最終更新日:2026/7/17

山本漢方製薬(株)

業種

  • 食品
  • 薬品
  • 農林・水産
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
愛知県

取材情報

経営者の視点

品質への徹底したこだわりが、トップシェア商品を生み出す原動力。

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未来に向け、堅実かつグローバルに市場拡大を目指します。

◆代表取締役社長/山本 整
創業者である父の跡を継ぎ、2006年に代表就任。ニッチトップを目指す全社一丸の開発力で、業界をけん引する数々のヒット商品を世に送り出し、多くのリピーターを集めている。

生薬や健康食品のメーカーとして、常に業界トップのヒット商品作りを目指す山本漢方製薬。自社一丸の開発力と原料の栽培からこだわった品質重視のモノづくりで、国内外のファンの心をとらえています。今回は、自社の事業について「世の中の人の健康を手助けできるやりがいある仕事」と語る山本整代表取締役社長に、これから目指す企業の姿についてインタビュー。新工場の稼働に伴う新しい商品づくりから海外展開、働きやすい環境づくりまで、さまざまな思いを伺いました。

原料調達から品質管理まで。自社一貫製造のこだわりで、業界のニッチトップを目指しています。

当社は愛知県小牧市を拠点に、創業50年を迎える漢方製薬メーカーです。ドラッグストア市場で長年高いシェアを獲得している青汁「大麦若葉」をはじめ、生薬や健康茶、サプリメントなど数多くのヒット商品・ロングセラー商品を、通販および代理店販売を通じて全国のユーザーへ届けてきました。業界内外の方に驚かれるのは、すべての製品を自社内で一貫製造していること。大手でも製造工程を外部委託することが多い医薬品業界において、私たちは敷地内に10棟の工場を設け、一からのモノづくりを進めています。

実を言うと、当社ではこれまで専門の開発部門を設けず、製造担当者を中心に各部署からメンバーが集まり、新商品のアイデアや配合、製造方法について話し合いながら形にしてきました。現在は新たに開発部門を設け、そのメンバーを中心にしながら、製造各部署の担当者も加わり、週1回程度の開発会議を行っています。私や専務も参加しますが、堅苦しい雰囲気はなく、「こんなサプリが欲しいよね」「こんな調合にすれば飲みやすいかも?」といったように、自由に意見を言い合っています。

とはいえ市場で1番を目指すには、当たり前の商品を当たり前に作って売るだけでは難しいものです。例えば「大麦若葉」に使う麦は、世界各地の産地の方に協力をいただき、契約農園で無農薬栽培。じっくり時間をかけて育てるために10月頃に種を撒いて、1~2月の厳冬期に刈り取ります。穂が出る直前のタイミングを見計らうのも、「若葉」としての飲みやすさを実現するための大切なこだわりです。口で言うのは簡単ですが、現場の苦労は大変なもの。それでも「100%の力で、少しでも良いものを作りたい」と長年守り続けてきた品質と味の良さは、長くリピートいただけるお客様を増やし、私たちの大きな強みとなっています。

狭い市場でもトップを取れば、さらに多くのお客様に知っていただけます。「大麦若葉」のほかにも、ティーバッグ型の生薬やチュアブルタイプの子ども向けサプリメントなど、考え抜き、こだわりぬいて評価を獲得したニッチトップの商品が、当社には多いんですよ。

創業50年を超えて、目指すもの

ヤマカンの二代目として、子どもの頃から生薬工場に親しんで育ったという山本社長。初代の創意工夫を受け継ぎ、ニッチトップな商品を数多く世の中へ送り出しています。

無借金経営のもと、グミ専門の新工場が稼働し、将来を見据えた挑戦を着実に進めています。

新たなチャレンジとして取り組んできたグミ形状のサプリメント開発も、専門工場の稼働とともに本格的に動き出しました。当社10棟目となるグミ専門工場を新設し、製造設備も導入済み。現在は製造を行いながら、試行錯誤を重ね、より良い品質や製品づくりを追求している段階です。水なしで飲めるグミタイプのサプリメントの構想は、15年以上前から温めてきたものです。アメリカでは主流となっているグミ型サプリですが、製造設備が高価なこともあり、日本では菓子グミも含めて製造できる企業は数社しかないのが現状でした。当社は創業当初から堅実な無借金経営を続けており、今回の工場や設備もすべて自社で賄っています。むやみに事業を拡大するのではなく、地に足を着けながら、未来の社員のための投資としてこの挑戦を進めています。

