最終更新日:2026/6/29

(株)青森芝浦電子

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • その他電子・電気関連
  • 機械設計

基本情報

本社
青森県

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

地方に根ざし、グローバルに価値を届けるサーミスタメーカーで活躍する先輩たち

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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専門知識だけでなく、アルバイトなどのあらゆる経験が糧になる

のどかな風景が広がる青森県三戸町。ここにグローバルに展開するサーミスタメーカーの青森芝浦電子がある。先輩たちの学生時代と、その経験が現在の仕事にどのように活きているのかを探る。

今回は、設計部門と製造部門で活躍する2人の先輩に、学生時代の過ごし方や現在の仕事について詳しく話を伺った。

瀬川 武史さん 製造課 所属(写真左)
2019年入社/システム情報工学科卒 青森県三戸郡五戸町出身

水梨 睦斗さん 設計課 設計係 所属(写真右)
2019年入社/電気電子システム学科卒 青森県三戸郡南部町出身

プログラミングもアルバイトも設計職の経験も、すべてが糧に。理想の製造ラインを築くことが、今の目標です

私の入社のきっかけは、少しユニークかもしれません。大学時代、接客業のアルバイトをしていたのですが、常連のお客様の奥様が、地元での就職を考えていた私に「工学系の勉強をしているなら、青森芝浦電子を受けてみたら?」と勧めてくださったのです。そこで初めて、サーミスタという温度センサの電子部品を扱い、幅広く展開している企業が、三戸にあることを知りました。ちょうど大学で説明会も開催されていて、話を直接聞く機会にも恵まれました。地方にいながら世界を相手にした仕事ができる――。それは私にとって、良い意味でのカルチャーショックでした。

当時はサーミスタについてわからない状態だったため、基礎から学び始めました。また、サーミスタだけでなく、温度センサにはどのようなデバイスがあるのか、同業他社についても研究しました。この時期に深く掘り下げて得た知識は、確実に今の自分のアドバンテージになっています。

入社後はFA部門の設計職として、工場で製品を量産するための自動機の設計開発に携わりました。そして今年4月から製造課へ異動となり、現在は製造ラインの管理や改善を中心に、設備のメンテナンスなどにも取り組んでいます。生産数や利益といった数字に直結する部署なので、マクロを活用してExcelの業務効率化を行い、自分がほしい情報を簡単に取得できるようにしたのですが、大学で学んだプログラミングの知識が役立っているなと実感しています。

設計職の頃と比べると、仕事で関わる人の数が格段に増えました。生産性の高い、より良い製造ラインを作り上げるためには、製造現場で働くスタッフとのコミュニケーションが特に重要になるため、学生時代の接客業のアルバイト経験を活かして、自ら声をかけることを意識しながら日々過ごしています。製造課では、自分が取り組んできた仕事の成果が数字として表れるので、大きなやりがいを感じています。

一方で、難しさもあります。会社としては製造ラインの自動化を推進していますが、現場からは新たに導入した機械に対しての懸念の声も上がっています。今後は、設計職を経験した自分だからこそできる折衷案を考え、「人」と「機械」それぞれの強みを活かした製造ラインを実現したいと考えています。
(瀬川さん)

入社して良かったと思うことは?

「地方にいながら首都圏と同水準の待遇を受けられる点です。借上住宅制度をはじめ、福利厚生面も充実しているなと感じています」(瀬川さん)

「できない」を「できる」に変える技術の力。大学で得た専門以外の知識から、新たな発想が生まれることも

皆さんは、サーミスタという半導体製品をご存じでしょうか。この記事を読んで初めて知った方も多いかもしれません。サーミスタは温度変化を読み取るセンサとして、エアコンの室内機・室外機や冷蔵庫、電子レンジ、自動車の各種パーツなど、私たちの身の回りにあるさまざまな製品に使用されています。そのサーミスタ分野において、世界的にも幅広く展開しているのが芝浦電子グループです。その中で当社は、重要な役割を担うマザーファクトリーとして、サーミスタ温度センサの設計開発から製造までを一貫して行っています。

私は設計課に所属しており、サーミスタそのものではなく、「製品の使用環境に合わせて、このような温度センサがほしい」というお客様のニーズに応えるための設計業務を行っています。理想と現実のギャップを埋めながら、お客様の要望を形にしていくことが私の仕事です。最初は実現が難しそうに思えたものが、試行錯誤を重ねる中で少しずつ形になっていく。そのプロセスを自ら体験できることが、設計業務の大きな魅力です。「できない」を「できる」に変える――それが技術の力だと、私は考えています。

大学では電気電子システム学科に所属し、電気回路や電子回路の制御分野、通信分野などを学んでいました。実際に仕事で使う知識の多くは入社後に身につけたものですが、大学時代での学びは、サーミスタ温度センサの設計を行う際などに役立っていると感じています。また、専門分野以外の講義や実験などを通じて得た多角的な視点が、新しい発想につながる場面も少なくありません。実験講義では結果をもとに仮説を立てて考察するプロセスに面白さを感じて、「なぜそうなるのか」を深く考えることが自然と身についていきました。その先で「設計業務に携わりたい」という目標を持つようになり、地元で設計の仕事ができる企業を探す中で、当社と出会いました。学業に打ち込んできた経験があったからこそ、今の仕事につながっているのかもしれません。そして、大学時代に学びに真剣に向き合い、自分なりに考え抜いていた経験は、今も仕事の基盤になっています。

これからも既存の技術を大切にしながら、新しい発想も柔軟に取り入れ、お客様が求める製品を提供できるよう、技術者として成長していきたいと考えています。
(水梨さん)

入社して良かったと思うことは?

