赴くことが多いのですが、そこでわかるのは製品そのものの価格だけで、流通やエンドユーザーまでの情報は考慮されていません。だからこそ、間に入る商社や代理店、卸し会社、実際に用いる施工会社にもしっかり調査をかけることで初めて、妥当な価格が浮き彫りになるのだと実感しています。調査結果は『月刊 建設物価』などで発刊しますが、月刊誌だけにもちろんのことながら発行は毎月あります。また、本に載り切らない情報を知りたいとのニーズに応えるため、Web版の調査も展開。ありがたいことにその依頼量もかなりの数に達しており、毎月の締切と併せて多忙な日々を送っています。そのため、マルチタスクで仕事が進められるように業務の進め方も自分なりに工夫しています。

次から次へと新しい知識を要求される世界ではありますが、一つひとつ問題なくクリアすることで、確かな情報を形にできたときの達成感は格別です。しかも、国の基準に関わる価格を調査しているだけに、世の中の建設資材の取引に大きく貢献できるのもやりがいの一つ。実際、私の担当の河川や道路工事はほとんど公共事業ですので、大切なインフラの整備や維持に直接影響を与えると思うと身が引き締ります。

現場の実態に立って「この工程は苦労しますから、コストがかかりますよね」と話していくと、先方も安心して情報提供してくれるのがわかります。そのためにはより深く建設の知識を得ることが大切。技術士などの資格取得をめざしながら、自分を高めていきたいと思っています。

先輩の横顔

社内の部活動になかったバドミントン部を立ち上げ、主将を務めている平塚さん。体を動かすのが好きなので、他のスポーツ系部活動にも全競技にわたって参加している。

【窪園さん】地域社会の暮らしの土台を支える。やりがいは非常に大きい

人と関わる仕事、その中でも自分の魅力で勝負ができる仕事がしたいと考えていた私は、当初、金融業界の営業職を志望していました。会社訪問や企業研究を進めるなかで当会に出会ったのですが、調査活動を通して建設業界のみなさんと多くのコミュニケーションをとるこの仕事は、“人の魅力”が必要だと感じました。まったくの専門外の世界ではあるものの、文系・理系の比率が半々で、入会してから学んでいける環境だという点にも安心感を覚え、思い切ってここで頑張って行くことに決めました。

所属する共通資材調査部は、土木と建築の両方を扱うことから“共通”の名を使用しています。なかでも共通二課は、地場性の強い分野の価格調査が専門。実は建設資材でも“地産地消”しなくてはならないモノがあり、代表例が製造後、短時間で施工しなくてはならない生コンクリートやアスファルト合材です。地方によって価格の変動が生まれてしまうことも多いので、しっかりとした調査を進めて適正な価格を設定するのが私たちの使命です。現在私は、長野県エリアを担当しています。入会した頃は専門用語の理解もままならないような状態でしたが、先輩たちの支援のもとで一つひとつ関門を乗り越え、今では、調査に関しては堂々と一人でできるようになりました。

そんななか、最近、ある自治体からの発注で10数年ぶりに地域の設計単価を当会が調査することになり、その調査をまとめる立場に私が抜擢されました。過去に当会が手掛けた作業ではあるのですが、10数年前の話なので、手探りのなかでプロジェクトを進めざるを得ませんでした。簡潔にわかりやすく依頼を伝え、日々のコミュニケーションを頻繁にとって慎重に細かく確認する。そんな地道な繰り返しを経て、なんとか上半期は無事に終えることができました。3年目の私が大きな業務を形にできたのは大きな自信となりました。

私たちの調査結果は、基本的には公共工事に反映されます。日ごろ通る道路、利用する公共施設などを適正な価格で形にするために、非常に重要な役割を担っています。ましてや地場の建設資材の価格に関しては、当会以外ではほとんど情報を把握していないだけに、地域に影響を与える立場にあることは間違いありません。今後もこの仕事を極めていくべく、鉄や燃料といったより広範囲の案件に関わる資材についても携わり、できることをどんどん増やしていきたいです。

先輩の横顔

窪園さんは体育会系サッカー部出身。社内のフットサル部に所属しつつ、平塚さんと同様に他の部活動にも参加するなど、社内の雰囲気の良さが伝わってくる。

企業研究のポイント

■興味のある業界はあると思うのですが、自分の基準を設定して、もっと大きな枠でみてみるといいかもしれません。私は「一つのことを追求すること」や「ライフワークバランス」をみていました。そのため実は、当会は学生時代に学んでいた分野とは全く違う業界なんです。今学んでいることと全く違っていても、視野を広げると自分に合った企業が見つかるかもしれません。
<繁水さん>

■私の場合、土木工学という背景を活かして仕事をしていますが、周囲を見渡すと文系理系を問わずに幅広い学科出身者が活躍しています。今現在、自分が持っているモノだけにこだわって企業選びするのではなく、幅広い観点で考えていくと、おのずと可能性が広がるのではないでしょうか。当会でいえば“人と話すのが好き”という方であれば、活躍できるフィールドがあると思います。
<平塚さん>

■私が企業選びをしていたときの軸の一つに「土日休み、有休取得率」を掲げていました。当初は不動産系のハウスメーカーも考えていたのですが、平日休みだと生活のリズムが作れないと思ったので、候補から外しました。「土日休み、有休取得率」に絞っていくなかで、当会と出会うことができました。給料でも勤務地でも構いません。これだけは譲れない軸を作れば、自分と合う企業と出会えるはずです。
<窪園さん>

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2021年入社の同期3人。お互いに切磋琢磨しあいながら、建設業界を支えるプロフェッショナルへの道を着実に歩み続けている。

マイナビ編集部から

一般財団法人建設物価調査会は、建設資材価格や工事費の「基準や指標」となる情報を調査するために、全国各地で価格調査を実施している組織である。調べ上げた成果は『月刊 建設物価』などにまとめられているが、そうした場で公開されている価格情報をもとに、国や自治体では道路や橋梁、トンネル、公共施設などの工事を入札にかける上での“予定価格”を決めている。鉄道会社や高速道路会社など、公に近い民間団体も同様の流れを取るという。公共性の高い建設工事を、適正な価格で進めていくために、同会の役割は極めて重要なものとなっているのだ。

今回、登場してくれた3名の職員のうち、1名は土木・建築を専門的に学んできたわけではなかった。会を挙げて若手の成長を支える文化が根付いているからこそ、学部学科を問わない人材が活躍できているのだ。困ったときには先輩が自然と救いの手を差し伸べてくれるというから、新人たちも前向きに走り続けられることだろう。

職員同士の横のつながりの場を作るべく、部活動が盛んな点は注目しておきたい。フットサルやバドミントン、バスケットボール、テニス、野球、バレーボール、ジョギング、軽音楽など様々な部活動が行われており、部署を超えた職員たちの交流の場として有効活用されている。同会の和気あいあいとした空気は、部活動を通して醸成されているのかもしれない。

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建設物価調査会は東京・日本橋に本社を構えている。最寄り駅は地下鉄小伝馬町。馬喰横山駅や人形町駅からのアクセスも良く、通勤しやすい立地にある。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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