新卒採用に力を入れ始めたのも、新しいフィールドでの企画・開発を含めて、今までの私たちにはないアイデアを取り入れていきたいからです。最初から、医薬品や漢方に関わる専門知識を求めることはありません。必要なのは、ユーザーに近い目線で「こんなグミを作りたい」「こんな商品があったら面白そう」と、楽しんで考えられる柔軟さとチャレンジ精神です。製造現場でモノづくりの流れを体感しつつ、その人なりの工夫やアイデアを加えていただけたら嬉しいですね。私自身も商品開発には数多く関わってきましたが、考えた企画がすぐにヒットすることは滅多にありません。だからこそ世の中に出した商品が多くの人に認められ、何度もリピートいただけるのは嬉しいもの。売上への貢献はもちろん、自分の思いが世界に通じたのだという達成感、そしてお客様をはじめ、協力いただいた農家さんや売り先の業者さんなど、すべての方に喜んでいただけたという手応えが、商品を生み出す醍醐味なのだと思います。

今はまだ、鉄分やビタミンなど既に錠剤として販売されている商品をグミ状にする段階ですが、ゆくゆくは青汁や生薬のグミも作ってみたいですね。色や品質面など乗り越える課題は多いものの、当社はやはり漢方薬と生薬の会社。その自負を忘れずに挑戦を続けていくつもりです。

創業50年を超えて、目指すもの

医薬品や青汁、健康茶、サプリメントなど、多くの人の健康を支える商品を展開。無添加にこだわり、その原料はペルーや中国、イタリアなど世界中から調達しています。

誰もが未来のキャリアを描きやすい職場へ。若手の視点を入れて環境改善に取り組みたい。

国内に限らず、海外への販路拡大も考えています。「大麦若葉」をはじめ、通販を通じて特に中国での製品認知度は高くなっているので、今後はASEAN諸国やアメリカへも、より強く働きかけていくつもりです。例えばアメリカであれば日系・中華系のスーパーなど限定されたマーケットに注力することで、足がかりにできるでしょう。今でも例年、3月にロサンゼルスで開かれる大規模な自然関連食品の展示会に社員と共に参加し、ニーズの掘り起こしを進めています。会場に集まる無添加・オーガニックな商品やナチュラル加工品の多さには刺激を受けますし、アメリカ人の健康食品に対する意識の変化も感じます。将来的にはアメリカの大きな市場へも入っていけたらと考えています。時間はかかるでしょうが、下地は私たちがしっかり作っていきます。現在はまだ小さな体制ではありますが、海外に向けた取り組みも少しずつ動き出しています。今後はさらに領域を広げながら、展開を加速させていきたいと考えています。若い世代にもぜひ積極的に海外市場の開拓に挑戦してほしいと思います。

社内の課題としては、男女問わず活躍しやすいフィールドをいっそう整える必要があります。これまで製造・営業現場の社員比率が男性に偏っていたため、更衣室などのハード面はまだまだ改善途中というところ。リニューアルに際して現場の思いをできるだけ汲み取れるよう、これから入社する若いメンバーと一緒に、具体的な施策を練っていくつもりです。土日休みで、GWや夏季、年末年始は連休も取得可能。現場のスケジュールに合わせて有給休暇も取りやすい社風です。仮にお休みを消化し切れない時は、現金で買い取る制度もあり。お休みか収入かを自分で選べる点でも喜ばれています。