「入社直後に研修があり、サーミスタの基礎知識を一から身につけることができました。配属後も段階を踏みながら基礎から設計を学べた点は、良かったですね」(水梨さん)

パートナー制度で新入社員を手厚くサポート。充実した研修と通信教育があり、社員が力を伸ばせる環境です

入社後2年間、「パートナー」と呼ばれる若手の先輩社員が一人ひとりにつき、OJTによる研修を行っていて、新入社員が「誰に聞けばよいか分からない」という状況にならないよう、しっかりとしたサポート体制が整えられています。パートナーは業務の指導だけでなく、周囲の意見を新入社員に伝える“クッション”の役割も担っているので、新入社員にとって心強い存在です。現在は、私も後輩を指導する立場になり、入社当初は一人では何もできなかった後輩が、半年から1年経ち独り立ちしていく姿を見ると、大きな成長を実感し、感慨深いものがあります。また、パートナー期間が終わった後も、先輩・後輩の関係は変わらず続く中で、当社の雰囲気の良さや社員間のチームワークの良さを維持できているのはこの制度のおかげだと思っています。

また、通信教育制度を会社負担で利用することができるのですが、専門技術に関する内容がほぼ網羅されており、業務に関連する講座の他、プレゼンテーション講座で学んだ内容も、現在の業務に活かされています。今後の新人社員も学んだ内容を活かしていけるよう、後輩の育成に引き続き取り組んでいきたいですね。
(瀬川さん)

当社では、新入社員から中堅・管理職クラスまで、それぞれの階層に応じた研修が用意されており、社員のキャリアアップをしっかりとサポートしてくれる環境があります。私の場合、新入社員研修でサーミスタの基礎知識を学べたことはもちろんですが、設計課に配属されてからは、パートナーの先輩社員によるOJTで、設計業務に関する具体的な知識や技術を身につけることができました。分からない点や気になる点があっても、相談できる相手が明確だったため、すぐに解決でき、不安を感じることなく業務に取り組むことができました。

また、プロジェクトを進めるうえで欠かせないスケジュール管理については、当初は難しさを感じていましたが、現在では複数の業務を並行して進める際にも、優先順位を意識しながら計画的に対応できるようになりました。これも、きめ細かな指導のおかげだと感じています。さらに、通信教育制度も積極的に活用していて、100種類を超える講座によって、専門分野を深めることで新しい着想を得たり、これまで知見のなかった分野にも挑戦したりしています。これからも、学びと挑戦を続けていきたいと思っています。
(水梨さん)

入社して良かったと思うことは?

「報告や相談などもしやすい環境ですね」(水梨さん:右)。「新入社員には年次の近い先輩がパートナーとして付くので、心強いと思いますよ」(瀬川さん:左)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 瀬川さんが感じる職場の雰囲気
  • 水梨さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

気になる企業を見つけたら、その同業他社についてもあわせて研究してみましょう。例えば、「A社の基本給がB社より高いのはなぜか」といった疑問を持ち、比較することで、「A社の方が売り上げが伸びている」など、さまざまな発見があるかもしれません。業界を深く理解し、それぞれの企業の得意分野を知ることは、企業研究の時期の検討材料になることはもちろん、社会に出てからの大きなアドバンテージにもなるはずです。また、人と関わる経験もとても大切です。個人的には、コミュニケーション力を身につけることができる接客業のアルバイトをおすすめしたいですね。
(瀬川さん)

企業研究で最も大切なのは、「自分は何をやりたいのか」という軸を持つことだと考えています。私の経験で言うと、当時は「設計業務に携わりたい」という思いを軸にしていました。そこに「地元の企業で働きたい」といった条件を一つずつ加えていくことで、自分に合った企業を絞り込んでいきました。とはいえ、「自分が何をしたいのか」を明確にするのは簡単なことではありません。だからこそ、皆さんにはインターンシップや会社訪問、職場見学などに積極的に参加することをおすすめします。実際に現場を見ることで、きっと何らかの“気づき”が得られるはずです。
(水梨さん)

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芝浦電子グループのマザーファクトリーである同社。自動車センサ、空調機用センサ、家電センサなど、さまざまな製品の開発・製造を手がけている。

マイナビ編集部から

温度変化を読み取るセンサとして、さまざまな製品に使われているサーミスタ。身の回りを見渡してみると、コーヒーメーカーや電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫、IH調理器、エアコン、自動車など、サーミスタが組み込まれている製品は数多くある。外側からは見えにくい存在だが、私たちの生活を支えるうえで欠かせない存在であり、そのサーミスタが青森芝浦電子で開発・製造されている可能性は、実はとても高い。青森芝浦電子は、サーミスタメーカーである芝浦電子グループのマザーファクトリーとして、開発から製造までを担っているからだ。

サーミスタの需要は世界規模で年々拡大しており、同社も積極的に海外展開を進めている。青森にいながら世界を相手に仕事ができる――。その魅力は、今回の取材でも多くの先輩社員が語っていた。中には、「自分が設計し、製造に移管するまで関わった製品が、現在は新型のハイブリッド車に搭載されています。街で見かけるたびに誇らしくなりますね」と話してくれた先輩も。

もう一つ、ぜひ伝えたいポイントがある。それは、若手社員同士の仲の良さである。部署の垣根を越えて交流があり、仕事以外の場面でも関係性を深めているという。やりがいある仕事に挑戦したい方、そして職場の雰囲気の良さを大切にしたい方は、ぜひ一度、企業研究をしてみてほしいと感じられた取材だった。

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若手社員が多く、明るく和気あいあいとした雰囲気の職場だ。社員同士の仲の良さも特徴で、夏祭りや新年会など、親睦を深めるイベントも多数開催されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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