最終更新日:2026/6/1

(株)新来島サノヤス造船

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械
  • 金属製品
  • 機械設計
  • 情報処理

基本情報

本社
岡山県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

壮大かつ繊細! 巨大な貨物船をゼロから生み出し、命を吹き込むやりがい満点の仕事

  • 機械系 専攻の先輩

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仕事の楽しさや自社の魅力を先輩社員が語る

1911年の創業から1世紀以上にわたって造船業に取り組み、現在では「新造船」「修繕船」「ガスタンク」の3事業を展開する新来島サノヤス造船。設計と現場係員、それぞれの職種で活躍する先輩2人に話を聞きました。

■吉田 悠人/2025年入社(写真左)
技術設計本部 造船設計部 機電設計課
香川大学 大学院 創発科学研究科修了

■大畑 航/2018年入社(写真右)
造修本部 工作部 塗装課
福岡工業大学 工学部 知能機械工学科卒業

世界中の海で活躍する船の設計に、自分の個性を詰め込めることが楽しい【吉田さん】

子どもの頃から工作をしたり、プラモデルを作ったりするのが好きで、モノづくりがしたいと考えていました。大学と大学院では機械工学や機械設計を学んでいたので、そのスキルが活かせる仕事を探す中で出会ったのが当社です。造船会社の中でも特に大きな船を造っており、その船が世界中の海で活躍していると聞いたことが入社のきっかけ。私の地元でもある倉敷で、夢のある仕事ができる点に魅力を感じました。

機械工学を学んでいたものの、特別造船に関する知識があるわけではありませんでした。しかし入社してみると私と同じように海洋工学系出身ではない同期が多かったです。入社後の研修を通して船の種類や構造といった基本的な知識を段階的に修得していきました。研修期間中にはドック(工場)で巨大な船が造られている現場を間近で見ることもでき、そのスケール感に胸が高鳴りました。当社が得意とするのは、鉄鉱石、石炭、穀物などを大量に積み込んで運ぶバルクキャリアと呼ばれる大型貨物船ですが、入社前は大きな貨物艙がついたシンプルな構造の船を想像していました。しかし、実際には巨大な船を動かすための様々な機械類が限られたスペースの中に搭載されています。スケール感と繊細さを兼ね備えていることを知り、ますます興味がわいてきました。

船の用途やお客様の要望を踏まえた船全体の基本設計をベースに、実際に運行できるように具体的な肉付けを加えていくのが、私の所属する機電設計課の仕事です。エンジンや発電機、ポンプ、レーダーなどの多様な機械の種類や仕様を検討していくため、お客様の要望を形にするうえで特に重要な役割を担っています。私たちが設計を終えた後、より具体的な配置決めやドックでの製造・配線作業と続いていくので、自分が設計に関わった船が完成するのは数年後のこと。壮大な造船プロジェクトの一端を担っています。

「こんな船にしたい」と、お客様が頭の中にイメージする漠然とした想いを受け止め、形にしていけることにやりがいを感じています。1隻1隻がすべて異なり、柔軟な対応力が問われるので、自分の個性やアイデアを設計に反映できるチャンスが多い仕事です。自由度の高さがモチベーションや向上心につながっています。

ココも魅力です!

「設計図面を見せた時に、お客様から『いいですね!』と喜んでいただけると励みになります。船に対するお客様の想いに自分の想いをのせて、形にする仕事です」(吉田さん)

チームで一致団結し、見た目にも性能にも関わる塗装に情熱を注ぐ【大畑さん】

大型貨物船を中心とした造船現場で、塗装工程を受け持っています。船を構成するパーツごとに塗装を施し、船全体が完成した後にも仕上げの塗装を行うので、1隻の船を造る初期段階から最後まで関わります。塗装は船の見た目に直結するだけではなく、サビを防止する、船底に生物を付着しにくくすることで速度や燃費の低下を抑えるなどの役割を果たす重要なものです。現場で事故が起きないように安全管理を徹底しつつ、作業の内容やスケジュール、クオリティなどを管理し、作業員と協力しながら質の高い塗装を目指しています。

当社が製造する船の多くは全長220~230メートルに及ぶ巨大なものです。そのため、塗装を施す面積も広大なものとなり、1隻の塗装には数百トンもの塗料を使用します。大型船を造る当社ならではのスケール感がある一方で、塗装の厚みにはミクロン単位の精度が求められる繊細な仕事です。当社が創業時から大切にしてきた「まごころこめて生きた船を造る」という理念を胸に、作業員と共に「美しい船を造ろう!」と一致団結して、こだわりやプライドをもって作業を進めています。

塗装の質は船の見た目ですぐに分かるので、完成した船を目にした時のお客様の笑顔や感謝の言葉がやりがいになっています。普段の仕事は倉敷の水島製造所で行っていますが、引き渡した後の船が貨物を積み上げたり、積み下ろしたりする港に行って塗装箇所をチェックする機会もあります。これまでに50隻以上の船の塗装に関わってきましたが、そのすべてに思い入れがあります。情熱をもって塗装に取り組んだ船が、貨物船として活躍している様子を目の当たりにすると嬉しいものです。

先輩のサポートをしながら仕事を覚え、今では塗装工程の責任者として現場を管理できるようになりました。来所した外国人の乗組員に話を聞く経験を重ねることで、日常会話には困らない程度に語学力もアップ。世界を航海する船を造っている当社だからこそ身に付いたスキルです。当社では貨物船だけではなくLPG(液化石油ガス)などのガスタンクも製造しているので、いずれはその塗装工程管理にもチャレンジしてみたいと思っています。

ココも魅力です!