当社の事業は「世の中の人の健康を手助けできるやりがいある仕事」という、非常にシンプルで分かりやすいものです。自分の仕事が誰かの役に立てる」という喜びは、長く続ける上でも大きなモチベーションとなるでしょう。当社の規模だからこそ、大手では難しいような幅広い業務を経験することも、アイデアを実務に生かすことも可能。私自身も前に進んでいきますし、社員1人ひとりにダイナミックな事業成長を進める面白さと世の中の健康を支えるやりがいを感じてほしいと考えています。

創業50年を超えて、目指すもの

週1回行われる開発会議で新商品のアイデアを共有。入社年の浅い若手も、社長や専務相手に本気で議論できる社風が、ユーザーに寄り添った製品づくりにつながります。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 山本 整さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

近年はネットを通じて企業の情報が簡単に手に入るもの。そこで業績や待遇面をチェックすることで、企業研究を完結できるという人もいるかもしれません。詳しく見ていけば、自宅にいながら業界の動向もかなりの部分まで深掘りできるでしょう。ですが、気になる会社があるなら、そこからもう一歩踏み込んで、実際に現場を訪れてみることをオススメします。どんな社員がいて、どんな雰囲気で仕事をしているのか。工場内はどんな様子なのか。感覚的に「楽しそうだな」「ここで働きたいな」もしくは「ここは自分では合わないな」と判断したことは、将来職場でのギャップを少なくしてくれると思います。

当社でも、伝わりにくい部分を、見学会やファクトリーツアーなどを通じて見てほしいと考えています。受け身で話を聞くだけでなく、その場で先輩社員と話すことも可能です。当社は、意思を持ってやりたいことに手を挙げれば、どんどん自分で挑戦して可能性を広げていける環境。直接顔を合わせた会話の中で、そうした若い社員のエネルギーや現場の活気を感じていただけたら嬉しいですね。今は現場重視のイベントを行う企業も増えているので、使えるチャンスは最大限に生かして、自分の肌感覚に合ったフィールドをぜひ見つけてください。【専務/尾関周二さん】

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「研修制度や福利厚生面も、若い世代の皆さんと一緒に改善していきたい」と話す尾関専務。「前向きにアイデアを出せる人には、やりがいのある環境だと思います」

マイナビ編集部から

漢方薬・生薬のメーカーとしてスタートし、東洋医学の「未病」「予防」の考え方をもとに、多くの人の健康を支えるヤマカン。柔軟なアイデアでヒット商品を次々と世に送り出し、中でも契約農家で丁寧に育てる大麦若葉の青汁は、販売当初から17年連続でドラッグストア業界売上No.1を誇る。(※インテージSRI+データに基づき、同条件において2009年~2025年の各年で売上No.1)

出せば当たるイメージのある同社だが、意外にも「自分で考えたものがヒットすることは滅多にない」という山本社長。だからこそ週に何度も部門を超えた意見交換を行い、より良い原材料を求めて国内外の生産地へ足を運び、商品開発の種を探す時間を惜しまないとのこと。「手先で商売してもダメなんですよ。根っこから相当考えてこだわらないと」─内容の厳しさとは裏腹に、表情はとても楽しそうだ。「そうやって苦労したモノが世の中に出て、皆に喜ばれるって嬉しいじゃないですか。それがモノづくりの面白さだと思いますよ」。

2026年に自社敷地内で新工場も稼働。国内市場でほとんど無かったグミタイプのサプリメントに挑戦するという。「当社は創業から一貫して健康がテーマ。世界中の誰もが望む『健康な暮らし』という課題に、ウチでしかできない商品、ウチだからできる商品で答えたい」という言葉に、創業50年を迎える今も変わらぬ事業への自負と、理想を実現させるためのブレない力を感じられた。

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2027年に創業50年を迎える山本漢方製薬。市場ニーズに広くアンテナを張り、医薬品から健康食品まで幅広い分野で業界トップクラスのヒット商品を生み出しています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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