「人間関係で敷居の高さを感じたことがありません。若手、ベテランの垣根がなく、仕事のこともプライベートのことも話しながら、チームで楽しく働けています」(大畑さん)

先輩社員2人が実感する自社の魅力や働きやすさを感じるポイント

【吉田さん】
自由度の高さにやりがいを感じる一方で、マニュアルに沿って進める仕事ではないので、自分の意見や行動力が大切です。受け身の姿勢ではなく、自分で調べたり、質問したりする積極性が仕事を通じて身に付きました。頑張っている人に優しく、やる気を買ってくれる社風なので、質問や相談をすれば、どこまでも親身に教えてくれます。役職や年次の壁がなく、話しやすくて人情味あふれる上司や先輩ばかりです。人の良さに加えて、働きやすい職場環境が整っていることも当社の魅力です。先輩方が皆さん自由に有休を取得しているので、私もプライベートの予定に合わせて気兼ねなく休みが取れています。

当社の製造所で設計・製造した船を実際に動かす試運転に乗る機会があるのですが、その際の船長200メートルを超えるような巨大な船の上から海を見渡した時の感動は忘れられません。当社だからこそ経験できるスケールの大きなモノづくりに主体的に関わり、日々ワクワクしています。人間関係に恵まれ、仕事に夢をもてるからこそ困難な課題にぶつかっても頑張れます。

【大畑さん】
私が入社した後に、当社は新来島グループの一員になりました。お客様から難易度の高い塗装を求められた際に、以前だと自社で検討するしかありませんでしたが、今ではグループ内の他工場にも意見を求めています。同じグループなので、踏み込んだ具体的なアドバイスが聞けて参考になります。多彩な経験を有するグループ企業とのネットワークが活かせることは当社の大きな強みです。

若手の頃は独身寮に住んでいましたが、格安で利用できるので助かりました。結婚して寮を出てからも家賃補助があり、個人負担も少なく済んでいます。また、水道光熱費も基本料金は会社が負担してくれます。生活費が安く抑えられ、若いうちから趣味や貯蓄に使えるお金の余裕がありました。お金の余裕だけではなく、有休が取りやすいので時間の余裕も十分にあります。そのおかげで1週間休みをとって、イギリスに一人旅をしたこともあります。働きやすい職場の雰囲気や制度を活用して、プライベートを充実させられることは、仕事にもプラスの影響を及ぼしていると思います。

ココも魅力です!

ゼロから巨大な船を完成させていく作業は、多くの人の技術や努力、プライドが結集したチームプレー。「まごころこめて生きた船を造る」ために一致団結して取り組んでいる。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 吉田さんが感じる職場の雰囲気
  • 大畑さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

【吉田さん】
私はモノづくりができる企業に絞って企業研究を行い、インターンシップにも10社くらい参加しました。そこで見えてきたのは、当社のように船という完成品を製造する企業もあれば、製品の中に組み込まれる部品を製造する企業もあるということです。オーダーメイドで毎回違った製品を作るのか、既製品を作るのかによっても、仕事の進め方は異なります。モノづくりに興味がある場合は、どんな製品に関わり、どんな仕事がしたいのか、その仕事でどんなやりがいを得たいのかまで掘り下げて考えることが大切です。

【大畑さん】
職場の雰囲気や人間関係は、長く仕事を続ける上でかなり大きなウエイトを占めるポイントだと実感します。数字などで示せるものではないので、会社見学やインターンシップに参加して、そこで働く人や社内の雰囲気に触れ、自分の軸に合う、合わないを確かめてほしいです。当社のインターンシップに参加する学生さんと、先輩社員として接する機会があります。多くの企業のインターンシップに参加している学生さんの方が、質問が具体的で、広い視野で企業を見ていると感じます。業界や職種、企業に対する見識を深める上でも、インターンシップは有益だと思います。

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有給平均取得日数18.1日(2024年実績)、入社3年以内在籍率96.2%(2025年6月1日時点)といったデータからも、働きやすい職場環境の一端がうかがえる。

マイナビ編集部から

今回取材した設計担当の吉田さんと係員として現場を管理する大畑さんは、一つひとつの質問に対して、実体験を交えながら自分の言葉で話してくれた。その言葉の端々から、夢やプライドをもって仕事に取り組んでいること、そして何より、日々の仕事の楽しさが伝わってきた。

新来島サノヤス造船の主力商品は世界の海上交通の要衝であるパナマ運河を通航できる最大の大きさ、通称「パナマックス」と呼ばれる大型貨物船で、船長は200メートルを超えるサイズ。これほどまでに大きなモノづくりに携われる企業は決して多くない。加えて、同社では省エネ船開発において高い技術力を誇っており、カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速する世の中にあって、強力な武器を有している点も魅力と言える。

「明るい」「壁がない」など、取材中にはそれぞれの表現で職場の雰囲気や人間関係についても語られ、その社風に居心地の良さを感じているそうだ。圧倒的なスケール感や働きやすい人間関係、さらには生活支援のための充実した福利厚生など、注目すべきポイントが多い企業だと感じられた取材になった。

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岡山県倉敷市の水島製造所と大阪製造所の2拠点で事業を展開。過去に特殊作業船が「シップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績もあり、高い技術力を誇っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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